沼野充義のレビュー一覧

  • 完全な真空

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    短編集
    SFらしく、学者のこころに満ちている

    ● 「新しい宇宙創造説」

    “教養のある人ならばこの著作の題名くらいは知っているでしょうし、著者の名前も聞いたことくらいはあるでしょう。しかし、それだけのことです。

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    2022年10月31日
  • インヴィンシブル

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    SFの巨匠スタニスワフ・レムの名作。『エデン』、『ソラリス』と並ぶ、ファーストコンタクト三部作の一角。国書刊行会"スタニスワフ・レム コレクション"より、ポーランド語原典から訳された新訳版が発売されたので、この機会に手に取ってみた。

    琴座の惑星レギスIII着陸後に消息を絶った宇宙船コンドル号を捜索するため、姉妹機であるインヴィンシブル号がレギスIIIに降り立つ。この砂漠で覆われた惑星で乗員らが目にしたのは、荒廃した"都市"の跡、そして"何か"の襲撃を受けて沈黙したコンドル号だった。コンドル号に一体何が起こったのか。この"砂

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    2022年05月20日
  • 地球の平和

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    レムの最後の作品。
    あまりにも複雑であちこちち話が飛ぶのでわかりにくい。
    ところどころは極めて鋭いのだが、過去の泰平シリーズとは一見似ているようだが、主題の見えなさが全然異なる。
    正直、期待外れ。

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    2022年02月14日
  • 新訳 チェーホフ短篇集

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    小林聡美推薦の一冊。初チェーホフ。ふーん、そんな世界があるのかあ、と。

    1900年前後、ロシアのとある場所は、こんな感じの物語がどこかでおこり、こんな感じの会話が交わされていたのかな?

    ワーニカ、子どもがじいちゃんにがんばって手紙を書く話。無防備であったところに、かわいそうすぎる話を読んでしまい、胸が苦しくなった。なんというか、いまも、そのかわいそうな後味が胸の奥に残っている。これが文豪と言われる所以か?

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    2021年06月13日
  • ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う

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    英語も国語も実用重視という気持ちは分かるが、
    若者たちの何ができていなくて、
    今後何を期待したいのか政府も企業側も明確に分かっていないから迷走するのではなかろうか。

    若者たちだからこそ持つ力やリテラシーには
    簡単に甘えて労働力にするけど
    昔ながらの仕事のこなし方に順応しなかったり
    政府や企業が期待する方向性にハンドリング
    ができないから
    実用的な力がないんじゃないの、
    というのは違う気が...

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    2021年01月16日
  • 完全な真空

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    いやー、脳みそ疲れたー。(※鴨注:心地よい疲れヽ( ´ー`)ノ)
    「架空の書籍を対象とした書評集」という、何をどうしたらそんな発想が出るのかというぐらいメッタメタにメタな作品なわけですが、ボルヘスが先鞭を付けているそうですね。文学の世界は奥深いよ・・・。

    架空の書籍の構成を考え、さらにそれを評価する筋道も立てる必要があるという、面倒くさいこと極まりない構造をしていますが、虚心坦懐に読むとこれがなかなか面白い。特に、前半の小説パートは、こんな本が本当にあったら是非読んでみたい!と思わせる、エキサイティングで冒険的な作品が並んでいます。「親衛隊少将ルイ十六世」と「ビーイング株式会社」は、鴨も是非

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    2020年12月10日
  • 世界は文学でできている~対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義~

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    面白くないわけではないのだが、毎回開幕の沼野氏の1人語りがやたらと長い。
    導入の語りを相手側が消化しきれないまま、ちょっとつまむ程度で進む感じなので、その長い語りは必要だったのか?となってしまう。

    最後の亀山氏との対談が一番面白かった。
    こちらもやたらと話が前後して、あまり噛み合ってる感じはないのだが、どちらも好き放題話すので、一周回って変な安定感がある。
    研究分野が被っているからこそだろうか。

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    2020年09月08日
  • 完全な真空

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    文庫化されて飛びついた、
    架空の本の書評群という体裁のメタフィクション短編集
    『完全な真空』(1971年)。
    順序が逆で、後から刊行されていた《実在しない未来の本の序文集》
    『虚数』(1973年)を先に読んだので、
    多分ついていけるだろうと思って(笑)。
    収録は全16題。

    ■完全な真空
     ワルシャワで出版された
     スタニスワフ・レム著『完全な真空』の書評
     (という触れ込みの文章)。

    ■ロビンソン物語
     パリで出版された
     マルセル・コスカ著『ロビンソン物語』の書評
     (という触れ込みの文章)。

    ■ギガメシュ
     ロンドンで出版された
     パトリック・ハナハン著『ギガメシュ』の書評
     (とい

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    2020年01月29日
  • 8歳から80歳までの世界文学入門~対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義4~

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    小川洋子さんの所だけ4つ星。

    あとは4度目のドジョウなもので繰り返し感が否めず。子どもの本という視点も熟し切れていない。

    ・一つの小説を海に喩えると、案外、作家って上の方を泳いでいる。水面近くを泳いでいて、あまり深く考えていない。考えすぎるとかえってよくないことがあって、流れに任せている方が遠くまで行ける。しかし、翻訳家は一回、完成されたテクスト、織物をほどかなければいけない。一番海底深くまで潜っているのは、編集者でも読者でもなく、校閲者と翻訳者だ。
    ・テロとは翻訳の失敗、文明の誤訳。

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    2016年10月13日
  • かもめ

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    話自体はとっても短いし、文字大きいし、
    すぐ読んじゃいます。
    ラストが秀逸すぎる。忘れられません。
    後味はわりと悪いです。が、忘れられません。

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    2016年02月27日
  • かもめ

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    チェーホフの戯曲。
    チェーホフ本人は喜劇だと言っているそうだが、私からしたらコースチャ、ニーナ、トリゴーリン、アルカージナのドロドロメロドラマという感じ。

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    2014年07月21日
  • かもめ

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    ネタバレ

    率直に感想を書くと、よく分からなかったに尽きます。人物の紹介が始めにあるのですが、図とかしてくれていたらもっと分かりやすくなると感じました。もう一回読んでみようと思いますが、分からないなりに読んだ感じでは悲劇としか思えませんでした。これを喜劇というチェーホフの考えが読みとれませんでした。

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    2013年01月14日
  • かもめ

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    「理解できない」というのが、正直な感想。
    まず主人公が不在のため、どこに焦点を当てて読んでいいのかがわからない。焦点が定まらないためどの人物にも感情移入ができず、作中で起こる悲劇にも共感できない。
    また、チェーホフは登場人物の悲劇を笑いに変えるシニカルな描きかたをするのだが、私には悲劇は悲劇としか感じられず、笑うポイントがわからない。
    他の作品も読み進めているところだが、私には高度すぎて理解できそうにない。

    ただひとつ言えることは、ドストエフスキーやツルゲーネフの去ったあとの時代を生き抜くために、主人公不在の気分劇を産み出したチェーホフの革新的な取組みはとても面白い。

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    2012年10月28日
  • かもめ

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    素敵な女性を待っている間にバーで少しだけ飲みながら読んじゃったものだから、ドッブリと感情移入してしまいました。

    悲劇か喜劇かが問われる本書だそうですけど、さて、どっちですかね。

    まあ、私の場合、こんな状況で読んじゃうのは喜劇ですよね。

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    2012年10月11日
  • 世界は文学でできている~対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義~

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    タイトルがいいですね!!

    本当にそう思う。

    ちょっと難しいかな?

    でも、タイトルに唸ったら読んでみよう!

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    2016年05月21日
  • 新訳 チェーホフ短篇集

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    なっちゃんのはなしが好き!「いたずら」(今までは「たわむれ」と訳されてきた)雑誌初掲載の結末と、その後文庫化した時の結末がこうも違うなんて!もちろん改訂版の方が、味のある結末になってるけど、初版のハッピーエンドもこれはこれで考えさせられる。ロシアの広大な大地と寒さ、ロシア人の人柄、少しだけ垣間見れた。

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    2011年09月03日