まさきとしかのレビュー一覧
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大好きな三ツ谷&田所シリーズ3作目。
今回も哀しい話だったけど、今までで1番綿密に練られてたしミステリーとしての出来がめちゃくちゃ高い。
若い母親が撲殺された現在のパートと1990年代の北海道の離島パートが最初は点と点の関係でしかなかったのに、一本の線になった瞬間、謎がどんどん明かされてく感覚が気持ちいい…!
ただ伏線が多いわけじゃないし、現在パートが何年何月なのか明示してないから、当てるのは難しいかも。それでもミステリーでたまにある無理矢理感は一切ないから、当てれなくても悔しくない。
読み終わった後だとタイトルの意味がガツンとくる…。 -
Posted by ブクログ
タイトルの〈レッドクローバー〉は、登場人物の名前から取られています。
日本語にすればアカツメグサ。花言葉は「幸運」「希望」。
そして、それらから遠くかけ離れた物語が始まります。
幸運にも希望にも見放されたような、母娘たちが入り混じりながら、罪を犯していきます。
小説は五章からなり、章の中でも語り部と年代を変えながら、じっくりと負の連鎖が続きます。
まさきさんの特徴でもある、歪みある愛情の物語であると同時に、しっかりとしたミステリーでした。
むしろミステリーがしっかりしすぎていて、自分の理解したストーリーで合っているのか、不安になるほどでした。
けれど、その理解できない行動の中に登場人物 -
Posted by ブクログ
まさきとしか『レッドクローバー』幻冬舎文庫。
一種のイヤミスかと思いながら読み進めば、正統派のサスペンス・ミステリー小説だった。但し、最初から最後まで、ずっと嫌な気持ちを抱えて読むことになることは覚悟しなければならない。
前半から中盤までは、真梨幸子の『殺人鬼フジコの衝動』のような感じなのだが、終盤になると深刻度が増していく。閉鎖的な町に由来する悪意の連鎖が普通の人びとの心を悪魔の心に変えていくのだ。
和歌山カレー事件を彷彿とさせるような豊洲のバーベキュー場で起きたヒ素による大量殺傷事件。容疑者の34歳になる丸江田逸央は「ざまみろと思ってます。」という言葉を残したまま多くを語らなかった -
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「ゆりかごに聞く」2019改題
そして、この改題が読後によく効いてきます
虐待を疑われ、自分の産んだ子供を
夫と義母に預けるしかなかった主人公
彼女の元へ 警察から21年前に死んだはずの父親の新たな遺体が発見された連絡が入る
その真相を知る為 父親の記憶とそれまでの生活をたどっていくと 自分の存在まで危うくなる
母親とは 母性とは を辛辣に
誰しも経験するかもしれない子育の葛藤
祝福されるべきだった子供達の愛情から遠い情景
容赦なく文章にしていきます
愛している演技も続ければ現実になる
そして、真実になるかもしれません
まさきさん 厳しくて好きです