まさきとしかのレビュー一覧

  • あなたが殺したのは誰

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    ミツヤ&タドコロコンビ第三弾。1番引き込まれた。
    時代も場所も異なるのに、最後には全て繋がる。そして、必ず裏にある家族の歪んだ形。筆者の世界観が暗く重く、でもはまる。

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    2026年03月29日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ミツヤ&タドコロコンビ第二弾。こちらも一気読み。家族のゆがんだ形を書くのにとても才のある筆者。
    自分も一つボタンが掛け違えられていたらどんな人生になっていたか、考えさせられるくらいには「すぐ隣にある日常感」があった。

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    2026年03月29日
  • あなたが殺したのは誰

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    悲しい負の連鎖だ。
    一見なんの接点もない2つの事件がどのように絡んでくるのか、期待しながら読んだ。
    なにげなく取った大人の行動が、当時子どもだった者に少なからず影響を及ぼしている。
    (リゾート開発の中止という社会的なことから、夫婦や親子の問題まで)
    その中でも母親が早くに亡くなることは、子どもの中に暗い影を落とす。
    まさきとしかはこれで4冊めだけど、共通して言えるテーマは「母と子」。
    三ツ矢の生い立ちもそうだし。
    このシリーズはこれからも続くのかな。
    三ツ矢のお母さんの事件の犯人は、いつかわかるのだろうか。

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    2026年03月20日
  • 彼女が最後に見たものは

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    三ツ矢&田所刑事シリーズ、第二弾

    前回「シリーズ前後したけど、影響なさそう」と
    書いたものの、やはり肝心の三ツ谷と田所の関係性が微妙に変化していて、やはりシリーズものは、順番間違えたらダメだなと実感(笑)
    今回も胸が締め付けられるような事件だった。
    承認欲求モンスター恐るべし。そして、その欲求の満たし方が気持ちが悪い(Instagramでよく見かけるけどw)
    だけど、他者によく見られたい。
    そんな気持ち痛いほどわかっちゃう。
    ほんの数mmのズレはいつの間にかとんでもなく歯車は狂っていく。
    フィクションなのにまるですぐ側でいつ起きてもおかしくない物語には身につまされる思いも…。

    三ツ谷の言葉が、自分のこれまでの生き方とこれからの生き方を考えさせる。
    命が尽きる時、どんな最期であったとしても生まれてよかった、いい人生だったと思えるものでありたいな。

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    2026年03月08日
  • 彼女が最後に見たものは

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    前作よりも面白かった。
    相変わらず、登場する女性は極端な思考の持ち主だし、男性は女性に比べて描写があまり濃くないように感じた。

    隠された情報が次々と分かり、その過程から推理していく。そんな楽しみを味わうことができた。

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    2026年02月25日
  • 祝福の子供

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    実の親から愛されなかった子、血縁のない親から愛された子、自分の母性や父性に自信がない親
    どの子も世界から祝福されて生まれてきてほしい
    親の演技をし続けていればそれがいつか本当になるという

    愛されなかった弟に、愛された姉はどうするのだろう
    良い終わり方だった

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    2026年02月15日
  • レッドクローバー

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    まさきとしか、面白い
    今まで全然存在を知らなかったのが悔しい

    あの家もこの家も、お母さんしっかりしてよって思い、そしてそれが連鎖していくのかと愕然とする

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    2026年02月01日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    夫に浮気されて離婚し、引きこもり生活を送っていた主人公澪子、自称有名イラストレーターでバツ2でパニック障害持ちの姉 香波がふたり揃って実家に出戻り。
    「息をするのがめんどくさい」と言う兄と、がさつで大笑いする母との生活が始まった。

    人生設計とおりにうまくいくことはない。
    「ちょっと前のこと」を繰り返して、足跡を残していくのだっていいじゃないか。

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    2026年01月13日
  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    初作家さんです。

    登場人物の女性たちが、誰も彼も
    ドロドロと気持ちの悪い曲者だらけ(褒めています)
    良妻と見える勝木の亡妻 美和子でさえ
    後ろ暗さを感じさせます。
    そこに田舎特有の陰湿なヒエラルキー構造と
    ありますか、田舎に限らないどこにでもある
    不気味さ陰険で悪意が満ち満ちて吐きそうになります(褒めてるんです)

    タイトル「レッドクローバー」は
    実際に存在する植物でもあり、シロツメクサの
    仲間らしい。
    乾燥させハーブとして、ホルモンバランス調整
    更年期症状や血液浄化の効果が期待され
    また「幸運の象徴」としても親しまれているという。

    それを知って本作を読めば
    なんとも皮肉なタイトルなんでしょう。
    登場人物ごとに現在、過去と行き来があり
    前半はまどろっこしさを感じましたが
    中盤からはより一層の闇深さが加速展開し
    432頁、イッキ読みでした。

    「レッドクローバー」
    いまはどこで根を張り巡らしているだろう。
    気になります。

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    2025年12月16日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ


    小野宮が救われて欲しいとは思えない。だけど、誰も救われない結末で、全て小野宮にとっての希望だったと考えるととても哀しい気持ちになる。
    せめて宍戸が約束を覚えてくれていたら、宮原に真実を打ち明けていたら、少しはすっきりとしたかもしれないけど、それで小野宮が、自分自身が救われたと思えるわけじゃないから。。
    物語内で宮原が最後まで真実を知らないままでいるのがリアルだった。
    誰しも心に抱えているものがあるし、それが明らかになるとは限らない。

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    2025年12月13日
  • レッドクローバー

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    東京のBBQ場で起きたヒ素を使った大量殺人。十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件を記者の勝木は思い出す。
    長女だけが生き残ったその事件。

    視点が細かく入れ替わるけど読みやすかった。
    そして怖い。負の連鎖。忌まわしさ。田舎の閉塞感。

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    2025年11月07日
  • 完璧な母親

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    母親完璧教の母親が目を離した隙に、息子が池で溺れてしまい、すかさず同じ誕生日で産み直した娘。毎年毎年誕生日の度に亡くなった兄の誕生日を祝い、娘の分はつけたしのようで、母は兄の好物は知っていても、娘の好物は知らない。娘を息子の生まれ変わりだと固く信じる母に育てられた娘は…

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    2025年11月06日
  • レッドクローバー

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    タイトルの〈レッドクローバー〉は、登場人物の名前から取られています。
    日本語にすればアカツメグサ。花言葉は「幸運」「希望」。
    そして、それらから遠くかけ離れた物語が始まります。

    幸運にも希望にも見放されたような、母娘たちが入り混じりながら、罪を犯していきます。

    小説は五章からなり、章の中でも語り部と年代を変えながら、じっくりと負の連鎖が続きます。

    まさきさんの特徴でもある、歪みある愛情の物語であると同時に、しっかりとしたミステリーでした。
    むしろミステリーがしっかりしすぎていて、自分の理解したストーリーで合っているのか、不安になるほどでした。

    けれど、その理解できない行動の中に登場人物たちの生々しさが息づいているように思います。
    母と娘の関係、その赦しの難しさが、静かに罪を重ねていく。
    タイトルの〈レッドクローバー〉が象徴する希望は、彼女たちの誰の手にも届きません。

    小説ですので、こんな厳しい村は現実にはないでしょう。
    それでも、私の実家があった町にも、「あの橋を渡ってはいけない」と言われていた地域がありました。
    思い出して、少しだけ胸がざわつきました。

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    2025年10月17日
  • レッドクローバー

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    一気読み。つまり面白かったと思う。
    どんでん返しの連続だったし。
    ただ、救いはないなぁ、とは思う。
    再読は、きっとしない。
    ミステリーとしてはよくできてる。

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    2025年09月29日
  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    まさき先生といい、櫛木先生といい
    やっぱりこういう本がとんでもなく好き!!

    娘と母、、因習村、、

    最初はちひろ大丈夫か?
    あまり三葉と仲良くしない方が、、、なんて思っていたのにどうしてこうなった

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    2025年09月19日
  • レッドクローバー

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    まさきとしか『レッドクローバー』幻冬舎文庫。

    一種のイヤミスかと思いながら読み進めば、正統派のサスペンス・ミステリー小説だった。但し、最初から最後まで、ずっと嫌な気持ちを抱えて読むことになることは覚悟しなければならない。

    前半から中盤までは、真梨幸子の『殺人鬼フジコの衝動』のような感じなのだが、終盤になると深刻度が増していく。閉鎖的な町に由来する悪意の連鎖が普通の人びとの心を悪魔の心に変えていくのだ。


    和歌山カレー事件を彷彿とさせるような豊洲のバーベキュー場で起きたヒ素による大量殺傷事件。容疑者の34歳になる丸江田逸央は「ざまみろと思ってます。」という言葉を残したまま多くを語らなかった。

    雑誌記者の勝木剛は豊洲バーベキュー事件から12年前に北海道灰戸町で起きた灰戸町一家殺害事件を思い出す。灰戸町一家殺害事件とは、夫、妻、小学校3年生の長男、夫の母親がヒ素により殺害され、長女だけが生き残ったという事件であった。

    当時、事件取材を行った勝木は、事件現場となった家の中で生き残った長女の赤井三葉がカップラーメンを啜っていた光景を思い出す。

    事件直後、赤井三葉が犯人ではないかと疑われたが、その後に姿を消しており、勝木は、豊洲の事件も再び赤井三葉が関与したのではないかと疑念を持つ。

    勝木は赤井三葉の姿を追い、北海道の灰戸町に向かう。

    本体価格900円
    ★★★★

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    2025年09月16日
  • ある女の証明

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    周囲の人いわく、貴和子は平凡な女性、地味な女性、でも妙な色気のある女性。
    貴和子が誰かに直接手をかけたわけではない(ラストの事件は意味深)、でもなんだか落ち着かない不穏な空気感を周囲に与える貴和子。
    貴和子の存在自体が復讐なのかもしれない。

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    2025年09月08日
  • ある女の証明

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    以前、「きわこのこと」は読んでいたけど、こちらがその改題だと知らずに読んでしまった。
    でもかなり前でうる覚えだったのでまた楽しめた。
    きわこは一体何者だったんだろう?
    読んだ後も想像は膨らんでモヤモヤするばかり笑

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    2025年08月17日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ

    最後は、まさきさん作品らしくもやもやが残りました。
    楠生は、ずっと子供のままの楠生で、ある意味純真無垢なまま大人になってしまったんだなと楠生の人生を思うと切なくて愛おしかった。うーん、出会ってしまったら救う会のメンバーになっていたかもしれないな笑
    真美と母の物語がどちらかというと、今までのまさきさんの作品らしく感じたが、今回の楠生をめぐる物語も今までと違う感じがしてとても良かったです。
    貴子先生の判断は正しかったのか分かりませんが、貴子先生もまた楠生の思いに影響を受けたのではないだろうか。

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    2025年07月11日
  • 祝福の子供

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    この作品まさきさんの作品の中でもすごく好きかもしれない…
    まさきとしか作品は女として母親として読むことがキツいと思う
    そこが好きなのだけどね♪
    今作はほんと色々な母親が出てくる
    そしてまさきさんの言葉が刺さります。

    世間から褒められる母親像はキビしい
    結婚、妊娠、出産、育児…
    この4つの事は女性が身内どころか他人にまで勝手に口出しされて…ツラいですね



    読み手が女性か男性かの違いだけじゃなくて
    色々な受け止め方がある作品だと思った
    ミステリーとしても良い作品でした(^-^)

    男の方のレビューも気になりますね…



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    2025年06月01日