まさきとしかのレビュー一覧

  • 熊金家のひとり娘

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    ネタバレ

    母に人生を翻弄された母娘の物語。

    第一章 1971年 北の小さな島
    第二章 1992年 霊園からの脱出
    第三章 1995年 四次元冷蔵庫
    第四章 2010年 ペテン師と鮑の神様
    終章  最後の手紙

    北海道の島で育った一子は、母を失踪で亡くし、祈祷師の祖母に育てられた。

    祈祷師の家代々、女の子が継承し、女の子を生むことを定めとした呪縛から逃げ出した一子。

    しかし、一子も娘二人を授かるも、同じように子供たちも一子の呪縛から逃げられないでした。

    やがて家庭は崩壊し、一子は失踪してしまうが、娘たちは後々真相を知る。

    誰にでもある母性の強く、醜いエゴみたいなものが、人生を狂わせる。


    初め

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    2020年06月04日
  • いちばん悲しい

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    ネタバレ

    プロローグですでにわくわく。人の不幸は蜜の味というのは本当だなと思うと同時に、こんなにわくわくしている自分が嫌になる(笑)。タイトルとジャケットも秀逸。

    雨の夜の刺殺体。被害者は男性で、どう見ても怨恨。うだつの上がらないサラリーマンなのに浮気していたことが判明。しかも不倫相手は彼が離婚調停中だと信じていたうえに偽名を使われていた。妻は冴えない夫に浮気する甲斐性があるとは夢にも思わず。

    どろどろです。妻と愛人ほか誰にも共感できません。好きになれそうな登場人物といえば女性刑事ぐらい。コンビを組むのは暴言だらけの男性刑事ですが、シリーズ化でもされたらこのコンビは意外に良くなるかもと思えます。

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    2019年12月02日
  • いちばん悲しい

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    母がしんどい系イヤミス。
    親が子に無償の愛をそそぐなんて嘘っぱちだ。子はいつだって親を愛したいのに。

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    2019年10月17日
  • 玉瀬家、休業中。

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    家族のあり方を独特の視点で描いていた。家族だからとわかり合えるとは限らない。家族だからとはいえ、所詮は他人。何を考えているのかなんて本当はわからない、確かにその通りだなぁと思った。

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    2019年01月05日
  • 玉瀬家、休業中。

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    離婚した澪子はパニック障害を発症し闘病中の姉香波と一緒に母が一人暮らしをする実家に帰った。
    時を同じくして、行方不明だった兄も帰ってきて、引きこもっていた。
    40代、妙齢の兄妹と母の4人暮らしが始まった。

    不思議な話。
    でも、こういう家族はきっといると思わせるリアル感もある。
    澪子のウジウジした感じは好きになれないけれど、家族の元で少しずつ再生していく様に、期待が持てそうな予感を感じた。

    青空を見上げて、素直に気持ちいいと思える人で私はいたいと思う。

    それにしても、ノーリー、話し方バカボンのパパみたいだった…

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    2018年10月24日
  • 熊金家のひとり娘

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    田舎のくだらない風習の呪縛のせいで苦しまなければならない娘達が不憫でならない。
    馬鹿げてる(︶^︶)好きなように生きて欲しい。

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    2018年08月24日
  • 完璧な母親

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    大事な我が子を突然亡くしたら?自分の子と他人の子が同時に危ない目に遭っていたら?いいお母さんて何?親が恐れる事態や悶々とした案件に心が掻き乱され考えさせられる。「自分の子供を守るために仕方なかった」は母親ならではの本音。そこを否定できないある意味物凄く怖い本だった。
    育てられる側の悲しみがこもった「母親って自分に都合よく考える生き物だよな」の涼太の言葉も忘れ難い。
    真相が分かっても、大切に思うがゆえに誤り愛するがゆえに壊してしまう母親の危ういバランスの愛の上で親子関係は続く。永遠に答えが出ない関係なのだろう。

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    2022年08月23日
  • スピーチ

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    二転三転とする物語

    イヤミスを最近読んでいなかったので、こういうことだったと改めて感じました
    読み終わってもざわざわする感覚。
    表紙すらもザワザワとさせられます

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    2026年01月04日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    母親の執念と、登場人物の心理描写が深い
    後半にどどっと見え方が変わってくる。急にイヤミス。
    一部と二部が後半までリンクせず不安になったけど、最後繋がってすっきり



    メモ

    母親 息子が死んだ→たまたま同時期に起こった殺人により、何も悪くない息子が責められる→私が悪い→息子は死んでないと思いこむ→遺書により息子が愛した同級生に依存する→15年後に同級生の夫と不倫相手殺害

    息子 [二部で判明]動物を殺していた→人を殺してみたい→同級生の境遇が後押しに→同級生母の殺人(人違い)→警察に捕まるわけ(大好きな母に知られるわけ)にはいかない→[一部]事故死
    …部活をサボって好きな子に会いに行ってたと

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    2026年01月02日
  • あの日、君は何をした

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    オーディブルで読みました。お母さんの感情的な話が聞くに堪えない。でもそれは、事件に関連してくるから、なくてはないモノだろう。個人的には、私は女性が、感情的になってわめくシーンがあまり好きになれない。

    ストーリーは、すごいと思う。でも、ラストまでいっても、なんだか、割り切れないモヤモヤが残る。

    結局は、自分の好みの問題だけれども、感情的に、あれやこれや揺れ動いても、最後に、伏線などをバシッと拾ってくれる小説が、好きだ❣️途中でモヤモヤしても、最後にスッキリしたい。

    でもきっと、作家さんは、読者を、モヤモヤ、させたかったのだろうね〜

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    2025年12月30日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    うーん…
    二つの事件がどうつながっていくのかなかなかわかりづらかった
    途中までは面白かったが犯人のそこまでにいたる気持ちの変化がちょっとむりくりすぎるかなと…

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    2025年12月28日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    三ツ矢刑事シリーズ続編。
    クリスマスイブに空きビルで身元不明のホームレスと見られる女性の遺体が見つかった。指紋がデータベースと一致し、千葉県の男性殺人事件の事件現場で見つかった指紋の持ち主と判明。被害者の妻に会いに行くが…。

    色々入り組んでいて人間関係が複雑に絡み合っている。出てくる登場人物はそれぞれに繋がっている。最後の最後まで全部繋がっていてびっくり。
    話の中心となる、殺されてしまったホームレスの女性・松波郁子。郁子は正直悪いところはなく、助けを求めた保健福祉センターで心無いことを言われ、夫を亡くしてから自分を責めている。保健福祉センターの担当者を見つけた時も後を付けるだけで思いとどまっ

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    2025年12月27日
  • スピーチ

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    二転三転するストーリー、読んでも読んでもタイトル「スピーチ」との関連がわからない
    はやる気持ちで一気読み

    予想外の結末に驚き、タイトルの意味もわかった
    最後の「スピーチ」は、テイストは違うが最近読んだ村田沙耶香さんの『世界99』の下巻で“かわいそうな人のもっと下に見えない人”という言葉が浮かんできた

    女性刑事バディものとして緑川は凛としてカッコいいのだが、若い環奈にもう少し魅力が欲しかった
    今後再登場があれば、成長した姿を見せてほしい

    それにしても結末がわかってもスッキリしない読後感、これぞイヤミス
    人ってわからない…恐ろしい…モヤモヤします

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    2025年12月23日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    事件の真相が分かった後もすっきりとはせず、考えさせられる物語でした。様々な人の思惑が複雑に絡んでいて、その結果殺人という悲劇が起こってしまったのだなと実感します。幸せ家族に酔っていたいづみの、息子を失ってからの変貌に「完璧な」母親の狂気を感じます。刑事の三ツ矢さんの飄々とした雰囲気が物語の良いアクセントになっていると思いました。

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    2025年12月22日
  • 祝福の子供

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    全体はミステリの構成で、且つ
    親になれば子どもを愛するのは当然なのか、と問いを投げ掛けてくる骨太なお話だった。

    子どもに「供」の文字を使わなくなっていることが多いけど、
    この本のタイトルはまさしく、
    供える・隷属する意味が思い起される「子供」がしっくりくる。
    主人公の宝子をはじめ登場する人は皆、親に翻弄されて、生きながらあがいているから。

    だけど読み終えると醜くあがくことになったとしても、あがくことこそがだいじなんだと思えてくる。
    「祝福の子供」というタイトルは、なんか人間讃歌のようだと思った。

    まさきとしか作品は初読みでしたが、他の作品も読んでいきたい。

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    2025年12月21日
  • あの日、君は何をした

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    屈折した人間関係を描く殺人事件ミステリー。

    ある男子中学生が殺人犯に間違われて事故死し、家族の幸せは崩壊してしまう。事故も忘れ去られた15年後、別の場所で女性が殺害され、その不倫相手が失踪する事件が発生。担当刑事は一見無縁な2つの事件に繋がりを見出して・・・

    次々と場面が移り変わりながら話が展開していく子気味良い筆が印象的。事実が1つ明らかになると疑問符も1つ追加される感じで、どんな結末になるのだろうワクワクさせられました。読中感や良し。

    最後に読者の脳内に描かれる地図はちょっと不自然なものに感じられました。
    「えっ、そこをつなげちゃうの!?」というのが、私には心地よい驚きでなく違和感で

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    2025年12月17日
  • スピーチ

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    本筋と並行して語られる母親の告白文に説明されながら何となく感じていた違和感が明らかになってもさらにその上の真相があった。狂言回しのような口で考える新米警官の環奈にはイライラさせられた。

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    2025年12月17日
  • スピーチ

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    おもしろかったんだけど、なんか ざわつく感じがして。あーこんな感じを残すのが まさきとしか風なんだろうなで、納得する私。事件、結局 犯人は、本当に悪い人は 誰なんだ?もぅ 登場人物全員に イラついてしまうし、イヤミスだからこれでいいんだろうけどどこか、なぁんか違うんじゃね?みたいな。結果 そこに落ち着くんだー、そうくるんだー、になっちゃった私は ちょっと 期待はずれだったのかなぁ?

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    2025年12月15日
  • スピーチ

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    いびつで歪んだ母の愛が暴走する。タイトルになっている母の「スピーチ」には、本当のことは何も書かれておらず、言葉は心に届かない。事件の様相は二転三転し、誰も本当のことを言わない。嘘だらけの世界だが、自分の保身のためではないところが、事件を更に混乱させる。
    担当するのは刑事になって間もない環奈と無愛想で無神経(にしか見えない)な女性刑事緑川のコンビ。環奈は思ったことを考えなしに口にし、感情に流されるばかりでイラッとする、何も伝えずに行動する緑川も何だかなあ‥
    そしてエピローグはそうなってしまうか。やはりと言うか何と言うか‥

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    2025年12月15日
  • スピーチ

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    なんで読もうと思ったのだったか、たぶん何かで書評なりなんなりを見たからだと思うけど忘れた。

    なかなかに想像の上をいく展開で面白かったし、読後も、この後は一体どうなるのだろうというモヤモヤ感を残しつつ終わらせるあたり、こういう路線が好きな人にはすごくハマりそう。
    登場人物の人物像が、やや無理があるかなと思う部分がないわけではないが、まあ小説なんでね。

    初めて手にする著者で400ページ超の分量。今週忙しくて合間合間の読書だったので一気には読めなかったが、それでも話の筋を見失わず追いつけたし、それなりに登場人物がいてもキャラが立っているせいか混乱もせず読み切れたので、上手い書き手なのかなと思った

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    2025年12月14日