まさきとしかのレビュー一覧
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ネタバレ殺人事件に関わる女性たちの悲哀。
書き下ろし。
プロローグ
第一章 残された女
第二章 姿なき悪意
第三章 忘れたい出来事
第四章 かわいそうな母親
第五章 いちばん悲しい
エピローグ
妄想癖が激しい佐藤真由奈の不倫相手・戸沼暁男が殺される。暁男の妻・杏子は真由奈の思い込みによる行動で残された母子の生活がめちゃくちゃに。
捜査する所轄刑事の我城薫子と本部の梶原は、戸沼家族が参加していたキャンプで、女の子が事故で亡くなっていたことを知り、遺族の渡瀬川邦一、瑠璃夫妻に接触する。
瑠璃の生い立ちが明らかになるにつれ、疑惑の目を向けていく捜査陣。
それぞれが「自分が正しい、可哀想」と被害者感 -
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ネタバレ同性のウケは悪いのに、異性の心を捉えて離さない女というのが世の中にはいます。彼女とつきあいはじめると、周囲の誰もが「やめておけ」という。どうしてこんな女を住まわせてしまうんだろうと思うけれど、騙されているかもしれないと承知のうえで、明かりの灯った部屋を見て涙が出そうになったという男の気持ちを考えました。幸せかどうかは他人が決めることじゃないもんなぁって。
各章の冒頭に三面記事が掲載されています。その記事中で事故死したりトラブルに巻き込まれたりした人物の視点で語られる章仕立て。「喜和子」という女性についてさまざまな人が語るのかと思いきや、そうではない。ただそこに喜和子を感じる要素が何かしら含ま -
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ネタバレ母に人生を翻弄された母娘の物語。
第一章 1971年 北の小さな島
第二章 1992年 霊園からの脱出
第三章 1995年 四次元冷蔵庫
第四章 2010年 ペテン師と鮑の神様
終章 最後の手紙
北海道の島で育った一子は、母を失踪で亡くし、祈祷師の祖母に育てられた。
祈祷師の家代々、女の子が継承し、女の子を生むことを定めとした呪縛から逃げ出した一子。
しかし、一子も娘二人を授かるも、同じように子供たちも一子の呪縛から逃げられないでした。
やがて家庭は崩壊し、一子は失踪してしまうが、娘たちは後々真相を知る。
誰にでもある母性の強く、醜いエゴみたいなものが、人生を狂わせる。
初め -
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ネタバレプロローグですでにわくわく。人の不幸は蜜の味というのは本当だなと思うと同時に、こんなにわくわくしている自分が嫌になる(笑)。タイトルとジャケットも秀逸。
雨の夜の刺殺体。被害者は男性で、どう見ても怨恨。うだつの上がらないサラリーマンなのに浮気していたことが判明。しかも不倫相手は彼が離婚調停中だと信じていたうえに偽名を使われていた。妻は冴えない夫に浮気する甲斐性があるとは夢にも思わず。
どろどろです。妻と愛人ほか誰にも共感できません。好きになれそうな登場人物といえば女性刑事ぐらい。コンビを組むのは暴言だらけの男性刑事ですが、シリーズ化でもされたらこのコンビは意外に良くなるかもと思えます。
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Posted by ブクログ
どうやって2つの事件が絡み合ってくるのか。
いや、無理があるでしょ。
なんなら一部と二部で全く異なる物語に展開?
なんて思っていたらとんでもなかった!!
同じ息子を持つ母親として、ここまで無条件に
息子(子供)を溺愛できるものなのか。と
タイプの違うふたりの母親と自分を比較してみると
自分の母性の低さを感じさせられて凹む。
また、追い打ちをかけるように
普段なら号泣する場面でも(息子の心情を知る件)
ドライアイが潤む程度にしか涙腺刺激せず。
それでも物語には引き込まれ、イッキ読み。
どうやら三部作だそうで、他の二作品も
ぜひ手に取ってみようと思う。