まさきとしかのレビュー一覧

  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    初作家さんです。

    登場人物の女性たちが、誰も彼も
    ドロドロと気持ちの悪い曲者だらけ(褒めています)
    良妻と見える勝木の亡妻 美和子でさえ
    後ろ暗さを感じさせます。
    そこに田舎特有の陰湿なヒエラルキー構造と
    ありますか、田舎に限らないどこにでもある
    不気味さ陰険で悪意が満ち満ちて吐きそうになります(褒めてるんです)

    タイトル「レッドクローバー」は
    実際に存在する植物でもあり、シロツメクサの
    仲間らしい。
    乾燥させハーブとして、ホルモンバランス調整
    更年期症状や血液浄化の効果が期待され
    また「幸運の象徴」としても親しまれているという。

    それを知って本作を読めば
    なんとも皮肉なタイトルなんでし

    0
    2025年12月16日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ


    小野宮が救われて欲しいとは思えない。だけど、誰も救われない結末で、全て小野宮にとっての希望だったと考えるととても哀しい気持ちになる。
    せめて宍戸が約束を覚えてくれていたら、宮原に真実を打ち明けていたら、少しはすっきりとしたかもしれないけど、それで小野宮が、自分自身が救われたと思えるわけじゃないから。。
    物語内で宮原が最後まで真実を知らないままでいるのがリアルだった。
    誰しも心に抱えているものがあるし、それが明らかになるとは限らない。

    0
    2025年12月13日
  • あなたが殺したのは誰

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    大好きな三ツ谷&田所シリーズ3作目。
    今回も哀しい話だったけど、今までで1番綿密に練られてたしミステリーとしての出来がめちゃくちゃ高い。
    若い母親が撲殺された現在のパートと1990年代の北海道の離島パートが最初は点と点の関係でしかなかったのに、一本の線になった瞬間、謎がどんどん明かされてく感覚が気持ちいい…!

    ただ伏線が多いわけじゃないし、現在パートが何年何月なのか明示してないから、当てるのは難しいかも。それでもミステリーでたまにある無理矢理感は一切ないから、当てれなくても悔しくない。

    読み終わった後だとタイトルの意味がガツンとくる…。

    0
    2025年12月08日
  • 彼女が最後に見たものは

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    なかなか現代の軋んだ親子関係や時代をうつし、事件で絡めながらミステリとして痛みがある真相をうつす。
    なかなか痛い。

    3072冊
    今年300冊目

    0
    2025年11月24日
  • あなたが殺したのは誰

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    誰も幸せにならない結末。
    時代も場所も違う物語がどうやって交わっていくのかが見どころだった。

    三ツ矢と田所のやりとり、というか田所の乙女っぷりが唯一の癒し。

    面白かった。

    0
    2025年11月17日
  • レッドクローバー

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    東京のBBQ場で起きたヒ素を使った大量殺人。十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件を記者の勝木は思い出す。
    長女だけが生き残ったその事件。

    視点が細かく入れ替わるけど読みやすかった。
    そして怖い。負の連鎖。忌まわしさ。田舎の閉塞感。

    0
    2025年11月07日
  • 完璧な母親

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    母親完璧教の母親が目を離した隙に、息子が池で溺れてしまい、すかさず同じ誕生日で産み直した娘。毎年毎年誕生日の度に亡くなった兄の誕生日を祝い、娘の分はつけたしのようで、母は兄の好物は知っていても、娘の好物は知らない。娘を息子の生まれ変わりだと固く信じる母に育てられた娘は…

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    2025年11月06日
  • あなたが殺したのは誰

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    2つのストーリーがどう関係してるのか?が知りたくてひたすら読み続けた。
    関係性がわかった時、面白さが増した。
    さらにどんでん返しでは 思い込み?勘違い?で悲劇が繰り返されたとわかった時は すごいストーリーだなと思いました。
    ただ、この常盤結唯の子供時代が不憫でならない。

    0
    2025年11月04日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    読みやすくて面白かった。最後まで騙され(?)た。
    最後までイヤ〜〜な気持ちになって終わるけどそこも良い。
    ゆいちゃんとお母さんのやり取りは読んでて苦しかったなあ、、

    0
    2025年11月02日
  • あなたが殺したのは誰

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    よくこんな悲しい話を思いつくな、驚きと尊敬が一緒にくる。
    まさき氏の描く母親はどうしてこんなに一途なんだろう?そして重いの?

    これは第3部だが、まだまだ続いていきそうでうれしい。

    0
    2025年11月01日
  • 彼女が最後に見たものは

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    はじめから終わりまで、一気に読んでしまいました。都合が良すぎる部分はあるのだけれども、いいお話で、好きな物語でした。
    私が感じたのは、立場が違うと見方が変わることとか、他人が他人でなくなることとか、そんな部分でした。

    そしてやはりその後、どうなったのかなと言うのはいつもどおり気になります。

    0
    2025年10月19日
  • レッドクローバー

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    タイトルの〈レッドクローバー〉は、登場人物の名前から取られています。
    日本語にすればアカツメグサ。花言葉は「幸運」「希望」。
    そして、それらから遠くかけ離れた物語が始まります。

    幸運にも希望にも見放されたような、母娘たちが入り混じりながら、罪を犯していきます。

    小説は五章からなり、章の中でも語り部と年代を変えながら、じっくりと負の連鎖が続きます。

    まさきさんの特徴でもある、歪みある愛情の物語であると同時に、しっかりとしたミステリーでした。
    むしろミステリーがしっかりしすぎていて、自分の理解したストーリーで合っているのか、不安になるほどでした。

    けれど、その理解できない行動の中に登場人物

    0
    2025年10月17日
  • あなたが殺したのは誰

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    長い長いふたつのストーリーが交互に進んでいき、やがてつながっていきます。
    親という存在に縛られ、そして強く翻弄されていく切ない話でした。

    暗く重いですが、岳斗の素直さとパスカルへの憧れが、スパイスみたいになっています。

    0
    2025年10月16日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    Audibleで既読。
    りさは紛れもなく毒親。こんなアラフォー女性にはなりたくないと心底思った。思考と言動すべてが鳥肌ものだった。

    不倫された夫は、まぁ…身から出た錆だよ。更年期障害を甘えてるって相談者に対して一蹴したり、妻を支配してたから。自業自得。これで娘を殺してたり乱暴してたら…娘だけが本当の被害者だったよ。読んでるとき嫌な予感というか…何されるんだろうと読み進めるのが怖かった。 


    借金をおしつけた社長家族の話、トラック運転手の家族の話だったり、関わっている人物視点で切り替わるところがわかりやすくて好き。感情移入しやすい。

    前作も今作も好き。読み応えはこちらのがあった。…うーん…

    0
    2025年10月15日
  • レッドクローバー

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    一気読み。つまり面白かったと思う。
    どんでん返しの連続だったし。
    ただ、救いはないなぁ、とは思う。
    再読は、きっとしない。
    ミステリーとしてはよくできてる。

    0
    2025年09月29日
  • 彼女が最後に見たものは

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    このシリーズは、全く別の事件が三ツ矢の思考や行動により何らかの接点が出てくるのが面白い!あと、所々で出てくる田所と三ツ矢の絡みが好き。笑 

    三ツ矢の些細なことに対して疑問を持つ姿が憧れる。他の人が目に止めないことに対して疑問を抱き、他者の声に左右されず自分の抱いた疑問を明確にするまで追求する姿は凄いなと思う。

    0
    2025年09月24日
  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    まさき先生といい、櫛木先生といい
    やっぱりこういう本がとんでもなく好き!!

    娘と母、、因習村、、

    最初はちひろ大丈夫か?
    あまり三葉と仲良くしない方が、、、なんて思っていたのにどうしてこうなった

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    2025年09月19日
  • レッドクローバー

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    まさきとしか『レッドクローバー』幻冬舎文庫。

    一種のイヤミスかと思いながら読み進めば、正統派のサスペンス・ミステリー小説だった。但し、最初から最後まで、ずっと嫌な気持ちを抱えて読むことになることは覚悟しなければならない。

    前半から中盤までは、真梨幸子の『殺人鬼フジコの衝動』のような感じなのだが、終盤になると深刻度が増していく。閉鎖的な町に由来する悪意の連鎖が普通の人びとの心を悪魔の心に変えていくのだ。


    和歌山カレー事件を彷彿とさせるような豊洲のバーベキュー場で起きたヒ素による大量殺傷事件。容疑者の34歳になる丸江田逸央は「ざまみろと思ってます。」という言葉を残したまま多くを語らなかった

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    2025年09月16日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    夫を亡くした郁子と里沙
    幸せな結婚生活を送っていた郁子は苦しみ、夫を疎ましく感じていた里沙は解放的な生活
    幸せとはなんだろうと思ってしまった。

    殺人は当然悪いことなんだけど、こういう小説を読んでいると罪の重さについて考えさせられる。
    不倫、虐待、人を騙す、嘘をつく、人の尊厳を傷つける…
    登場人物の様々な罪が書かれていたが、誰の何が最も悪いことだったのだろうかと

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    2025年09月16日
  • ある女の証明

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    周囲の人いわく、貴和子は平凡な女性、地味な女性、でも妙な色気のある女性。
    貴和子が誰かに直接手をかけたわけではない(ラストの事件は意味深)、でもなんだか落ち着かない不穏な空気感を周囲に与える貴和子。
    貴和子の存在自体が復讐なのかもしれない。

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    2025年09月08日