感情タグBEST3
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面白かった一気読み
マユカのその後気になるけど
あっちょんのことはただのおっさんってことで目覚めたのか?
戸沼家も丸く納まってるっぽいけど杏子が目を覚ましたから史織も優斗も丸くなったってことでおっけー?
葵が哀れで可哀想だけど疎まれるよな〜とも思う。
みんな必死で生きてるが割と男陣がゴミばっか
読みやすかった
他も気になる
Posted by ブクログ
自分も女であることの
恐ろしさと尊さがないまぜになっていく
共感したくないのに心のどこかで共感できる
湿気の多い日陰の中で行われる女性だけの不幸せ選手権
もう
まさきとしかさんの泥沼にハマって抜けられませぬ
Posted by ブクログ
この作家の作品には特異なキャラの人物が多い。
そもそも人間は自己本位なものなので「『いちばん悲しい』のは自分である」と思い込みがちだ。
それでも異常すぎるだろう、佐藤真由奈。思い込みが激しく依存体質の「構ってちゃん」は少なくはないが、ここまでのスケールの持ち主には会ったことがない。
渡瀬川瑠璃とその妹・葵もまた異常でやはりお目にかかったことがないタイプだ。そうでありながら実際にいるかもしれないと思わせるところに作者のうまさがあるのだろう。
人間は理解できない存在に恐怖を感じるものなので、ホラーとしては十分楽しめた。さらに事件解決に至らないエンディングが、ミステリーとしては新鮮でよい。(薫子には気の毒だが)
まるでアルフレッド・ヒチコックの映画のような作品だった。
Posted by ブクログ
ドロドロの泥沼から引っ張り出した、腐りかけた泥塗れの縄が、それでも千切れずにズルズルと引き出され続けてる感じの小説だったなぁ…。
あ、結構好きだったりしますけどwww
Posted by ブクログ
登場する複数の家族(親子関係
を描いた作品。
取り柄のないサラリーマンが大雨の日滅多刺しにされる
事件から始まる。
被害者には家族がいるが、別に愛人がいたことが発覚。
(リカっぽくて怖い)
主人公である女刑事が事件を探っていくと、1年前に行われた多家族でのキャンプ事故にたどり着く。
いつも通り女性、母親の描き方が非常に狂気的であり
リアル。
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殺人事件に関わる女性たちの悲哀。
書き下ろし。
プロローグ
第一章 残された女
第二章 姿なき悪意
第三章 忘れたい出来事
第四章 かわいそうな母親
第五章 いちばん悲しい
エピローグ
妄想癖が激しい佐藤真由奈の不倫相手・戸沼暁男が殺される。暁男の妻・杏子は真由奈の思い込みによる行動で残された母子の生活がめちゃくちゃに。
捜査する所轄刑事の我城薫子と本部の梶原は、戸沼家族が参加していたキャンプで、女の子が事故で亡くなっていたことを知り、遺族の渡瀬川邦一、瑠璃夫妻に接触する。
瑠璃の生い立ちが明らかになるにつれ、疑惑の目を向けていく捜査陣。
それぞれが「自分が正しい、可哀想」と被害者感情が高まるにつれ、事件を迷宮に誘い込む。
ミステリーでもあり、被害者感情が豹変していく様が恐ろしくもあり、面白かったです。
Posted by ブクログ
プロローグですでにわくわく。人の不幸は蜜の味というのは本当だなと思うと同時に、こんなにわくわくしている自分が嫌になる(笑)。タイトルとジャケットも秀逸。
雨の夜の刺殺体。被害者は男性で、どう見ても怨恨。うだつの上がらないサラリーマンなのに浮気していたことが判明。しかも不倫相手は彼が離婚調停中だと信じていたうえに偽名を使われていた。妻は冴えない夫に浮気する甲斐性があるとは夢にも思わず。
どろどろです。妻と愛人ほか誰にも共感できません。好きになれそうな登場人物といえば女性刑事ぐらい。コンビを組むのは暴言だらけの男性刑事ですが、シリーズ化でもされたらこのコンビは意外に良くなるかもと思えます。
女性刑事の言うとおり、犯人にたどり着くまでどこを向いても「女」に当たる。女の嫌な部分をありったけ見せつけられます。「私がいちばん可哀想」と言いたがる人に限ってそうではない。
Posted by ブクログ
雨の中、滅多刺しにされて殺された戸沼暁男。
浮気相手で婚約する予定だったという佐藤真由奈。
戸沼暁男の妻である杏子。
その娘の史織、息子の優斗。
梶原と我城が捜査を始めるが…。
みんながみんなタイトルのとおり、いちばん悲しいと思っていて、同級生に唆されたり、職場の人に唆されたり、姉に唆されたり。
一年前にあった事故で女の子が亡くなっていて、その母親である渡瀬川瑠璃がとにかく怪しいのなんの。
たった一言が人を殺めてしまう時もある。
たった一言で殺人を犯してしまう人がいる。
本当に、いちばん悲しいのは誰だったのかな。
戸沼暁男を殺した犯人だよね、きっと。
Posted by ブクログ
大雨の夜滅多刺しで刺された男。
何故、彼は殺されなければならなかったのか?
犯人は誰なのか?
彼の妻子、愛人、交友関係。
みんな怪しそう。
この小説の中の女性たちに共通するのは
「自分がいちばん可哀想」と思っていること。
自分が一番辛い、自分は悪くないのにという感情からは、幸せは生まれない。
Posted by ブクログ
2022/10/06
いちばん悲しい
まさきとしかさん。
おもしろかったー。
どんどん、引き込まれていった。
被害者の家族。愛人。
それぞの立場。
少しずつ、気持ちも変化していく。
結末も、失速せず、良かった。
でも、可哀想だった。
いちばん悲しい。のは、誰か?
Posted by ブクログ
家族にも疎まれている冴えない中年男性が殺されることから始まる。若い不倫相手、妻など容疑者として浮上し、、とありがちな話の冒頭だが、事件は意外な展開に。女性の内面を抉るイヤミスとのことだが、確かに意外で読後感の悪いイヤミス。しかし割と既視感のあるテーマのように思われた。
Posted by ブクログ
自己憐憫に酔いしれ、誰もが悲劇のヒロイン。
私が一番可哀想。
私が一番悲しい。
私は何も悪くない。
狂気ではなく、当たり前のようにそこにある感情という所が薄ら寒い。
ドロっとしているのにサラッと読めてしまう不思議な感覚。
「こんど生まれたら、お姉ちゃんのあかちゃんになれますように。」
その言葉と想いが悲しかった。