あらすじ
学校から帰宅し、母親に捨てられたと知った小学生の純矢。母の親戚・歌子の家に預けられ
たがそこはデブ女、無職の中年、 67 歳の引きこもりや毒親の老婆など、純矢が「生きてる価値
ない」と思う大人の吹き溜まりだった。捨て子の自分も同類だと不貞腐れていたある日、
「歌子が双子の姉を殺した」と聞き探り始めるが。大人になれない大人たちの感動ミステリ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小学5年生の純矢は母に突然捨てられた。サマーキャンプに行っている間に家が引き払われても抜けの殻になっており、手紙があった。近くの親類の家に世話になれというのだ。
第1話 その家には歌子さんと、そのお母さんのお婆さん政江、41歳無職居候の太助、67歳無職居候の江口が住んでいた。太助がご飯を作ってくれて、月500円のお小遣いを歌子がくれて、順調に生活が始まる。
第2話 たまたま江口の故郷がテレビで流れた。江口と純也はバスを乗り継いで江口の故郷へ行くが、江口の村はダムの底に沈んでいた。
第3話 大晦日を迎えた。お節を大晦日に食べる北海道の風習について言い争いが勃発。そしてまた居候が増えるのだった。
第4話 太助がバイトに出るようになり、江口がご飯を作ってくれるがマズい。白い子犬を引き取ることになる。政江さんが、歌子は双子の妹花子さんを毒入りシチューで毒殺したと言い出す。
そして純也の母が帰ってきた。
Posted by ブクログ
大人になったら仕返しする
の、タイトルが大人になれない
ラストに向けて歌子さんのことが途端に愛おしくなっていく話だったなぁ〜そしてタイトルに気づいて心震えた
はじまりはみんなのことあんまり好きじゃなかったけど、だんだん好きになってしまって不思議だった
スッキリ大団円ではないこともあるけど、(純矢のこれからとか、歌子さんの自殺の真相とか)面白かったぁ
Posted by ブクログ
江口さんのエピソードが一番心に残ったけど、出て来るいわゆるどこかダメな大人達全てに感情移入出来て良かった。北海道に住んでいるので場所の想像をしながら読むのも面白かった。あと太助の作るごはんどれも美味しそう。
Posted by ブクログ
心の奥底がチクチクする本です。
文体は軽めですが、内容はヘビーですね。
他の居候者に対しお互いが疎ましく感じているような描写はありつつ、なんだかんだ家族に近い関係性になっているように見えました。
不器用ながらもそんな関係が形成されていく中、捨てた母親があんなにも軽い態度で帰って来ると…そりゃー「死ね」って思っちゃうかも…。
得ると失うを繰り返し、大人になっていく事が人生なんですかね。
大人になるとは何でしょうか。
誰もがこのテーマに一生付きまとわれ、逃げられないと思います。
…かくいう私も(笑)