まさきとしかのレビュー一覧

  • 完璧な母親

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    謎に包まれた、そして、不快感のあるはじまり。
    さっきの話が新しく始まったこの話とどう繋がるの?短編集なの?とも思いながら読み進んでいくと、こんな謎解きがあったんだ!という驚き。
    不快感は変わらないけど、そうだったんだという納得感はありました。
    こんな読書体験は初めてかも。
    他の作品も読んでみたくなりました。

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    2026年08月29日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    スラスラ読めた。子供が考えてることって親にはわからないよなあ〜。事件が四つくらい起きてそれらがどうやって繋がるんだろうって考えながら読むのが楽しかった。

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    2026年08月21日
  • あの日、君は何をした

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    作中に登場する母親たちの凄まじいエキセントリックさに、終始圧倒された。
    息子の無実を信じ、妄執に囚われ続けるいづみと、世間体と家族を守るためなりふり構わず周囲を巻き込む智恵。
    「人は生まれ変わることができる」という都合のいい部分だけを掬い取り、肝心な現実からは目を背けるいづみを筆頭に、彼女たちの「見たいものしか見ない自分本位さ」には、読んでいて本気でイライラさせられ、胸が苦しくなった。

    正直、刑事バディ(三ッ矢・田所)の存在感が母親たちの狂気に押され気味に感じられたり、登場人物たちの自分勝手で理不尽な動機に呆れたりと、道中は救いのない「イヤミス」の泥沼から這い上がれない心地だった。

    だが、

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    2026年08月20日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    ★4.5
    引きこもり、毒親、発達障害(今回の場合はASDかな)、兄妹格差、母子共依存。
    ミステリーの枠を越えて、現代社会の問題てんこ盛りの予想以上に重い話。エピローグが全てを物語る。兄の気持ちは置き去りのまま、母、娘の心中が手に取るようにわかる。あんなに短い文章によくぞ込めたものだと感心。
    主人公の環奈はちょっと鼻につくとこあるけど、何かと人の気持ちを考えたり、自分に責任があると追い立て勝手に落ち込んだり、わからないでもない心理状況。ただ、警察の事件を追う立場の人間としてはあまり適正ないのでは。刑事というよりどこぞの会社で働くOLのよう。
    内容はものすごく面白いが、作中の登場人物に誰一人好感を

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    2026年08月15日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    星3~4の間って感じ。

    内容的には面白かった。けど、衝撃のラストでもなかったなと。軽い衝撃くらいだった

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    2026年08月13日
  • スピーチ

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    なかなかどうしてエグい背景のミステリでしたね
    親と子の関わりや病みが絡んでめっちゃ胸くそ悪い
    それでも良かった

    3304冊
    今年203冊目

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    2026年08月13日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    関連性が全く見出せない2つの事件が徐々に交わっていく感じ、斜め上から例の彼女が再登場したときはゾワっときた。

    幸せと不幸は紙一重ってことを学んだ。

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    2026年08月09日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    アイドルグループ「ファンキーカラーズ」が解散して7年ほど経った。メンバーは華々しく芸能界に残る雪宮純、舞台や端役で細々活躍する者、それも辞めた者、経営者になった者、ヒモ状態の者,それぞれ。
    その中で、舞台をやって辞めて地元の北海道に戻り、叔父の菓子メーカー会社で専務になった南田蒼太が廃ホテルで滅多刺しに殺された。
    警察の捜査や、メディアが殺到して、街が大騒ぎ。
    記者たちは蒼太のことを探るが、だれも悪い事を言わずない。恨まれるようなことは何もない。逆に、何もないのが不思議なぐらい、こぞっていい人だったと言う。

    菓子メーカーで働く48歳。3年前に夫と死別した。蒼太が殺される少し前コンビニで会った

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    2026年08月08日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    サクッと読めた。
    南田蒼太の周りの人たちに不幸が襲いかかりすぎて途中笑ってしまった。
    蒼太の死を利用して何者かに成り上がりたい人たちばかりだったから、それの報いで不幸になっていくのかもしれないけれど。
    Y市に住むおばちゃま達が宗教みたいに終始蒼太を持ち上げているのが少し気味悪かった。ここまで他人から好かれてるとなんか気持ち悪いな、裏がありそうだなと思ってしまうのが人間なのかも。
    そして肝心の蒼太がどういう人間で、どういう心情で生きてきたのかが、蒼太視点で描かれることが無いため最後までわからなかった。親を早くに亡くして、親戚に引き取られ生きてきたから、周りの人間に気に入られるよう、相手によって役

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    2026年08月08日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    推理と真相に驚かされるミステリとしての面白さもさることながら、人生の幸せとは何かを考えさせられる最後のパートが心に残った。死にゆく被害者の視点をあそこまで細かく書き出している小説はあまり多くないのでは。自分が最期を迎える際に何を思い死んでゆくのかは分からないけど、それはきっと何を信念として何を大切にして生きたかというものを反映することになるのだろうなと考えさせられた。
    人間関係やタイムラインが複雑で、ちょっと理解するのが大変ではあったが、それ以上にそれぞれのキャラクターの人間性が色濃く描かれていて世界観に入り込みやすい。

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    2026年08月06日
  • あなたが殺したのは誰

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    三ツ矢シリーズ第3弾。
    今回も前シリーズと同様、複数の事件が交差するストーリーでしたが、終盤までどのように絡んでいくか読めず、最後まで衝撃の連続でした。前2作と比べて女性、特に母親という目線でのストーリーは薄く感じましたが、その分ストーリーの奥行きは感じられたかなとおもいます。本シリーズが初めてまさきとしかさんの読書体験でしたが、一気に読み進め、非常に面白かったです。

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    2026年08月06日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    2004年の事件で一つの家庭が崩壊した。息子が一体なぜあのようなことをして、死ななければならなかったのか?それは息子の死の原因を「私のせいだ」と嘆く母いづみの狂気ゆえの崩壊であった。
    その15年後、新たな事件が発生する。ゆっくりと15年前の事件との関連が明かされて行き、最終的にはすべての謎が明かされる。その結末は苦しみぬいた母いづみにとってある意味救いだったかもしれない。
    また、「凜太」にちょっと不思議ネタが仕組まれていたが、これもいづみの救いになったのか…。
    狂気・凶行に走った母いづみに憎み切れない気持ちが残った。
    また、ちょっと「白夜行」を思い出しました。

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    2026年08月05日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    まさきとしかさんの作品に出てくる狂気じみた母親が、まーとにかく怖い。今回の作品には、そんな母親たちが3人も出てきて、やはりこわきもだった。
    犯人を推測しながら読むのだけど、ことごとくミスリードに引っかかり、内容が二転三転するので面白かった。ただ、最後まで読むと救いようのない結末。とにかく息子の明良が可哀想すぎる。明良の母は怖すぎるし、妹の舞もサイコパスすぎ。父はクソ。
    緑川刑事はかっこよかったけど、最後の通夜のシーンが理解できず、何回も読み返してしまった。
    自分の子どもの通夜に重ねて、報道陣から親を守るために星乃ちゃんの通夜に行ったのかな?と最初は思ってたんだけど、最後の描写からするに、もしや

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    2026年08月05日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    物語の頭に亡くなってしまう南田蒼太を中心に色々な人物の目線でお話は回っていく1冊


    周りを虜にしちゃう人、いるよね
    相手の欲しいが感覚で分かるような……
    勘が良いような……
    欲しい時に欲しい分だけ出せる人
    あれって何で分かるんでしょう

    だけどそういう人は、あまり対人関係で苦労しない分期待もしてないような気がします
    いや、期待しないから苦労も無いのかな
    ん〜。
    とてもとても辿り着けない境地だし謎

    南田蒼太もそんな人なんじゃないかな〜と。



    そんなに周りに気を使っても
    あっさり殺されちゃうじゃん
    何か損じゃ無いかなぁって
    俗物である私は思うのだけど。ね。





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    2026年08月04日
  • 彼女が最後に見たものは

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    あっという間に読み終わった。

    なんとも言えない読後感。
    解説に、イヤミスとは言わせない、なんとも言えない家族の空気感。
    これが根底に流れていて、つい自分と家族を振り返りたくなる。

    と。

    確かにイヤミス風なのよ。
    グロテスクなくらいの人間関係。
    なんだろ、家族の在り方をふと振り返ってしまう。
    どんな目線でも考えられてしまう。
    父親として、
    母親として、
    子として、、、、

    暖かい血の流れる私たちの中に、こんな出来事があったなら、即座に血が冷え切ってしまいそうで、やっぱり、人との繋がりでまた暖かくなる人、人を温めたことで、自分も温まる人、私は幸せなんだ!
    って思い込もうとする、滑稽なInst

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    2026年08月03日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    元アイドルグループの一人、蒼太の死を
    始まりにして次々と起こるメンバーの死。

    "呪い"が関係するホラー系かと惑わされ
    そうになった矢先、無害で優しいだけの
    蒼太像が人によって少しずつ違うことが
    見えてきて話の風向きが変わり。

    承認欲求、思い込み、願望や依存。
    それらに添うことしか術がなかった境遇。

    人の心の奥底にある暗い渦や歪みが、
    ラストに向かうにつれて更に濃く深く
    滲み出てた気がします。

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    2026年08月02日
  • スピーチ

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    象徴的な殺され方の死体に、捜査と独白から徐々に全てが明らかになっていく過程が、おもしろかったです。

    どんなに分かろうとしても、他の人がどう思っているか、感じているのかは分からない。たとえ家族であったとしても‥寄り添う優しさには、そうするからには上辺では終わらせない覚悟も必要なのかな‥最後そう思いました。

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    2026年07月24日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    さっと読むのにちょうどいい感じ。
    それぞれの登場人物に課せられた役割がわかりやすく、気持ちよく読み終わった。
    「イヤミス」と呼ぶにはちょっと物足りない気もした。

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    2026年07月23日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    個人的には読んでて2回、「えー!?」となるどんでん返しの展開があった。前の2シリーズより展開が予想できなかった。
    ただ、シリーズ3作連続で時間を空けずに読んだので三ツ矢と田所パートの部分が同じような文の繰り返しで少し飽きてしまった。たしかにシリーズが進むにつれて2人の関係性も近づいてきているのは分かるんだけど、いつも田所視点で書かれているので、三ツ矢に対するヤキモキする気持ちや起こる展開がずっと同じ感じ。時間を空けて読むべきだったのかも。シリーズ4作目はまだ本になってないので、少し時間が空くだろうし、楽しんで読めるかも。
    その代わり、過去パートの展開が本当に面白い。早く読み進めたいと思ってペー

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    2026年07月14日
  • レッドクローバー

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    読みやすく、先を知りたくなる構成も良く、面白かった。

    灰戸町の住人の赤井家に対する反応が、ちょっとピンとこない。村八分というだけでは説明できない何かがあると思ったけど、何もなかった。
    また、どんでん返しもそれが過ぎると冷めてしまう。オチは今ひとつだった。

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    2026年07月12日