まさきとしかのレビュー一覧

  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    サクッと読めた。
    南田蒼太の周りの人たちに不幸が襲いかかりすぎて途中笑ってしまった。
    蒼太の死を利用して何者かに成り上がりたい人たちばかりだったから、それの報いで不幸になっていくのかもしれないけれど。
    Y市に住むおばちゃま達が宗教みたいに終始蒼太を持ち上げているのが少し気味悪かった。ここまで他人から好かれてるとなんか気持ち悪いな、裏がありそうだなと思ってしまうのが人間なのかも。
    そして肝心の蒼太がどういう人間で、どういう心情で生きてきたのかが、蒼太視点で描かれることが無いため最後までわからなかった。親を早くに亡くして、親戚に引き取られ生きてきたから、周りの人間に気に入られるよう、相手によって役

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    2026年08月08日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    推理と真相に驚かされるミステリとしての面白さもさることながら、人生の幸せとは何かを考えさせられる最後のパートが心に残った。死にゆく被害者の視点をあそこまで細かく書き出している小説はあまり多くないのでは。自分が最期を迎える際に何を思い死んでゆくのかは分からないけど、それはきっと何を信念として何を大切にして生きたかというものを反映することになるのだろうなと考えさせられた。
    人間関係やタイムラインが複雑で、ちょっと理解するのが大変ではあったが、それ以上にそれぞれのキャラクターの人間性が色濃く描かれていて世界観に入り込みやすい。

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    2026年08月06日
  • あなたが殺したのは誰

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    三ツ矢シリーズ第3弾。
    今回も前シリーズと同様、複数の事件が交差するストーリーでしたが、終盤までどのように絡んでいくか読めず、最後まで衝撃の連続でした。前2作と比べて女性、特に母親という目線でのストーリーは薄く感じましたが、その分ストーリーの奥行きは感じられたかなとおもいます。本シリーズが初めてまさきとしかさんの読書体験でしたが、一気に読み進め、非常に面白かったです。

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    2026年08月06日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    2004年の事件で一つの家庭が崩壊した。息子が一体なぜあのようなことをして、死ななければならなかったのか?それは息子の死の原因を「私のせいだ」と嘆く母いづみの狂気ゆえの崩壊であった。
    その15年後、新たな事件が発生する。ゆっくりと15年前の事件との関連が明かされて行き、最終的にはすべての謎が明かされる。その結末は苦しみぬいた母いづみにとってある意味救いだったかもしれない。
    また、「凜太」にちょっと不思議ネタが仕組まれていたが、これもいづみの救いになったのか…。
    狂気・凶行に走った母いづみに憎み切れない気持ちが残った。
    また、ちょっと「白夜行」を思い出しました。

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    2026年08月05日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    まさきとしかさんの作品に出てくる狂気じみた母親が、まーとにかく怖い。今回の作品には、そんな母親たちが3人も出てきて、やはりこわきもだった。
    犯人を推測しながら読むのだけど、ことごとくミスリードに引っかかり、内容が二転三転するので面白かった。ただ、最後まで読むと救いようのない結末。とにかく息子の明良が可哀想すぎる。明良の母は怖すぎるし、妹の舞もサイコパスすぎ。父はクソ。
    緑川刑事はかっこよかったけど、最後の通夜のシーンが理解できず、何回も読み返してしまった。
    自分の子どもの通夜に重ねて、報道陣から親を守るために星乃ちゃんの通夜に行ったのかな?と最初は思ってたんだけど、最後の描写からするに、もしや

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    2026年08月05日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    物語の頭に亡くなってしまう南田蒼太を中心に色々な人物の目線でお話は回っていく1冊


    周りを虜にしちゃう人、いるよね
    相手の欲しいが感覚で分かるような……
    勘が良いような……
    欲しい時に欲しい分だけ出せる人
    あれって何で分かるんでしょう

    だけどそういう人は、あまり対人関係で苦労しない分期待もしてないような気がします
    いや、期待しないから苦労も無いのかな
    ん〜。
    とてもとても辿り着けない境地だし謎

    南田蒼太もそんな人なんじゃないかな〜と。



    そんなに周りに気を使っても
    あっさり殺されちゃうじゃん
    何か損じゃ無いかなぁって
    俗物である私は思うのだけど。ね。





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    2026年08月04日
  • 彼女が最後に見たものは

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    あっという間に読み終わった。

    なんとも言えない読後感。
    解説に、イヤミスとは言わせない、なんとも言えない家族の空気感。
    これが根底に流れていて、つい自分と家族を振り返りたくなる。

    と。

    確かにイヤミス風なのよ。
    グロテスクなくらいの人間関係。
    なんだろ、家族の在り方をふと振り返ってしまう。
    どんな目線でも考えられてしまう。
    父親として、
    母親として、
    子として、、、、

    暖かい血の流れる私たちの中に、こんな出来事があったなら、即座に血が冷え切ってしまいそうで、やっぱり、人との繋がりでまた暖かくなる人、人を温めたことで、自分も温まる人、私は幸せなんだ!
    って思い込もうとする、滑稽なInst

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    2026年08月03日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    元アイドルグループの一人、蒼太の死を
    始まりにして次々と起こるメンバーの死。

    "呪い"が関係するホラー系かと惑わされ
    そうになった矢先、無害で優しいだけの
    蒼太像が人によって少しずつ違うことが
    見えてきて話の風向きが変わり。

    承認欲求、思い込み、願望や依存。
    それらに添うことしか術がなかった境遇。

    人の心の奥底にある暗い渦や歪みが、
    ラストに向かうにつれて更に濃く深く
    滲み出てた気がします。

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    2026年08月02日
  • スピーチ

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    象徴的な殺され方の死体に、捜査と独白から徐々に全てが明らかになっていく過程が、おもしろかったです。

    どんなに分かろうとしても、他の人がどう思っているか、感じているのかは分からない。たとえ家族であったとしても‥寄り添う優しさには、そうするからには上辺では終わらせない覚悟も必要なのかな‥最後そう思いました。

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    2026年07月24日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    さっと読むのにちょうどいい感じ。
    それぞれの登場人物に課せられた役割がわかりやすく、気持ちよく読み終わった。
    「イヤミス」と呼ぶにはちょっと物足りない気もした。

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    2026年07月23日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    個人的には読んでて2回、「えー!?」となるどんでん返しの展開があった。前の2シリーズより展開が予想できなかった。
    ただ、シリーズ3作連続で時間を空けずに読んだので三ツ矢と田所パートの部分が同じような文の繰り返しで少し飽きてしまった。たしかにシリーズが進むにつれて2人の関係性も近づいてきているのは分かるんだけど、いつも田所視点で書かれているので、三ツ矢に対するヤキモキする気持ちや起こる展開がずっと同じ感じ。時間を空けて読むべきだったのかも。シリーズ4作目はまだ本になってないので、少し時間が空くだろうし、楽しんで読めるかも。
    その代わり、過去パートの展開が本当に面白い。早く読み進めたいと思ってペー

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    2026年07月14日
  • レッドクローバー

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    読みやすく、先を知りたくなる構成も良く、面白かった。

    灰戸町の住人の赤井家に対する反応が、ちょっとピンとこない。村八分というだけでは説明できない何かがあると思ったけど、何もなかった。
    また、どんでん返しもそれが過ぎると冷めてしまう。オチは今ひとつだった。

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    2026年07月12日
  • スピーチ

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    帯を読んで思わず手に取り読んだので、いい意味で騙されました〜。
    黒いガムテープの本当の意味を知った時なんとも言えない悲しさが広がります。

    また、まさきさんが札幌市在住の作家さんという事もあり、立地状況もリアルに描かれていたのがよりストーリーの中に引き込まれた要因なのかも。
    架空とは言えまさか澄川に警察署があるとは!

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    2026年07月12日
  • スピーチ

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    目に見えているものだけが、真実なわけじゃない、ってこういうことなんだろうな、と。
    それにしてもエピローグに爆弾投げ込んでくるやん。

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    2026年07月10日
  • あなたが殺したのは誰

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    この作者の話をもっと読みたいと思った。
    長編、過去と現在が入り乱れて進むストーリーが、本当の終盤にジェットコースターのようにつながっていく時の快感ときたら。

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    2026年07月02日
  • レッドクローバー

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       ──世界は人間の醜さでできている──
    自分が生きるために──。
    生き残るために──。
    殺されないために──。

    田舎、村八分、古い神社…
    登場人物が何かしらの不満を抱えていて胸糞悪くなる一冊です( ̄▽ ̄)笑

    作中「死ねばいいのに」が何回出てきたことか笑

    おかげさまでそんな願掛けをしたことのない人生を過ごさせていただいてます。

    ヒソによる一家殺害事件、豊洲バーベキュー事件、神社のボヤ、村での火事……

    生き残った1人の少女を追う記者が辿り着く真実とは!!

    胸焼けするほどの「死ねばいいのに」に自分が洗脳されないようにと気分転換しようかと思うものの先が気になるミステリーとして読ませる一

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    2026年06月30日
  • スピーチ

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     2つの殺人は関係があるのか?犯人は他にも殺人を行っているのか?殺された女性の軽さが気になりつつも、手がかりのなさと思い込みの激しい女性たちの感情的な言動に読み手は惑わされてしまう。
     魅力的なキャラクターである緑川班長の言動は「我々は想像を事実と混同してはいないか?相手の言葉を自分に都合よく理解していないか?」と問いかけているように感じた。うーん、ファンになってしまったかも。
     8050問題、ワンオペ、発達障害の2次被害、過保護や放任など現代的な問題についても考えさせる。

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    2026年06月26日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    そんな所が繋がるのか、という連続でした。最後の野々子と大樹のシーンが意味している事がいまいち分かっていないのですが誰か解説していただけませんか。

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    2026年06月23日
  • スピーチ

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    理由ってあってないものなんだろうか? なんかはっきりとはしない。その時にそんな気分になったから、ただ行動したといったような。これじゃ納得できないよ。

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    2026年06月18日
  • 祝福の子供

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    ネタバレ

    「心がない人」がいる。自分が産んだ赤ん坊のことを「産んでしまえば他人」と言い切る人がいる。

    死んだはずの父親がまた死んだと聞かされて戸惑う主人公は、ならば20年前に弔った父親はいったい誰だったのかを調べはじめます。そして知る衝撃の事実。大げさでも何でもなくて、本当に衝撃的。

    彼女が調べる間に次々と起こる殺人事件の犯人と真相には「えっ」と声が出そうになるほど驚きました。プロローグの女が誰だったのかも最後に明らかになって愕然。

    母性と共に父性が何であるのかも考えさせられます。かわいくなくても育てる。偽物でも悪より善。

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    2026年06月14日