まさきとしかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
解散した七人組元男性アイドルグループのファンキーカラーズで一番目立たなかった南田蒼汰が北海道のY市の廃ホテルで何者かに刺殺されます。
蒼汰は、誰になぜ殺されたのか…?
六人の蒼汰に関わる人間が一話ごとに事件について語ります。
「毒婦A子」
職場が同じだったファンの中年女性。
「あの世のあいつ」
元蒼汰と同じグループのセンターだった男。
「聖地の女」
週刊誌の女性記者。
「母の骨噛み」
血のつながらない伯母。
「幸福の王子様」
蒼汰の元マネージャー。
「運命のあなた」
謎の女。
最初は元グループのメンバーが次々に謎の死を遂げていく事件の解明かなと思ったら違いました。
途中まではB級ミス -
Posted by ブクログ
半分くらい読み進めてから、え、もう解決しそうだけどここからどうなっちゃうの?!まだ残りこれだけあるから、こうか?こうなのか?!
と、あれこれ予測しながら読むのが楽しかったです。
分からない、理解できないものの怖さ。
それを認めてしまうと、なんでもありになっちゃうから…この話だって、結末はこうだったけど、別の人が犯人で、そこらへんに動機はいくらでも転がってる気がしました。
実際には怒らないでほしいけど、なんか、人それぞれの思いとか境遇、考え方、そんなの考え出したら、いつ誰がどんな人を恨んでもおかしくないんだとおもいました。
タイトルも、まぁ、良いと思う。表紙も。
でもさ、やっぱり平凡 -
Posted by ブクログ
一つの出来事が周りに与える影響の大きさを知る。
元アイドルグループの一人が殺害される。
その一つの事件によって周りの人たちに与える影響の大きさに驚愕しました。
人の欲望と執着の悍ましさを知ることができる恐ろしい小説でもありました。
なぜ、殺されたのか?誰が何のために?
自分の理想や正義を押し通す強さも感じました。
でも、それが世間から見たら気持ち悪い行動でも、自分にとっては正義だと感じる。
それを考えると人の行動を批判するのも考え用だと感じました。
とても奥深い作品でした。あまり気持ちのいい小説ではないですが読む価値は大いにあると感じます。 -
Posted by ブクログ
人気アイドルグループのメンバーの死をきっかけに、関係者それぞれの視点から、隠されていた感情と関係性が少しずつ浮かび上がっていく。
まずタイトルのインパクトが強烈で、その違和感のまま読み始めることになる。
ただ読み進めるうちに、その言葉が持つ意味の重さがじわじわと効いてきて、気持ちはどんどん沈んでいく。正直、誰にも共感できないし、感情的には距離を置きたくなる。それでも「なぜここまで歪んでしまったのか」という理由を知りたくて、読む手が止まらない。
描かれているのは、人間の裏側そのもの。愛情、依存、嫉妬、執着——どれもありふれているはずの感情なのに、ここでは歪み切った形で表に出てくる。一方で、ア -
Posted by ブクログ
あらすじに惹かれて。
生みなおして育てれば良いという考えには驚いたけど、自分が愛する存在が突然目の前から居なくなったら私も同じことを考えてしまうのかな…と思う。
どうしても前の子供に重ねてしまう気持ちは凄く分かるし、それは子供や他人からみたら曲がっている考え「母親失格」な行動であることも本人もきっとわかっていて…。
その個々の心の状態の移り変わりにハッとさせられたり、視点が変わるとそう感じてしまうのか…と様々な発見があって、ミステリーとしても、この可能性があるんじゃ…でもこうなのか…?と後半結構揺さぶられて面白かった。暗めだけれど人の成長みたいなのも見られる不思議なお話だった。