まさきとしかのレビュー一覧
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雨の中、滅多刺しにされて殺された戸沼暁男。
浮気相手で婚約する予定だったという佐藤真由奈。
戸沼暁男の妻である杏子。
その娘の史織、息子の優斗。
梶原と我城が捜査を始めるが…。
みんながみんなタイトルのとおり、いちばん悲しいと思っていて、同級生に唆されたり、職場の人に唆されたり、姉に唆されたり。
一年前にあった事故で女の子が亡くなっていて、その母親である渡瀬川瑠璃がとにかく怪しいのなんの。
たった一言が人を殺めてしまう時もある。
たった一言で殺人を犯してしまう人がいる。
本当に、いちばん悲しいのは誰だったのかな。
戸沼暁男を殺した犯人だよね、きっと。 -
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誰を殺そうと自由だと言い放った小野宮楠生。
元交際相手である山本若菜、清掃員である亀田礼子を殺害したとして逮捕された小野宮。その弁護を頼まれた宮原貴子。
小野宮に亡くなった弟の姿を重ねながら、貴子は小野宮の過去や動機や事件の真相を追っていく。
二重人格、ツギハギだらけの性格。
小野宮という人物は、一体どういう人間なのか。
クズ女のメンバー、そして小野宮の幽霊時代を知る宍戸真美が出てきてからは一気に先が気になって、一気に読み進めてしまった。
小野宮は幸せだったのかな。
宍戸真美は、クズ女のメンバーは、山本若菜は、亀田礼子は、そして貴子自身は、幸せだったのかな。
なんだか複雑な心境で読み -
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玉瀬家には72歳になる母、41歳の澪子、46歳の香波、47歳のノーリーこと典史、4人が暮らしている。
離婚が珍しくなくなった昨今、出戻りの娘達と一緒に生活する家族も増えて来ているのかも知れない。
しかしながら、個性強めの登場人物達、惰性で生きているネガティブな澪子、怒りっぽくてプライドの強い香波、独特な話し方をするドルオタの典史、繊細な面を感じつつも人生ガハハと笑ってやり過ごす母親。
共感出来る人物はいないが、時々ハッとする言葉が登場する。
>自分のことも考えられない人間が、他人のこと考えられるわけがない
>家族だからつながってるような気になってるけど別々の人間
確かに、良く知っている -
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ネタバレ不妊治療、流産を経て授かった幼い息子を亡くし、その後に生まれた妹に対し兄の生まれ変わりである事を押し付ける母。ある時から急に「娘は娘」とハシゴを外したものの、娘はトラウマを抱えて今やストーカー。
その家の隣に住む、一見ダメ親風のシングルマザー。実は暴力夫から逃げている、幼い息子想いの良い母親…と思いきや、やっぱり実はダメ親。成長した息子もなかなかのダメ野郎で最終的には変死。
姉には異常に優しいのに弟には辛く当たる母。モンペ母が姉の友達に傷害事件を起こして一家離散、姉は死んだ男の子の生まれ変わり、と言い張り引きこもり。弟は人に距離を縮められると拒否してしまう、こちらも揃ってトラウマ持ち。
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ネタバレ一貫性のないつぎはぎのような性格。
笑顔でピースサインをする彼は、一体何を思っているのかー。
気になって読み進める。
人間は複雑。簡単に、わかるものではない。
弁護士の貴子自身、家族の関係に思うところがあるのに、家族神話に、はしりがち、冷静で7年間妹に会っていないという発言から、関係性が薄いと判断したり、それほど悲しんでいないと勝手に思っていたり。楠生を救う会の女性たちに対しても…。
楠生にしても、音信不通の関係性であっても、楠生を救う会の女性たちも、人付き合いが悪い人間であっても、見えている部分だけが彼らのすべてではないということ。
貴子は、何度も見えない部分に手を伸ばそうとす -
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ネタバレ終始、どんよりと暗く重い空気に満ちた小説。
ミステリーとしての謎は解決されるのに、スッキリしないベタつくような後味の悪さから逃れられない、そんな物語を求める方にはオススメの1冊。
ただ、内容的に、現在進行形で毒親に苦しめられている人は読まない方が良い。
「完璧な母親」という言葉自体にはマイナスな要素は無いはずなのに、この言葉に漂う不穏な気配は何なのだろう。
読み終えても、それが晴れることはありません。
幼い子の人格に母親が如何に強い影響を与えるのか。そしてそれから逃れることは一生できないのではないか。そんな風に感じられました。
「完璧な母親」である知可子が息子を失ったことは本当に悲しい出 -
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まさきとしか、の他の本はもっとストーリーの輪郭がカッチリしてて、どんなふうに読めばいいか分かりやすかったんやけど、、ちょっとなんか読みにくかった?感じ。
でも、良かった。…今までずっと、自分の子どもを愛し抜く守り抜く覚悟もないのになんで産むの?って思ってた。 ネグレクトとか虐待とかさ、その子の人生の責任が取れないなら、産まんかったらいいのに、って。そんなんで母親父親になるなって。
でも、それは自分が愛されて育ったからそう考えるだけで、私の想像力が足りてないんかな。母親も父親も、戸惑ったりわが子であれど疎ましく思ったり、自分の人生で優先したいことがある、、ひとりの人間として。
子どもにとって親は