まさきとしかのレビュー一覧

  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    元アイドルの南田蒼太が殺された。
    犯人は一体誰?動機は?とマスコミが煽り世間も騒ぐ。
    元グループのメンバー、親族、取材に行く記者、元マネージャーなど…生前の彼と関わったいろいろな人物の立場から、この事件についてや蒼太との思い出が語られていく。

    それぞれの主観でしかストーリーを追えないためなかなか全貌が見えてこず、一人ひとりの狂気が際立つ。
    事件の被害者と関わりがあったとなると、何かしらそこに執着したくなってしまうのだろうか。
    蒼太を神聖化するファンも、貶めようとする立場も、どちらも不気味だった。
    短めで読みやすかったが、真犯人も蒼太との関係も、知れば知るほどオエェーーという感じだった(語彙力…)。

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    2026年06月29日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    周囲がつくり上げたイメージにずっと応え続ける主人公は、実は心がすごく疲れていたような気がする。周りの人達はどんどん"
    こうあってほしい"という要求を大きくしていいき、その理想に主人公を押し込めていく様子が不気味だった。

    主人公の振る舞いには本心も含まれていたようには思うが、周囲の期待に応え続けるうちに、どこまでが本音で、どこからが演じた自分なのか、本人にも分からなくなってしまったのではないかな。

    この作品ほど極端な状況ではなくても、他人の期待に応え続けるうちに、自分自身を見失ってしまうことは誰にでも起こり得るのだなと思う。

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    2026年06月28日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    殺された主人公について、周囲の人間の反応がそれぞれ描写されていた。各個人が主人公を利用し、理想像を追い求めるあまり、人として狂っていく姿を見て、他者に対する執着心とは何かを考えさせられた。
    一方、どんなに物語を読み込んでも、主人公の人柄や何を考えていたかわからないところが、作品全体に不気味さと余韻を残している。

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    2026年06月27日
  • あの日、君は何をした

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    連続殺人犯に間違われて職質されそうだから逃げたら交通事故に遭って亡くなった男の子。それにより気が狂ってしまった母親。その15年後に起きた女性が殺される事件と失踪する男性。
    時間は経っているし無関係そうに見えるけど何かが繋がってる。何が起こっているんだ?という話。

    ミステリー小説の推理を楽しむというより、ヤバい方に変わっている人間が多すぎて、人間性を楽しむ要素が強かった。とりあえず子を思う母親は怖い。

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    2026年06月27日
  • あなたが殺したのは誰

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    ふたつの物語がどう繋がるのかなと思いながら読み進めていましたが、そう来たか!と。
    誰も救われない切ない物語ではあるけれど、刑事コンビの片思い中みたいな田所がそれを少し中和してくれてます。三ツ矢シリーズの第4段の文庫待ちです。

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    2026年06月25日
  • スピーチ

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    キャラ設定と文章が下手。。
    ストーリーは面白いけど、唐突感。
    まさきさんて、歪んだ親子設定が得意ジャンルなのかな。読後感がモヤる。

    そして突然の題名、スピーチでてきた。
    そういや、忘れてた。うーん、題名が弱い。

    詰め込みすぎで終始とっ散らかってるし、二時間ドラマ、家事しながらながら見てて、なんとなく展開読めるから最終的に、ふーん、、で?
    って終わっちゃった。そんな感じ。

    とにかく、バディの2人が全く魅力的じゃなかったから、シリーズ化されても読まないかも。

    辛辣に書いちゃったけど、読まなきゃ良かったとか、終始意味わからない、みたいのはなかったから、星3。

    追記:みなさんのレビューを読んで。これがイヤミスってジャンルなのか!だからあまり好みじゃなかったのかも。

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    2026年06月23日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    現在と1993年の出来事を交互に点と点を結びつけていく物語。
    場所も時も全く異なっているのに繋がった時に声が出てしまった。いや〜よくできてる。

    人間の思い込みから間違いを犯すとその先が終わる。小寺母は何も悪くないよなー。ゆいが1番気の毒だった。幼少期から毒親に育てられて救える方法はなかったのか。でも私の親は毒親ではないので分からない。

    呪いも祈りもあると思ったりだから祈ろう、あとは何があっても殺人はダメだし、、いや、でも自分の親を殺されたらそうなっちゃうのかな。
    許すこと=前進すること。その大切さを感じた。

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    2026年06月17日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    歪んだ母子関係が引き起こす殺人事件
    二転三転する容疑者
    謎解きを楽しみながら、読み進められた
    刑事も魅力的だった

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    2026年06月11日
  • スピーチ

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    目に黒い粘着テープが貼った遺体が見つかり、8年前にも同じ殺人事件があり犯人を探していくお話し。
    刑事の緑川と環奈が犯人を探していくが、私の予想を何度も裏切られたお話しだった。
    母の息子に対する異常な愛情がかかわってくるが、大切に思う所は分からなくもないと思った。

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    2026年06月09日
  • あなたが殺したのは誰

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    ◾️サマリー
    ・猟奇的な母親たち
    ・北海道と東京の二つの時系列が異なる物語
    ・長谷川博己さん主演にしたら面白そう

    ◾️所感
    まさきとしかさんという作家さんは、大変珍しい建て付けで物語を構成するみたいだ。
    全く関係がないと思われる二つの物語を最後の最後に接点を作り出して、統合してしまう。
    正直、読んでいる最中は二つの物語はどういう関係性があるのか、分からないまま読み進めることになる。
    早くタネが知りたい人にはイライラしてしまうかもしれない。
    登場人物の1人である常盤結唯は、母親の呪縛から解き放たれたかった。その気持ちは理解できるが、自分の子(結局は赤の他人)を殺害した気持ちは理解できない。自身の娘が、母の生まれ変わりと思い悪しき呪いのようなものを断ち切ろうとしたのか。
    感情移入ができない分、後半は興醒めしてしまった感がある。
    構成はとても面白い。この二つ物語は、どこでどう繋がるのか?とワクワクする。
    でも、繋げ方が雑過ぎる。それは、上述した興醒めの背景にあたる。無理やり二つの物語を作り出して、最後に繋げなくても良かったのではないかな。
    それでも、主演の三ツ矢刑事を長谷川博己さん、相棒の田所刑事を松下洸平さんあたりが演じられたら、面白そうだなぁと想像しながら、楽しく読めた。

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    2026年05月23日
  • 彼女が最後に見たものは

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    後出しの登場人物、嘘の証言によって成り立っている感が否めずミステリとしてはあまり美しくないと感じた。また、三ツ矢が魅力的なキャラとは言えない。

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    2026年05月17日
  • レッドクローバー

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    分厚めの本だったけど、一気読みした。分かってたけど疲れた。登場人物たちの負のエネルギーに翻弄された感じ。
    子供を愛せない親はいるかもしれないけど、親を初めから愛してない子供はいない。子供を親が踏み躙ってきた結果がこのラストなんだなと思う。

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    2026年05月05日
  • スピーチ

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    3.5
    自分の地元が舞台のミステリーだったので読んでみた。犯人が気になりつつも、二転三転って感じか。母親の歪んだ愛情。

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    2026年05月03日
  • あなたが殺したのは誰

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    三ツ矢シリーズのなかで一番良かった。毎回読むたび重い展開なんだろうなと思いつつ読んでしまう。構成の仕方も、他作に比べると読みやすく感じた。、

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    2026年04月25日
  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    久仁子に笑子、春香…三者三様にタイプが分かれる毒母の根底に共通するのは「こんな筈じゃなかった」という自分の人生に対する常に燻る不満と怒り。
    ちひろも三葉もその犠牲になって先に心を殺された被害者なのに、幸せになれないどころか反対側に立つようになってしまうのがやりきれない。
    子どもが本当に望んでいるのは復讐じゃなくて愛情だから、親を憎みきれなくて更に苦しむのが辛いな。
    「やられる前にやる、殺される前に殺す」といった過激な言葉こそアダルトチルドレンからの最大限のSOSの叫びに聞こえて仕方なかった。

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    2026年03月14日
  • 祝福の子供

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    子ども。どこか遠いような存在であり、一方で同い年で既に親の人もいます。
    莫大な覚悟を持ち、生まれてきた子に一生分の愛を注ぐ。それが自分の子でないとしたならば、果たして同じように愛を注げるのだろうか。事実と感情に挟まれながら、葛藤や苦悩をし続けて、親とは、と向き合うことで見えるものがあるのかなと思いました。
    また、大人の欲により、変えられた子どもたちが、もがき苦しみながら辿り着いた様を通じて、本当の親としての愛や人の欲深さみたいな2面性を感じしました。

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    2026年03月09日
  • いちばん悲しい

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    幾つかの殺人や事故を軸に、女性たちの毒のような感情が渦巻きます。
    不倫を主とした男女の歪んだ関係性に、まさきとしか作品ではおなじみの母子の問題が重なり、登場する女性たちは皆、「誰かが不幸だから悲しい」のではなく、「自分自身がいちばん悲しい」という地点に立たちます。

    今回はミステリー色がやや強く、事件の謎解きも物語を重層的に。犯人像については少しすっきりしない印象も残りますが。
    その一方で、冒頭に登場する“騙されていた不倫女性”の描写は圧倒的で、生々しく、気持ち悪さが際立っていました。
    他者の悪意や不幸よりも、自分の中にある感情の醜さこそが読後に残ります。そんな意味で、本作のタイトルは非常に的確だと思いました。

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    2026年02月08日
  • 屑の結晶

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    テンポよく読めました
    最後は、とても切ない気持ちになりました
    まさき先生の本は4冊目でしたが、他の作品も読みたくなります

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    2026年01月11日
  • 完璧な母親

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    「人の内面の狂気」を描く作家は多々いるが、まさきとしかは狂った精神状態を細微にわたり描き切る。
    寝ないといけない夜に読み始めてしまい、結局ほとんど寝れず読み切ってしまった。

    第二章にうつった時、第一章とは全く違う人物が描かれ、これが第一章に最終的にどう交わっていくのだろうと思うと読むのをやめることができなかった。

    最終的な感想は、
    まさきとしか、やっぱり狂った精神状態を描くのが上手いなー 凡人の発想では到底追いつかないわー

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    2026年01月10日
  • 祝福の子供

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    全体はミステリの構成で、且つ
    親になれば子どもを愛するのは当然なのか、と問いを投げ掛けてくる骨太なお話だった。

    子どもに「供」の文字を使わなくなっていることが多いけど、
    この本のタイトルはまさしく、
    供える・隷属する意味が思い起される「子供」がしっくりくる。
    主人公の宝子をはじめ登場する人は皆、親に翻弄されて、生きながらあがいているから。

    だけど読み終えると醜くあがくことになったとしても、あがくことこそがだいじなんだと思えてくる。
    「祝福の子供」というタイトルは、なんか人間讃歌のようだと思った。

    まさきとしか作品は初読みでしたが、他の作品も読んでいきたい。

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    2025年12月21日