まさきとしかのレビュー一覧

  • いちばん悲しい

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    雨の中、滅多刺しにされて殺された戸沼暁男。
    浮気相手で婚約する予定だったという佐藤真由奈。
    戸沼暁男の妻である杏子。
    その娘の史織、息子の優斗。

    梶原と我城が捜査を始めるが…。

    みんながみんなタイトルのとおり、いちばん悲しいと思っていて、同級生に唆されたり、職場の人に唆されたり、姉に唆されたり。

    一年前にあった事故で女の子が亡くなっていて、その母親である渡瀬川瑠璃がとにかく怪しいのなんの。

    たった一言が人を殺めてしまう時もある。
    たった一言で殺人を犯してしまう人がいる。

    本当に、いちばん悲しいのは誰だったのかな。
    戸沼暁男を殺した犯人だよね、きっと。

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    2023年08月12日
  • 屑の結晶

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    二人の女性を殺し、ピースサインをしながら逮捕された楠生。詐欺師のように複数の女性に寄生し養われ、弁護士にも本心を全く見せない。事件の真相はどこにあるのか。
    意外な真相と言えばそうだけど、なんというかもやもやが残る…これはまさにイヤミスというやつなのだろうか。
    しかし…全ての登場人物の考えが浅くてイヤになる…。
    この人たちとは関わらない世界線で生きていたいと思った。

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    2023年08月09日
  • 完璧な母親

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    第1章はとても興味深く、どうなるのかと思いながら読み進めていたが、第二章以降の人間関係と接点が少し強引な感じがした。
    波琉子と涼太の二家族でストーリーを進めていってもよかったのではないかと思った。終盤になるにつれて、涼太の母親の存在意義が失われていってしまったのが残念。

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    2023年07月02日
  • 屑の結晶

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    誰を殺そうと自由だと言い放った小野宮楠生。
    元交際相手である山本若菜、清掃員である亀田礼子を殺害したとして逮捕された小野宮。その弁護を頼まれた宮原貴子。

    小野宮に亡くなった弟の姿を重ねながら、貴子は小野宮の過去や動機や事件の真相を追っていく。

    二重人格、ツギハギだらけの性格。
    小野宮という人物は、一体どういう人間なのか。

    クズ女のメンバー、そして小野宮の幽霊時代を知る宍戸真美が出てきてからは一気に先が気になって、一気に読み進めてしまった。

    小野宮は幸せだったのかな。
    宍戸真美は、クズ女のメンバーは、山本若菜は、亀田礼子は、そして貴子自身は、幸せだったのかな。

    なんだか複雑な心境で読み

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    2023年06月19日
  • 玉瀬家、休業中。

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    玉瀬家には72歳になる母、41歳の澪子、46歳の香波、47歳のノーリーこと典史、4人が暮らしている。

    離婚が珍しくなくなった昨今、出戻りの娘達と一緒に生活する家族も増えて来ているのかも知れない。

    しかしながら、個性強めの登場人物達、惰性で生きているネガティブな澪子、怒りっぽくてプライドの強い香波、独特な話し方をするドルオタの典史、繊細な面を感じつつも人生ガハハと笑ってやり過ごす母親。

    共感出来る人物はいないが、時々ハッとする言葉が登場する。
    >自分のことも考えられない人間が、他人のこと考えられるわけがない
    >家族だからつながってるような気になってるけど別々の人間

    確かに、良く知っている

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    2023年02月12日
  • ある女の証明

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    ネタバレ


    色々な人の視点を通して、貴和子という人を描いた作品。
    結局鍵井は貴和子の交際相手だったのか、夫の交際相手だったのか、はたまた友達だったのか
    いろいろとすっきりしないところが多く残る。
    貴和子は男を惑わせる魔性の女的に描かれていたけど、貴和子自身は男を信用していないし、むしろ嫌っていたんじゃないかなとも思った。

    あと、最近いろいろな作品を読んでいて思うけど、過去の自分の思考に未来の自分が苦しめられることってあるよね。
    過去の自分が馬鹿にしていたり、嫌っていたりした対象に、未来の自分がなってしまうみたいな。

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    2023年01月22日
  • 完璧な母親

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    ネタバレ

    不妊治療、流産を経て授かった幼い息子を亡くし、その後に生まれた妹に対し兄の生まれ変わりである事を押し付ける母。ある時から急に「娘は娘」とハシゴを外したものの、娘はトラウマを抱えて今やストーカー。

    その家の隣に住む、一見ダメ親風のシングルマザー。実は暴力夫から逃げている、幼い息子想いの良い母親…と思いきや、やっぱり実はダメ親。成長した息子もなかなかのダメ野郎で最終的には変死。

    姉には異常に優しいのに弟には辛く当たる母。モンペ母が姉の友達に傷害事件を起こして一家離散、姉は死んだ男の子の生まれ変わり、と言い張り引きこもり。弟は人に距離を縮められると拒否してしまう、こちらも揃ってトラウマ持ち。

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    2023年01月22日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ

    一貫性のないつぎはぎのような性格。

    笑顔でピースサインをする彼は、一体何を思っているのかー。
    気になって読み進める。


    人間は複雑。簡単に、わかるものではない。

    弁護士の貴子自身、家族の関係に思うところがあるのに、家族神話に、はしりがち、冷静で7年間妹に会っていないという発言から、関係性が薄いと判断したり、それほど悲しんでいないと勝手に思っていたり。楠生を救う会の女性たちに対しても…。


    楠生にしても、音信不通の関係性であっても、楠生を救う会の女性たちも、人付き合いが悪い人間であっても、見えている部分だけが彼らのすべてではないということ。

    貴子は、何度も見えない部分に手を伸ばそうとす

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    2023年01月19日
  • 屑の結晶

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    楠男にとっては最初も最後も彼女への感謝の気持ちを持ったままだったというのは少し感情を揺さぶられた。
    話の終盤は楠男取った行動の意味を考えさせる話だった。

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    2023年01月18日
  • いちばん悲しい

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    大雨の夜滅多刺しで刺された男。
    何故、彼は殺されなければならなかったのか?
    犯人は誰なのか?
    彼の妻子、愛人、交友関係。

    みんな怪しそう。

    この小説の中の女性たちに共通するのは
    「自分がいちばん可哀想」と思っていること。

    自分が一番辛い、自分は悪くないのにという感情からは、幸せは生まれない。

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    2023年01月15日
  • 屑の結晶

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    やっぱり「まさきとしか作品」

    序章で抱いた印象から一転。最後は切ない?悲しい?虚しい?感じが残る。
    自分の「存在する」価値はなにか
    自分の「生きる」価値はなにか

    それぞれ登場人物が「自分の価値」についての問題を抱えて生きてる。

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    2023年01月09日
  • 完璧な母親

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    ネタバレ

    終始、どんよりと暗く重い空気に満ちた小説。
    ミステリーとしての謎は解決されるのに、スッキリしないベタつくような後味の悪さから逃れられない、そんな物語を求める方にはオススメの1冊。
    ただ、内容的に、現在進行形で毒親に苦しめられている人は読まない方が良い。

    「完璧な母親」という言葉自体にはマイナスな要素は無いはずなのに、この言葉に漂う不穏な気配は何なのだろう。
    読み終えても、それが晴れることはありません。
    幼い子の人格に母親が如何に強い影響を与えるのか。そしてそれから逃れることは一生できないのではないか。そんな風に感じられました。


    「完璧な母親」である知可子が息子を失ったことは本当に悲しい出

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    2023年01月06日
  • 完璧な母親

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    なかなか結末が見えないまま話が進んでいった。愛ある故に歪んでしまった家族?が描かれている。自分が母親だったらもっと登場人物の気持ちがわかるかもしれないけど、感情移入はできなかった。あとがきが非常によくまとめられていて、それを読んで確かに確かにと思えた

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    2023年01月01日
  • 完璧な母親

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    前半の狂気に満ちた感じに
    ワクワクしながら読み進めましたが、
    後半はちょっとバラバラした印象でした。

    それぞれで完結はしてるのかな?
    どうなのかな?

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    2022年12月20日
  • 屑の結晶

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    読みやすい。構成がうまい。
    これは誰の物語だったのだろう。
    楠生は人間にもなってなかったのではないだろうか?楠生はクズ男にもなれないほど人間じゃなかったような気がする。
    彼を作り上げた周りの人間のクズを集めて彼は彼になったのだろう。でもほんもののクズではない。ハリボテのクズ男だった。
    だから、悲しくも切なくもない物語だった。
    ただ団地の汚い一室の暗い部屋に一人で閉じ込められていた小さな男の子の影だけが、哀しく頭の隅に残ります。

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    2022年12月07日
  • 屑の結晶

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    それぞれの悲しい親子や家族関係を抱える不幸な人たちばかり出てくる。だんだん答えが見えてくるけど、それぞれの胸に抱えたまま。

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    2022年11月28日
  • 屑の結晶

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    帯の最後に流れる涙が止まらない!に惹かれて購入してみました。
    結果泣きはしなかったし、さほど感動もしなかった。
    クズ男の行為は非道に思えても、純粋な思い、愛がそこにあったからこそ、どこか尊い行いにも見える。屑と片付けるには違う感じ。見返りを求めない一方的な愛だからこそよりピュアで美しいのかもしれないけど、相思相愛な展開を希望していたのでこの評価。

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    2022年11月26日
  • 完璧な母親

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    前半は狂気に満ちた感じで面白かったのに、だんだん尻すぼみしていった。すこし期待外れだったかな。

    ただ母親という存在に対する世間や周り、時には自分からのプレッシャーはすごく理解できて、同情した。

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    2023年11月18日
  • 祝福の子供

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    まさきとしか、の他の本はもっとストーリーの輪郭がカッチリしてて、どんなふうに読めばいいか分かりやすかったんやけど、、ちょっとなんか読みにくかった?感じ。
    でも、良かった。…今までずっと、自分の子どもを愛し抜く守り抜く覚悟もないのになんで産むの?って思ってた。 ネグレクトとか虐待とかさ、その子の人生の責任が取れないなら、産まんかったらいいのに、って。そんなんで母親父親になるなって。
    でも、それは自分が愛されて育ったからそう考えるだけで、私の想像力が足りてないんかな。母親も父親も、戸惑ったりわが子であれど疎ましく思ったり、自分の人生で優先したいことがある、、ひとりの人間として。
    子どもにとって親は

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    2022年12月03日
  • 完璧な母親

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    ようやく授かった息子を失ってしまった母親が、産み直しとして娘を授かり、息子の生まれ変わりとして育て直すという作品。

    前半にかけての母親の狂気じみた行動を描く筆致力はさすがだった。ただ若干息子と重ね合わせることをやめた理由がわからなかったり、息子の死の真相を明らかになるまでも尻すぼみ感が否めないなとは思った。

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    2022年10月09日