まさきとしかのレビュー一覧

  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    6章それぞれで語り手が変わり、短編集のような感覚で読みやすかった。
    人間の弱さ、愚かさ、醜さといったドロドロとした部分がそれぞれの語り手と南田蒼太という1人の人間の死を通じて露呈する。
    ページ数も少なくて1時間半程度でサクッと読めるがいい具合の重たい読後感。帯はちょっと誇張しすぎかなぁ。

    この作者さんの作品ははじめて読んだのでイヤミス好きとしては他の作品も読んでみたい。

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    2026年06月11日
  • スピーチ

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    目に黒い粘着テープが貼った遺体が見つかり、8年前にも同じ殺人事件があり犯人を探していくお話し。
    刑事の緑川と環奈が犯人を探していくが、私の予想を何度も裏切られたお話しだった。
    母の息子に対する異常な愛情がかかわってくるが、大切に思う所は分からなくもないと思った。

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    2026年06月09日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    難しい言葉が出てこないのでわりとサクサク読める。
    最初の方は、警察に事件の犯人と間違われて追われた挙句、トラックにぶつかって死んでしまった水野大樹がとても可哀想で、「夜中に出歩く中学生なんてろくでもない、犯人逮捕の邪魔をした」などと好き勝手に言う世論に腹が立ったし、それを言われる遺族、特に母親のいづみに深く感情移入した。
    しかし、いづみsideの話を読むうちに、だんだんと「私はこんなにも幸せなのよ!みて!」と、自らの容姿へのコンプレックスなどを、築いた幸せな家族関係で払拭しようとするようなシーンがでてきて、いづみに共感できなくなった。本当に家庭に幸せを感じているというよりも、こんなに素敵な家庭

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    2026年06月05日
  • あの日、君は何をした

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    中学生の少年が殺人容疑で捕まりそうなところを逃げてトラックに跳ねられる事件と、その15年後にOLが殺されて容疑をかけられた不倫相手が失踪する事件の2部からなる話です。
    なかなか二つの話が結び付かず、気になりながら読み続けましたが、最後の方で謎が解けていきます。
    結果は悲しい話ですが、それ以上に母親の愛情ってねじれるとメッチャ怖いなとも思いました。

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    2026年06月03日
  • あの日、君は何をした

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    ■サマリー
    ・息子を失った母親の狂気
    ・二つの物語は、因果でつながる
    ・家族だから理解できないこともある

    ■所感
    前回、本作品のシリーズ三作品目にあたる「あなたが殺したのは誰」を読んだ。
    シリーズ三作品目は、過去と現在を行ったり来たりしながら、物語を進めていく手法を取った。
    一方で、シリーズ一作品目にあたる本作は、まずは過去を語り、その後に現代を語るという流れの建付けである。
    そのため、読み手にとっては作品の構造が分かりやすく有り難かった。
    つまり、シリーズ三ほど二つの物語の相関性に悩まなくてよいのである。
    二作品を読んで感じたのは、まさきとしかさんという作家は、異なるように見える二つの物語

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    2026年05月24日
  • あなたが殺したのは誰

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    ◾️サマリー
    ・猟奇的な母親たち
    ・北海道と東京の二つの時系列が異なる物語
    ・長谷川博己さん主演にしたら面白そう

    ◾️所感
    まさきとしかさんという作家さんは、大変珍しい建て付けで物語を構成するみたいだ。
    全く関係がないと思われる二つの物語を最後の最後に接点を作り出して、統合してしまう。
    正直、読んでいる最中は二つの物語はどういう関係性があるのか、分からないまま読み進めることになる。
    早くタネが知りたい人にはイライラしてしまうかもしれない。
    登場人物の1人である常盤結唯は、母親の呪縛から解き放たれたかった。その気持ちは理解できるが、自分の子(結局は赤の他人)を殺害した気持ちは理解できない。自身

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    2026年05月23日
  • 彼女が最後に見たものは

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    後出しの登場人物、嘘の証言によって成り立っている感が否めずミステリとしてはあまり美しくないと感じた。また、三ツ矢が魅力的なキャラとは言えない。

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    2026年05月17日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    中盤であっさり犯人が判明したので、これは真犯人ではないよな?と思ってたらそこから二転三転。エピローグから察するに犯人は自分の罪を認めないで擦り付けるつもりか?

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    2026年05月14日
  • レッドクローバー

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    分厚めの本だったけど、一気読みした。分かってたけど疲れた。登場人物たちの負のエネルギーに翻弄された感じ。
    子供を愛せない親はいるかもしれないけど、親を初めから愛してない子供はいない。子供を親が踏み躙ってきた結果がこのラストなんだなと思う。

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    2026年05月05日
  • スピーチ

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    3.5
    自分の地元が舞台のミステリーだったので読んでみた。犯人が気になりつつも、二転三転って感じか。母親の歪んだ愛情。

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    2026年05月03日
  • あの日、君は何をした

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    ネタバレ

    登場人物多すぎて大変だった。三ツ矢や過去の大樹、野々子の関係性を掘り下げた描写がもうちょっと欲しかった!
    自分のせいで死んでしまった、と15年間思わされた母親が可哀想、、

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    2026年05月02日
  • あなたが殺したのは誰

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    三ツ矢シリーズのなかで一番良かった。毎回読むたび重い展開なんだろうなと思いつつ読んでしまう。構成の仕方も、他作に比べると読みやすく感じた。、

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    2026年04月25日
  • レッドクローバー

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    ネタバレ

    久仁子に笑子、春香…三者三様にタイプが分かれる毒母の根底に共通するのは「こんな筈じゃなかった」という自分の人生に対する常に燻る不満と怒り。
    ちひろも三葉もその犠牲になって先に心を殺された被害者なのに、幸せになれないどころか反対側に立つようになってしまうのがやりきれない。
    子どもが本当に望んでいるのは復讐じゃなくて愛情だから、親を憎みきれなくて更に苦しむのが辛いな。
    「やられる前にやる、殺される前に殺す」といった過激な言葉こそアダルトチルドレンからの最大限のSOSの叫びに聞こえて仕方なかった。

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    2026年03月14日
  • 祝福の子供

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    子ども。どこか遠いような存在であり、一方で同い年で既に親の人もいます。
    莫大な覚悟を持ち、生まれてきた子に一生分の愛を注ぐ。それが自分の子でないとしたならば、果たして同じように愛を注げるのだろうか。事実と感情に挟まれながら、葛藤や苦悩をし続けて、親とは、と向き合うことで見えるものがあるのかなと思いました。
    また、大人の欲により、変えられた子どもたちが、もがき苦しみながら辿り着いた様を通じて、本当の親としての愛や人の欲深さみたいな2面性を感じしました。

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    2026年03月09日
  • 彼女が最後に見たものは

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    『あの日君は…』に続き、三ツ矢刑事再登場^^
    鋭い視点とキャラクターに好感持てます。

    ただ、、やっぱり不快な思考·言動するキャラ多すぎて、読んでてシンドい^^;これはこの作者さんの特性ですかね。
    普通、田所刑事に感情移入しがちな構成だと思うのですが、この人もしょうもない思考で。。


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    2026年02月18日
  • いちばん悲しい

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    幾つかの殺人や事故を軸に、女性たちの毒のような感情が渦巻きます。
    不倫を主とした男女の歪んだ関係性に、まさきとしか作品ではおなじみの母子の問題が重なり、登場する女性たちは皆、「誰かが不幸だから悲しい」のではなく、「自分自身がいちばん悲しい」という地点に立たちます。

    今回はミステリー色がやや強く、事件の謎解きも物語を重層的に。犯人像については少しすっきりしない印象も残りますが。
    その一方で、冒頭に登場する“騙されていた不倫女性”の描写は圧倒的で、生々しく、気持ち悪さが際立っていました。
    他者の悪意や不幸よりも、自分の中にある感情の醜さこそが読後に残ります。そんな意味で、本作のタイトルは非常に的

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    2026年02月08日
  • 屑の結晶

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    テンポよく読めました
    最後は、とても切ない気持ちになりました
    まさき先生の本は4冊目でしたが、他の作品も読みたくなります

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    2026年01月11日
  • 完璧な母親

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    「人の内面の狂気」を描く作家は多々いるが、まさきとしかは狂った精神状態を細微にわたり描き切る。
    寝ないといけない夜に読み始めてしまい、結局ほとんど寝れず読み切ってしまった。

    第二章にうつった時、第一章とは全く違う人物が描かれ、これが第一章に最終的にどう交わっていくのだろうと思うと読むのをやめることができなかった。

    最終的な感想は、
    まさきとしか、やっぱり狂った精神状態を描くのが上手いなー 凡人の発想では到底追いつかないわー

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    2026年01月10日
  • 祝福の子供

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    全体はミステリの構成で、且つ
    親になれば子どもを愛するのは当然なのか、と問いを投げ掛けてくる骨太なお話だった。

    子どもに「供」の文字を使わなくなっていることが多いけど、
    この本のタイトルはまさしく、
    供える・隷属する意味が思い起される「子供」がしっくりくる。
    主人公の宝子をはじめ登場する人は皆、親に翻弄されて、生きながらあがいているから。

    だけど読み終えると醜くあがくことになったとしても、あがくことこそがだいじなんだと思えてくる。
    「祝福の子供」というタイトルは、なんか人間讃歌のようだと思った。

    まさきとしか作品は初読みでしたが、他の作品も読んでいきたい。

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    2025年12月21日
  • 祝福の子供

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    親は子供を愛さなくてはいけないのか。
    自分の人生を捨ててまで。
    そんなふうに投げかけられている作品。

    中盤で父の骨壺がなくなったあたりで、大筋の流れは読めたが、話を進めていくに従って出てくる人物がまぁ酷いことなんの。
    とにかく、黄川田夫妻が反吐が出るほど最低だった。

    結局みんなわがまま・自己中なだけじゃん!

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    2025年12月10日