まさきとしかのレビュー一覧

  • 完璧な母親

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    ネタバレ

    かなり偏った思考にとらわれた登場人物が多く登場するが、そうに至った経緯や理由に対しスムーズに腑に落ちないところがある。そのため感情移入がしづらい。中盤以降は、どう序盤の展開につながっていくのかわからない時間が長く、次々に新しい人物が登場し、なかなか入り込めない。そこまで引っ張った挙句、最終的なつながりが弱い気がする。
    あつしのくだりは必要だったのか、、

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    2022年04月09日
  • あの日、君は何をした

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    中盤までは最初の事件と後の事件の繋がりが浮かんで来ず、別の物語を読んでいるようだった。
    しかし、途中からは絡まったネックレスが解け始めたかのように、少しずつあらわになる2つの事件の接点。その展開が気になり一気に読み進めた。

    ラストのたたみかけるようなまさかの展開。


    一見幸せそうに見える家族も、その実どのような問題を抱えているのかは他人には見えない。

    家族だから全てを話す、家族だからなんでも言える。そんなのは理想であって、実際には大切な家族だからこそ言えない事もある。

    母親の子供に対する愛情、信じたいと思う気持ち。
    それらは大切な事だけど、子供にとってそれは時に疎ましかったり重荷に感じ

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    2025年08月24日
  • 祝福の子供

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    先に読んだ著者の本に比べてテンポがゆっくりな印象。
    登場人物がこんなに繋がり合っていると、やや現実離れした感じがしてしまう。
    子供に対する感情は人それぞれなんだろうとは思うけれども、よくいるような一般的な自分からするとやっぱり産んだ我が子に無関心でいるという感情がどうしても理解しづらい。

    単純にミステリーとしては真相が直ぐには分からなかった分面白かったです。

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    2022年02月14日
  • いちばん悲しい

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    家族にも疎まれている冴えない中年男性が殺されることから始まる。若い不倫相手、妻など容疑者として浮上し、、とありがちな話の冒頭だが、事件は意外な展開に。女性の内面を抉るイヤミスとのことだが、確かに意外で読後感の悪いイヤミス。しかし割と既視感のあるテーマのように思われた。

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    2021年12月09日
  • いちばん悲しい

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    自己憐憫に酔いしれ、誰もが悲劇のヒロイン。
    私が一番可哀想。
    私が一番悲しい。
    私は何も悪くない。

    狂気ではなく、当たり前のようにそこにある感情という所が薄ら寒い。
    ドロっとしているのにサラッと読めてしまう不思議な感覚。

    「こんど生まれたら、お姉ちゃんのあかちゃんになれますように。」
    その言葉と想いが悲しかった。

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    2021年08月31日
  • ある女の証明

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    「貴和子」という女性にまつわる連続短編集。
    本人視点の章はなく、彼女に関わる周りの人物からの視点でそれぞれ語られていく。
    スッキリとしない締め方に、どうなったのかと考えさせられる。

    自覚無自覚、意図的なのかそうではないのかはわからないが、一瞬で人を狂わせる程の魅力のある女性が身近にいたとしたら、やっぱり嫌だなぁと正直思う。

    人には多面性がある。
    対する人によって顔が変わる。
    いくつもの自分を持っている。
    時にどれが本当の自分なのかわからなくなる程、いくつもの仮面を持っている。
    そして他人には言いたくない、負の感情も持ち合わせている。
    無意識に他人と比べて、比べる事によって自分という人間を認

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    2021年08月17日
  • いちばん悲しい

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    読み終わってみるとこのタイトルはピッタリだなと思う。
    まさにみんなが"いちばん悲しい"話。
    人間ってそういうものだよね。

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    2021年04月27日
  • 熊金家のひとり娘

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    ネタバレ

    こじれた性格の母親が、こじれた過去から生まれた夢を叶えるべくワガママな行動をする物語。全員被害者のようだ…

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    2021年03月13日
  • ある女の証明

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    貴和子との関係性や時系列が分かりづらい。
    4章だけ貴和子と関係ない全くの他人。
    そこは直接面識のある人物で統一してほしかった。

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    2019年09月30日
  • 玉瀬家、休業中。

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    ネタバレ

    離婚してバツイチ無職になってしまった澪子に元に突然やってきた姉の香波。

    パニック障害で働けない姉と一緒に、あんなに嫌だった北海道の実家に転がり込んでの日々。

    あけすけな物言いをするデリカシーのない母、息するのがめんどくさいと言っていた兄のノーリー
    気の強い姉の香波とネガティブな私。

    ただ家族というだけでまったく気の合わない人たち
    人生から逃げかけていたけれど、徐々に働き口を探すようになる澪子。

    最後がノーリーのことでぐだぐだしたような気も。
    自分の意見をはっきりと言える強さ。

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    2019年04月01日
  • 完璧な母親

    購入済み

    思い込み

    偏った思考の人物像ばかりで 陰湿で
    あり得なさすぎる。

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    2021年05月03日