まさきとしかのレビュー一覧

  • スピーチ

    Posted by ブクログ

    深みのある話だとは思うが、終わりにかけて唐突感がある。
    「スピーチ」という作品名にも違和感あり。
    わかったようで、よくわからない。何かあると奥歯にものが挟まったような感覚。全体的に見れば、重たいテーマを書こうとしているのはわかるが、作者の思いとこちらの思いが合致しない中途半端なものとなった。

    0
    2025年10月22日
  • スピーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    河川敷で女性の遺体が見つかる。
    被害者の目に真っ黒の粘着テープが貼られており8年前の事件と酷似している。

    手がかりが少なく苦戦する。

    家族の入れ替わり、母親の支配欲
    面白かったです。

    0
    2025年10月14日
  • レッドクローバー

    Posted by ブクログ

    初めから終わりまでずーっと暗いし、常に誰かが怒り、憎悪を抱えてドス黒さが全開。
    読めば読むほど常に苦い何かを飲まされているような気分になるし、全く救われる気がしないしで読むの途中で辞めようかと何度も思った。
    それなのに、続きが気になって仕方なくて読み進めてしまう。

    物語の途中ではたと気づく。
    負の連鎖ばかり起こしているけれど、誰もがささやかながら幸せだったり、安心できる存在みたいなものを求めていたんだと。

    終盤、個人的に間伸びしてしまった感があったのでもう少し短くても良かったかも。

    0
    2025年10月13日
  • あの日、君は何をした

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    逃走した連続殺人犯と間違われて事故死した男子中学生。深夜に自転車で家を抜け出したのはなぜか。理由がわからないまま母は息子の死に囚われてしまう。15年後、若い女性が殺され容疑者となった不倫相手の男性が行方不明になり、妻の無関心さに義母は不満を募らせたつつ息子を探す。捜査する刑事・三ツ矢は15年前の事件との繋がりに気づく…。

    どこにどう繋がるのか全然わからなかったが、最後まで読んで納得。最後、亡くなった中学生の秘密がわかるところはそういうことかと。残された母のことを思うと何とも言えない。家族にとって良き母で良い家庭を築けていたはずなのに…。亡くした息子だけでなく、残された家族を大事にできれば全然

    0
    2025年10月10日
  • あなたが殺したのは誰

    Posted by ブクログ

    三ツ矢と田所のコンビの掛け合いが好きで、このシリーズ追いかけています

    田所が、いい味を出しているんですよね
    未読の方で興味を持たれたら、どこから読んでも大丈夫ですが、『あの日、君は何をした』からやはり読んでもらいたいなと思います

    悲しい親子の物語だけれど、確かな繋がりも感じられたりする
    ボタンをひとつかけちがえただけ
    それを直せる人と直せなかった人、そこにどんな違いがあるのだろう

    思い込みや先入観
    そういったものに囚われたくないと思いつつ、いつの間にか嵌っている

    0
    2025年10月04日
  • あなたが殺したのは誰

    Posted by ブクログ

    この作者の作品は初めて読んだ。
    三ツ矢と田所のバディは、どうなんだろう。
    田所のくだけた語り口などが親しみやすく、ストーリーも読みやすかった。
    バブル期の鐘尻島での事件と、現代の東京での殺人事件が、並列的にずっと描かれる。
    一体、これらがどう結びついて、どんな結末を迎えるのかと考えながら、面白く読み進められた。
    結末は、そうか、なるほどそう結びついていくのね!って感じです。
    全然つまらなくはなく、佳作といった感じでしょうか?
    っていうか、これシリーズの3作目だったんですね。でも、まあ、あえて1作目、2作目をあらためて読もうとまでは思わなかったけど。

    個人的には、三ツ矢がもっと終盤は切れ味鋭い

    0
    2025年09月28日
  • あの日、君は何をした

    Posted by ブクログ

    なんの関係もなさそうな事件が、実は結びついてたというミステリにはありがちな題材だったけど、面白かった
    一気に読みました
    特に最後の章は衝撃でした
    大樹くんの秘密に救われたというか
    ほっとしたというか
    ほっとしちゃいけないんだろうけど

    0
    2025年09月20日
  • あなたが殺したのは誰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三ツ矢&田所掲示のシリーズ3弾。
    正直、前2作は読んだ気がするけれど、覚えていない…。

    最近?本当に読んだ本をほとんど覚えていない。
    途中まで読んであー読んだことはあるはならまだマシな方で、読み終わってから、あれ?コレ読んでたやん。って気づくこともある。
    なんともまぁ…。

    今作は、過去と現在と繋がりのある事件。
    読みながらどこで繋がっていくのだろうと気にしながら読んで、そういう展開にするのかと面白く読めた。

    まさきさんが書かれているこの三作は、タイトルが妙に気を引くよねと個人的に。

    0
    2025年09月14日
  • あの日、君は何をした

    Posted by ブクログ

    母と息子の関係というか、母の息子を思う気持ちが異常なまでになってるのが恐怖だった。そういうものなんだろうか。
    15年前の少年が殺人犯と間違われて亡くなった事件と、現在の事件がそう繋がるとは、途中まで全く予想すらせず。

    0
    2025年09月12日
  • 彼女が最後に見たものは

    Posted by ブクログ

    三ツ矢&田所刑事シリーズ二作目。
    ホームレスの女性が殺された事件と一年前に殺された男性の事件。
    まったく接点がなく思えた事件が時を経て繋がりを見せます。

    社会派ミステリーのような内容でしたが、人間の繋がりや温かみ
    逆に、人間の汚なさや憎悪など予想以上に感情が飛び交う作品でした。

    事件の内容や道筋が複雑すぎて結びつかないところがあったり
    後半から登場人物が増えたりするのは少し戸惑いましたが
    最後は切なく、なんだか考えさせられる物語でした。

    0
    2025年09月01日
  • 大人になれない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終盤の美留久と母の関係性、歌子と政江の関係性がわかっていく流れの部分はなんか雑になったなって印象。
    純矢、太助、江口さんのパートは良かった。

    0
    2025年08月24日
  • あの日、君は何をした

    Posted by ブクログ

    三ツ矢&田所刑事シリーズ一作目。
    事故死した青年と行方不明になった男性の事件。
    15年越しのふたつの事件が繋がっていくミステリー小説です。

    初めて読む作家さんでしたが読みやすく引き込まれました。
    人間のリアルな描写が上手く書かれていて
    イヤミスに近いような感覚もある社会派ミステリーでした。

    人間の汚さや自己中心的な思考が招く事件の中に
    切ない感情や人間らしい思いも隠れていたり
    かなり心が揺さぶられる作品です。

    次回作も期待しながら読んでみようと思います。

    0
    2025年08月21日
  • 完璧な母親

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母と子の苦悩。1番後ろの解説を読んで、ようやくテーマが落とし込めた。
    母親ってなんだろうか…?父親ではなく母親と子どもの苦悩…。
    『完璧な子育て』なんてない、けど『ダメな子育て』はある。虐待、マルトリートメント。しかし多くの母親はきっとしている。解説にあった、『気づいて、修正する』ことで親子関係が造られていく、という文章に『なるほど』と思ったし、金髪で子どもを放ってパチンコに行く親=子どもを見ていない⇒あんな母親になっては行けない、という呪縛もしっくりきた。
    良いも悪いも、こどもって親に愛されたいんだよなぁ、必要とされたいんだよなぁ…赦す許さないの問題じゃないんだよなぁ…向き合うって難しい。

    0
    2025年08月12日
  • 彼女が最後に見たものは

    Posted by ブクログ

    三ツ矢&田所刑事シリーズ第2弾。
    前作よりも、この二人の掛け合いが鮮明に描かれているように感じた。相変わらず掴みどころの無い三ツ矢に対して、田所が振り回されて苦労している様子とか、三ツ矢は何か閃いているのに、田所にははっきり告げずに、はぐらかして捜査を進めたりする様子など、前作以上に二人の関係性が際立っていた。
    今作は、田所が何で教えてくれないんですか!と感情的に食ってかかるところが多かったな、って感じた。そりゃお預け状態が続けばモヤモヤするよなw
    警察バディものでは、あるあるな展開だけどw

    そして今作でも、事件の背景に潜む人間の負の側面が連鎖的に起きる事態が描かれている。自己顕示欲とか、自

    0
    2025年08月11日
  • あの日、君は何をした

    Posted by ブクログ

    初読の作家さん(いつから積んでたやろ)

    「あの日、君は何をした」、まさにこのタイトルですね、面白かった。

    本筋あんまり関係ないけど、この手の本読むと毎回思うけど、マスコミとか野次とかってどこまでリアルなんだろ
    エンタメとしてもってあるとは思うけど、もしリアルなら想像力なさすぎる気がする。
    こういうひと暇なんかな

    シリーズものとのことなのでちょっと追ってみよう

    0
    2025年08月03日
  • あなたが殺したのは誰

    Posted by ブクログ

    いや~長かったなあ。様々な人が出てきて人間関係を把握するのが大変でした。現在と過去を行ったり来たりするのでそれも読みづらかった。北海道の事件と東京の事件との関係が分かるまでも時間がかかりました。その関係性に主人公が気づくきっかけはほんとひょんなことがきっかけだったがほんとにこんなことで気づけるのかなあ。都会から離れた地方ってこういう閉鎖的なところってあるよなあと思いながら読み進めました。 この本の中心となる殺人は何の意味があったのか虚しくなります。

    0
    2025年06月28日
  • ある女の証明

    Posted by ブクログ

    最初はめちゃくちゃわかりやすい作品だと思った。
    「きわこ」という一人の女性が絡む、それぞれの章の物語。
    しかし…
    各章の話は単純明快で面白いストーリーになっていたけど、だんだんと読み進め
    全体的に考えると「きわこ」は何者⁇結局どうなった⁇と話が見えなくなってしまった…
    結構早い段階で死んでしまう「きわこ」
    各章の事件が終わりに向かって日付が遡ってるので、逆から読み返せば見えてくるのかな…

    私的にはもっと簡単な結末で良かった気もするなぁ。
    あまりに理解するのがむすがしかった笑

    0
    2025年06月26日
  • 彼女が最後に見たものは

    Posted by ブクログ

    2025.06.17

    ホームレス女性殺人事件 未解決の中年男性殺人事件 インスタ 交通事故ではなく脳梗塞

    心温まるけど、偶然の重なりすぎている感が強すぎていまいち移入しきれない

    0
    2025年06月16日
  • 彼女が最後に見たものは

    Posted by ブクログ

    思い込みや固定概念って怖い。その人がどう思ってるかは本人しかわからない。勝手に決めつけるのはやめようと思った。

    0
    2025年06月08日
  • いちばん悲しい

    Posted by ブクログ

    やっぱりみんな自分がいちばんかわいくて大事だよね。
    まゆかの心理描写は悲劇のヒロイン症候群ってこんな感じなのかなって思った

    0
    2025年06月03日