まさきとしかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさきとしか といえば母親モノ。
また母親モノか!という感じはするけれど、それが「まさきとしか」だと思う。
北海道での女性殺人事件。被害者は両目を黒い粘着テープで塞がれていた。
主人公の女性刑事と天道環奈と上司の緑川ミキ。
天童のキャラが好きになれなくて、なんだか全体的に冗長な感じがした。
そしてあまりにも唐突に出てくる犯人。
表紙は、球体と黒い粘着テープ。
緑川ミキの話し方が、あまりにも男性っぽくて。読書って文字だけだから、話し方が男性っぽいと男性が話しているのかなって思ってしまって、なかなか違和感。
タイトルの「スピーチ」は、なんだかしっくりこないなぁ。
そして、エピローグは可哀想。 -
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札幌・豊平川の岸辺で見つかった、目元を黒いテープで覆われた女性の遺体。数年前の未解決事件を彷彿とさせる異様な光景から、物語は静かに、だが逃れられない速度で動き出す。
本作の最大の牽引力は、事件を追う二人の女性刑事の鮮烈なキャラクター造形である。
被害者の心にどこまでも寄り添おうとする天道環奈と、その上司でありながら底知れない影を纏った緑川ミキ。この歪なバディが興味深い。
並行して描かれるのは、自分の息子が犯人だと信じ、狂信的なまでの愛情と葛藤を手記に綴り続ける一人の母親の独白。
誰の言葉(スピーチ)が真実で、誰の言葉が虚飾なのか。
謎解きの面白さはもちろん、その動機の根源に横たわる「孤独 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての作家さん。読みやすかった。
幸せだと信じていた日常が足元から一気に崩れていく恐怖とそれによりどんどん精神崩壊していく母親の様子が恐ろしい。現実でも息子を持つ母親ってこんな感じのイメージある…何かあっても絶対に息子第一!うちの子に限って!みたいな……(ー ー;)
一見関係なさそうな2つの事件がどう絡んでくるのか、先が気になる面白さだった。
結局大樹は表面上はいい子だったけど裏では猫を虐待するサイコパスだったわけで超胸糞……
それにしても野々子、同級生が殺人犯すわ母親の恋人に襲われるわ旦那は殺されるわ義母に息子攫われるわ……波瀾万丈過ぎるだろ…‼︎‼︎
その後は凛太と穏やかに暮らせるとい -
Posted by ブクログ
まさきとしか『大好きな人、死んでくれてありがとう』新潮文庫。
イヤミス小説。期待してた程の面白さは無かった。せっかく毒婦Aを最初に登場させたのなら、それで最後まで押し切って欲しかった。何時の間にか毒婦Aがフェードアウトし、次なる毒婦が登場したかと思えば、サラリと流されてしまった。
アイドルグループも歳を重ね、おじさん世代になると惨めなものだ。不祥事や独立やらで1人欠け、2人欠けという状況でもアイドルグループにしがみついている姿は痛々しい。
解散した男性アイドルグループの一員で、37歳になる南田蒼太が北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見される。このスキャンダラスな事件をメディア -
Posted by ブクログ
相変わらず惹きつけられるタイトルと読みやすい文体で頭に入ってきやすい。あるアイドルのリハーサル現場から話が始まりますが、冒頭から曲も歌詞もダサすぎて別の意味で面白く、大丈夫か?と不安になりましたが、話の本筋はしっかりしていました。
構成としては1人の被害者を軸にオムニバス形式で各章の主人公の視点で物語が紡がれていきます。
誰もが多面性を持っていて、承認欲と独占欲で出来ている。行きすぎた欲から狂っていく各章の主人公には「ヤバい奴」と思いながらもどこか他人事とは思えない、そんな人間臭さを感じました。
ただ、所々流石にやりすぎ、、と思う無理のある展開が多く、ラストも期待していた驚きはありませんでした