まさきとしかのレビュー一覧
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重い物語!
あまり好きな方ではありません。
主人公宝子の鬱々とした展開に、読んでてふさぎ込んでしまいます。
ストーリとしては、
娘への虐待を疑われ離婚させられた宝子。自分は母親失格?子供より仕事を優先?本当に娘を愛していたのか?と紋々としています。
そんな宝子のもとに、警察から20年前に死んだはずの父親の遺体が発見されたとの知らせ。
20年前に死んだのは誰?
そして、遺品には宝子宛の手紙と猟奇殺人事件の切り抜き。
父親は宝子に何を伝えたかったのか?
宝子は父の過去を調査するとともに、徐々に明らかになってくる自分の過去。
家族の秘密。
そして、猟奇殺人事件の真相
といった展開です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一章
友高波琉子
風間秋絵をビルから突き落とした。
風間秋絵
指名手配中にビルの屋上から飛び降りたものとして駐車場に倒れているところを発見された。
友高知可子
不妊症による流産を繰り返し、結婚八年目、三十歳のときに波琉を生む。
波琉
知可子の息子。
実
知可子の夫。波琉子が生まれてまもなく、T市から離れた。配置薬販売員から事務機器メーカーの営業マンに職を変えた。
波琉子
知可子の娘。
蔓井朱実
友高家が住むマンションの隣の三〇二号室に引っ越してきた。
大野初美
友高家と同じマンションの一〇一号室に住む。七十歳。
涼太
朱実の息子。
蔓井芳春
朱実の夫。
第二章
田尻成彦
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ネタバレ2024.10.09
各章を読んでいくごとに「貴和子」は何者なのか。どういう人生を歩んできたのか、を紐解いていく内容だと思っていたがもっと複雑な内容だった。
貴和子と関わりのあった人物視点での貴和子、
または直接関わりのない人物たちのストーリーも出てくる。
どうこれが貴和子に繋がるのか…
とワクワクしていた分、あまり関係ないとわかって少し残念だったり。
解説の最後、
あなたは貴和子をどう思いますか。は刺さった。
大龍昇、
芳美、
則夫
美亜、
それぞれの立場から描かれる貴和子はまるで全部別人。
もう一度読み直したらまた違った見え方ができる作品だと思った。