まさきとしかのレビュー一覧

  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    実に気持ち悪い、人間の底知れない黒い感情を切り取ったような作品。

    会話をする上で居心地が良いのは、相手が自分よりも頭がいいから。なんて事を聞いたことがあるけど、こちらの求める反応、言葉をくれる人間ほど、目ざとくて頭もよくて、こちらに興味のない人間なんだと思う。

    悪いことではないけど、そのうち相手の期待する人物像に勝手に創り上げられてしまう。それに見合わなければ、裏切りだと言われてしまう。
    どちらの責任?と考えさせられる。

    周りの人間はあまりに極端なキャラクターが多くて現実味がなかったけど、蒼太は、よくいる「人誑し」の最も悪い例のような気がした。

    人間って怖い。
    承認欲求って怖い。
    気づ

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    2026年08月20日
  • あなたが殺したのは誰

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    「人の数だけ視点があり、人の数だけ真実があります。その人が受け止めた光景が、その人にとっての真実です」


    田所&三ツ矢シリーズの3作目。
    過去と現在が交互に描かれ、いつそれらが交わるがのかと気になり読む手が止まらなかった。

    今回も前回同様に毒親が登場するのだが、著者が描く毒親の毒っぷりがリアルで絶妙である。
    毒親=ネグレクトや暴力とは限らず、日々向き合う中での言葉尻や行動にその毒は潜んでいる。

    前作もそうだったが、子ども側だけではなく毒親側の心情もよく描けており、微妙な感情を言語化するのか上手い。

    結末は少し強引さはあったもののどんでん返しもあり面白かった。

    次回作はどんなタ

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    2026年08月20日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ★3.5です。
    一人の元アイドルの殺人事件をきっかけに、その周囲の人達がどんどん不幸に見舞われていきます。
    殺人事件の犯人ももちろんですが、その被害者の素顔、そして周囲の人達がどうしてそうなってしまったのかもすごく気になり、ページ捲る手が止まりませんでした。
    犯人もまさかの人でしたが、最後「彼女」の今後も心配になる終わり方でした。

    少しホラーみもあったので、夏に読むとより楽しめると思います。

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    2026年08月16日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルのキャッチーさ。
    大好きな人、とは一体誰にとっての誰なのか。
    そしてその後に続く「大好きな人、ありがとう」という不吉さ。

    10年前に引退したアイドルグループの南田蒼太が滅多刺しで殺される。
    章ごとに彼の周辺にいた人間たちの視点で物語が進む。

    いわゆるミステリーとしてのフーダニット、ホワイダニットやハウダニットはあまり注力されない。
    個人的には、「死者を取り巻く人間が抱く承認欲求」がとても描かれていると思った。
    平凡な中年女性が本当は違うのに毒婦として世間に注目を浴びようとしたり、かつてのメンバーが同じグループであったことをアピールしたり、義母としてそして女としての欲求を満たしてもら

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    2026年08月14日
  • スピーチ

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    ネタバレ

    普通に面白く読めた
    とにかく母親達の思考がやばい
    子供達は犠牲者やなぁ

    なんで「スピーチ」?って思いながら
    読んでたら、最後の方に判明
    タイトルにするには弱いなぁ

    緑川さんがずっと江口のりこ
    環奈は、そのまま橋本環奈で
    脳内再生しながら読みました

    なんせ環奈がなんでも
    口に出すことや
    想像力が低すぎるのが
    マジでイライラ

    作者の作戦にまんまと
    はまりました

    犯人が想定外だったのは
    素晴らしかった

    深夜枠とかでドラマ化したら
    面白いかも?

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    2026年08月13日
  • あの日、君は何をした

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    やはりこの手の作品は身構えてしまって疲れた。

    特に15年という月日が流れて
    というパターンだと、この人は15年前のあの人か
    と疑ってしまう。

    ま、一言で表すと毒親の話ですわ。

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    2026年08月12日
  • スピーチ

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    結局自分以外の人間のことなんて分からないんだよなー。自分は自分を内側からしか見れないし、他人には自分を外側からしか見てもらえないし。相手の感情を想像しようとすること自体が間違っているような気もするし、想像して動くことがおもいやりだとも思うから難しい。皆それぞれの言い分があるね。ニーチェの「事実というものは存在しない、存在するのは解釈だけ」って言葉を思い出しながら読んでた。
    面白かったけど、キャラ立ちがハッキリしてる分、もっと深堀して欲しい部分も多かったような気がする。

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    2026年08月12日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    解散した元アイドルグループの一人が殺された。死んだ彼と自分どの妄想がふくらんでいく。元メンバーや伯母、自分が殺したと偽装するパートの毒婦なども現れて殺された者の姿かどんどん上書きされていく。ミステリーとしてより、欲望に駆られる心理描写が面白かった

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    2026年08月11日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    センセーショナルなタイトルが気になって購入。
    元アイドルの死と、それによって周囲の人々が歪んでいく話。

    誰かに勝手に期待して、「こうであってほしい」と都合の良い理想を押し付けてしまう感情は理解できる。だが本作の視点人物や周囲の人々はその感情の発露が極端なので、読み物としては刺激的でおもしろいがリアリティはあまり感じられない。
    最後まで何を考えていたのか(考えていないのか)明かされない南田蒼太とか、エピローグの人物についての真相はおもしろかった。

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    2026年08月09日
  • ある女の証明

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    結局何も分からずじまい。和花ちゃんの虐待シーン、まじでかわいそうだった。なんでそんなことするのって思ってしまった

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    2026年08月08日
  • あの日、君は何をした

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    物語に軸が二つあることが気がかりだったが、最後の回収でなるほどな、という感じ。ただ、個人的にあまり好きなとりっく(?)ではなかったなという印象。

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    2026年08月04日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    まさきとしかさん、初読みでした。出戻り姉妹に、引きこもりの兄、豪胆な母と、癖が強すぎる家族の話です。ひとりひとりにフォーカスすると、それぞれに癖が強すぎて共感できなさそうなものですが、ふとわかる瞬間があって他人事になりすぎずに読めました。

    青空をみてなにを思うかという問いが、胸に残っています。その時の気分もあるとは思いますが、その人らしさが無意識的に滲み出てきそうで、誰かに問いかけてみたくなりました。

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    2026年08月03日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    「人の数だけ視点があり、人の数だけ真実があります。その人が受け止めた光景が、その人にとっての真実です。」

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    2026年08月01日
  • あの日、君は何をした

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    過去の事件と現在の事件がどう絡んでいくのか
    ホワイダニットとフーダニットに母と子の関係性も加えたようなミステリ

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    2026年07月31日
  • あの日、君は何をした

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    息子の死により歪んでしまった母親の話。人のことって知っているようで実はそれは一面のみからの見方しかできておらず、別の人格があるものなのかもしれない。動悸が母親の妄想なので、ミステリーとしてのスッキリ感はあまり無かった。

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    2026年07月30日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    あるアイドルの死を利用していく登場人物、各登場人物の目線で死の真相や謎が見えていくストーリーで面白かった

    各登場人物の行動原理は理解できないところが多くて、スッと入ってこなかったが、各話の終わりでは腑に落ちる感が気持ちよかった

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    2026年07月27日
  • あの日、君は何をした

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    4に近い3。面白かったけど、三ツ矢じゃない方の刑事がガキすぎて嫌。職場の人間にクソデカ感情を抱かないで欲しい

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    2026年07月25日
  • スピーチ

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    面白くはありましたが、前半は展開が遅く少し読みづらかったです
    後半に一気に話しの決着が着く辺りはのめり込んで読み進める事ができました
    手記の部分を書体を替える手法は解りやすくて良いのですが、一部替えてなかったのは書いた人物が違う事の表現でしょうか?
    主人公の天道が事あるごとに「全身に粟立ちを感じた」とか「脳の表面に・・・・」とかの表現をするのはは少し感覚が合いませんでした
    上司の緑川とのやり取りは性格を表していて面白かったと思いました

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    2026年07月24日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    B級アイドルグループの解散後10年、メンバーの一人南田蒼太が殺害される。報道をきっかけに、職場のパート女性、元メンバー、血縁のない彼の身内など、彼の周囲が動き始める。でも亡くなった蒼太は何も語らない。
    彼に関わった人達の視点で、かつての彼が語られるが、彼の姿は見えてこない。生きていた時の彼も何も語っていない。彼は相手の鏡になるだけで、彼自身には何もない。
    既に亡くなっている蒼太に翻弄され狂ってゆく人々。彼はブラックホールだ。
    タイトルは誰の言葉‥

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    2026年07月21日
  • あの日、君は何をした

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    逃亡した連続殺人犯に間違えられて、深夜、警察官に追われ事故死した息子。息子はあの日、何をしていたのか。なぜ逃げたのか。
    それから15年後に起きた殺人事件を追っていると、無関係のはずの2つの事件に繋がりが……
    息子を亡くした母親の心情が辛かった。
    最初に野々子に出会っていれば、いづみの心が救われたかもしれないのにと思ってしまう。

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    2026年07月15日