まさきとしかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文章は読みやすくスッと頭に入ってきたしスラスラ読めた。しかし登場人物にいまいち感情移入できないし、特にいづみと智恵にはかなりイライラした。2人とも死んだ息子に執着しているが、旦那や娘のことは心底どうでも良さそうで、こんな母親いるか?なんて想いになってしまった。愛というより自分よがりだった。ラストは良くも悪くも意外で、いづみの苦しみはなんだったのだろうと思わざるを得なかった。「自分はサイコパスだから死んだほうがマシ。最後にやりたかった人殺しをして死んでしまおう」なんて思いだったのだろうが、あまり納得できない。伏線回収系かと思いきや伏線は特になく、とりあえず意外な展開にしていこうという姿勢がズルい
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Posted by ブクログ
元アイドルに執着する人と当事者と… 業と欲望が渦巻くミステリー #大好きな人死んでくれてありがとう
■あらすじ
七人組の男性アイドル、ファンキーカラーズが解散してから七年後。グループメンバーだった南田蒼太は会社員として働くも、廃墟になっていたホテルで殺害されてしまった。
この事件をきっかけに、同僚の中年女性、他のメンバー、マネージャー、週刊誌の記者など関係するさまざまな人々の人生が狂い始める…
■きっと読みたくなるレビュー
人間の素直で正直な感情をしたためた物語なのに、なぜこんなにも不愉快になるんでしょう。最初から最後までイヤな気分にさせてくれるミステリーです。
かつて武道館でもライブ -
Posted by ブクログ
元男性アイドル南田蒼太が殺された事件を皮切りにそれを利用しようとする人々のストーリーが章ごとに分かれて語られていた。読んで初めてタイトルの意味が分かった、そんな本だった。
早くに両親を亡くし愛を受けるべきだった子供時代に受けられなかった南田蒼太は、愛されたいという無意識の欲求が相手が求める人物像を演じることに繋がった。それが彼らを依存させた。これが物語の根幹である。
エピローグの南田の隠し子、春子の視点が気になった。
南田に捨てられてもなお忘れられない母、死んだ南田に熱狂する女たち、友人の娘を欲しがる元メンバー、そして彼の元恋人のキャスターの女、すべてが南田中心に回っていた。それで春子はいつし -
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男性アイドルグループとして活動した期間は10年で、解散した7人のメンバーたちはそれぞれの道を歩む。
その一員である南田蒼太が、地元の北海道で伯父の菓子メーカーで働いていたのだが、廃ホテルで遺体で発見された。
メディアは騒ぎ、警察は捜査を開始するが…。
南田蒼太と同じ職場の中年女性が、自分が殺したと仄めかしたり、同じグループの元メンバーの嘘や妄想、週刊誌の女性記者の不審な行動、甥の蒼太にのめり込んだ伯母の執着、かつてのマネージャーや今も芸能界で活躍する雪宮純やその彼女たちなどが、彼について語り、自分のどろどろとした心の内を吐露していく。
みんな誰かに認められたいという欲求が、歪な行動となっ -
Posted by ブクログ
ネタバレまさきとしか といえば母親モノ。
また母親モノか!という感じはするけれど、それが「まさきとしか」だと思う。
北海道での女性殺人事件。被害者は両目を黒い粘着テープで塞がれていた。
主人公の女性刑事と天道環奈と上司の緑川ミキ。
天童のキャラが好きになれなくて、なんだか全体的に冗長な感じがした。
そしてあまりにも唐突に出てくる犯人。
表紙は、球体と黒い粘着テープ。
緑川ミキの話し方が、あまりにも男性っぽくて。読書って文字だけだから、話し方が男性っぽいと男性が話しているのかなって思ってしまって、なかなか違和感。
タイトルの「スピーチ」は、なんだかしっくりこないなぁ。
そして、エピローグは可哀想。 -
Posted by ブクログ
札幌・豊平川の岸辺で見つかった、目元を黒いテープで覆われた女性の遺体。数年前の未解決事件を彷彿とさせる異様な光景から、物語は静かに、だが逃れられない速度で動き出す。
本作の最大の牽引力は、事件を追う二人の女性刑事の鮮烈なキャラクター造形である。
被害者の心にどこまでも寄り添おうとする天道環奈と、その上司でありながら底知れない影を纏った緑川ミキ。この歪なバディが興味深い。
並行して描かれるのは、自分の息子が犯人だと信じ、狂信的なまでの愛情と葛藤を手記に綴り続ける一人の母親の独白。
誰の言葉(スピーチ)が真実で、誰の言葉が虚飾なのか。
謎解きの面白さはもちろん、その動機の根源に横たわる「孤独 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての作家さん。読みやすかった。
幸せだと信じていた日常が足元から一気に崩れていく恐怖とそれによりどんどん精神崩壊していく母親の様子が恐ろしい。現実でも息子を持つ母親ってこんな感じのイメージある…何かあっても絶対に息子第一!うちの子に限って!みたいな……(ー ー;)
一見関係なさそうな2つの事件がどう絡んでくるのか、先が気になる面白さだった。
結局大樹は表面上はいい子だったけど裏では猫を虐待するサイコパスだったわけで超胸糞……
それにしても野々子、同級生が殺人犯すわ母親の恋人に襲われるわ旦那は殺されるわ義母に息子攫われるわ……波瀾万丈過ぎるだろ…‼︎‼︎
その後は凛太と穏やかに暮らせるとい