あらすじ
『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー。
北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとする。
刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。
『完璧な母親』で最注目の著者が放つ、慟哭のミステリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2004年の殺人事件連続殺人犯と間違われ事故死した中学生の母親いずみ視点の話から、15年後の2019年野々子の旦那の不倫相手が殺害され旦那も行方不明になる話の全く別の2件の話が刑事の三ツ矢によって繋がっていく所にどんどんのめり込んでいきました
最後の最後に亡くなった中学生の事故死前の心理も描かれていて何故間違われて亡くなったのか全てが腑に落ちました
無理やり感もありましたが内容的によく出来てると感心してしまいました
Posted by ブクログ
読み始めてすぐ「以前に読んだことがあった」と気付くも、どうなるんだっけ?どうなるんだっけ?と思いつつ読み進め、最後驚愕の…で楽しめました。これ三部作なんですね、早く次も読みたい!
匿名
幸せな家庭を突然襲った不幸な事故。それから15年後の殺人事件。
描写が丁寧で夢中になって読んでしまいました。無関係に見える二つの事件の繋がりなどミステリとしても面白いです。
Posted by ブクログ
読み終わった後も無意識に反芻される作品。
野乃子が亮に襲われそうになった時、外で叫び声のような大きな音がした。一体何の声?音?だったのか?
作中では明かされない。ラストまで読んで「もしかして」が頭の中をよぎった。
あの夜、外で聞こえたのは……
ちょうどその時、大樹が猫を殺めていたのではないか。猫の断末魔の鳴き声だったのではないか。
野乃子は皮肉にもその声に救われたのかもしれない。
久しぶりに一気読みをしたミステリーの秀作だった。
Posted by ブクログ
三ツ矢シリーズ第一作目というのに読んでいなかった。やっぱり面白く読む手が止まらなかった。
最後にやられた。登場人物に裏切られた気分。
イヤミスでした。
Posted by ブクログ
謎を解明しようとする刑事の思考方法が独特でなかなかおもしろかったです。
二つの事件のつながりや家族のなかに潜む裏の顔など最後まで飽きさせない展開でした。
Posted by ブクログ
2004年と2019年の事件がどう繋がるのか、という点が一番のフックになって、どんどん読み進められた。ボリュームはそんなにないのに真実が明らかになっていくスピードもゆっくりで、でも最後まで読むとすべてが繋がる、面白い作品でした。解説にも書かれていたように、自分と子供の境界線がきちんと引けてないのかな、と思うような母たちの存在がかなり印象的なのに対して、父・夫は影が薄い。そこが変わっていたら事件は起こらなかったのか。
三ツ矢はすごくピュアな刑事ですごく魅力的でした。
Posted by ブクログ
三ツ矢&田所刑事シリーズの1作目。
大樹の母:いづみといい、二章の被害者:辰彦の母:智恵といい、母の思想が激しい話だった。
大樹は良い子ではあったけれどサイコパスで生き辛かったろうけど、人を殺して事故に遭い家族を不幸にした。
野々子の母:瑶子は男関係にだらしなかったけれど、野々子が瑶子の彼氏:亮に襲われたときに「まじで殺す。ぶっ殺す」と助けに来てくれたし、最後に凛太と野々子を引き取ってくれたりと、辛い話が多かったけれど救いのあるところがあって良かった。
母を亡くした三ツ矢にとって複雑な事件だったと思う。
Posted by ブクログ
面白かった。ミツヤ&タドコロコンビの掛け合いもテンポ良く、ストーリーを軽快に進めてくれる要素だった。ここがないと重すぎるかな?
母親の狂気は理解できないけれど、環境によってはこうなる可能性を自分も秘めているかもしれない…と怖くなる。
Posted by ブクログ
二つの事件が、時を経てどう繋がるのか予想出来なかったが、物語の中で刑事に導かれていくうちに無理矢理という感じで繋がった、辻褄は合っている。最後の最後2003年12月は、私は知りたくなかった。印象に強く残る作品だった。
Posted by ブクログ
15年前に連続殺人犯が警察署を脱走したことに端を発したとある事件と、現在の行方不明・殺人事件。
二つの事件に残されたそれぞれの謎が絡み合う先に隠された真相はーーー?
読み進めても読み進めても事件の関連が見えないまま読み進め、終盤で「そう繋がるかぁ」という怒涛の展開。
息子を失った母親が狂気を帯びていく様がなかなか怖かった。
Posted by ブクログ
「世界一幸せな家族」という自負が一瞬にして崩れ去る——。深夜、逃走犯と誤認された息子が自転車で逃走中に事故死するという、あまりに理不尽な悲劇から物語は幕を開けます。
本作は2部構成となっていますが、第1部で描かれる「幸せな家庭の崩壊」が、15年後の第2部へと見事に収束していく構成が圧巻です。歳月を経てなお渦巻く母親の複雑な情念が第1部の断片を吸い込み、すべての伏線が一本の線に繋がる快感と絶望を味わいました。
特に、母親の子供に対する執着心の強さは凄まじく、読み進めるほどに背筋が凍るような恐怖を覚える一冊です。
Posted by ブクログ
雨の日予定がなくなって一日て読んでしまった!母の脅威的な言動が恐ろしくて悲しい胸に刺さる痛みを感じる 家族も苦しい 2つの事件が徐々に重なっていく様はまんまと引きつけられた 素晴らしい!
Posted by ブクログ
作中で大筋の謎について考え続けるが、それが表題そのものである作品は初めてな気がする。過去と現在の対比構造に加えて理想、後悔、虚構の描写も真に迫ってくるとても面白い作品だった。
Posted by ブクログ
家族の見えない闇。
過去の事件とリンクして解決していく。
事件は,解決しても家族関係は変えられない。
大樹君の死から始まるミステリー
息子の死をきっかけにクレイジー化する母いづみ。
愛情なのか支配なのか、、。
野々子側の生い立ちも気の毒。
家族なんて表面だけでは測りきれない複雑に絡み合う感情と人間関係。
誰もが被害者であり、加害者なのかも知れない。
Posted by ブクログ
まさきとしかさんの作品、初めて読んだ。全く接点がないかに見える2つの事件が描かれ徐々に繋がって行く。伏線が回収される。
全然予想がつかず最後まで真相が気になり読み進めた。母親の気持ちが苦しくて、人ってこんな風になるのかなと思った。
とても面白かった。まさきとしかさんの他の作品もぜひ読みたいと思う。
Posted by ブクログ
母と子の物語だった。
それぞれバラバラのストーリーがラストで集約していくのは圧巻だった!!!
本当のラストの2003年のエピソードが結局一番しんどいなと思った
Posted by ブクログ
いやぁ、びっくりした!第一部を読んだ時にはくだらない火曜サスペンス劇場を読まされたと思い、読むのをやめようかと思ったほどだったが、第二部で三ツ矢刑事が登場したあたりから、物語はガラッと豹変して1級のミステリに変貌していった。
誰が見ても幸せそうな家族を持ついづみは家族が大好きだった。家族で息子の高校合格と、娘の大学合格のお祝いをした日にその幸せは一変して地獄へと転落していった。
その日の深夜、連続殺人事件の犯人と間違われた息子の大樹は警察から逃げている時にトラックに衝突して命を失った。
その日からいづみの精神が崩壊して家族がバラバラになってしまう。
それから15年後の第二部。若い女性が殺されているのを発見される。逃げている男はその女性と不倫関係にあり、その男が犯人と目される。事件を担当する変わり者の三ツ矢と、コンビを組む岳斗。岳斗はツイてないと思いながらも、捜査をしていくうちに、三ツ矢の能力を目の当たりにしていくことになる。
一見、何の関係も無さそうな15年前の事件を伏線を回収していきながら解決していく様は見事としか言うしかない。
いやぁ、面白かった!真実を知って切なさが込み上げてきた。
Posted by ブクログ
あの日事故で亡くなった少年は何をしたのか?のお話(?)。
事故から15年、事件が発生し、当然過去の事故との関係者が犯人なのだろうねぇ、と読み進めていくと、意外な繋がりが明らかになる。
深い親子関係、主にオモニとの関係性(?)、重い想い(?)、激情、衝動、など。
警察コンビのシリーズの第一弾らしく、第二弾第三弾も読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
まさきとしかさんの三部作を逆から順に読んできた者です。
やはり最後怒涛の繋がりを見せるのが面白い。
一方でどうしても序盤が冗長に感じる。
ただ序盤(事件と関連が不明瞭な話)の長さはまさきとしかさんの作風なので、最後に繋がる心づもりができていればそれほど苦ではない。
終盤にならないと開示されない情報が多いので、ミステリーは犯人を推理しながら読む派の人にはハマらないかと。
あでも、今回は娘の話が結局回収されなかったな。
さらと乙女は何だったんだろうか。
良くも悪くも1作目という印象。
全てを理解しようとする傲慢さ
オチが完全に自分好みでした。
知りたいと強く願い続けていれば必ずそのゴールに辿り着けるという思いもある一方で、人間の行動や感情なんて、他人がどう足掻いて知ろうとしても、全てを理解することは不可能であり、傲慢な行為に過ぎないということが、この小説を読んで思い知らされました。
途中様々な家族が出てきて、頭が混乱しそうでしたが、それぞれの家族の1つの事件を通した繋がり、背景を知れば知るほどゾクっとさせられ、ページを捲る手が止められませんでした。
おもしろい
なかなか面白かった。最初から最後までなかだるみせず読めた。気がつくともうこんなに読んでいたのかとびっくりするほど夢中になれた。特に感動などはないけれど、面白かった。続きがあるようなので読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
登場人物多すぎて大変だった。三ツ矢や過去の大樹、野々子の関係性を掘り下げた描写がもうちょっと欲しかった!
自分のせいで死んでしまった、と15年間思わされた母親が可哀想、、
Posted by ブクログ
文章は読みやすくスッと頭に入ってきたしスラスラ読めた。しかし登場人物にいまいち感情移入できないし、特にいづみと智恵にはかなりイライラした。2人とも死んだ息子に執着しているが、旦那や娘のことは心底どうでも良さそうで、こんな母親いるか?なんて想いになってしまった。愛というより自分よがりだった。ラストは良くも悪くも意外で、いづみの苦しみはなんだったのだろうと思わざるを得なかった。「自分はサイコパスだから死んだほうがマシ。最後にやりたかった人殺しをして死んでしまおう」なんて思いだったのだろうが、あまり納得できない。伏線回収系かと思いきや伏線は特になく、とりあえず意外な展開にしていこうという姿勢がズルい。解説の方も書いていたが、全てが繋がってスッキリするというタイプではないので読み手はかなり選ぶと思う。
細かいところを挙げると不満のようなものだらけになるが、わかりやすく、どんどん読め進めたくなる文章力は素晴らしい。
Posted by ブクログ
たぶん初読み作家さん。実は刑事ものでした(普段、読まない)。別著者の「オーダーメイド殺人クラブ」を読んだ後だったから、「そうそうそう、こういう関係がいいんだよ!」と膝を打ちました。あまり山も谷もありませんでしたが、つっこみどころもなく、へぇって思いながら読めました。女性陣の奇行の数々も納得のいく理由が説明されているから、置いてけぼりをくらうこともなく、楽しめました。最近、感受性が本当に死んでいるのか、何を読んでもへぇってなります。もうちょっといろんなことにわくわくしたり、ドキドキしたいです。
Posted by ブクログ
初めての作家さん。読みやすかった。
幸せだと信じていた日常が足元から一気に崩れていく恐怖とそれによりどんどん精神崩壊していく母親の様子が恐ろしい。現実でも息子を持つ母親ってこんな感じのイメージある…何かあっても絶対に息子第一!うちの子に限って!みたいな……(ー ー;)
一見関係なさそうな2つの事件がどう絡んでくるのか、先が気になる面白さだった。
結局大樹は表面上はいい子だったけど裏では猫を虐待するサイコパスだったわけで超胸糞……
それにしても野々子、同級生が殺人犯すわ母親の恋人に襲われるわ旦那は殺されるわ義母に息子攫われるわ……波瀾万丈過ぎるだろ…‼︎‼︎
その後は凛太と穏やかに暮らせるといいね…
Posted by ブクログ
ふたつの事件が繋がるところは驚いた。
母親が狂気的過ぎる。
息子は亡くなったのに悲しむのは分かるが、残った家族の扱いはこれでいいの?
また、強烈なキャラクターがいる一方、それ以外のキャラクターは薄味を通り越して味がしなかった。
もう少し掘り下げても良かったと思う。
実はサイコパスでしたってオチは、犯行動機がいらなくなってしまうのであまり好きではない。
この作品においては決してそれだけではないのだけれど…構えてしまった。
Posted by ブクログ
最初に悲劇ありきで、読み手としてはシンドい物語でした。読んでて不快な思考·言動をする人物が多いのも、読みづらい印象。。
三ツ矢刑事が登場してからは読みやすくなりました。タイトルの謎もラストに向かって解き明かされます。
Posted by ブクログ
星2.8。
「なぜ少年は死ななければならなかったのか」
の話がずっと続くのかと思ってたら急に関係ない殺人事件の話になったから、ん??って思いながら読んでたけど、最後めっちゃすっきり繋がった!
肉体は死んでも魂は死んでないから殺しても一緒⭐︎
ってマインド強烈やった。笑
スピってる人ってほんま強烈やし、自分の都合のいい事だけ抜き取るからタチ悪い( ^∀^)
ラストは面白かったけど、
途中刑事さんたちのやり取りが長くて、ちょっと間延びしてて飛ばし飛ばし読んでた。
高評価つけてる人も多いから好みが分かれる作品なのかなと思います!
Posted by ブクログ
息子を失った悲しみとは、周囲が見えなくなり、自分が抑えられなくなるくらい深いものなのかと感じた。
母にとって、全ての真相を知ることが救いとなるのか考えてしまう。事実を知ることで、救いを得られる一方、息子の知らなかった一面を知ることで新たな傷となるのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
どうやって2つの事件が絡み合ってくるのか。
いや、無理があるでしょ。
なんなら一部と二部で全く異なる物語に展開?
なんて思っていたらとんでもなかった!!
同じ息子を持つ母親として、ここまで無条件に
息子(子供)を溺愛できるものなのか。と
タイプの違うふたりの母親と自分を比較してみると
自分の母性の低さを感じさせられて凹む。
また、追い打ちをかけるように
普段なら号泣する場面でも(息子の心情を知る件)
ドライアイが潤む程度にしか涙腺刺激せず。
それでも物語には引き込まれ、イッキ読み。
どうやら三部作だそうで、他の二作品も
ぜひ手に取ってみようと思う。
Posted by ブクログ
おかしくなっていくお母さんの様子とひたすら息子の名前が繰り返し出てくる序盤が読むのしんどかった。あぁいう状況になった時残された兄弟って本当にかわいそうだなと思った。
途中からは15年前の事件や事故とどう絡んでくるのか全然予想がつかず先が気になって最後までサクサク読めた。終始暗め。結末は思ってた感じと違った。