感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年05月01日
無関係な二つの事件がどうつながっているのか
、予想もしない結末だった。
捜査に当たる三ツ矢と田所の2人の刑事の関係は
どこか相棒の杉下と亀山を思い出された。
ただなぜ犯人がわかったのかよくわからない。
Posted by ブクログ 2024年05月01日
登場する刑事の探究心に感心した。
誰の、いつの、どのような行動が、何につながっているのか、わかればわかるほど読むのをやめられなくなって、1日で読み切ってしまった。
Posted by ブクログ 2024年04月18日
まさきとしかさんの本ははじめて。
子を亡くした母は、こんなにも狂ってしまうのかと。
息子に何があったのか知りたいと思う気持ちがこうもさせるのかと読んでいて苦しい気持ちになりました。
寂しいし哀しいお話でした
Posted by ブクログ 2024年04月17日
まさきとしかは初めて読むけど、良かった。
母の子への思い、また子の母への感情、登場する何組もの母子で垣間見られた。
どこで何をしてたの?
どんなに子どもが大きくなっても、いつも母は子どもに訊いてしまうけど、楽しいことも悲しいことも知っていたいのが母親。
登場する母親は、極端ではあったけどわかる部分も...続きを読むあり、つくづく子どもには私よりたとえ1秒でも長生きしてほしいと思ってしまう。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
一部は、高校に合格したお祝いの夜、水野大樹は夜中に自転車で家を抜け出し、途中、逃走犯を捜索中の警察官が職務質問しようとしたところ逃走し、トラックに衝突して死亡してしまう。
何を彼は何をしていたのか?彼はなぜ逃げたのか?彼はなぜ死ななければならなかったのか?
何も分からないまま、母親は周囲を攻め、家族...続きを読むを攻め、自分を攻め続ける。必死な姿が痛々しかった。
二部では、事故から15年後、女性が絞殺され、不倫相手の百井辰彦が重要参考人として手配されるも、行方不明。百井の母親も息子の無実を信じ、無事を心配し続け、嫁に疑念を向ける。
三ツ矢刑事と田所刑事が事件を捜査する中で15年前の少年の事故が絡み合ってくる。それらを紐解くことで、真相が明らかになる。犯人を知り、その動機が自分勝手と言い切るには悲しくて重たかった。
大切な息子を失い、平穏な日々が一変した母親達の叫びが辛かった。母親は、自分が思う愛する息子像とは違う息子の姿を教えられると、やはり受け入れ難いものなんだろうなぁ。
Posted by ブクログ 2024年04月05日
平穏で平凡な日常を送る幸せな家族が
音を立てて崩れていく...
幸せと人の脆さを実感させられ
胸が苦しくなる作品でした。
名コンビ、三ツ谷と岳斗が誕生した第一作目。
読者を置いてけぼりにする程の推理力と洞察力のある天才 三ツ谷と読者のすぐ後ろから疑問と不満を抱いて着いてくる岳斗のバランスが最高で...続きを読むす。
Posted by ブクログ 2024年04月03日
時間も場所も人も繋がりがあるとは思えないような事件が、最後にどう繋がっていくのかを楽しみに読んだ。
ありふれたごく普通の家族や母子の関係であっても、何かの悪戯でゴロゴロと転がり、こんな悲しい不幸に陥ってしまうのかと思わされ怖くなる。
特に、崩れていく母の感情や思考回路は極端とは思わなかった。我が子が...続きを読むいま何を考えているのか全てを知り得ないのは当たり前、そんな危うい日常を生きているのだ。こわいこわい。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
気になっていた作家さんの一人。
人の心の闇を見事に描いていた。切なく悲しい描写が多かったが、とても惹き込まれ、一気読みしてしまった。家族は温かい。しかし、もろく儚いものでもあると思った。
ラストで疑問がはっきりとした。登場人物の複雑な感情に泣きそうになった。
シリーズものなので、続きの...続きを読む本を読みたくなった。
Posted by ブクログ 2024年03月19日
初めて読む作家さんだったが、とても面白かった。
一部と二部とのつながりが少しずつわかっていくのも楽しめたし、何より母性…母親の悲しみ、愛情、葛藤、絶望、そして赦し。
その辛く重たい感情とミステリィ要素が巧く混ざり合った作品で、読み応えもあり、また次回作も読みたくなった。
新しい素敵な作家さんに...続きを読む出会えると嬉しい気持ちになる。
⭐︎4.5です!
Posted by ブクログ 2024年03月17日
ぐいぐい読み進められる。
読んでいる途中も読後感も哀しくて怖い。
大切な人を急に亡くすことで、今まで見てきた世界が一気に変わってしまう切実さと、どんな人でもいろんな面があり、可愛い我が子にも知らない一面があるということ。当たり前だけど、改めて考えさせられた。
Posted by ブクログ 2024年03月13日
オーディブルで聞きました。
ナレーターの酷評がすごかったですが、私は入り込めました。
ラストのラストで驚きを隠せませんでした。
作者が北海道の方とのことで、また他の作品も見てみたくなりました。このかたの作品で舞台も北海道のものあるのかな??
オチが完全に自分好みでした。
知りたいと強く願い続けていれば必ずそのゴールに辿り着けるという思いもある一方で、人間の行動や感情なんて、他人がどう足掻いて知ろうとしても、全てを理解することは不可能であり、傲慢な行為に過ぎないということが、この小説を読んで思い知らされました。
途中様々な家族が出てきて、...続きを読む頭が混乱しそうでしたが、それぞれの家族の1つの事件を通した繋がり、背景を知れば知るほどゾクっとさせられ、ページを捲る手が止められませんでした。
なかなか面白かった。最初から最後までなかだるみせず読めた。気がつくともうこんなに読んでいたのかとびっくりするほど夢中になれた。特に感動などはないけれど、面白かった。続きがあるようなので読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ 2024年04月23日
星3.5
久しぶりのミステリー。まさきとしかさんを読むのも初。
女性が、男性の死体を、普段運転しない車で運ぶとかできるのか疑問なところもあったが、続きが気になり一気読み。
最後は、朝井リョウ作『正欲』を思い出してしまった。
救いは、野々子の母と三ツ矢。
続編も読んでみたい。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
殺人犯と間違われてパトカーに終われた中学生が自転車事故を起こし死亡してしまう。彼はこの時何をしていたのかが、物語の中核に。いろんな形の人間の異常性を突きつけられ、…ラストは呆然…
読後感は決して良くないけど、続編も読みたいと思える作品。
Posted by ブクログ 2024年04月16日
2024.416
2つの事件がどう絡んでくるのだろうとわくわくしながら読み進められた。
子を亡くした親のその後をリアルに細かく描写しているのは新鮮だった。
自身も子を持つ親として、突然我が子を失ってしまったらいづみのようになってしまうのかも、と思う。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
母の男児に対する心理描写が絶妙だと思った。話の内容も全く関係のないと思わせる2つの事件が繋がっていくのは見事でした。ただ、びっくりしただけで止まっていたトラックにぶつかって死ぬ?と思ってしまった。続編も読んでみます。
Posted by ブクログ 2024年03月28日
展開が気になり一気に読めた。
文章がとても読みやすく、余計な描写や喩えがないのも好みだった。
子供を亡くした母親の心情をものすごくリアルで、うまく表現していると思う。子供、特に男の子を亡くした親たちが出てきたが。息子を亡くした時に自分もこうなるのではと言える。
二つの関係のないような事件が結びつく...続きを読む瞬間が、あっさりしすぎていた。
残念な点
三ツ矢刑事のキャラクターが、シリーズ化されてから確立するかもしれないけれど、この小説の中では突出した魅力がないと感じた。ただなぜなんだ、理由が知りたい、だけでは弱い。かなり風変わりという設定の割に、特に事件にピンとくる能力もないし、刑事としてはぼんやりしすぎる。
わたしがキリッとして独断で捜査を進め、意外なところからピンとくる刑事像を求めているだけかもしれないから、まあ、こんな刑事さんがいてもいいかもしれないが。これからのシリーズに期待。
終わり方について
この終わり方は私は嫌いだった。
モヤっとする感じがあった。
この作者の作風なんだろうな、キャラクターもボヤッと、終わりもボヤッと読む人に半分委ねる感じ。
推理小説は、キチッと、しっかり、解決してほしい。
私はそう感じてしまう。
ただ、文章が読みやすく、ここ最近で一番熱中して読んだので次のシリーズも続けて読もうと思った。
Posted by ブクログ 2024年03月20日
本屋さんで紹介されて気になって購入。伏線回収が好きな私にとっては、読み進めていく上で出される情報が後出し情報に感じてしまった。あと、もっと人物を掘り下げて欲しかった。ただ、とても読みやすく、ミステリー初心者などは入りやすいと思った。
Posted by ブクログ 2024年03月20日
息子がなぜ事故死したのか。
「あの日」なにがあったか。
息子への愛情のあまり思い詰め、妄想から暴走する母たち。
ひとたび思い込むと止まらない母親の想い。
いろいろと怖く、母親としての気持ちもわからないでもない部分もあり、苦しい気持ちで読みました。
途中から別のお話始まった?と思うほど違う事件がどう...続きを読む一つのお話になるのか。
先が読めなくて最後まで楽しむことができました。
Posted by ブクログ 2024年03月08日
・15年前に起きた事件と現在に起きた事件が、だんだんと交わりを見せていき暗く切ない真実へと向かっていく話。
親の愛情や異常性を持った子供の視点が要素としてあり、何かを守るために何かを犠牲にするしか選択肢がないのか読んでいて身が詰まる思いがした。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
嫌な母親のオールスター戦
二つの事件の関係が全然見えてこなかったが最後に一気に繋げた感じで良かった
伏線などは少なめでヒントが少ないまま解答に移ったのでやられた感はない
ミステリーというよりヒューマンドラマと思って読んだ方が納得感が高い
Posted by ブクログ 2024年02月29日
2つの事件がどう繋がるのか、全く予想が立てられませんでしたが、最後に大貴と野々子の2人だけの会話と秘密があるのが良かったです。「なぜそこまでしたのか」これはこの会話がないと、読者の自力では辿り着けないですね。
Posted by ブクログ 2024年02月26日
子供を失った母親の話から始まり、そこから15年ほど経った後のある殺人事件へと話が飛んでいく。
初めはこの2つの話にどこに共通点が?と思うが読み進めていくと、そういうことか伏線が回収されていく。
子供や家族、恋人を亡くした人々の心情や境遇が生々しく、人それぞれ感じ方は違うものの全然良い方向に進まないの...続きを読むがよりリアル。
読み終えて、真実がわかっての爽快感より、鬱々として心情の方が心に残った。