まさきとしかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まさきとしか『大好きな人、死んでくれてありがとう』新潮文庫。
イヤミス小説。期待してた程の面白さは無かった。せっかく毒婦Aを最初に登場させたのなら、それで最後まで押し切って欲しかった。何時の間にか毒婦Aがフェードアウトし、次なる毒婦が登場したかと思えば、サラリと流されてしまった。
アイドルグループも歳を重ね、おじさん世代になると惨めなものだ。不祥事や独立やらで1人欠け、2人欠けという状況でもアイドルグループにしがみついている姿は痛々しい。
解散した男性アイドルグループの一員で、37歳になる南田蒼太が北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見される。このスキャンダラスな事件をメディア -
Posted by ブクログ
幾つかの殺人や事故を軸に、女性たちの毒のような感情が渦巻きます。
不倫を主とした男女の歪んだ関係性に、まさきとしか作品ではおなじみの母子の問題が重なり、登場する女性たちは皆、「誰かが不幸だから悲しい」のではなく、「自分自身がいちばん悲しい」という地点に立たちます。
今回はミステリー色がやや強く、事件の謎解きも物語を重層的に。犯人像については少しすっきりしない印象も残りますが。
その一方で、冒頭に登場する“騙されていた不倫女性”の描写は圧倒的で、生々しく、気持ち悪さが際立っていました。
他者の悪意や不幸よりも、自分の中にある感情の醜さこそが読後に残ります。そんな意味で、本作のタイトルは非常に的 -
Posted by ブクログ
どうやって2つの事件が絡み合ってくるのか。
いや、無理があるでしょ。
なんなら一部と二部で全く異なる物語に展開?
なんて思っていたらとんでもなかった!!
同じ息子を持つ母親として、ここまで無条件に
息子(子供)を溺愛できるものなのか。と
タイプの違うふたりの母親と自分を比較してみると
自分の母性の低さを感じさせられて凹む。
また、追い打ちをかけるように
普段なら号泣する場面でも(息子の心情を知る件)
ドライアイが潤む程度にしか涙腺刺激せず。
それでも物語には引き込まれ、イッキ読み。
どうやら三部作だそうで、他の二作品も
ぜひ手に取ってみようと思う。