まさきとしかのレビュー一覧

  • 完璧な母親

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    ネタバレ

    第一章
    友高波琉子
    風間秋絵をビルから突き落とした。

    風間秋絵
    指名手配中にビルの屋上から飛び降りたものとして駐車場に倒れているところを発見された。

    友高知可子
    不妊症による流産を繰り返し、結婚八年目、三十歳のときに波琉を生む。

    波琉
    知可子の息子。


    知可子の夫。波琉子が生まれてまもなく、T市から離れた。配置薬販売員から事務機器メーカーの営業マンに職を変えた。

    波琉子
    知可子の娘。

    蔓井朱実
    友高家が住むマンションの隣の三〇二号室に引っ越してきた。

    大野初美
    友高家と同じマンションの一〇一号室に住む。七十歳。

    涼太
    朱実の息子。

    蔓井芳春
    朱実の夫。

    第二章
    田尻成彦

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    2025年01月03日
  • 祝福の子供

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    ネタバレ

    途中までは父親と2つの事件はどう繋がるんだろうと予想もできなかったけど
    養子斡旋あたりでなんとなく先がよめ
    なんだが全員に苛立ちがあった。

    色々繋がりすぎてて、父親の居なくなった理由もうーんという感じ。そこまで全力で居なくなる必要あったかなぁ。

    結局は何一つ解決した感はなかったけど
    子どもは親を選べないは共感した。

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    2024年12月20日
  • 屑の結晶

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    かけちがったボタンのような気持ちのまま、読み終えた。
    父を殺してもらえたと思い込んでなんとしてでも宍戸の役に立ちたくて生きてきた小野宮。
    母の影に怯え、都合よく小野宮を利用した宍戸。

    2人が2人を思い合った結果生まれた犯罪なんかではなく、ただただ小野宮が宍戸にいいように使われただけの事実。なんとも皮肉で悲しい結末。

    それでも小野宮はきっと約束を果たせて満足してるのだろうなと思うと、なんとも言えない。

    後味の悪さが尾を引く小説だった。
    誰が救われたのだろう、と思わずにはいられないラスト。

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    2024年11月19日
  • ある女の証明

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    最後まで読んでも不可解な部分が多く、読後感はスッキリしない。登場人物の関係性も貴和子を通して繋がってるんだけど、複雑でよくわからない。自分の読解力のなさを嘆いたが、最後の解説「貴和子をあなたはどう思いますか?」で、読み手の捉え方でいろんな解釈があって正解はないんだと気付いた。
    最後の記事の白骨化した死体は誰なんだろう?やっぱりよくわからん。

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    2024年11月09日
  • 屑の結晶

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    この方の作品に出てくる勘違いまたは現実逃避がすごい登場人物にいつもゾクゾクさせられる
    その感覚分かるけどそれが行きすぎるとこうなるのか…と考えさせられる
    幸せに見えてる人が実はそうじゃなかったり。

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    2024年10月18日
  • ある女の証明

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    2024.10.09

    各章を読んでいくごとに「貴和子」は何者なのか。どういう人生を歩んできたのか、を紐解いていく内容だと思っていたがもっと複雑な内容だった。

    貴和子と関わりのあった人物視点での貴和子、
    または直接関わりのない人物たちのストーリーも出てくる。
    どうこれが貴和子に繋がるのか…
    とワクワクしていた分、あまり関係ないとわかって少し残念だったり。

    解説の最後、
    あなたは貴和子をどう思いますか。は刺さった。

    大龍昇、
    芳美、
    則夫
    美亜、

    それぞれの立場から描かれる貴和子はまるで全部別人。

    もう一度読み直したらまた違った見え方ができる作品だと思った。

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    2024年10月09日
  • 完璧な母親

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    赦すということを書いたすごい本 1、2章はイライラするかもしれない でも3章の為にある大事な序章
    3章を書き上げたのはすごいと思う 毒親持ち、母親と確執がある人には刺さるかもしれないけど人を選ぶし、共鳴するものを持っていない人には駄作と感じると思う

    虐待母とその子供のリアルさ、美談にしたがる外野、実際と心の内は全然違うことを表現できる、小説ならではのものを書いている

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    2024年08月08日
  • 祝福の子供

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    2024.7.27
    重たい話だった。
    命をあげるとか買うとかそんなことはしないで…
    最後に一気に回収して行く感じ、面白かった。

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    2024年07月27日
  • 祝福の子供

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    最初に伏線を散りばめて最後、一気に回収していくのはまさきさんらしくて素晴らしいと思った。作品に込められたテーマは重たいですね。「母はお腹を痛めて子どもを産んだんだから愛してあたりまえ」というのは違うと私も思う。歴史を勉強してみると、明治時代までは家族、親戚総出で子育てしてたんですがね。個人差はあるものの、一般的に子育ての労力は半分以上母親が負担していて、重すぎると思う。労力が少なければ愛情がたとえもてなくても育てられると思う。

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    2024年06月19日
  • 玉瀬家、休業中。

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    これまで読んだまさきさんの小説とは雰囲気が全く異なり脱力系?と言って良いのかしら…。

    40過ぎの出戻り姉妹が実家に戻ったら、ずっと行方不明だった兄も実家に戻ってきていて、尚且つ引きこもり状態。そんな子供たち3人を迎えた母親は72歳なのに55歳の年下男性からアプローチされているという。

    家族4人とも個性が強くて変わっているけど、たいていの事は楽しいと思える長男ノーリーの性格がちょっと羨ましい。この家族を見ていると色々な事が何とかなるのかも〜て肩の力が抜けて楽観的になれそう。

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    2024年06月14日
  • 玉瀬家、休業中。

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    夫と離婚し、北海道の実家に戻ってきたら澪子。
    実家で、母、兄のノーリー、姉の香波と4人で暮らすことになった。

    澪子の虚無な日々が、コミカルながら(コミカルだからこそ)切なく感じた。私も歳をとったのだ。若い時なら他人事として読んでいただろうに。妙に迫る現実感。人生折り返し地点あたりで、私のこれまでの人生ってなんだったんだ?と思うのは、つらいよなぁ。

    できることも、やりたいことも、なにもない・・・という澪子の現実が、自分のもののように感じた。
    私自身は、趣味もあり友達も少しだけどいて仕事もして子どももいるけど、それでも澪子のこの状況にとてつもない共感を覚えた。私自身の根本は虚無感溢れる人なのだ

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    2024年04月12日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ

    女を2人殺したと話すクズ(小野宮楠生)を弁護する宮原貴子。
    彼女が調べるうちに、全ての言動がただただ小野宮の宍戸に対する一途な愛を表していたのだと知ると切なくて苦しい。
    守りたかった宍戸も、利用していただけの吉永に殺されて。彼女を守るために貯めたお金も、結局は宍戸を苦しめていた母の手に渡ってしまった。
    世界に色を見せてくれた宍戸を失った彼の生きていく理由はあるのかな。彼女の罪を被って最後まで服役することが生きる理由になったとして、その後は?小野宮の気持ちだけが何年も宙ぶらりんで、このあともたった一人残されて。こう書いている私も、最初に宮原が警戒していたように、小野宮の虜になっているのかもしれな

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    2024年01月30日
  • 屑の結晶

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    うーん。好きか嫌いかと言えば好きじゃない。でも最後まで一気に読まされる。うんうんわかるわという人物描写もある。人間の多面性をわかりやすく描いていてそうだよね、わかる、人間ってそういうものだと思うものの共感したくないという自分もいたり。

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    2023年11月14日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    浮気され離婚して実家に舞い戻った澪子、41歳。

    バツ2でパニック障害持ちの姉。
    バツイチの母。
    引きこもりの兄。

    仕事も見つからない。主婦だったはずなのに料理もそれほど上手くない。

    引きこもりの兄ノーリーがかなり気になる存在だった。
    一番変わり者と思いきや、たぶんこの人があの家族の中で一番真っ当だった。

    家族って不思議だな。
    知っているようで何も知らないし、知らなくてもいいのだと思う。
    家族のことだって羨んだり妬んだり、心の中で下に見て自分の位置を確認することだってあるだろう。
    それでもいい、という安心感と、半ば諦めのような複雑な気持ち。

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    2023年11月02日
  • 屑の結晶

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    ネタバレ

    イヤミスではないのに、読後はグッと重い感情が胸に沈む。勘違いからの一途な献身のやるせない結末、希望と絶望が背中合わせに感じるラストだからか。
    女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生、通称“クズ男”の弁護を引き受けた宮原貴子が関係者の接点を繋ぎながら事件の核心に迫っていく。
    まさき作品は親に愛されなかったり、毒親に苦しめられる子どもたちの救いをいつも考えさせられるなぁ。
    今までの作品は母親の狂気に震えることが多かったが、この作品では珍しく独身の“クズ女”吉永の狂気が光っていた。

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    2023年10月29日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    ネタバレ

    主人公は40過ぎの女性。
    離婚し実家に戻り同じく出戻りの姉と謎ののんびり兄、そしてガサツな母。

    もう少し歳をとって読むとまた違って見えるのかなとおもいました。

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    2023年10月11日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    初のまさき先生作品でした。
    ざっくり書くと家族の話なんですが、玉瀬家は家族全員バラバラで、全員がちょっと変わっているので、読んでいてその変っぷりに驚いたり疲弊したりするのに、どこか既視感があるのは、その変の一部が自分と似ている部分があるからだな、と思いながら読み進めていました。

    登場人物が恐らく全員変わっていて、ちょっと不器用に生きていて。他人と比べて自分の方がマシだと思ったり、やっぱり自分の方が駄目だと凹んだり。
    バラバラな家族に対して、煮え切らない気持ちを抱いてはいるのに、全てを手放す勇気も度胸もなくて。どうしようもない毎日が、劇的に変わることはないけど、昨日よりちょっとだけ、背伸びする

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    2023年09月25日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    登場人物はなんだかダメなひとばかり。
    この人達とは仲良くなれない…と思いながら自分にも似た部分を感じてちょっとぐったりする。

    ぐったりする割にするっと読み終わって、背表紙の本の紹介を読んだら「実家大好き小説誕生」と。???
    あれ?そういう感じだった?
    全然違うわけではないけれど、このズレが登場人物それぞれの物事の捉え方によるズレなのかも…
    家族って長く一緒にいる時間のなかで同じ事象を見ているようで、実は違うものを見ている。

    そして、外から見てどうだろうと、自分の基準で余裕がある人は優しいのだろう。

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    2023年09月23日
  • 玉瀬家の出戻り姉妹

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    ネタバレ

    勝手にちょっとコメディータッチかと
    思ってたら、そんなことなく結構重いし
    結構辛辣。

    正直でてくる全員好きになれない。 
    唯一ノーリーはよかったな!1番思いやりがあった。

    母親や姉はデリカシーのかけらもないし
    澪子の自己肯定感が低くなるのも分かる。

    途中でたまたまスーパーで会う友だちも
    嫌な人すぎて、なんだこの人はと思ったし。

    とにかく澪子が辛い体験をしまくる
    たまたまバイト募集の張り紙を見ててそのオーナーに声をかけられ働いてと言われて働き始めたら
    使えない扱いをされ、最終的にみんなで話し合ってあなたはもう来なくていいからと言われる。

    そうかと思えば悪徳商法ぽいコールセンターに
    あた

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    2023年09月11日
  • 完璧な母親

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    しんどくて、どうしても前向きになれないような悲惨な事故や事件って現実にあるな…と思うと、全然他人事の話じゃなかった
    「私は母親だから◯◯じゃなきゃいけない」
    この呪縛は沢山の人にあると思うし、私も将来気をつけなきゃいけないと思う
    良い母って一概に言えないのに、"良い母像"が世の中にありすぎる気がした
    改めて、「家族」ってそのものが特殊だ
    私にとってはとても大切なものだけど、人によって考え方は自由で、こうだって決めつけるべきじゃない

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    2023年08月16日