まさきとしかのレビュー一覧
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小学5年生の純矢は母に突然捨てられた。サマーキャンプに行っている間に家が引き払われても抜けの殻になっており、手紙があった。近くの親類の家に世話になれというのだ。
第1話 その家には歌子さんと、そのお母さんのお婆さん政江、41歳無職居候の太助、67歳無職居候の江口が住んでいた。太助がご飯を作ってくれて、月500円のお小遣いを歌子がくれて、順調に生活が始まる。
第2話 たまたま江口の故郷がテレビで流れた。江口と純也はバスを乗り継いで江口の故郷へ行くが、江口の村はダムの底に沈んでいた。
第3話 大晦日を迎えた。お節を大晦日に食べる北海道の風習について言い争いが勃発。そしてまた居候が増えるのだっ -
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「わからない」をトコトン捜査し、あらゆる可能性を排除しない男、みたび。
500ページ超えてましたが、まさきさんの読みやすい文章力と、展開力の良さで没頭した読書時間でした。全く関わりそうのない二つの事件が並行して描かれるので、最初はごちゃごちゃしますが、話が進むにつれて、ガチッとからんでいきます。
ただタイトルを忘れていました。
『あなたが殺したのは誰』。
えっ!誰?
「あなたを」ではなく、「あなたが」なんですよね。
ラスト3部の後半の疾走感はすばらしい。
2転3転する後半は、やはりまさきとしかさんですね。油断してたわー!って。
みんな呪いにかかったような辛い人生にみえますが、やはり毒親達 -
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余韻ってこういうことなのですね。
まさきさん、2冊目です。田所&三ツ矢シリーズ続編『彼女が最後にみたものは』。
これは一気読みしないとこんがらがる作品でした。誰だっけあなた?が中盤までちょいちょいありました。でも、ストーリーはよく出来ていて、
ほぇー!と納得のラストになります。
前作は母親の子に対する溺愛の善し悪しが
これでもか!と描かれていましたが
今作は違う視点での描かれ方でした。
親も人であり、損得や欲求、とくに承認欲求が強いと・・・。
幸せを手に入れるってむずかしい。
いや、今が幸せだと思うことがむずかしいのかも。
まさきさんのラストの描き方、美しすぎる。
どんでん返し -
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次から次へと死人が出る鐘尻島。まるで「呪い」があるかと思わされるほどの悲劇的で救われない展開で、暗い気持ちにさせられる。そこには、各登場人物が目の前の人を救えなかった後悔とやり切れなさがついてくる。そんな感情移入をさせられるような描写がまた良い。
その呪いのような悲劇は、三ツ矢、岳斗タッグが関係者の言動を解いていくと、想像もしていなかった真相が明らかになっていく。誰が悲劇の始まりを起こしたのか、誰が一番悪いのか…そんな価値観も壊され、わからなくなっていくところに、もどかしさを感じながら読み進めた。
受け手の憶測が織りなす悲劇の連鎖の物語にやりきれない想いで、始終重くてどんよりとした気分になっ -
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感情が揺さぶられる読書体験だった。良い。。
登場するのは、家族の死や、不倫、離婚、リストラ、不妊、満たされない承認欲求などなど…家庭に起きるさまざまな悲劇に直面した家族。そして悲劇をきっかけに家族が壊れていく。加えてそういう時には、本人の内なる憂い(悩み、苦しみ)と、他人から見える状況にはギャップがあるもので、それが負の連鎖となり更なる悲劇をうむ。
そんなどうしようもなく報われない状況であっても、ある人が抱える想いや真相が明かされる時に、それぞれの人物に希望の光が当たり心が解放されることもある。ラストは、切ないながらも暖かさも感じさせてくれるような描写もあり感動させられた。ミステリー作品とし -
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ネタバレまさきとしかだなぁ…。
イヤミスと知って読み、イヤミスはイヤミスなんだけど、嫌な話だったな、で終わらない切なさがある。ホワイダニットの名手。大好き!
冴えない中年サラリーマンが殺害され、捜査線上に上がる女たち。
浮気相手(彼女は何も知らずただ恋愛してただけなので被害者は被害者)の佐藤真由奈がいちばんきつい。妄想ちゃんの痛い女。あっちゅん…
被害者の妻杏子は、最初からそんなに嫌悪感を抱かず。ある意味いちばん可哀想かな。単純に被害者。女としての愚かな自分と、母としての強い自分に気づいて、まっすぐ自分の道、家族の道を再生していってほしい。
事件のキーマン渡瀬川瑠璃は、わたしはいちばんかっこいいなと -
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ネタバレ自分で産んだ子どもに対する愛情ってなんだろう。責任感や義務感だけで育てている、そんな時もあるかもしれない。かわいいだけでは済まされない、人間を育てることも良くわかってない年齢で私も産み育ててきた。だからどの気持ちもわかるような、認めたくないような。
主人公は子育てと仕事を天秤にかけ、その重さを考えるのではなく、娘に嫌われているからという言い訳で離婚、子を手放す。
その一方、自分自身は亡くなった父母の血縁ではなかった。母親は、夫の浮気相手の女が産んだ赤子を誘拐し愛おしさで返せなくなった。そして愛情いっぱいに実子として育てた。
子を愛せない、金銭目的で産む、子を捨てる、親の愛情を求める子、など読み -
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警視庁捜査1課に異彩を放つ刑事がいる。三ツ矢秀平。殺人犯捜査第5係。
痩せてひ弱そうな身体。微笑みにも悲嘆にも見える細い目と口もと。癖毛で額が隠れるほど伸びた前髪。警官というよりは学者のような風情だ。
そして、図抜けた洞察力と記憶力を持ち、納得いくまで考え抜くという三ツ矢のスタイルから、人は彼を「パスカル」と呼ぶ。シリーズ3作目。
◇
中野区東中野のマンションで女性が血を流して倒れているという通報を受け、戸塚署の田所岳斗が先輩刑事の池と現場に駆けつけたのは、3月5日午前10時過ぎだった。
通報した宅配業者から事情を聴き取り、鑑識到着まで現場を見て回った岳斗は