佐々木閑のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    般若心経は、ブッタの教えとは異なる解を説いてるお経ということが、歴史の背景などを踏まえて分かりやすく説明されてます。不安な気持ち、何から大事を成す時など、モノの原理では説明できないような「神秘的」なモノに頼りたいと思う我々の弱さをサポートしてくれる働きを、この経に触れることで感じる事ができる。「生きるための杖」と言う言葉がよかったです。 あまり気にする事も無かった仏教の事、そこで解かれてる考え方について色々勉強できました。

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    2020年05月06日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した

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    我々が今日触れる”仏教”緒宗派について、ブッダからその歴史を辿って整理している。
    聴講生を前にした講義形式で記されている点が、理解しやすく、整理された無いようになっている。
    日本仏教の全体像を、一つの方向から見渡すことが出来たと思う。

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    2020年05月02日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    ・とても分かりやすく解説している本です。初心者におすすめです。

     佐々木閑さんは冒頭「まずは、仏教が生まれる前のインドがどのような状況であったかを知っていただいて、お釈迦様はなぜその時に仏教をつくらなければいけないと考えたのか、それを理解していただかなければなりません」と書いています。

     そう考えると、釈尊は決して自分の苦を乗越えるためではなく、社会から苦を無くしたいと思って出家されたのかもしれません。釈迦族が滅ぼされる時も決して闘おうとはせず、自ら到達した諸行無常の境地を貫いた釈尊にも、強い怒りや深い悲しみに襲われることがあったと思います。

     現代の日本において、仏教というと、どうしても葬式というイメージですが、お釈迦さまの教えは、いまという時代にこそ蘇って欲しい。

     信仰が生まれる背景には、支配者側の都合や被支配者側の苦悩があるんですよね。変遷の歴史を学ぶことは、大切ですね。

     生老病死を乗り越えるためには、自分への執着を捨て去る必要があるということは理解できますけど、日本では、托鉢だけでは生きて行けないですよね。

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    2020年04月29日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    ネタバレ

    「100分de名著」の「法華経」のテキストを読んで仏教の話に興味を持ったので読んだ本。「般若心経」の成り立ち、内容など知りたいことを知ることができて良かった。「般若心経」は釈迦の教えとは異なるお経という話と「羯諦(ぎゃてい)、羯諦(ぎゃてい)」という呪文のところ、「般若心経」が「耳なし芳一」の中で使われているという話が印象に残った。この本を読んで「真理のことば」が読みたくなった。

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    2020年03月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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     般若心経がとなえられている大乗仏教とそうでない釈迦オリジナルの仏教との違いを明らかに読み説かれています。
     修行ができない人を含む多くの人が救済されることを目指した大乗仏教では、すべてのものが空であるこの世で人智を越えた神秘の力を信じさせてくれるのが般若心経のようです。仏教初心者の私ですが、読みやすかったです。

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    2020年01月05日
  • 出家的人生のすすめ

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    仏教に興味を持つ人の多くは悩んでいる人だと思います。そして、やりたい事だけをしたい、というより殆どが、現状がイヤだけどやりたい事も見つからない、と言う人でしょう。

    そんな人たちでも出家的人生は可能でしょうか❓この本を読んだら、ぼんやりと可能性を感じました。

    サラリーマン生活に疑問を覚え、複業の小さな会社ビズフォリオを始めました。ビズフォリオがサンガのような存在になってくれたら良いのになあ、と思っています。『自分の頭で考えなさい』と仏陀は言いました。この先、出家的複業生活を模索していきます❗️

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    2019年11月24日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    冒頭にハリラの仏教についての記述を紹介しているが、的確な指摘の連続で、イスラエルの歴史学者がここまで仏教を理解していることに宮崎は驚いているが、私もハリラの分析力に感心した.本論に入ると、宮崎と佐々木の討論が始まるが、宮崎が次々と繰り出す論点に佐々木は冷静に対応しているが、読者からすると、宮崎の知識の開陳の連続という感じがした.釈迦が実際に述べたことを忠実に伝えているとされる文書はほぼ確定されたようだが、研究は緒に就いたばかりという感じだ.「仏」、「法」まで読んだが、難しい!日本にはびこっている鎌倉仏教との相違点だけを重点的取り上げて欲しい.日本の仏教と釈迦の原点はかなり異なっている感じがする.

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    2019年02月28日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    仏教学者とゴリゴリの物理学者の対話。
    ビッグバン理論などで宇宙の始まりは「無」だった(宇宙の誕生は偶然だった)、という考え方が浸透してきた。こうした理解と、「超越者の存在を認めず、現象世界を法則性によって説明する」(P.144)原始仏教は実は似たところがある、と。

    とは言え、「仏陀は量子論を知っていた」というような説は二人とも強く否定する。個人的には、宇宙とは何だろうと考えているときに、最新の物理の知見がない人も偶然に似たような世界観を思い描くこと自体面白い気もするが、学者二人はそれを以って「仏教と現代物理学は矛盾しない」などといったことは言わない。

    西洋が、科学の発展とともに「宇宙に意味がなく、人間にはあらかじめ目的が与えられていないことを明らかに(なった)」(P.33)ことに思い悩む中、仏教はもともとそういう設定がなく、「苦」そのものである人生において「修行によって自分を変えていくプロセスそのものが、自分の生き甲斐になると考える」(同)という点が興味深かった。

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    2019年01月01日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    仏教に関した話題を100話。特に釈迦の仏教、原始仏教、根本仏教と言われるものの考え方を紹介する。著者は律の研究者。もともと工学部を出て文学部哲学科の仏教学に入りなおした異色の研究者。

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    2018年10月20日
  • 科学するブッダ 犀の角たち

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    科学の発展と仏教の発展を重ね合わせて書かれている。
    物理学、生物学、数学の説明でほとんど終わり、肝心の仏教はオマケのように後半に登場する。
    だが、その構成のためより仏教が科学的に分析出来るものであり、現代のコンテンツにおいても仏教の思想は取り入れるべき要素が多いことが感じられた。
    多くの宗教は「救われること」を求められて広がっていった。
    現代でも仕事や何らかの活動を通して「救われること」を求めている人は少なくないのではないだろうか。
    その仕事を通して、誰を助けるかという文脈だけでなく、やる側はどう救われるのかという精神性にも注目していきたい。

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    2018年09月19日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    釈迦の本来の教えである上座部仏教と大乗仏教との違いを三宝(仏・法・僧)の観点で対談形式で説明している。大乗仏教の中でも日本の仏教が特異であることがわかった。

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    2018年09月02日
  • 科学するブッダ 犀の角たち

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    パラダイムシフトが化学の人間化(神の視点→人間の視点)と共に発生するって考えはなるほど、と思った。そのことと仏教の関係は理解できてないからもう一度読み直さないといけない。あと量子論ってやっぱり不思議だ。観測することで結果が変化ってなんか変だよね。これを覆す理論がいつか出そうに思えるんだけど、これも最終的に神の視点ってことになるのかな(^^;) 本筋とは違うけど日本に伝わる仏教は原始のものと全然異なってるってのは勉強になった。

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    2017年12月25日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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     対談でもあり、お二人の話、とても分かりやすく刺激的でした。超弦理論も始めて、分かったような気にさせてくれました。佐々木閑先生を存じ上げず、釈迦から大乗仏教へ至る歴史的な経過は、ただ驚くばかりでした。大乗仏教が、壮大なイリュージョンなのではとすると、妙に納得できました。超弦理論で、ラマルジャンの数式が紹介され、驚きとともに再度興味が掻き立てられました。

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    2017年11月18日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    いただいた本。

    先日、松原隆彦『目に見える世界は幻想か』という物理学の本を読んだのだけど、大栗博司の話は難しいけど似た所に触れられていると感じた。

    面白かったのは『「よく生きる」とはどういうことか』というテーマの対談。
    なんで仏教×物理学?というところが、なるほど、に変わるから面白い。
    神という絶対的(超越した)存在を外すことによって、なんなら自分という存在を世界の中心から降ろすことによって見えてくる世界について、どちらの側からも歩めるんだなぁ……。
    仏教の、生老病死の苦しみの話や、南無阿弥陀仏の意味なども、知っているようで知らなくて、すごいなぁとちょっと感動したのだった。

    岡潔は無明の話をよくしていた。
    情緒を育てることの大切さに、物理学的な発展の仕方は合わないように感じていた。
    けれど、この本を読むと、立っている場所が同じで、外を解明していくのか、内を解明していくのかという部分の違いのようにも思えた。
    まぁ、安易な対比論だけど。。。

    生きていることが苦しいとしたら、その苦しみを取り払うために自分自身はどうするか。
    生きる意味がない中で、自分は一体何を見つめて死への確実な歩み寄りを続けていくのか。
    佐々木静は「向上」という言葉を目的に位置させたけれど、苦しみがなくなっていく修行の成果は、「向上」という言葉とは厳密に同義でないようにも思う。

    いただきものでなければ、手に取らなかった本との出会いだった。
    こういうのも、いいなー。

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    2017年04月01日
  • NHK「100分de名著」ブックス ブッダ 最期のことば

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    お経によって仏教観は全く異なってくるということをこの『涅槃教』で実感した。今まで描いたいた釈迦のイメージとは違っていた。

    〈本から〉
    お前たちは「もう我らの師はおられない」と考えてはならない。私の説いた法と私の定めた律こそが、私亡き後の師である。

    もろもろのことがらは過ぎ去っていく。怠ることなく修行を完成せよ。

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    2017年03月16日
  • NHK「100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば

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    科学者的視点から原初仏教が解説されていて、興味深く読んだ。印象的だったのは大乗仏教との違いに触れたところで、「どちらが良い悪いと言う話ではない」と教義や宗派の違いを肯定的に捉えていた事。なるほど仏教では宗教対立が起こりにくい筈だ。また仏教は自分を見つめる宗教であり、積極的に布教する動機に乏しいと言うのも納得。一部の仏教系新興宗教がこれらに逆行する活動をしているようだが、本来の仏の教えと離れすぎているように思われる。

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    2016年10月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば

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    自分を救済できるのは自分だけ。「一切皆苦」の世の中で自己鍛練により心のありようを変えることが苦しみから解放される唯一の道である。
    読みやすく、釈迦の仏教の入門書として良い。

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    2015年11月02日
  • 出家的人生のすすめ

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    ネタバレ

    文中より

    お金のあるなしを幸福の基準にしている自分の価値観を変えることができるかどうかという問題を「人生のリセット」という意味での出家こそが解決策として、効力を発揮する

    自分の人生の目標を、今までとは全く違うものに変えてしまいたい。価値観をもう一度リセットしてみたい

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    2015年09月16日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    仏教入門(高崎直道)は敷居が高く挫折し、その後2冊ほどトライし、失望したが、これはまさに「入門」。平易だが、仏教の歴史、教えを概略を理解するには格好の本である。

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    2015年08月28日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    小さいころから読んでいた般若心教について、成立過程を含めてその内容を分かりやすく解説している良書。

    しかし個人的には「すべてが空」とする般若心境の教えより、筆者が言う「釈迦の仏教」のほうが納得感のある教えであると感じた。

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    2015年06月22日