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Posted by ブクログ
とても面白かったです。
仏教がインドで興り、中国から日本に伝わってきた。色々な宗派がある、色々な概念を耳にした事がある。
けど、私の頭の中ではよく整理されておらず、混同していました。
本書は、釈迦の仏教から、多様な経へ派生していく様を、対話形式で分かりやすく解説されています。
その様は、釈迦の仏教をオリジナルとして、様々な二次創作というか、スピンオフというか、ファンメイドというか、まさに富永仲基の言う、加上の説ですね。
時代やその背景によって、それぞれの役割を果たしてきたのだと思います。
しかし、人は本当に、よく、色んな事を考えつくものだと思います。楽しいですね。
Posted by ブクログ
仏教の歴史の変遷をたどる本、と書くと面白みがわかりいくいけど、救いを求める人が、いかに物語を想像していったかをたどる本、と考えると面白い本かも。
元々厳しい戒律や修練の末にたどりつくとされた仏陀の唱えた「悟り」
それがどのような変遷をたどり現代まで変質していったかを、教授と学生の対話形式でたどっていく一冊です。
対話形式なので読みやすく、仏教の歴史の変遷も各時代を辿り、ちゃんと順を追って解説されていくので、内容も分かりやすかったと思います。
上に書いたとおり仏陀が始めた仏教というのは、一般の人が行うには厳しい部分も多いし、悟りという概念も難しい。その仏教がいかに民衆に根づいていったか。人々は仏教を独自の解釈を加えていきます。それによって教えは変質し、民衆に近いものになっていくのだけど、この解釈に人間の想像力の豊かさを見ました。
輪廻転生という概念くらいは知っていたけど、この本を読むと仏教の変遷の中に、転生やタイムリープ、さらにはパラレルワールドの概念のようなものまでも見て取れます。
自分は何度か「これ、もはやまどマギじゃん」とか「これ、もはや進撃の巨人じゃん」とか思ったりもしました(笑)
こうしてみると、宗教はある意味SFやファンタジーの概念すらも含んでいるのかもしれないとも思えてくる。
そして、古来からそうした概念があるなら、現代の物語にもその設定や概念が使われて、名作が生まれているのも至極当然のようにも思えます。
救いを求め、今と違う世界や自分を求めた古代の人たち。回り回って、それと同じ概念が物語に取り込まれ、名作に昇華されていることを考えると、仏教がより身近に思えたし、人の本質というものも変わらないのだと思えたりもしました。
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