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いま、心の拠り所を仏教に求める人が増えている。なかでも注目されているのが、“信仰”ではなく、“自己鍛錬”の重要性を説く原始仏教=「釈迦の仏教」だ。ブッダの生涯はもちろん、仏教成立以前のインドの社会構造、僧団の生活規則など6つのテーマ(講座)からブッダ自身の本来の教えを知る。
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Posted by ブクログ
釈迦の仏教の本質は、信仰ではなく、自己鍛錬にあります。 生きることの苦悩と向き合い、自己の改良を説くのがブッダ本来の教えです。 この釈迦の仏教を、ブッダ誕生以前のインド社会の構造、ブッダの生涯、弟子との逸話、サンガの生活規則など6つのテーマから解説します。 著者は原始仏教の世界的権威佐々木閑先生。 ...続きを読むとても分かりやすく、しかも深いところまで解説されています。 仏教を知るための入門書に最適です。 「頭髪が白くなることで長老になるのではない。ただ年をとっただけの人は「むなしい老人といわれる」(ダンマパダ260) 手厳しい言葉です。しかし本当のことです。年寄りだからまわりが大事に扱ってくれる、年寄りだから尊敬されるのは当たり前などと考えてはいけません。 ー 188ページ
ブッダの一生というのは歴史や漫画で読んで知っているつもりだったが、実際どういう教えが人を引きつけたのか、いま自分の周りにある仏教とどうつながっているのか知らないことだらけだった。他の宗教と違って、全く排他的でないところ、自分を拠り所とせよという教えが基本にあるところに魅力を再発見できた。
[仏の初めに]日本で一般的に浸透している大乗仏教とは異なる原始仏教。その歴史から教えまでを語った一日講座の内容を書き起こした作品です。著者は、花園大学文学部国際禅学科で教授を歴任される佐々木閑。 仏教に関しての本はほとんど読んだことがなかったのですが、そんな「仏教初心者」の評者にうってつけの本で...続きを読むした。語り形式でコンパクトに原子仏教のあり方が幅広くまとめられていることもあり、まずはするりと仏教の門をくぐってみたい方にオススメです。 どの内容も興味深かったのですが、著者が特に力を注いでいる、原子仏教から大乗仏教までの派生の流れを解説した章は本書の白眉かと。仏教の教えをどのように運営していったかという点について、本書から得られるものは非常に大きかったです。 〜何があってもとにかく、一般社会に完全に依存して生きる、これが仏教の鉄則中の鉄則です。〜 この本を紹介してくれたMさん(ありがとうございました!!)には仏教的な何かをお贈りします☆5つ
仏教の基本的な知識が平易に書いてあり、理解しやすくためになった。ブッダや弟子たちのエピソードも面白かった。 原始仏教はあまり「宗教」という感じがしない。何かに救ってもらうのではなくて、自分で自分を救うことが大切と説く。 もっと仏教のことが知りたくなった。他の本も読んでみたい。
仏教とくに原始仏教に関しての概観を知ることができる。私はわりと思想や坐禅の方法論を学んできたのでサンガの話や釈迦の弟子たちの話などの歴史は新鮮で非常に面白く読めた。愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶと言うけれどやはり思想と歴史はセットで学ぶ必要があるなと思う。
講座形式でブッダの生涯、仏教の基本を説明。初学者にもわかりやすく書かれている。ただ仏教分裂のところは著者の自己研究でディープな内容に。
本著は、お釈迦様の生涯や仏教の歴史、時代背景、仏教の教えなど、仏教とは何かについて、とてもわかりやすく書かれた本です。 ぜひぜひ読んでみてください。
他の世界宗教入門の様な本を読んできた中で自分の思想に一番合っていそうなのが原始仏教だという話を友人にした所、こちらの本をおすすめされる なるほどわかりやすく原始仏教、つまりはお釈迦さまがどういう事をなさったのかがとてもわかりやすく知れた気がする 原始仏教を自身の軸にしてる人との付き合いが一番気楽...続きを読むだろうなぁ
当時の時代背景から、ブッダがなぜ出家して悟りを開くにいたったのか、分かりわすく書いてある。ブッダに興味が湧いたら読んでみるといいと思う。
佐々木先生の本は初期仏教を学ぶのはいいなと感じたので続けて. 先日、佐々木先生を絶賛する人とお話をする機会があった。以前からうっすら感じていた「佐々木先生は大乗仏教に愛がないのではないか」という疑念をぶつけてみた。佐々木先生は真宗の僧侶であるし愛情がないわけではない。著書にもそのあたりのことが出て...続きを読むくる本もある!といわれていたのだが、これがまさにその本だった。 佐々木先生は、大乗仏教と分けて小乗仏教ではなく「釈迦の仏教」という言葉で説明される。この本は一日で学ぶという仮定の一日講座を想定していて6時限単位になっている。 ただ「こういわれています」という事実に基づいた内容だけでなく、当時の人々や世界観をイメージしていきいきしたお話で語られる。そして最後には釈尊の教えを伝え知る人が今ここにもいることを喜んでいる。 基本的な初期仏教と大乗仏教の違い、どのようにして大乗仏教が発生したのか、釈尊が求めたものなど、時系列で書いてあってとてもいいと思う。前に読んだ『100分de名著 大乗仏教』『100分de名著 ブッダ最期のことば』のさらに全体を描いたもの。 地味に佐々木先生の著書は追っていこうと思う。 7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか
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