佐々木閑のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した

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    偉大なシャカムニが生きているあいだは良かったが、亡きあと、僧団は乞食遊行から定住化する必要などで「意見が対立しても定例集会に参加するうちはメンバーと認める」不文律ルール改正に迫られた。
    シャカムニは「カルマ=業を断ち切れば自由になる」と教え、輪廻転生に言及しなかったが、「ブッダとなるには延々とした前世からの修行があったに違いない」また「厳しい修行を支える一般人にとってブッダの教えは何になるか」といった思いから、〈大乗仏教〉が興起した。
     初期の大乗経典の般若経(群)は“空観”を敷衍して善業は仏になる途に通じると説く(カードポイントが「そんなことにまで使えるの!」に譬えている)。さらに、“一定の

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    2023年11月12日
  • 科学するブッダ 犀の角たち

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    1 どんな本?
      仏教を科学的に説明する骨太本。未来の科学と
    仏教の解釈の相関にまで触れているのはこの本だ
    け。

    2 なんで読んだの?
    (1) 仏教の本でレビューが高いから。
    (2) 原始仏教の楽に生きる知見を学びたい。
    (3) 学びを人生に活かせる状態になりたい。

    3 構 成
    全5章296頁
    「科学理論の構築した偉人たちは皆瞑想の習慣を
    持つ」と始まり、「釈尊に心からの敬意を表して
    考察を終わる。」と締め括る。
    1-3章で科学が「神の視点」から「人間化」へ
    の推移した事実と歴史を。4章で原始仏教を。5
    章で大

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    2023年11月05日
  • 大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか

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    青年と講師の対話形式で、大乗仏教の成立とその思想について解説している本です。

    初期仏教と大乗仏教のちがいを押さえたうえで、『般若経』や『法華経』、『華厳経』などの大乗経典や、浄土教および禅などの教えについて、大胆な比喩を用いながらわかりやすく説明がなされています。また補講として、大竹晋による『大乗起信論』研究の紹介がおこなわれています。

    「おわりにかえて」で著者は、「大乗仏教が釈迦の教えとどれくらい隔たったものであり、その一方でどういう点に共通性があるのかを、できるだけ客観的に提示すること」が本書のねらいであると述べています。それとともに著者は、富永仲基の仏教批判を紹介して、著者自身もまた

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    2023年02月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば

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    釈迦の仏教について分かりやすく書かれています。自我についての説明がもう少しあるか、参考文献がもう少しあるとよかったと思います。

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    2022年10月02日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    コラムなので1話が短くて読みやすかった。筆者の主張、考えを短くまとめている。筆者の著書を読んだことがある人なら、あまり発見はないのでは。

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    2022年10月02日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    般若心経というものが釈迦の教えを否定したものから始まった。釈迦の説いた教えは大衆には厳しすぎるから、大衆に受け入れられやすいものにされたのが般若心経。大乗仏教を学んで理解を深めたい。

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    2021年08月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    色即是空は聞いたことがあったが、仏教がこれほどまでに構造的に世界を整理していること、それを超えて空であることを般若心経は言っていること。因果律だけが考え方ではない、という意味で、思考の幅を広げてくれた。

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    2021年06月10日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    仏教の本質は修行であり、自己改良による「苦」の消滅です。
    私自身を変えることで、苦しみから自由になることができます。
    本書は初期仏教をベースに、生活に結びつく叡智を100話で紹介していきます。

    優しく正しい心を持っている人の言葉は優しくて正しい。それはそうだろう。だが仏教が主張するのは、「今現在、粗暴な心に支配されている人でも、優しくて正しい言葉を使うよう努力し続ければ、やがて自分の中に優しく正しい心が生まれてくる」ということなのだ。自分の言葉を自分でコントロールしていくことが、そのまま修行になると言っているのである。「相手の気持ちをくみ取りながら、慎重の上に慎重を重ねて、誠実に言葉を紡ぎ出

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    2021年02月22日
  • 「律」に学ぶ生き方の智慧

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    釈迦が考えた「生き甲斐」を手に入れる究極の方法。
    日本仏教から失われた「律」には、幸せに生きるヒントがたくさんあります。
    「律」に秘められた釈迦の哲学を解説します。
    本当に分かりやすいです。
    NECO塾はサンガだったのだと、気づきました。

    では、私たちが一番頼りにできる生き甲斐とはなにか。最大限に広い言い方で答えよう。それは「一生涯続けることのできる、自分の好きなこと」である。外界から無理強いされていやいやするのではない、自分がやりたくてやりたくて仕方がないことを好きなだけやる、そういう毎日が死まで続くなら、人は「生きてきてよかった」としみじみ思う。さらに言うなら、そうしてあり続けていること

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    2020年10月16日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    もともと理系人間でありながら、仏教学者となった著者が、朝日新聞のコラムとして仏教について連載した記事100編をまとめたものである。コラム集なので体系的にはなっていないが、さまざまな事柄をトピックス的に取り上げ、素人の私にも仏教の本質が理解できた。特に、知り合いに著名な科学者が多く、科学と仏教について述べられた箇所が多々あり、興味深く読んだ。

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    2018年11月27日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    それなりに面白かったけど、思ってたのとは違った内容だった。
    もっと基本をまんべんなく図解まじえつつ解説してくれる入門的な内容の本が読みたかったので。
    とはいえ二人の自説が微妙に違って論争みたいになるところとかは面白かったし、自分の信じる宗教を正当なものとして牽強付会する学者の話とかは興味深かった。知らない世界を知れた本ではある。

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    2018年08月22日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    超弦理論の大栗博司氏と仏教学者の対談本。
    対極の分野だが共通点も多い。

    ・ミクロの理論からマクロの在り方がわかる(万物の理論)
    ・時間と空間は絶対的なものではない。
    ・正しい、正しくないの二元論ではなく90%正しそう、50%正しそうといういくつもわけて判断する
    ・確率評価は都度変動する
    ・世界を認識する方法はいくつもあり、適切な切り口の理論や考え方を使えばいい。その理論は間違っていたら改めることが重要。

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    2018年04月30日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    いわゆる葬式仏教ではなく、仏教の根本について一から、仏陀の思想から仏教教団の創設期から学ぶ入門書。
    評論家宮崎氏と仏教学者佐々木閑先生の対談本であるが、二人の意見は共感し、補完し、時に相違点を見出す。
    普段仏壇に手を合わせながらも、仏壇の奥にしっかりとした仏教という教義があることを思い知らせてくれた。

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    2018年04月19日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    最近は”縁”がとても気になっていて、”縁”といえば仏教でしょってことで本書を手に取りました。僕の知識量では理解できない箇所もありますが、内容はすごく興味深かったです。縁はいいけど、執着はやっぱりダメよね。

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    2018年03月01日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    うーん、「最強の仏教入門」を標榜しているけど、これは全くの素人には難しかったです。
    さらなる仏教の理解をするための書籍の紹介がたくさんあるので、興味がある人にとっては、良き入門書になる可能性はあると思います。

    以下はなんとなく理解できました。
    「三宝」=「仏・法・僧」という三つの要素を受け入れよ、というのが仏教。
    仏=釈迦のこと
    法=釈迦が説いた教えのこと
    僧=四人以上のお坊さんが集まってつくる修行の組織のこと

    あと「ある意味では、みんな末期がん。なぜなら寿命があるから。」は、一瞬うっとなるけど、実際そうなんですよね。こういう苦しみから救ってくれるのが仏教なんだなと。

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    2017年12月02日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    『強い力弱い力』、『重力とは何か』
    でおなじみの大栗さんと
    仏教研究者の佐々木さんの対談を
    書籍化したもの

    大栗さんの本を読んだことのある人なら仏教のこと
    佐々木さんの本を読んだことがある人なら物理のこと
    がわかるいい本だと思う

    ただ理系の自分としては、まず最初にあげた二冊をお勧めしたい
    企画としては面白いが、二人が話したことによる相乗効果的なものはあまりなかったように感じた
    それぞれの本を一冊読んだ方がいいかなと

    理系の人がわかりやすい、読みやすい形で仏教について知れる機会としてとてもよかった
    それが相乗効果といえば相乗効果かな
    釈迦の説いた仏教と、現在の日本の大乗仏教がいかに違うか

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    2017年05月14日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    すごく頭のいい人は、読者のレベルにあわせて面白くなるように語ることができることの確認ができる。対談より特別講義部分の方が面白かった。

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    2017年02月28日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    p156 "科学としては、「完全に正しい」はありえません。"これを聞けただけで満足。
    p196 "世界観の根底に〜因果律がある"のは我々がそのような視点で観察するから。

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    2017年01月06日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    はっきりと知らなかったのだが、お釈迦様は過去に確かに実在していた人物なのだそうだ。本名はゴータマ・シッダッタ。「ブッダ」とは本来は悟りに到達した人一般を指す名詞だが、その人らの中でも一番有名になったためゴータマ個人を指すようになった。『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』の意味するところは、ゴータマという個人がいかにして悟りを開いたのか、そしてその教えがいかにして2500年も存続する宗教になりえたのか、ということ。原始仏教が成立した背景と広まった理由の他に、大乗仏教が派生し広く認められた背景についても著者の研究に基づいてやや詳しく述べられていて、これが本書の特色かもしれない。

    何も知ら

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    2016年12月02日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    四諦八正道や十二縁起、三宝印など、基礎的なことについてあらためて理解を深めたいと思っていたのだが、結論から言うとその欲求は満たされなかった。
    部派仏教と大乗仏教の話については筆者の専門分野なので詳しい。
    釈尊が素晴しい人物と崇めるような態度で語られるところに、既にそれは筆者自身が素晴らしい言うところの釈尊の遺言、自灯明法灯明に反すると思うのだが、一般的にそこまで自覚する必要は無いんだろう。

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    2016年11月11日