佐々木閑のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス ブッダ 真理のことば

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    釈迦の仏教について分かりやすく書かれています。自我についての説明がもう少しあるか、参考文献がもう少しあるとよかったと思います。

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    2022年10月02日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    コラムなので1話が短くて読みやすかった。筆者の主張、考えを短くまとめている。筆者の著書を読んだことがある人なら、あまり発見はないのでは。

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    2022年10月02日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    般若心経というものが釈迦の教えを否定したものから始まった。釈迦の説いた教えは大衆には厳しすぎるから、大衆に受け入れられやすいものにされたのが般若心経。大乗仏教を学んで理解を深めたい。

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    2021年08月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    色即是空は聞いたことがあったが、仏教がこれほどまでに構造的に世界を整理していること、それを超えて空であることを般若心経は言っていること。因果律だけが考え方ではない、という意味で、思考の幅を広げてくれた。

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    2021年06月10日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    仏教の本質は修行であり、自己改良による「苦」の消滅です。
    私自身を変えることで、苦しみから自由になることができます。
    本書は初期仏教をベースに、生活に結びつく叡智を100話で紹介していきます。

    優しく正しい心を持っている人の言葉は優しくて正しい。それはそうだろう。だが仏教が主張するのは、「今現在、粗暴な心に支配されている人でも、優しくて正しい言葉を使うよう努力し続ければ、やがて自分の中に優しく正しい心が生まれてくる」ということなのだ。自分の言葉を自分でコントロールしていくことが、そのまま修行になると言っているのである。「相手の気持ちをくみ取りながら、慎重の上に慎重を重ねて、誠実に言葉を紡ぎ出

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    2021年02月22日
  • 「律」に学ぶ生き方の智慧

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    釈迦が考えた「生き甲斐」を手に入れる究極の方法。
    日本仏教から失われた「律」には、幸せに生きるヒントがたくさんあります。
    「律」に秘められた釈迦の哲学を解説します。
    本当に分かりやすいです。
    NECO塾はサンガだったのだと、気づきました。

    では、私たちが一番頼りにできる生き甲斐とはなにか。最大限に広い言い方で答えよう。それは「一生涯続けることのできる、自分の好きなこと」である。外界から無理強いされていやいやするのではない、自分がやりたくてやりたくて仕方がないことを好きなだけやる、そういう毎日が死まで続くなら、人は「生きてきてよかった」としみじみ思う。さらに言うなら、そうしてあり続けていること

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    2020年10月16日
  • 日々是修行 ――現代人のための仏教一〇〇話

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    もともと理系人間でありながら、仏教学者となった著者が、朝日新聞のコラムとして仏教について連載した記事100編をまとめたものである。コラム集なので体系的にはなっていないが、さまざまな事柄をトピックス的に取り上げ、素人の私にも仏教の本質が理解できた。特に、知り合いに著名な科学者が多く、科学と仏教について述べられた箇所が多々あり、興味深く読んだ。

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    2018年11月27日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    それなりに面白かったけど、思ってたのとは違った内容だった。
    もっと基本をまんべんなく図解まじえつつ解説してくれる入門的な内容の本が読みたかったので。
    とはいえ二人の自説が微妙に違って論争みたいになるところとかは面白かったし、自分の信じる宗教を正当なものとして牽強付会する学者の話とかは興味深かった。知らない世界を知れた本ではある。

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    2018年08月22日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    超弦理論の大栗博司氏と仏教学者の対談本。
    対極の分野だが共通点も多い。

    ・ミクロの理論からマクロの在り方がわかる(万物の理論)
    ・時間と空間は絶対的なものではない。
    ・正しい、正しくないの二元論ではなく90%正しそう、50%正しそうといういくつもわけて判断する
    ・確率評価は都度変動する
    ・世界を認識する方法はいくつもあり、適切な切り口の理論や考え方を使えばいい。その理論は間違っていたら改めることが重要。

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    2018年04月30日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    いわゆる葬式仏教ではなく、仏教の根本について一から、仏陀の思想から仏教教団の創設期から学ぶ入門書。
    評論家宮崎氏と仏教学者佐々木閑先生の対談本であるが、二人の意見は共感し、補完し、時に相違点を見出す。
    普段仏壇に手を合わせながらも、仏壇の奥にしっかりとした仏教という教義があることを思い知らせてくれた。

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    2018年04月19日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    最近は”縁”がとても気になっていて、”縁”といえば仏教でしょってことで本書を手に取りました。僕の知識量では理解できない箇所もありますが、内容はすごく興味深かったです。縁はいいけど、執着はやっぱりダメよね。

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    2018年03月01日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    うーん、「最強の仏教入門」を標榜しているけど、これは全くの素人には難しかったです。
    さらなる仏教の理解をするための書籍の紹介がたくさんあるので、興味がある人にとっては、良き入門書になる可能性はあると思います。

    以下はなんとなく理解できました。
    「三宝」=「仏・法・僧」という三つの要素を受け入れよ、というのが仏教。
    仏=釈迦のこと
    法=釈迦が説いた教えのこと
    僧=四人以上のお坊さんが集まってつくる修行の組織のこと

    あと「ある意味では、みんな末期がん。なぜなら寿命があるから。」は、一瞬うっとなるけど、実際そうなんですよね。こういう苦しみから救ってくれるのが仏教なんだなと。

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    2017年12月02日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    『強い力弱い力』、『重力とは何か』
    でおなじみの大栗さんと
    仏教研究者の佐々木さんの対談を
    書籍化したもの

    大栗さんの本を読んだことのある人なら仏教のこと
    佐々木さんの本を読んだことがある人なら物理のこと
    がわかるいい本だと思う

    ただ理系の自分としては、まず最初にあげた二冊をお勧めしたい
    企画としては面白いが、二人が話したことによる相乗効果的なものはあまりなかったように感じた
    それぞれの本を一冊読んだ方がいいかなと

    理系の人がわかりやすい、読みやすい形で仏教について知れる機会としてとてもよかった
    それが相乗効果といえば相乗効果かな
    釈迦の説いた仏教と、現在の日本の大乗仏教がいかに違うか

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    2017年05月14日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    すごく頭のいい人は、読者のレベルにあわせて面白くなるように語ることができることの確認ができる。対談より特別講義部分の方が面白かった。

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    2017年02月28日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    p156 "科学としては、「完全に正しい」はありえません。"これを聞けただけで満足。
    p196 "世界観の根底に〜因果律がある"のは我々がそのような視点で観察するから。

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    2017年01月06日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    はっきりと知らなかったのだが、お釈迦様は過去に確かに実在していた人物なのだそうだ。本名はゴータマ・シッダッタ。「ブッダ」とは本来は悟りに到達した人一般を指す名詞だが、その人らの中でも一番有名になったためゴータマ個人を指すようになった。『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』の意味するところは、ゴータマという個人がいかにして悟りを開いたのか、そしてその教えがいかにして2500年も存続する宗教になりえたのか、ということ。原始仏教が成立した背景と広まった理由の他に、大乗仏教が派生し広く認められた背景についても著者の研究に基づいてやや詳しく述べられていて、これが本書の特色かもしれない。

    何も知ら

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    2016年12月02日
  • 本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか

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    四諦八正道や十二縁起、三宝印など、基礎的なことについてあらためて理解を深めたいと思っていたのだが、結論から言うとその欲求は満たされなかった。
    部派仏教と大乗仏教の話については筆者の専門分野なので詳しい。
    釈尊が素晴しい人物と崇めるような態度で語られるところに、既にそれは筆者自身が素晴らしい言うところの釈尊の遺言、自灯明法灯明に反すると思うのだが、一般的にそこまで自覚する必要は無いんだろう。

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    2016年11月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    原始仏教のシンプルな思想性に感銘を受けた自分としては、大分後に書かれた大乗仏教系の思想は、当時の人はいざ知らずいまいち乗れず理解不能です。

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    2016年06月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス 般若心経

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    般若心経が何を語っているのかを、「釈迦の仏教」(オリジナルの仏教)の視点から語った本。
    般若心経は仏陀の教義とは全く違う、ということですが、それでもなぜそういう教義が必要とされるのかを説いているのが親切だし大人です。 私自身は著者と同様に「釈迦の仏教」を信奉していますが(つまり、自分自身の心をよく鍛えて平和に生きたいと思う)、呪文を唱えてミラクルに人生を良くしたいとの思いもあります。いずれにせよ、現世のざわざわした物事にながされれず、より良く生きたいと慎ましやかに努力していくことは重要だと改めて思っています。

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    2016年01月12日
  • 出家的人生のすすめ

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    日々是修行、犀の角たち、に続いて読みましたが、ほぼ重複してたので、特に新しい発見はありませんでした。
    タイトルが出家的人生のすすめとありますが仏教徒として出家するのではなく、何をするにあたっても出家的精神で一生懸命(自分の生き方を自分の努力で作っていこう)という主張には共感できます。

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    2015年12月22日