鈴木義幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書では「アクノリッジメント」という概念が取り上げられています。これは、日本語に訳すと「存在承認」といった意味合いになるでしょうか。私たちは、存在を認められたと感じたときに、心が満たされ、認めてくれた人のために動こうと感じます。だからこそ、相手を承認しているんだと言葉や態度で伝える技術が必要になってくるというわけです。タイトルとなっている「ほめる」は、その技術の代表的なものです。
著者の鈴木義幸氏は、コーチングのプロであり、多くの人々の成長をサポートしてきた方。鈴木氏は、ほめることがどうして効果的なのか、どんなほめ方が良いのか、どんな場面でほめるべきなのか、などを具体的な例やエピソードを交え -
Posted by ブクログ
コーチングについて、難しい言葉を用いず、端的に分かりやすさを重視して書かれた本である。かなりあっさりとしていて、誰でも読みやすいと思う。コーチングは正解がなく、具体的なテクニックよりも心構えや方向性をはっきりとさせる狙いがあると感じた。
コーチングはティーチングではないことを念頭に置いておきたい。問の答えを二人で一緒に探索するものである。基本的に会話スキルと通ずるところが多い。以下にコーチングのポイントをまとめる。
・クローズド・クエスチョンの後にオープンクエスチョンをする。
・返答を急いでいないことを伝える
・ほめるときは評価ではなく、こちらの主観を伝える。
・行動プロセスではなく、 -
Posted by ブクログ
尊敬するサイモン・シネックのシンプルで分かりやすい本です。色んなプロジェクトを進める多職種のチームとして働いているためどの言葉もとても力強く、再確認したり、そうだよなとほっとしたりしました。別の書籍等でサイモンが言っているサークルオブセーフティとは心理的安全性に限りなく近いのかなと思います。新自由主義はとっくに限界を迎えてSNSや YouTube等では今まで明るみに出なかったことが白日のもとにさらされるようになって時代が変わっているにも関わらず相変わらず数字管理によるPL至上主義こそが正義だと思ってマウント取ってくるひとたちはそれはもうやめて欲しいのです!心理的安全性のことを生温い仲良しクラブ
-
Posted by ブクログ
ネタバレコーチングの大家、コーチエイによるコーチングの本。
メモ
・コーチングの機能と特徴
1コーチングは知識と行動の間の溝を埋めるもの
2コーチングは強制ではなく、放置でもない第三の選択肢を探す
3コーチングは本当に思っていることを明らかにする
4コーチングは対話を通じて想いを決意に変える
5コーチングは自己を客観視させ、選択の検討に向かわせる
6コーチングは二人で1つのキャンパスに向かうイメージで
7コーチはクライアントの長期的成長の支援も視野に入れる
・目標の先に目的がある。
・目標達成→成長実感→自己効力感というプロセスも
・コーチが持つべき3つの視点
Posessi -
-
Posted by ブクログ
『目次』
第1章コーチングとは何か
・コーチは目標達成を支援する
・コーチングにおける「目標」と「目的」
・マネジメントとコーチング
第 2 章 コーチのもつべき視点
・クライアントの成長を促進する3つの視点
・「身につけるべきもの」「起こすべき行動」「人としてのあり方」
第 3 章 コーチングの三原則
・双方向、継続性、個別対応という3つのマインド
第 4 章 コーチング・プロセス
・目標達成までのコーチングの流れ
・「目標の明確化」「現状の明確化」「ギャップの分析」
第 5 章 コーチングのスキルと実践例
・聞く、質問、承認など、7つの対話構築スキル
・自動車メーカーのマネジャーへのコー -
Posted by ブクログ
ほめることはアクノレッジメント(承認)のひとつ。無理していいところや成果を見つけてほめる必要はなくて、存在、行動、自分が感じたことを伝えることで承認になる。
仕事に負担を感じて自分に余裕がなくなってしまい、子どもたちの存在や行動をしっかり受け取ってフィードバックする余裕がなくなってしまうことが嫌だったのを思い出しました。
大切な存在だよ、いつもちゃんとみているよ、の気持ちを言葉でうまく伝えられない分、写真や動画、毎月の彼らの写真を使ったカレンダーなどで「承認」を伝えていたのかもしれないな…と思いました。
でもやっぱり、言葉で伝える、面と向かってコミュニケーションする、そんなことこそが大切 -
Posted by ブクログ
「ほめる」技術、とありますが、
実際はほめるだけではなく、
ほめるを含めた
アクノレッジメント、承認。
世の中には、隙あらばアクノレッジメントをしようとする人間と、アクノレッジメントされたくて待っている人間と2種類しかいない。
また、相手のタイプによって、アクノレッジメントのアプローチも変わってくるということで、身の回りの人を思い浮かべながらタイプ分けしてみると、簡単に分かりやすくタイプ分け出来たので、これからも実践的に活用ししたいと思った。
職場や家族、人間関係を円滑にするために、コーチングを基にしたアクノレッジメントをこれからも実践しようと思いました。