あらすじ
「ネガテイブな感情」をコントロールし、思い描いた行動を実現する技術
緊張・焦り・不安・いらつき・やるせなさ
「感情的な不安」を「理性的な問い」に変えることで
理想の自分をつくる
ここぞというプレゼンで緊張し、思ったように言葉が出てこない。
上司との面談で、言いたいことが思うように口をつかない。
大事なパーパットが入らない(笑)。
持てる力と言いましたが、力を持っていなければ、蓄えればいいし、鍛えればいい。
しかし、力は持っている(はず)なのに、それが十分に発揮できない。
そんな悔しいことはありません。
みなさんにも、そんな体験はあるでしょうか?
持てる力を存分に発揮でなかった体験。
本書では、持てる力を十分に活かしきれない原因として、
自分の内側における自分自身との対話(セルフトーク)に着目しました。
人は、意識するしないにかかわらず、終始、自分自身との対話を内側で繰り広げています。
自分に言葉を投げかけ、問いかけ、そこに答えをつくりだそうとする。
言ってみれば、「コーチ」と「クライアント(コーチを受ける人)」の1人2役を自分でやっているようなものです。
コーチの自分の問いかけが良ければ、よい答えがそこには生まれるでしょうし、
問いかけが悪ければ、あまりパフォーマンスを向上させることに結びつかない言葉やイメージが生じるものです。
思う存分自分の持てる力を発揮したいというのは、いつの時代にも人の心理にあります。
ただ、今は、変化のスピードがますます速くなり、様々な場面で競争が加速し、
競争に打ち勝つためのスピーディーな共創が求められる時代です。
であるからこそ、4打数4安打で行きたいと思うのが人の心情ではないでしょうか。
本書が、みなさん自身が、持てる力を思う存分発揮することのお手伝いとなれば、
そして、みなさんの周りの人が、みなさんの力によって、
持てる力をいかんなく発揮できる一助となれば、
コーチとしてこんなに嬉しいことはありません。
*本書は2008年に日本実業出版社より刊行された『セルフトーク・マネジメントのすすめ』を改訂し、新章を加え新版として出版したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の行動を変える方法を見つけるために読んだ。行動を変えるには脳の仕組みからセルフトークが効果があることがわかった。
他の行動変革の本とは異なる視点から書かれた内容であり、新鮮で実際の自分の考え方の参考となった。
Posted by ブクログ
セルフコーチングの本だと思って読んだら、セルフトークという自分の心の中の会話を中心にした話だった。
本書の中でセルフトークAとセルフトークBのAをやめて Bを積極的に実施していくことが良い。
この対比が分かりやすく、実践しやすい。
これを実践しだしてから明らかにネガティブな感情が減り、自然とポジティブな視点で物事が見れるようになった。
Posted by ブクログ
今まで“〜の場面では●●のように考えればいい”といったようにどうあるべきかの理解はしていたものの、それを実践することの難しさがあった。
この本は、それらがなぜ起こるのかを思考プロセスに落として説明してくれているため、これまで得たコミュニケーション方法の“根拠”となり腑に落としてくれる良書でした。今後も定期的に読み返したい。
メモ
・セルフトークAから繋がるのは“反応”。セルフトークBから繋げられるのは“対応”。
・気持ちを言葉にしようとする努力がセルフトークコントロールに活きてくる
Posted by ブクログ
たとえば何かを発表するとき「失敗したらどうしよう」とか思ってしまうことがある。
それがセルフトーク。
自動的にでてきてしまったその言葉を引き金に「緊張」したり「頭が真っ白」になったりすることは誰にでもあるんじゃないだろうか。
セルフトークで感情的反応をするのではなく、セルフトークをうまく使って、自分を変えていく方法がのっている本。
すごくわかりやすくて、例題も豊富。
特定のことがあるとすぐに「怒ってしまう」自分を変えたい。
誰かに何か言われるとすぐ「落ちこんでしまう」自分を変えたい。
そんな人たちに薦められる本。
プラスのことを考えましょうね★って単純な感じじゃなくて。
まずはセルフトークを意識して、それを「変える」「消す」などなどの方法がのってる。
わりと実践的なんじゃないかなーと思いました!
Posted by ブクログ
なぜルーティンが大事だと言われるのか、なぜ先延ばしが良くないのかがこの本を読んで分かったような気がする。
ただ、未完了チェックリストが少しストイックすぎるようにも思えるので、できる範囲で実践したい。
Posted by ブクログ
セルフトークとは何か?自分との向き合い方など、自分の中を覗いてみるような内容だった。実践できるかどうか、正しくできるかどうかはまだ自信はないが。自分の浮かんできた不安な言葉や苛立ちの言葉に耳を傾け、思考の変換をゆっくりできたらと思う。まずは未完了を残さないことから始めてみたい。
Posted by ブクログ
少し前までこの本の冒頭に出てくる人のようにすぐカッとなるところは、性格なので直せないと考えていました。この本ではその感情が起こる前に自分の内側で湧いているセルフトークを意識してみましょうと提案をしています。言われてみれば、カッとなる前にその人への期待や自分のビリーフを守ろうとしている場面ばかりだと気付きました。言いたいことを言い切る、未完了をなくすことはすぐに生活に取り入れます。
Posted by ブクログ
ネガティブなセルフトークが生まれた時にどう対応していくのか、様々な例と共に書かれていて参考になった。
スピーチの時の緊張やストレスの軽減は自らがコントロールできるのだと知り、日々意識的に取り入れていこうと思った。
Posted by ブクログ
セルフトークのコントロール法についてもう一歩踏み込んで欲しかった。読者層に当てはまらないのかもしれないが「母親は子供のためなら頑張れますが」と雑に括って例に出されたり、具体例が独り暮らし想定だったりと育児にはそのままは活かしにくい感じを持った。