あらすじ
“日本のコーチングは、この本から始まった”
今日すぐ使える! 1冊ですべてわかる!! 最良の入門書
累計20万部ロングセラーの図解・改訂版
2000年に刊行以来「最良の入門書」として高い評価を受け、ロングセラーとなった本書。
コーチングが、ビジネスから教育、子育て、医療、スポーツへと広がる原動力となった1冊です。
第一人者が豊富な事例を交えて、わかりやすくコーチングスキルのツボをお伝えします。
今回、発売20年での大幅改訂で、コーチングの進化を反映した最新版になりました。
さらに、全62項目が図解化。要点がスッと頭に入り、記憶に残ります。
1項目4ページなので、通読してスキルの全体像を把握してもよいですし、
今の自分に必要な1項目だけさっと読んで、その日すぐ使うこともできます。
はじめてコーチングの本を読む方にも、
また、コーチングを学んだ方の振り返りにも最適な入門書決定版です。
◆「対話の新たな選択肢」を手に入れる
コーチングとは、コーチが上から目線で指導するものではありません。
2人の間に、共通の問いをおいて、新たな視点を手に入れる……
上下関係ではない、フラットな対話の技術を教えてくれるものでもあります。
こうした対話からは、パワハラは生まれようがありません。
「雑談」でも「相談」でも「教える」でも「指示・命令」でもない、
“対話の新たな選択肢”を手に入れるために、ぜひ活用してください。
◉改訂版執筆の理由
1)コーチングへの誤解を正したい
“上から目線”で、相手に考えさせるのはコーチングではありません。
コーチングは対話です。問いを2人の間において、一緒に探索し、発見をうながす。
これが本書を貫く哲学です。
2)チームや組織に対話を起こすために
コーチングは1対1で行うものですが、その対話は組織に大きく波及します。
チームや組織内の対話を活性化させる、そのためのスキルを新章として追加しました。
3)20年間の新たな知識・スキルを伝えたい
コーチングは日々、世界中で研鑽され、進化を続けています。
この20年で培った新たなスキル・知識を反映して改稿、新項目を追加しました。
◉こんな方にオススメ
●初めて部下を持ったが、どう接したらよいか自信がない
●つい一方的に話してしまい、自発的な動きを引き出すことができない
●なんとなく不満そうな相手にどう接したらいいか悩んでいる
1)すべてのビジネスパーソンに
部下、社員の育成に。営業や接客のスキルアップに。テレワークの対話の改善に。
1on1をレベルアップするために。
2)教育に、子育てに
コーチングで「子どもとの関係性が変わった」という声は、本当にたくさん届きます。
「子育てコーチ」は新たなジャンルとして定着しました。
3)スポーツに
厳しい競争を勝ち抜くために、また多様な選手をマネジメントするために、
多くのスポーツでコーチングを取り入れられています。
4)医療に関わる方に
チーム医療の必要が叫ばれる今、コーチングは医療業界で研究され、盛んに導入されています。
【目次】
はじめに――刊行20年の大幅改訂にあたって
Lesson1 相手と自分の発見をうながす
Lesson2 相手と信頼関係を築く
Lesson3 目標達成に目を向ける
Lesson4 視点・切り口を変える
Lesson5 主体的な行動をうながす
Lesson6 コーチングの達人に向けて
Lesson7 チーム・組織に対話を引き起こす
本書活用のガイド――こんな場合はこのスキル
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コーチングの入門本として、とてもとっつきやすかった。1トピックが短いので、手元に置いて時間を置いてパラパラと見返したい本。クライアントとの会話はもちろん、チームビルディングや日常のコミュニケーションにも活かせそう。
Posted by ブクログ
自分のやりたいことは何かって考えたら、モヤモヤしてあんまり見えないけど、自分がやりたくないことは何かって考えたら、それははっきりしていて、やりたくないことを削っていけば、やりたいことの輪郭がはっきりしてくる。っていう視点をゲットした。
Posted by ブクログ
個人的なバイブル。
公私問わずあらゆる場面で実践していきたい。
付箋箇所があまりに多かったので、今回は感想を割愛。
To doシートに加えて少しずつ実践する。
Posted by ブクログ
内容もわかりやすく、また細かく区分けされているのでちょっとの空き時間で読みやすい。仕事としてのコーチングや対話だけではなく、日常に活かせる細やかな配慮もたくさんあった。友人恋人との目新しい話題も少なくなってきた頃、ちょっとした質問の仕方や広げ方で新鮮さが少し取り戻せるかもしれないと思わせてくれる本だった。
Posted by ブクログ
コーチングとは、「問いとアクション発見を促し、主体的な人財を創り出すこと」
大原則は、まず理解に徹し、理解すること。
(大好きな7つの習慣と共通)
日本中の人がコーチングを受けたらどうなるんだろう?
その問いはまだ見ぬ世界への希望の光を灯した。
人に関わる全社会人か学んでいい内容と思う。
定期的に見返したり、辞書として使いたい一冊。
学びが多すぎるので、メモとして残させていただきます。
◎相手に多くの発見を促したい、大きい質問をしたいなら、まずは"小さくて答えられる質問"をする。
◎"なぜ"は防御的な姿勢を引き出す可能性がある、
"なに"は警戒をときほぐす。
ex.なぜ目標を達成できなかった?
なにが目標達成を阻害した?
◎相手の立場に立って考えるには、
相手に関する問いを自身にたくさん問いかける。
◎人を育成するためには、相手から信頼される必要がある。大事なキーになるのが自分の気持ちを伝えること。
◎褒め言葉は"You"の立場ではなく、"I"の立場の承認へ。
ex.私もやる気が出た、信頼している
◎目的意識=ゴール設定
ew.3人のレンガ職人
◎1+1=2を教えるのがコーチング
答えが2になるのは?と問いを投げるのがコーチング。
正解は相手が自ら創り出す。
◎信用と信頼は異なる。
コーチに絶対的に必要なのは信頼。
Posted by ブクログ
私はこの本を読んで、コーチングとは何かの基本を知りたいと考えていた。
読んでみると、コーチングは現在の学校教育で求められている主体的・対話的で深い学びにとても有効であると思った。また、コーチングとカウンセリングの違いに触れているところがあって、どちらも目指すものは同じであるが、教育にとっての親和性がより近いのはコーチングだと思った。コーチングは、相手が目指すところを共有した上で寄り添うものだと思う。カウンセリングは相手に寄り添いながら目指すものを探していくものだと感じた。教育の場合はある程度の目標が最初から設定されている。そこに向けて一緒に伴走していくと言う意味では、コーチングの方が有効だと思った。また、コーチングは本人のリフレクションを促すものと考えられる。私はコーチングを通して、子供たちがリフレクションをするようにしていきたいと考えている。これからも子供たちに寄り添いながらコーチングの技術を生かしていきたい。
Posted by ブクログ
研修で軽ーく習ったコーチングについて、一度関連する本を読んでみようと思って手に取った。簡潔にポイントがまとめられていて、読みやすくてよかった。
Posted by ブクログ
コーチングというテーマはずっと興味があって、きちんと学んだのはこの本が初めて。ベーシックな感じでとりあえずで読む本として読みやすかった!
自分の目的としてはコミュニケーション全般に活かせそうだということ、仕事の後輩指導、OBOGとしてたまに高校の部活に顔を出すときのため、など…でも一番はコミュニケーション全般に活かすためでした。
結果としては、全体の印象としてこの本は昭和の方々にとっては仕事やプライベートでの人との向き合い方を大きく変えられるんだろうなと思いました。こういう上司嫌だなあという視点で読む例も多かった。笑
でも自分が期待していた内容にも応えてくれる本だったと思います。
コミュニケーション面では意外と既に意識してやってるなってこともあって確かめられたのがよかったけど、目標達成や行動に繋げるみたいなところはこの本を読んだことで自分自身に対して動機づけが上手くできるようになりそうで読んでよかった。
それから自分は特に対仕事の後輩だと教えたがってしまうから、たまにこういう本読むの大事だなとも思った…!
部活に顔出したとき質問されて上手く答えられないときがあって、でも一緒に考えること、信頼を伝えることとかはできそう。
その点は真っ当に役に立ったなあ〜。
巻末にこんな場合はこのスキル(1章1スキルという感じで進む)というまとめがあって、再読する機会があればたいへん役に立ちそうだし、先にそのまとめを見る使い方もできそうでした。
Posted by ブクログ
【評価】
内容 :★★★★☆
読みやすさ:★★★★★
難易度 :★☆☆☆☆
ボリューム:★★☆☆☆
【所感】
コーチングのTipsを学べる一冊。「コーチングとは問いを2人の間に置いて相手の発見を促すことであり、教える側と教えられる側に分かれているものではない」というのが一番大事なメッセージだと感じた。そのうえで相手の言葉を引き出すコツやコミュニケーションのテクニックなど4ページ1テーマでまとめられている。巻末にコーチングをするうえでのお困りシーンとその解決につながる本書の各Tips記載ページがまとめられているので後から読み返すのにも使い勝手がよい。
Posted by ブクログ
コーチングについて要点をまとめつつ、そもそもコーチングとはどういうものか、それぞれの項目にどんな効果が期待できるかなど、重要な点をわかりやすく説明していてとても良かった。
本書を読んで、コーチングについての理解がさらに一段階深まったように思う。
Posted by ブクログ
斬新な考えや手法が書かれているわけではないが、コーチングという手法を通して(そこまで肩をはらなくとも、人と対話するという手法を通して、と読み替えて良い)自分と他者をよりよくしたいときに、辞典のように参照出来ると思ったので購入。
Posted by ブクログ
部下の指導だけでなく子育てや対人関係を良くするためにも応用できるかと、探りながら読む。嫌な人について30分話し続けさせるとスッキリするという方法は試してみたい。「なぜ」と問われると責められている感が強いのは納得。言ってしまってるなぁ。指導する側が用意する答えを探ってしまうだけになり、真の意味で考えないのはその通り。人との対話は思っているよりも難しいと実感する今日この頃。
Posted by ブクログ
コンサルティング・カウンセリング・コーチングの差と使い分けについて理解できた本。育成観点でPJTメンバーと接する際は、クライアントに対するコンサルティングとは違う目線で、「一緒に考えるコーチング」が必要なのだと学んだ。
Posted by ブクログ
カウンセリングの本は読んだことがあったものの、マネージャーとしては目標や行動管理のためにコーチングの本を読むととても勉強になると思った。基本はカウンセリングと一緒で寄り添って本質的なその人の課題を発見、気づかせて、一緒に目標を立てていくのがコーチングだとわかった。早速明日から色々実践してみたい。
Posted by ブクログ
コーチングについて、難しい言葉を用いず、端的に分かりやすさを重視して書かれた本である。かなりあっさりとしていて、誰でも読みやすいと思う。コーチングは正解がなく、具体的なテクニックよりも心構えや方向性をはっきりとさせる狙いがあると感じた。
コーチングはティーチングではないことを念頭に置いておきたい。問の答えを二人で一緒に探索するものである。基本的に会話スキルと通ずるところが多い。以下にコーチングのポイントをまとめる。
・クローズド・クエスチョンの後にオープンクエスチョンをする。
・返答を急いでいないことを伝える
・ほめるときは評価ではなく、こちらの主観を伝える。
・行動プロセスではなく、結果のイメージを考えさせる。すると、行動の良い面が見えて、行動しやすくなる。
・心の中の宝物を掘り起こし、魅力的な未来に目を向けさせる。
・横の会話に挑戦する。
Posted by ブクログ
心構えや、スタンスがいっぱい書かれている。
問いかけの例は少な目。
やはり、質問は自分で考えろだし、会話ができることを前提な気がする。
コーチングのオススメにいつも含まれているけど、20年前に読んだときほどのインパクトがない。
質問だけいっぱい載せた本語あれば良いな。
Posted by ブクログ
「人は話し方が9割」と同じく知人に勧められて読んだ。
ただコミュニケーションを取るとは若干違うが、やはり相手の立場になって、相手の話をしっかりと傾聴する姿勢は共通していると思う。
この手の本に共通するエッセンスを学ぶことは大事と思うが、コミュニケーションは相手がいることなので、読むだけでなくとにかく実践あるのみ。
いろいろと教えてくれる本だか、まずは改めて相手の話を否定せず、最後まで聞くことから意識しようと思った。
Posted by ブクログ
本来のコーチングは相手の話をよく聞いて一緒に答えを導き出したり、相手に行動を促すような声かけをしたりするものだということを学んだ。
名プレイヤーが必ずしも名コーチになるわけではない。
名プレイヤーは成功体験があるから自分の価値観を押し付けたり、やり方を強制させたりしてしまいがちだが、それが相手の成功につながるわけではなく、人によって柔軟なコーチングが必要であり、そのためにコーチ自身も日々勉強してアップデートしていくことが良きコーチへの道だと感じた。
Posted by ブクログ
直近で職場における後輩の指導で悩んでたところにこの本が目に入り読んでみたところ、色々なケースのコーチングが載っており、参考になった。
特に主体的な行動を促す項目は今の自分が知りたかったことでもあり、非常に助かりました。
Posted by ブクログ
コーチングの入門書という感じ。具体的にここからどうすれば……というともっと掘り下げるツールが必要そうだが、この本では広く浅く網羅している印象。なので、これを読むことで大体どんなことをしたらいいか?どんなスキルが必要か?何に気をつけたら良いか?などをトータルで知ることができる。まずこの本を読み、他でさらに勉強していくのが良さそうな気がしたので、最初にこの本を読んだのは良かったと思った。また、定期的にこの本を見返すことで、自分の心構えを見つめ直すことができそうなので、少なくとも年に1度くらいは読み返せたら良いなと思う。
Posted by ブクログ
コーチングがどんなものか、経験談を交えて分かりやすく記載されている。普段の生活の中で生かすには違和感のある声掛けなどもあったが、できるところから実践してみたい。
Posted by ブクログ
スキルがたくさん載っており、それぞれコンパクトにまとめられているので、とても読みやすかった。毎度まとめとイラストがあり、シンプルでわかりやすかった。その裏返しではあるが、いきなり最初から最後までスキルや考え方の羅列で広く浅くまとめられている印象を受け、深く理解したい私としては少し物足りなく感じてしまった。。。本の構成の好みだと思う。
Posted by ブクログ
初版時に便宜的に使った「引き出す」という表現をこの新版では止めた。クライアントとコーチが一緒に同じ絵を見るって感じ。数ページで項目がコンパクトにまとまっていて、自分の興味関心のあるところをサッと読める。
Posted by ブクログ
2490
引き出す≠対話を通じ「一緒に探索する」
「なぜ」ではく、「なに」を使う
答えは必ず相手の中にあると信じ待つ
問いかけで、相手の不満を提案に変えていく
望んでいる状態=現在の状態+行動
4つのタイプ
①コントローラー
②サポーター
③プロモーター
④アナライザー
アクノレッジメント:相手を褒めたり承認すること
★Iメッセージ:
相手を評価するのでなく、自分がどう感じたかを褒め言葉にする
★not what:
嫌なこと、やりたくないことを徹底的に話すと、やりたいことが浮かび上がる
過去の話をして、未来への素材集めをする
★行動プロセス:嫌なイメージが想起されがち
→行動結果:良いイメージを想起させよ
理想の状態に近づく為、現在の状態を点数化(定量)
一般論でなくストーリーを語ることで、心が動く
耳慣れない切り口で盲点を見つける
→「妥協」「未完了」「境界線」
★今日の一針は、明日の九針を省く
★とんでもないリクエストで思考の枠組みを外す
→納期半分、達成量2倍でシミュレーション
★失敗する権利を与え、ケツ持ちを約束する
★コーチングのゴール:
相手を気持ち良くなったかでなく行動を起こしたか
ファイアーする:心に火をつけ自走させる
対話に違和感を感じたら「メタ視点」で上から観察
落とし所に誘導しない、相手の中に答えがあると信じ問い続ける
★信用は理性的な判断、信頼は感情的な結びつき
Posted by ブクログ
この本を読んで、コーチングについて深く理解することができました。
特に、コーチとクライアントが対等な関係であるべきだという点は最もだと思いました。
対等になることで、相手も自分も成長できる真の対話が可能になると感じました。
また、質問の技術について学んだことは、これからの私の日常生活や職場でのコミュニケーションに大きな変化を与えてくれるのではないかと感じました。
相手に気づきを与え、自己発見を促すような質問をすることで、より有意義な対話が展開できるようになりたいです。
さらに、共感と承認の力を利用することで、相手のモチベーションを高める方法も非常に有効だと感じました。
これらのスキルを使って、相手が自己実現へと進む手助けができるというのは、コーチとしてだけでなく、一人の人間としても非常に嬉しく思えます。
全体として、この本はコーチングの技術だけでなく、人間としての深い洞察と成長を促すための実用的なガイドを提供してくれました。
私の人間関係だけでなく、自己理解を深めるための貴重な手がかりを与えてくれたと感じています。
これからも、学んだことを生かし続けながら、周囲の人々との関係をより豊かなものにしていきたいと思います。
Posted by ブクログ
初歩的なコーチングのノウハウが学べる本。共感性があったり、質問力がある人がコーチングに向いているんだと感じるし、それらの能力がないと、結構苦戦しそうな印象を受けた。
Posted by ブクログ
コーチングは昔から興味があっていくつか本も読んでいた。で、自分ができてるかというと決してそんなことはなく、そう簡単なことではないということがわかる。
自分のコミュニケーションは、全くもってダメだと最近気付かされることがあった。それは周りの声を聞かないこと。押し付けること。そもそも会話しないこと。それらを自分の忙しさのせいにしていた。
まずは信頼関係。相手を尊重することがスタート。そこから自分の思いも伝える。主体的に行動させるには、相手の考えを変えるという意識ではなく、もともと、もっているものをうまく引き出すという意識。
それらは決してワンパターンではない。四つのタイプ、コントローラー、プロモーター、アナライザー、サポーター。それらを目安に自分のやり方を変えていく。
そして目標設定。夢は何か?自分でも認識できていないところに目を向けさせる。
読後思うのは、自分の手数を増やしていかないとなということ。質問、励まし、賞賛、効果とタイミングを見計らう目、まだまだだと思った。
この本をきっかけに実践していきたい。
自分もコーチングをプロに受けてみたい。