魚住直子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
みんなが思う中学生像ってまさにこれですよね?
友達から好きな本を聞くとタイトルからもう既に面白そうだったので読みました。児童文学ということを買ってから知りましたが、これは大人にも響きますよ!
物語はじめ、いじめられた過去を持つ主人公の話から入ります。これがまた胸糞ですが子供って純粋で可愛いとか思ってる馬鹿に教えたいです。そして彼女のモットーである「クールに生きる、友達は作らない」に共感できる人も少なくないでしょう。そして主人公は成長するというあるあるな話だよねと思ったら最後!主人公を救った大人リサにやられました。
子供よりも大人向け、主人公とリサの関係性にバランスを当てはめると、このタイトル -
Posted by ブクログ
ある日、颯太はネコに声をかけられた。
「実は、わたしは未来のおまえなのだにょー。」
どうやら未来の颯太は、妻に家を出ていかれて、一人さみしく死んでしまいそうになっているらしい。そこで、ネコの姿になり、そうならないよう若い颯太に忠告しにきたのだ。
家事はぜんぶ女の人がやるもの? ふつうは男子がおごるもの? 颯太は、うろこのように何枚も貼り付いた「思いこみ」を1枚1枚はがし、自分を変えることができるだろうか。
「今も自分は気がついてないけど、勝手に思いこんでいることがあると思う。
それに、がんばるのは、競争に勝つためだけじゃなくて、前の自分が気がついてなかったことに気がつくためじゃないかな -
Posted by ブクログ
良かった。魚住さんの作品は、どれも小学校高学年くらいから読めそうなやさしい文体。でもこの本の内容は、大人の女性になってこそ分かるのではないかと思った。
特に、主人公の母親の気持ち。
主人公は中学受験のための塾が嫌になってきている。理由は友だちと遊べないから。また、女である自分だけ家事の手伝いがあるのに、中学生の兄はほとんど何も言われないこと。
それについてを母親に文句を言うと、きまって
「お母さんの子供のときはもっとたくさんの家事をやって、勉強もやってた。」と言われてしまう。
でもこのお母さんも、成績がよく一流の会社に入ったのに、夫の転勤についていくために泣く泣く退職した過去があった。
-
購入済み
可愛い高校生の男の子三人が、それぞれの悩み事を抱えながら成り行きで園芸部を始めます!
ケンカしたり仲直りしたりホノボノしたお話です!
いやぁ良かった!
最近テレビで
山田太郎物語のドラマの再放送を見て漫画を集めました!
彼と彼女の×××や
山田太郎物語もオススメですが!
違う原作者のお話で心配ですが、
きれいにまとまって一巻完結ですが面白いです!
なんか幸せな気分になれるお話でした◎ -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった。読後感が良い。
魚住直子さんは、息子の国語の教科書にあった『いつか、大切なところ』で知ったのだが、とても読みやすい文章。また、所々くすりと笑える表現もありリラックスして読める。
ひょんなことから始まった、高校生男子の園芸活動。主人公は、そつのない篠崎。態度のでかい大和田。段ボール箱をかぶっている庄司。
花を育てることで少しずつ変わっていく三人。特に、「身近な花に気づくようになった」という所に共感。
最後、担任の先生が大和田に言った言葉、「眉を剃ったり、ズボンを下げて履いて『人とは違うんだぞ』と威嚇する気持ちがどこかにあったんじゃないか?それが昔の友達を呼び寄せたんだ。 -