魚住直子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
1つ、クールに生きていく。
2つ、友だちはつくらない。
そう心に決めていた中学生の私の前に、不思議な一人の女性があらわれた。
彼女こそ、理想の大人だと思う私の毎日は少しずつ変わっていくが…。
少女と大人―傷つきやすい2つのハートが出会った、ある夏の物語。
第36回講談社児童文学新人賞受賞。
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危うい心理状態。
大人でも子供でも、些細な事がきっかけで、こころのバランスを崩す。
傷ついている二つのハートが出会った。
同情なのか、友情なのか。
氷解するこころ。
さらりと読めるのに、こころにしみじみ残る作品。
「タスケテ」思いがけず -
Posted by ブクログ
【本の内容】
有名中学に合格して、響の人生はうまくいっているはずだった。
でも、このごろ何をする気も起きない。
そんなときふしぎなメロディーが、すっと心に流れ込んできた。
そして、家出をしていた兄ちゃんが、「女」になって帰ってきた!
親子、兄弟、友達…みんながギクシャク。
この世は不協和音でいっぱいだ。
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[ POP ]
同じ著者の作品で、6月の課題図書にもなった「非・バランス」もよかったが、この「超・ハーモニー」はさらに気に入った。
主人公の兄である将樹の造形がいい。
「家出していた兄ちゃんが『女』になって帰ってきた!」と、帯にある。
しかしすでに3人の息子 -
Posted by ブクログ
小学校時代のいじめを機に、中学では「1つ、クールに生きていく。2つ、友だちはつくらない。」というルールのもとで生きていこうとする女の子のはなし。
「私には友達がいないのじゃない、自分から友達を作らないことを選んだということ。」という文章は、じぶんにも思い当たる節があって、なんかちょっと懐かしさがこみあげてくる。「はしゃぎすぎてしまう」からつけこまれるというのも、なんかわかるんだなー。
やっぱり、サラさんの会社にいって、「私」がデザイナーと勘違いしてたところがいっとう怖いな。怖いけど、おもしろい。あるある、というか。「私」から見てサラさんは唯一まともな大人で助力者でもあって、なくてはならない存 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに関しては、初めて読んだ時に「なんじゃこりゃ?」となったものの、最後まで読み切ると本当にしっくりくるタイトルになっていて感心した。
主人公たち3人の中2男子の個性がばっちり噛みあったタイトルで、しかもコンビ名でもあるという魚住さんのセンスに惚れる。
漫才に挑戦する学生というとあさのあつこさんのMANZAIがどうしても浮かんでしまうが、個人的にはこちらの方がよりリアルな10代男子の等身大の姿を描けているのではないかと思う。
「よーん」という語尾をつけて喋る豆男という非現実的な存在が出てくるのも小技がきいていて、主人公の江藤くんの秘めた切実な願いをこぼしたり、傍観者として彼らの滑稽な姿を浮 -