【感想・ネタバレ】クマのあたりまえのレビュー

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Posted by ブクログ

動物が出てくる寓話のような世界観と文体で、優しく気づきを与えてくれる良著です。短編集の形で小学校高学年ぐらいから読めそう。分類は児童書だけど、大人にも贈り物に良いんじゃないかな。

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2024年02月20日

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紹介文に、動物たちが「生」に真摯に向き合う7編、とありました。我々は生きるのを忘れているのかもしれない。どれも短い話で、簡単に読めるので、小中学生におすすめです。まとまった時間が取れない大人にもおすすめです。

べっぴんさん(☆5)
ショートカット(☆3)
アメンボリース(☆4)
朝の花火(☆5)
そらの青は(☆5)
光る地平線(☆5)
クマのあたりまえ(☆5)

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2018年03月06日

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この本はいろいろな動物たちが、「生きること」と真摯に向き合う物語です。あるものは、自分のお母さんを愛し、あるものは、人間に心打たれる。動物たちの「生きること」をぜひ感じてみてください。

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2016年03月08日

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短編集。
「生きること」に真摯に向き合う動物たちの七つの物語。
とのこと。

読んでいると心がほっこりする。
温かさ、優しさを感じることのできる物語たち。

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2013年05月22日

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命がテーマの7つのお話が集まった本。
死ぬのがこわいクマは死なないものに生まれ変わろうと努力するが、クマの出した答えがすごくいい。死んでるみたいに、生きるんだったら意味がない。今の時代、死んでるみたいに生きている人も多いかもしれない・・・考えさせられるし、感動のする本だった。

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2012年09月14日

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頭のうちどころの悪かった熊の話を思い出した。それぞれの動物たちが大切なことを教えてくれて、考えるきっかけをくれる、じんわり深い本。

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2011年11月29日

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ネタバレ

児童向けのYA作品として出版されたものだが、どちらかというと大人向けの童話といった印象を受ける。
動物を主人公にした短編が7編収録されているが、いつもの魚住さんの作品とは趣が違ってちょっと驚いてしまった。
こういう雰囲気の作品も書かれるんだなぁ。
生きることの難しさとや寂しさを、動物たちの素朴な言葉で語るのが読んでいるうちにじわりと沁みてくる。
どの話も素敵だが、少女を殺すために近づいたアオダイショウが、最後には自分の命を投げ打って少女を助けるまでを描いた「朝の花火」が一番好きだ。

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2011年11月24日

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せつない。かなしい。やさしい。うれしい。人間くさい動物たち。
がんばるのにつかれたら、少しくらい立ち止まって考えてもいいんじゃない?
そんな気分になりました。

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2011年11月07日

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ネタバレ

ちょっと心が疲れた時に読むといいと思う。
特に、最初の『べっぴんさん』がいいなぁ。最初の違和感は、納得。チドリさん色々あったのねぇ。

『ショートカット』おサルの坊やも、印象に残るなぁ。

アメンボやアオダイショウと鯉と、ライオンとクマが主人公?のお話。
動物たちと人間が少しコラボするちょっと深い、優しいお話が多かった。

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2023年10月07日

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ネタバレ

寓話のような短編集。
動物達の姿を通して「生きること」のしんどさを思うと同時に、「生きること」について深く考えさせられる。
どのお話も文体はとても優しいのに内容は生と死に関するもので切ない。けれどラストは気持ちを軽やかにさせてくれるものが多い。
特に『アメンボリース』『朝の花火』が好き。

飛ぶことを諦めた鳥もいれば、人間に憧れるサルだっている。
生き物を殺すことに快感を覚える「ころしや」のアオダイショウだって温かな気持ちを知る瞬間に出会い、腹を空かせて死にそうだったライオンも生きる勇気を貰う。
「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がない」
怖がりの子グマが一生懸命考えて出した答えが心に残る。
「生きること」の意味を穏やかに問われた作品集だった。

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2018年06月15日

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「生きること」と真摯にむきあう動物たちの七つの物語。

「朝の花火」は、生まれながらの殺し屋と自負するアオダイショウの物語。「そらの青」は、思いを共有することに戸惑う鯉の話。

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2016年08月08日

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動物を主人公にした短編集。

動物と言っても擬人化されています。
児童書だけど、大人向けかなと思いました。
でも大人が読むには一つずつが短すぎて物足らないので、もう少し長めに書いてくれていたらなお良かったかも。

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2013年07月28日

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短編集。
それぞれの動物を主人公に書いているが、
かなり擬人化されていて現代社会の人間関係を
さらっと指摘してる部分もある。

魚住直子の非・バランスを読んでないけど
こういうのがYA世代に響くのかな~
見てみたい

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2012年04月09日

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動物。生命。
動物が主人公の、やさしい童話。
安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』を思い出す。
少しインパクトに欠ける気もする。

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2016年10月15日

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飛べないチドリ。
人間になった猿のお母さんを追いかけて、人間になった猿の子。
ひっそりと、美しいリースを紡ぐアメンボたちも、湖とともにいなくなり。
食べるためでなく、獲物の命を奪ってきた蛇の愛。
魚の群にも、仲間はずれもあり。
強いライオンにも弱いところもあり。
どうせ死ぬなら、命あるものに産まれたくなかったとおもうクマがおり。


「生きること」を考える動物たちの小さな物語。

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2016年06月01日

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べっぴんさん(チドリ)
ショートカット(サル)
アメンボリース(アメンボ)
朝の花火(アオダイショウ)
そらの青は(鯉)
光る地平線(ライオン)
クマのあたりまえ(クマ)

どれも品のある語りだ。
特にアメンボのお話がとても優しくて好き。悩んでいるさとみに「たいへん、たいへん」と言って心に効くとてもきれいな布をくれるのだ。お礼を言いに行くと嬉しそうに聞いてくれるのだ。どこか他の池に移れているといいと私も思う。

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2015年02月03日

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寓話。読みやすいし、わかりやすいし小学校高学年から中学生にいいかも。
感動も感心も特にしないが、わるくはない。

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2014年06月23日

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さまざまな動物たちによるモノローグ的な短編集。

学生さんが読書感想文を書きやすそうな本だなあ、というのが一読しての印象。
ここでの擬人化は、風刺や寓話というよりも、作品のテーマをよりクリアに見せるために使われています。
たとえば「そらの青は」の二匹の魚のやりとりや心理的機微などは
人間でやってもよさそう(というか、人間の少女たちそのもの!)ですが
逆にいえば同じテーマを人間の主人公でストレートに語った作品はすでにたくさんあるわけです。
それらと同じ穴を掘り下げるよりも、少しひねって切れ味よく仕上げる。
この作品集はそういう試みなのかなと思いました。

とはいえ、一つ一つの作品に既視感は否めません。(それが悪いこととは言えませんが)
「アメンボリリース」はどこか安房直子を思わせる作品。
「朝の花火」はまるで「ごんぎつね」の変奏のよう。
そもそも動物たちのちょっぴり哲学っぽいモノローグといえば工藤直子の「のはらうた」という偉大な先行作品があるわけで…。
と上げていけばキリがないほど、児童文学では伝統的な手法なのですね。

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2012年10月21日

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魚住直子
   植田真 絵
  ポプラ社 (2011/8/2)

淡いイラスト 手になじむ小ぶりな本
そして すべてがやさしい本です
ほんわりほかほか

動物たちがいとしい
7編ともすてきなんです


≪ あたりまえ それでもそれが むずかしく ≫

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2012年01月06日

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 読んで良かった。ショートショート。になるのかな。それも含めて、
 メルヘンチックな物語は久しぶりだったので、面白かった。

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2011年12月25日

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ネタバレ

動物が主人公の7つの物語。
どの動物たちも自分の人生を模索しながら生きている。
人間になったかあちゃんを探して山からおりてきたサルのぼうやの話「ショートカット」、
巻きつくために少女に近づいたが、最後は自分の命を投げ出して少女を救ったアオダイショウの話「朝の花火」が好きかな。

小学校高学年から。

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2024年03月24日

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