魚住直子のレビュー一覧

  • 園芸少年

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    ネタバレ

    面白かった
    さらっと読める

    高校生になってそれなりに楽して過ごそうと思ってたら
    成り行きで一見不良の子と園芸部に入ることになって
    園芸に目覚めていく話

    段ボールかぶる男の子がでてくる
    ダンボーを思い出す

    お花育てたくなる
    町のお花が気になる様子がほほえましい

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    2015年06月15日
  • クマのあたりまえ

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    安東みきえの『頭のうちどころが悪かった熊の話』のような動物をモチーフにした寓話。表題作の石になろうとするクマが可愛かった。一応分類としては児童書だけど子供よりも寧ろ大人向けかもしれないな。「べっぴんさん」も最後の落とし方が素晴らしいと思う。2012/493

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    2015年10月14日
  • 園芸少年

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    ひょんなことから園芸部として活動することになった3人の高校生男子の夏までの物語。事なかれ主義の主人公、元不良少年、安部公房の『箱男』のような段ボールをかぶって登校するいじめられっこ(段ボールの下の素顔に秘密が…!)の3人が学校の花壇を世話したり、自分たちで種から花を育てたり…大きな事件はないけれど、夏を超えて少年たちは成長する。YA向けのようだけどなかなか良い。2012/622

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    2015年04月14日
  • 非・バランス

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    タイトルに関しては独特のセンスだと思う。内容が想像できないし、こういう本の読者である小学高学年から中学の女子の心に訴えるわけでもない。
    しかし、森絵都のデビュー作より、ずっと良かった。少なくとも、面白く読める。
    味わいは結構ブラックでちょっとひねくれた子は喜ぶだろう。
    大人に対する不信感も顕なのが、教科書の推薦図書としては珍しい。
    この作家はもう一作くらい読んでみてもいいかなと思った。

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    2015年03月25日
  • クマのあたりまえ

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    べっぴんさん(チドリ)
    ショートカット(サル)
    アメンボリース(アメンボ)
    朝の花火(アオダイショウ)
    そらの青は(鯉)
    光る地平線(ライオン)
    クマのあたりまえ(クマ)

    どれも品のある語りだ。
    特にアメンボのお話がとても優しくて好き。悩んでいるさとみに「たいへん、たいへん」と言って心に効くとてもきれいな布をくれるのだ。お礼を言いに行くと嬉しそうに聞いてくれるのだ。どこか他の池に移れているといいと私も思う。

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    2015年02月03日
  • 園芸少年

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    勤務先の中学校の図書室にあった本だ。私は園芸も好きなので、そのタイトルにひかれて読んでみた。読後の感想は、中高生にぜひ読んで欲しいと思った。小さな種から命が生まれるというのは感動そのものの世界。そんな体験を若い時にたくさんして欲しいと思う。

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    2015年01月23日
  • 園芸少年

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    ネタバレ

    少年たちは、植物を育てる、自分を育てる。

    一見、何も起こらない話。でも、植物の成長は目を離さないと見えないように、最初と最後を読み返せば、大きな成長が見える。篠崎はことなかれ主義(というのかな、“安全”第一)から少しの勇気を持てるように、大和田は過去の自分に本気で別れを告げ、庄司は顔のコンプレックスを少し卒業できた。これからも彼らは成長するだろう。

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    2014年11月10日
  • 園芸少年

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    チューリップやヒマワリくらいしか花の名前も知らない男子高校生二人が、なりゆきで園芸部に入って活動するおはなし。途中で一人増えて、男子三人が主な登場人物。
    それなりに頭が良く落ちついた校風の、あまり部活動が盛んでない学校が舞台。主人公はその平均的な生徒。もう一人は逆に、その学校では珍しく不良っぽい生徒。後から増える一人は中学時代不登校で、人に顔を見られたくないために段ボールをかぶってこっそり相談室に通学している。
    タイプの違う三人が慣れない花の世話をするうちに打ち解け、一緒に手入れをした花壇が賞を取ったり夏休みにキャンプをしたりと、種類ごとにペースの違う花の成長と重ねて変化してゆく様子を描く。高

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    2014年10月11日
  • 園芸少年

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    男子高校生3人の青春爽やか小説。学校って、ただ勉強するだけじゃなくて、いろんなトラブルを乗り越えていくなかで、人として成長していくんだなぁと感じました。実写化されたらほのぼの癒し系に仕上がりそうな作品。

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    2014年07月17日
  • クマのあたりまえ

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    寓話。読みやすいし、わかりやすいし小学校高学年から中学生にいいかも。
    感動も感心も特にしないが、わるくはない。

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    2014年06月23日
  • 非・バランス

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    よくあるテーマだが、少女がわからないことはわからない、とちゃんと思考の限界をつけているところがリアル。
    少女と大人の交流というのは、出来すぎというか、作り物感あり。

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    2014年05月25日
  • 園芸少年

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    タイトルに惹かれて読み始めました。
    いろんな部活のお話はありますが、園芸部がテーマになっているものは初めてでした。

    読みやすかったし、良いお話だったのですが、さらさらとお話が進んで、ちょっと物足りない感じがしました。
    (部活モノと言えばといえばがっつり青春小説!として読み進めてしまったからかもしれません(・・;))
    とは言え、園芸についてと、登場人物3人について深く書いてほしかったかなと思いました。

    園芸部の男の子3人がとてもいい子でした。

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    2013年09月28日
  • 未・フレンズ

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    読みやすい。しかしもやっとした気持ちにもなる。
    母親のような、悪気のない思いこみによる間違いって、間違いと認めることに意味があるんじゃないかなぁとぼんやり考えた。認められない人も多い。

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    2013年09月11日
  • 非・バランス

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    傷つくくらいなら自分らしくなくても構わない、友達もいらない、っていう考え方、すごく共感出来る。
    わたしもそっちよりの子供だったわ(´・ω・`)
    いゃ、いまだに、かもしれない。

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    2013年08月24日
  • 園芸少年

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    ネタバレ

    普通。
    なぜ漫画化されたのか……なんでもかんでも漫画化すればいいという訳ではないだろ……。
    段ボールだったかを被っていた男子が印象強い。

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    2013年07月09日
  • ピンクの神様

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    2013/06/28
    同性の対人関係に悩む七人の女性が主人公の短編集

    ちょっとドロドロな女の関係がリアルにかかれている

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    2013年07月05日
  • ピンクの神様

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    女性ってめんどくさいなーと。周りの登場人物だけでなく主人公のはてまで。最後まで受け身的で、ポジティブに描かれててもあーそうですかって感じ。児童文学の頃のが良かったような。

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    2013年06月16日
  • クマのあたりまえ

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    さまざまな動物たちによるモノローグ的な短編集。

    学生さんが読書感想文を書きやすそうな本だなあ、というのが一読しての印象。
    ここでの擬人化は、風刺や寓話というよりも、作品のテーマをよりクリアに見せるために使われています。
    たとえば「そらの青は」の二匹の魚のやりとりや心理的機微などは
    人間でやってもよさそう(というか、人間の少女たちそのもの!)ですが
    逆にいえば同じテーマを人間の主人公でストレートに語った作品はすでにたくさんあるわけです。
    それらと同じ穴を掘り下げるよりも、少しひねって切れ味よく仕上げる。
    この作品集はそういう試みなのかなと思いました。

    とはいえ、一つ一つの作品に既視感は否めま

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    2012年10月21日
  • ピンクの神様

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    「主人に話しても、ただの愚痴だと思うみたいです。そんなことで悩めるなんて、おまえは暇でいいなって」
    典子は胸が痛んだ。
    そうだったと思いだす。小さな世界で生きている人の悩みを、馬鹿にする人がいる。もっと大きな世界で体を張って生きていると自負している者たちだ。その者たちは、閉じられた世界に住む者の悩みなんて、とるにたりないことだと信じている。
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    この短編たちは、ほんとに小さな世界を切り取ってるから余計に生々しいし、その時代時代を打算的に渡ってきた自分を浮き彫りにさせられた。あまり深入りせずに読まないと、辛く

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    2012年05月04日
  • 園芸少年

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    植物=生き物 だから
    育て方も分からずに買ってしまう人ってどうだろう、と
    思っていたのですが

    最初に色々調べて難しそうだと思って断念してしまうより

    興味を持って始めてしまった方が良いのかもしれない。
    …最初から上手く行くとは限らないので購入された植物が
    購入そうそう駄目にされてしまう事もあるでしょうが;

    愛着さえ持ってしまえば具合が悪くなった時に
    本気で調べるようになるだろうし
    駄目にしてしまったら今度こそ、と
    真剣に情報を集めるようになるでしょうし。

    失敗は成功の母とはよく言ったものですね(笑)

    園芸にかぎらず
    何でも、最初に調べて引けてしまう事ってあるのですが
    それでそのものとの

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    2012年03月25日