魚住直子のレビュー一覧

  • いいたいことがあります!

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    こんなこと、昔思ってたなー。
    勉強のことはあまり言われなかったけど、手伝いとかは弟と差をつけられてたから、納得いかなかった。
    そんな親にはならないと思ってたけど、どうかなー笑笑

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    2021年04月25日
  • 超・ハーモニー

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    小学5年生の子供に薦められて読んだ。

    受験戦争を終え、難関校の授業についていけない息子が高圧的な両親のプレッシャーに負けそうになっている時に、ジェンダーレスの兄が帰ってくることで、家庭に変化が起こるお話。

    主人公の響は、性格が曲がりそうになっていたが、どうなるのか、少しヤキモキしながら読んだ。

    心の痛みを感じながら、暖かく読める本だった。

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    2020年12月21日
  • クマのあたりまえ

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    ネタバレ

    短編集。ベタな話だが「朝の花火」が良かった。少女を絞め殺そうとしたアオダイショウが、少女と毎日会話するようになってから次第に心を開いていく。最後はエレベーターに閉じ込められた少女を助けるために、鉄塔に登り自ら命を落としてしまう切ない物語。
    最終話の「クマのあたりまえ」も良かった。小熊の言った言葉、「死ぬのは今でも怖いけど、死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ。」が心に残った。

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    2020年08月23日
  • 非・バランス

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    魚住直子さんの作品は3冊目。やはり魚住さんの文章は読みやすい。物語の設定や展開も好きだ。

    中学二年生の「私」が、いじめられないよう「クールに生きる」「友達は作らない」というモットーで過ごしていたことにも自然に共感できた。また、主人公が偶然出会った「サラさん」も悩みを抱えており、主人公の思うような完璧な大人ではなかった。

    最後、主人公がいじめた相手の自宅に言って怒鳴りつけてやっと気持ちの整理ができたこと、サラさんが、自分のした過ちを主人公に打ち明けたこと、ミドリノオバサンなど様々なことが上手く絡み合い、気持ちの良い読後感だった。

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    2020年08月06日
  • いいたいことがあります!

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    次女が薦めてくれた本。
    大人の理屈と、反抗する娘を描いた作品。
    なぜ、塾に行くのが嫌なのか。
    家事を兄や父がやらないのに、自分は手伝わないとならないのか。
    そんな疑問に、塾を休むことで反抗する娘。
    間違ってると知りつつ、素直には母親に謝れず、親子の溝は深まっていく。

    優しい気持ちで読めた。母親、娘、息子、父、それぞれの気持ちがすごくよくわかり、共感できた。

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    2020年05月05日
  • クマのあたりまえ

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    収められた9つのお話は動物目線で描かれてはいるものの、生きる意味を見失っているひとに読み聞かせてあげたいものばかりです。中にはほんのり哲学も入ってて深く考えさせられるようなものも。私はとりわけ「アメンボリース」が好みかな。

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    2020年04月05日
  • クマのあたりまえ

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    童話や絵本のように読めました。

    小話がいくつか入っているのですが、
    「朝の花火」はちょっぴり泣けました。

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    2020年03月04日
  • 非・バランス

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    13歳息子の面白かったよという感想に釣られて読書しました。
    周りの人はみんな幸せそうに見えて、一見何の問題もなく過ごしているように見えるけど。
    誰しも心がゆらゆらと不安定な時もあり、内には色んな思いを秘めて生きているのかもしれない。
    不安な思いを感じるのも自分。変えるのも自分。
    一歩踏み出す、その場から動く大切さ。小さな勇気をもらいました。

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    2020年02月24日
  • 非・バランス

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    ふとした切っ掛けで小学生の頃いじめられていた私は、中学に入った時に「クールに生きていく」、「友だちはつくらない」と決めた。ある夜出会った不思議な女性に、何故か私は「タスケテ」と口にしていた。

    小学校卒業のタイミングで引っ越しで隣の学区に移り、知る人のいない中学校で新たな自分になり仕切り直しをしようとする私。作り上げたキャラクターこそを自分と思い込むことで、小学生時代の嫌なことを振り切ろうとする。
    そうやって心をしっかりと武装するも、ひずみができて心が揺らいでくる。

    タイトルの「非・バランス」が持つ力が、作品全体に響いています。
    いじめられていた記憶に縛られて悪夢を見て、無意識に加害者に無言

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    2020年01月21日
  • 園芸少年

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    雑草だらけのプランターに、花を植えたくなった。
    以前読んでたのに忘れてまた読んだ。
    ひ弱じゃないんだ。絶対不屈の強者でもない。咲くときになれば自然に咲くんだ。
    刺さるなー。

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    2019年09月22日
  • いいたいことがあります!

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    ネタバレ

    子ども用に借りたけど、読んでみた。
    お母さんの状況が自分と重なり、少し苦しくなる。

    以下引用

    わるい親は、子どもを見ていない。
    見ていても、外がわだけだ。心は見ていない。
    見ていないくせに、自分がさせたいことを、押しつける。
    しかも、それを自分で意識していないから、たちがわるい。
    (中略)
    わかりあえるのも、相手の気もちを大事にしたときだけだ。それは他人同士のときと同じだ。
    わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい。

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    2019年08月05日
  • 園芸少年

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    2019.2.22
    上木図書室にて
    弓削田先生におススメされて

    ヒヤシンスが心配になる
    育て方をもう一度調べ活動する
    3日で読み終わる

    自転車
    パンツハイテルカ
    BB
    幻の花園
    人は見かけによらない
    けどものじいさん

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    2019年02月23日
  • 園芸少年

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    ページ数はわずか156。
    しかし、ページ数は関係ないのだ、と唸らせる物語だ。
    高校で出会った3人の少年たち。部活が熱心じゃないところが魅力の高校と思っていたのに、ひょんなことから園芸部の活動をすることになる。
    一人ひとりの個性は全く違う、中学校ではそれぞれ絶対関わらないタイプだろう。その3人のやりとりが何とも味があるのだ。
    高校生になると入試を通して囲いが出来る分、逆に心にゆとりができ垣根が低くなるのかもしれない。中学で希望の持てなかった人には、高校にはどこかに居場所があると勇気づけられる話だと思う。2018.8.10

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    2018年08月10日
  • クマのあたりまえ

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    ネタバレ

    寓話のような短編集。
    動物達の姿を通して「生きること」のしんどさを思うと同時に、「生きること」について深く考えさせられる。
    どのお話も文体はとても優しいのに内容は生と死に関するもので切ない。けれどラストは気持ちを軽やかにさせてくれるものが多い。
    特に『アメンボリース』『朝の花火』が好き。

    飛ぶことを諦めた鳥もいれば、人間に憧れるサルだっている。
    生き物を殺すことに快感を覚える「ころしや」のアオダイショウだって温かな気持ちを知る瞬間に出会い、腹を空かせて死にそうだったライオンも生きる勇気を貰う。
    「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がない」
    怖がりの子グマが一生懸命考えて出した答えが心に残

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    2018年06月15日
  • 園芸少年

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    サクサク読めた。ライトノベルが好きな中学生でも読めそうだが、表紙で受け付けないかもしれない。中3に薦めてみよう。
    悩みも葛藤もない普通の(でも、母親が亡くなって父子家庭)男子高校生が一人称で語る青春もの。ぶったまげたには、ダンボールを被って学校で生活する(誰にも見られないようにだけど)男子生徒が出てくるところ。
    あんまり本を読まない中学生に丁度いいライトさがある。

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    2017年04月17日
  • クマのあたりまえ

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    「生きること」と真摯にむきあう動物たちの七つの物語。

    「朝の花火」は、生まれながらの殺し屋と自負するアオダイショウの物語。「そらの青」は、思いを共有することに戸惑う鯉の話。

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    2016年08月08日
  • 園芸少年

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    ネタバレ

    普通に萌えるよコレ(笑)所々惜しい部分もあるけど。主人公が片親ってことは大和田君に明かさずじまいなのか?最後にかけてもちょっと尻窄みな印象でした。段ボールで覆面してる相談室登校のBBが好き。

    匂い系ということで読んでみたけど、ホントにBLの運びにあってもおかしくないシチュエーションや言い回しでした。起承転結の起承まで…みたいな。
    うーん漫画化された表紙絵見てしまったけどイメージちがう…

    しかし主要キャラより脇役のツンパカ君とその同級生は、確実にアレじゃん!!

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    2019年10月12日
  • 園芸少年

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    おもしろかった。一気に読めた。
    なりゆきで園芸部員になった3人の高校生のお話です。読後さわやか(^^)

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    2015年08月03日
  • 学研の新・創作 Two Trains とぅーとれいんず

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    小学生中学年から読めるとうたっている。イヤでも、結構ややこしい女子の気持ちが満載で、中年の私でも「分かる分かる」と言いたくなるお話です。短編集。

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    2015年06月29日
  • 園芸少年

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    男子高校生の微妙な気持ちとかが書かれてていい話だった!大和田いいやつだ〜!作中で「小さい鉢に合わせて生きていたら根腐れを起こす」ってあったんだけど、それって人にも言えるしなんだか妙に納得した!

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    2015年04月07日