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「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ」というクマの子始め、動物たちの姿を通して「生きること」を考えさせる9つの物語。不器用で、けなげで、一生懸命生きている動物たちがそっと寄り添ってくれる、心にひとすじの風を通してくれるような作品集。文庫書き下ろしで「たいそう立派なリス」「聞いてくれますか」の2編を新たに収録。
Posted by ブクログ 2023年07月15日
今まであたりまえだと思っていたことを、話を読んでじっくり考えることができた。たとえば、人はどうして死ぬんだろう?など。死なないものってあるのかなあ。「死んでるみたいに生きてるんだったら意味がないと思ったんだ」たしかに、死んでるみたいに生きてるんだったら死んでるのとほぼ変わらないから、せっかく生きてる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月26日
こんなことなら死なないものに生まれたかった。
死なないものを探して歩いて行った小熊は、森のはずれで見つけた石にのろうとするが…。
「生きる」ことを考える、動物たちの七つの物語。
動物が主人公のちょっと寓話っぽい物語。
迷える動物たちが見つけるのは、ちょっとの勇気だったり、思いやりの心だったり。なに...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月06日
動物たちとの、不思議でかわいらしいやりとりの話。読みやすいけど、哲学的だったり。
「アメンボリース」
うすく、うすく、すくいとったの。その、薄くてほっとするお守りをみんなそっと心に持っている、気がする。勇気が出るひみつの布。
「朝の花火」「そらの青は」
醜い心も優しい心も、きっと誰でも持ってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月23日
短編集。ベタな話だが「朝の花火」が良かった。少女を絞め殺そうとしたアオダイショウが、少女と毎日会話するようになってから次第に心を開いていく。最後はエレベーターに閉じ込められた少女を助けるために、鉄塔に登り自ら命を落としてしまう切ない物語。
最終話の「クマのあたりまえ」も良かった。小熊の言った言葉、「...続きを読む
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