魚住直子のレビュー一覧
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家族内での男女の役割の違い、男女でなく同性でも上の子下の子で異なる役割、そこから感じる不公平感、たいていの家庭では多かれ少なかれあることだと思います。
私自身、高校生まで家が嫌だと思ったことをバネに県外国立大学に入って自由を満喫、でも今振り返ると、両親、姉に感謝していることばかりです。
親が子どもを思って言う、というのは本当だと思う。
よその子がどんなに悪いことをしてもなんとも思わないけど、自分の子はやっぱり悲しい。それが親のエゴと言われても。
言いたいことはほとんどすべて言っている今の私には共感できるところよりモヤモヤの方が多かったけど、言いたいことを我慢している子どもには読んでもらって -
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・みかんを食べながら読もう。
・ボーイ・ミーツ・ガール。第一声が「みかん、好き?」
・虫嫌いで農作業には向かない高校生である拓海はみかん大好き女子高生のひなたと出会いなりゆきで祖父のみかん畑の手伝いをすることになった。
・シンプルで、普通に心地よいお話。新年最初の読書には良い。
・みかんを育てることで三人の高校生がそれぞれ少しだけ成長していく。また、絆ができていく。
・高校生というより、なんとなく中学生という印象の三人。
・みかん色のスピンがついている本。
▼西村みかん園についての簡単なメモ
【柴】拓海と同じ高校の総合科生徒。不良っぽいが、祖母思いの気のいいヤツ。とあるできごとでひなたとも -
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この頃のあまり読めない中高生でも読めるようにという配慮か、大変読みやすく、わかりやすく、また、学校向きの毒のない本だった。と言うと褒めてないみたいだが、ここまでわかりやすく書いて、それなりに納得できる作品も意外とないのである。
主人公は高校生なのだが、男女の間柄もほのぼのとしたもので、小学生に読ませても(読書家でない小学生でも読める量と文章)安心。
方言が生き生きしてるなあと思ったが、魚住さんは広島出身なので、そこは当然か。この頃はあまりガチの方言は(分かりにくいと読まない子どもが多いので)嫌われるため、地方が舞台でも標準語喋る作品が多いが、この本の方言は、あまり強すぎず、読むのに困らないのも -
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まあ、スージーの正体は直ぐに察しがつくので、結末も自ずからわかってしまう。
子どもは分からないかな。だとしたら、いいのかもしれない。
同じようなテーマの『そのぬくもりは消えない』(岩瀬成子)の方がずっといいと思うが、これは文章量も少ないし、構成も単純で読みやすい。あまり読書が好きでなくても読める。
これは明るい結末だけど、同じような状況でも実際はもっと複雑な感情が入り組んでいて、そう簡単にはいかないことが多いのだけど。
あえて複雑にしなかったのだろう。スッキリまとまって後味がよくなっている。
西村ツチカの絵は感じいいけど、表紙は和室広すぎ、天井高すぎ。超高級マンションに見えます。 -
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大人しいというよりは印象の薄い中学生の主人公が、それぞれ事情がある二人と一緒にお笑いを始め、その楽しさに目覚め、成長する物語。
三人の個性も良く書けているし、コントも面白いし(面白いのは作者の才能だとは思うけど、これだけのシナリオを中学生が書けるのかは疑問。中学生でこれだけ書けるならかなりのセンス。)、とても楽しく読める。男子中学生が中心となるYAは少ないし、気軽に読めて笑えるというのは貴重。
しかしなあ、大人が読むと豆糸男の出現自体があまりに好都合というか、無理がある気がしてしまう。もうちょっと他のやり方で、主人公がお笑いを目指す方法はなかったかと。
挿し絵も今どきの子どもが好きそうな絵 -