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年齢も職業も性格もバラバラの女性たちが主人公の7つの物語。共通点は、みな周囲の同性との関係に悩んでいるということ。この本は、ちょっと不器用な人、人間関係に悩んだことがある人たちにとって、きっと心優しい“女友達”になってくれる。講談社児童文学新人賞作家が初めて大人の女性に贈る珠玉の短編集。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
女の子って難しい・・・。 女友達づきあい、社会人になっての同僚との付き合い、その難しさがすごく共感できる。 些細なことでイライラしたり、もやもやすることがあるけど、誰に行ったらいいか分からない、この気持ちドウシヨウ・・・ そんな日常で起こりうる7人のオンナの主人公の短編集。 小学生、おばさん...続きを読む、社会人、中学生、さまざまな年代の主人公たち。 1話完結だけど、別のとこで見た名前を他のストーリーで発見できたり、ちょっとした遊びが入れられているのも呼んでて楽しかった。 どの話も面白かったけど、私が好きなのは”囚われ人”。
誰でも経験したような人間関係。 共感する部分も多い。 小さな世界で生きていても人間関係は難しい。 旦那さんに相談しても「小さい世界の悩みだろう」と鼻で笑われたりした苦い思い出が蘇ってきた。 全部で7編、登場人物が再度登場してくるような場面も面白い流れ。
2013/06/28 同性の対人関係に悩む七人の女性が主人公の短編集 ちょっとドロドロな女の関係がリアルにかかれている
女性ってめんどくさいなーと。周りの登場人物だけでなく主人公のはてまで。最後まで受け身的で、ポジティブに描かれててもあーそうですかって感じ。児童文学の頃のが良かったような。
「主人に話しても、ただの愚痴だと思うみたいです。そんなことで悩めるなんて、おまえは暇でいいなって」 典子は胸が痛んだ。 そうだったと思いだす。小さな世界で生きている人の悩みを、馬鹿にする人がいる。もっと大きな世界で体を張って生きていると自負している者たちだ。その者たちは、閉じられた世界に住む者の悩み...続きを読むなんて、とるにたりないことだと信じている。 --------------------------------------------- この短編たちは、ほんとに小さな世界を切り取ってるから余計に生々しいし、その時代時代を打算的に渡ってきた自分を浮き彫りにさせられた。あまり深入りせずに読まないと、辛くなっちゃいそう。私には。 最後の「ベランダからキス」の裕治のセリフ、 「毎日同じ冷凍食品ばっかり食べる身にもなってみろよ。うちのおかんは二日続けて同じ弁当作ったことなかったね」 はドキっとした。 そうか、、、ぬんがもしこんなこと思ってるなら、やっぱり私は相当まずい妻だ・・・反省。これからは、料理がんばる。
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