オースン・スコット・カードのレビュー一覧

  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    面白い!時は近未来。銀河外生命体バガーからの二度にわたる侵略を辛くも退けた歴史をもつ国際艦隊は、来たる三度目の侵略に対抗するための人材を探していた。そんな期待を知るよしもない天才少年エンダー(6)は、国際艦隊からの徴兵を受け入れ、最愛の姉ヴァレンタインと最悪の兄ピーターに別れを告げる。幹部候補生育成...続きを読む
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(上)
    続編は3000年後、エンダーはすっかり大人。
    知的異星種族の文化や生態の違いによる
    事件の謎解き、少々ミステリーのニオイもする。
    感想は下巻で。
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕
    SF短篇集。
    SFといってイメージするのはスターウォーズのように超越したテクノロジーを使った戦闘などでしたが、この本の短編はいかにもSFな物語というよりは作者の人生観をSFというジャンルで表現しているような印象を受けました。
    宇宙人やタイムマシンが当たり前に出てきますが、それらの登場人物や道具を使っ...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(下)
    読者のほとんどは「エンダーのゲーム」で
    何が起こったか知っているので、
    全て御見通しとするビーンと同じ位置で
    読んでいけるのではないか。
    そしてビーン視点で語られなかった物語を知ることも。
    ラストは少しほのぼのして、
    ようやく年相応のビーン。ひとまずよかったね。
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    「エンダーのゲーム」を読んでいるからか
    「エンダーのゲーム」より面白く感じる。
    「エンダーのゲーム」にビーンが登場するあたりで
    上巻は終わっていて、「エンダーのゲーム」では
    全く描かれていないビーンの過去が明らかになる
    わけだが、、、過酷。
    そして単にビーンが優秀な子どもというだけではない
    謎と秘密...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    『無伴奏ソナタ』で短編版を読んだあとに長編版。
    6歳や8歳や13歳、主人公だけではなく
    まわりにも年齢を、子供を超えた思考、言動が
    わんさかなので、映像を想像しながらが難しい。
    80年代に書かれたそうだが、なぜ時間の制約が強い
    映画化に進み、日本で連続アニメ化しようと
    ならなかったのだろう。
    本当の...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    才能ある少年エンダーが,孤独とともに成長していくSF。
    成長譚としては,まどかマギカをなんとなく思い出した。
  • エンダーズ・シャドウ(上)

    凄いとしかいいようがない

    エンダーの影になり得たただ一人の少年。天才で圧倒的ででも孤独なエンダーの話が好きだったけど、ビーンも気になる存在だったから、ビーンサイドをえがいた話には一もにもなく飛びついた。読後感は言いようもない。ビーンのあの口調や話し方はそういう意味があったのね。出だしはそんなことありえるのか、と思うような事件...続きを読む
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕
    まず、この文庫本の最初に『はじめに---作者への公開書簡---』が置かれています。この文章が書かれた時代のアメリカにおけるSF作品への状況が透けて見えてきます。
    その上でこの短篇集を読むと、なかなかドロッとキテるな、というのが第一印象。『はじめに…』にも書かれている「”本格”SF以外に目を向けようと...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    80年代最高峰のSF小説。ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞。異星人の侵攻を防ぐ優秀な艦隊指揮官を育成するためバトルスクールに集められた少年少女。その中で最高成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描く。陰湿なイジメや少年少女の過酷な訓練、メンタル等がとてもシビアでつ。映画化するみたいだけど、ちゃんとした作...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる...続きを読む
  • エンダーの子どもたち(下)
    今まで続いて来た、エンダーの物語がある意味完結したが、作品としては遊びの部分が残っているというか…
    シリーズはまだ続いてるから、そこを考えると、話に空白を持たせること自体は良いのだが
    エンダー自身が終わりを迎えるというある意味一番の完結の物語が、終わり方が中途半端なのは何かもやもやするものがあると思...続きを読む
  • ゼノサイド(下)
    読み応えがあったし、やっぱりこのシリーズ好きだなあって思ったけれど、ところどころ未処理のまま作品が完結してしまったのがなんとも…。
    今後のシリーズで登場するのかもしれないが、これを完結した一作品として見るとあまり終わった!って感じがないかなあ。
    ということで☆4つ
    そこ以外はいつも通り、独特な世界の...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    エンダーの部下で最も優秀なビーン視点の「エンダーのゲーム」サイドストーリー。
    ビーンが特別な存在だったというのは「エンダーのゲーム」を読んでるときから分かっていたけど、ここまで優秀だったとは。ビーンが指揮官になってもおかしくなかったかもしれない。
    ビーンの出生の秘密、バトルスクールに行くまでの生活の...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    「エンダーのゲーム」は日本語訳刊行当時に大変面白く読んだ記憶があり、このエンダーズ・シャドウは「ゲーム」の映画化をきっかけに読むことになった。

    タイトルから想像するようなエンダーの影武者ではなく、遺伝子操作によってこの世に生を受けたビーンこそ、人間の能力の限界を超えた、いわば「ゲーム」の勝敗に直接...続きを読む
  • 消えた少年たち(上)
    要は幽霊小説。
    クリスマスイブのラストシーンは号泣でした。
    物語はどんどん進んでいくけれど、どこに物語が進んでいくのか?という思いが結末まで続きました。
    (逆にそれがなかなか明かされなかったので、読んでいて疲れました)

    SEの父親って子供との時間を作りにくいのか…他人ごとではないなと思いつつ読みま...続きを読む
  • 消えた少年たち(上)
    父親のステップが転職し、フレッチャー一家はノースカロライナのストゥベンに越してきた。
    ステップはハッカー・スナックというパズルゲームをヒットさせたことのある才能あるプログラマ。
    これまでは、自宅での仕事と、歴史の博士号を取る研究という自由な立場でやって来た。
    今度の会社ではマニュアルを書くだけが仕事...続きを読む
  • シャドウ・パペッツ
    面白かったが『死者の代弁者』を読んだ頃の年齢だとそうでもないかも、と思った。人が共感するポイントも年齢によって変わるんだなぁ。
    続編はSFとしてはどんどん緩くなってます。が、子どもを産み育てる、というテーマはリアルな小説だと食傷気味だけど、舞台がこうなると割と素直に読める。個人的には好きです。自分...続きを読む
  • ゼノサイド(上)
    死者の代弁者続編。前作で少年から中年に年を経たエンダーも、今作では老年の佳境に。シリーズを締めくくるに相応しい重量感で、腰を据えて読む必要があります。
  • シャドウ・オブ・ヘゲモン(上)
    エンダーが去った後、地球では「戦争の天才」である彼の部下たちを巡って争乱が起ころうとしていた。ビーンを主人公に置いた「エンダーズ・シャドウ」の続編。己の本性を知る唯一の人物、ビーンを狙うアシルの魔の手、そしてエンダーの兄、ピーターの登場。お楽しみどころ満載です。「エンダーのゲーム」の続編としてはこち...続きを読む