オースン・スコット・カードのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『エンダ―のゲーム』をビーンの視点から描いた姉妹編。本編では描かれなかったビーンの生い立ちや葛藤が描かれている。以下、備忘。
・エンダ―の宿敵はピーター、ビーンの宿敵はアシル(ロッテルダムでビーンがポークに殺せと命じたがポークの温情で生き長らえ、後でポークを殺す足の悪い少年。)
・ビーンの頭脳はエンダ―以上。天才のインフレ化傾向が止まらない。
・リーダーシップの取り方やカリスマ性が及ばないため、ビーンはリーダーにはなれない。
・エンダ―がリーダー論だとしたら、ビーンは参謀論?リーダーの理解者論?
・エンダ―が本編以上に神格化されすぎているのが気になる。本編の位置づけと違うような…
・上巻までは -
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Posted by ブクログ
『エンダーのゲーム』の前身と思われる同名タイトルの短編を含む11の短編集。もしかしたらこの作家は短編の方が上手かもと思うような、クオリティの高いものばかりでした。
本のタイトル作について。
生後6ヶ月で受けたテストで見せた音楽への“天才性”により、クリスチャンは音楽の<創り手>となることを定められる。
彼は両親から引き離され、自然の中で聞こえる鳥の歌や風の歌、雷の音、つららから落ちる水滴の音、リスの鳴き声といった音楽を与えられた<楽器>のみで奏で、そして<聴き手>はそれらに聴き入る。
<創り手>であるクリスチャンは<聴き手>になることは許されないのであるが、ある時一人の<聴き手>がクリスチャ