オースン・スコット・カードのレビュー一覧

  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕
    「SF好きならどう?」と同僚に勧められたのが
    この人の「エンダーのゲーム」という作品。
    長編と短編があるようですが、
    バトル物SFに興味があまり向かなかったので
    短編版のこちらを選択しました。
    で…
    エンダーのゲームに関しては
    ガンダムみたいなロボット系のSF好きなら
    長編版のほうが楽しめるかもしれ...続きを読む
  • 道を視る少年(下)
    スケールが壮大過ぎて次を読まないことには・・・
    表紙   7点鈴木 康士   中原 尚哉訳
    展開   7点2010年著作
    文章   8点
    内容 690点
    合計 711点
  • 道を視る少年(上)
    スケールが壮大過ぎて次を読まないことには・・・
    表紙   7点鈴木 康士   中原 尚哉訳
    展開   7点2010年著作
    文章   8点
    内容 690点
    合計 711点
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕
    怖い、恐い、コワイ。広くいろんな意味で。
    「エンダーのゲーム」の背景に対するクールで静かな恐さ、「王の食肉」のタイトルそのままの生々しさ、「タイムリッド」の軽く乾いた感じ、などさまざまなコワさの11編。
    残酷で、時に人の心の罪悪感を突く。
    思うようにならなさ、無力感が漂う。
    どれもが怖くて、虚しいよ...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    単なる少年ジャンプ的な選ばれし者系ではない。若い時に読んだら中2こじらせそうだけどよくよく読むと(はったりも含めた)リーダー論が満載。最後のネタバラシは微妙。
    女王の蛹がそのあとどうなるのか気になる!
    80年代にネットのブログ的なもので一般市民が政治的影響力を持つとの予測をしていたと思うと、あまりの...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(下)
    『エンダーのゲーム』はエンダーの物語で、エンダーの天才性を描き出せればよかったのでサブキャラたちの描写はすごく薄くなっている。
    この本はそういった原典の薄さにつけこんで都合よくサイドストーリーをねじ込んだだけ
    ……といえばそうなのだが、それでもこれだけ面白いものを書けるのであれば大したもの。

    思う...続きを読む
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(下)
    SFである意味を見いだせない。これたぶんミステリか何かだし、1970年アメリカ片田舎での物語、とかで十分なのでは……

    メインテーマはたぶん贖罪と救済とかその類いのやつで、ほとんど宗教的な強迫観念にかられた人間の、心の動きを描いている。
    未だに宗教がひとの心の拠り所になっているという舞台設定がそもそ...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    ビーンの抜け目のなさと天才っぷりが面白い。エンダーとはまったく違う観点からバトルスクールをHackしていくので、視差小説としての面白さが十分に確保されている。
    一方ビーンの出生の秘密に関するくだりは後づけ感が否めず、今のところ不要であるとしか思えない。キリスト教に染まりっきたキャラを一人は出さないと...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    ずっとバトルスクールだけの展開に飽き飽きしていたので、下巻のほうが面白かった。
    「卒業試験」のあたりでどんでん返しに気づいた。と同時にタイトルの意味を理解した。
    ここらへんは話としてよくできていると感じる。

    問題は死者の代弁者のところで、エンダーの放ったミームがどうしてこんなに影響力を持てるのか
    ...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
     いかにもSFSFしたSF小説( ´ ▽ ` )ノ
    「宇宙の戦士」の少年(幼年?)版( ´ ▽ ` )ノ

     主人公が6歳(!)とか、普段着が全裸とか、ほんと「SF小説」の典型で、こういうのダメな人はダメだろうな( ´ ▽ ` )ノ(設定が飛躍し過ぎで、ガンダムとかスターウォーズとかアニメ・映画から...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    アダム・グラントの「ORIGINALS」の中でちょっと触れられていたので興味を持って読んでみました。なるほど、ちょっとハリー・ポッターに似てる(こっちの方が全然先発なので、失礼な表現ですが。。)。

    天才エンダー少年が、幾多もの障壁にもめげずに前へ進んでいく姿を描いた名作SF。
    舞台は異星人の侵略に...続きを読む
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕
    読んでて、エンタメってこういうものだったって思い出した。とくに「エンダーのゲーム(短編版)」。11才の少年が他の誰にも思いつかない戦術でめくるめく大活躍… って、そう、最近忘れてたけど、そういうのがエンタメだった。リアリティとかどうでもよくて、とにかく面白ければいいんだよ。

    「ブルーな遺伝子を身に...続きを読む
  • 辺境の人々
    SFとは思えない短編集だがいい味の作品もある
    表紙   6点田中 光
    展開   7点1989年著作
    文章   6点
    内容 650点
    合計 669点
  • 第七の封印
    最後は気にいらないが途中までは面白い
    表紙   6点シブヤ ユウジ
    展開   5点1987年著作
    文章   7点
    内容 700点
    合計 718点
  • エンダーの子どもたち(下)
    タイトルは違うけれど、内容は完全に『ゼノサイド』の続き。
    ディヴァイン・ウィンドの一連の話、パシフィカのマルの存在、最後に代弁をしたけどほとんど出番のないプリクトとか、消化し切れていないパーツがいっぱいあるんじゃないですかね。それで星ひとつ減。
    これでもってエンダーのシリーズは一旦終了。主人公死んじ...続きを読む
  • ゼノサイド(下)
    『エンダーのゲーム』からつながってはいるものの、物語世界はだんだん違う方向へ行っています。上巻はまどろっこしい感があり、下巻ではそれなりにまとまったものの、内容ぎっしりで少々重かったですね。
    モンスターペアレンツの家庭の状況、見た目が半人間や昆虫みたいな知的生物への拭えない嫌悪感、離婚へ至る過程にお...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    ストーリー自体はそれほど起伏があるわけでなく、単にエンダーの成長ストーリーでしかないっちゃあないんだけど、一つ一つのエピソードが超絶的に面白いのだ。
    わきを固めるキャラクターも魅力的。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    途中までは少年のSF冒険譚かと思ったけど終盤でその趣がガラッと変わってしまった。特にピーターとヴァレンタインが思想活動に乗り出したあたりから。

    どんな困難でも持ち前の頭脳で乗り越えていくエンダー。普通ならそこでハッピーエンドだったかもしれない。でもその先にあったのは絶望だった。エンダーを最高の兵士...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    若者にぜひ読んでいただきたい本です。
    オリジナルは30年近く前に発刊されています。
    iPadみたいなデバイスが出てきたり、イノベーションの宝庫。SFを見直させていただいた良書です。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    面白いなぁ。とても王道。バトル・スクールで順調に成績を残し、司令官としての技を磨く場で「伝説」を師事したり、かつての仲間達と再会したり。スタンダードでも胸の熱くなる展開。指導者の孤独は覚えておこう。
    ヴァレンタインとのやり取りやなんかは非常におしゃれだと思うなぁ。一方では王道バトル、一方では少女漫画...続きを読む