オースン・スコット・カードのレビュー一覧

  • ゼノサイド(下)

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    エンダーの物語第三弾。カード恐るべし。ただエンダーの世界に浸るだけと思っていたが、それ以上の面白さに我を忘れて読みふけってしまった。

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    2018年11月12日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(上)

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    さらっと読むつもりだったが、そうはいかなかった。読ませる本だ。エンダーと死者の代弁者を軸に謎ときをしていく。読み進めずにはいられない話だ。

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    2018年11月12日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(下)

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    ヒューゴー・ネビュラ ダブルクラウンのれっきとしたSFだが、推理小説っぽい雰囲気もある。ルシタニア星の謎、ピギーの謎を鮮やかに解いていく代弁者の活躍は、ある意味推理小説における探偵の謎解きを思わせる。

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    2018年11月12日
  • ゼノサイド(上)

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    エンダーシリーズの続き。ペケニーノとデスコラーダの新たな解釈を軸に、中国人の星を絡めて、物語は進んで行く。しかし、人間の狂気というのは恐ろしいと思わされる話だった。下巻に期待。

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    2018年11月12日
  • エンダーズ・シャドウ(上)

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    エンダーのゲームをビーンの立場から描いた話。エンダーのゲームから読むこと推奨。エンダーのゲームも面白いが、こちらの裏話もそれにおとらず面白い。

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    2018年11月12日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    上巻読んだら、下巻読まないというのはないでしょう。皆さんにも、是非読んでほしい。SF好きになれるんじゃないかなと思う。

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    2018年11月12日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    旧版が出た時に読んだはずなので、17年ぶりの再読と思ったら、2008年に読んでいた。
    映画もおもしろかったけど、原作のほうがもっとおもしろい。
    ただ、最後の戦いの後の話はいるかなぁ。作者は宗教家らしいから、「赦し」と「癒し」を入れたかったんだろうけど、無宗教な自分にはわかりにくくなってしまっているだけやなぁ。

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    2018年10月10日
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕

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    「SF好きならどう?」と同僚に勧められたのが
    この人の「エンダーのゲーム」という作品。
    長編と短編があるようですが、
    バトル物SFに興味があまり向かなかったので
    短編版のこちらを選択しました。
    で…
    エンダーのゲームに関しては
    ガンダムみたいなロボット系のSF好きなら
    長編版のほうが楽しめるかもしれません。

    その他、短編もなかなか面白い作品が多かったです。
    単に「面白い」というより
    数年後「あれ…なんか、こんな話どこかで読まなかったっけ…」って
    忘れた頃にウズウズしてしまうような、
    何か知らないうちに妙な種を植え付けられるような内容が揃っています。

    個人的には
    ・王の食肉
    ・深呼吸
    ・四階

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    2018年12月02日
  • 道を視る少年(下)

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    スケールが壮大過ぎて次を読まないことには・・・
    表紙   7点鈴木 康士   中原 尚哉訳
    展開   7点2010年著作
    文章   8点
    内容 690点
    合計 711点

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    2018年09月10日
  • 道を視る少年(上)

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    スケールが壮大過ぎて次を読まないことには・・・
    表紙   7点鈴木 康士   中原 尚哉訳
    展開   7点2010年著作
    文章   8点
    内容 690点
    合計 711点

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    2018年09月10日
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕

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    怖い、恐い、コワイ。広くいろんな意味で。
    「エンダーのゲーム」の背景に対するクールで静かな恐さ、「王の食肉」のタイトルそのままの生々しさ、「タイムリッド」の軽く乾いた感じ、などさまざまなコワさの11編。
    残酷で、時に人の心の罪悪感を突く。
    思うようにならなさ、無力感が漂う。
    どれもが怖くて、虚しいような悲しさもあった。
    当初、多少の苦手意識を抱えながら読んでいたけれど、今はいい意味でもう一度読みたいという気になっている。

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    2020年05月23日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    ネタバレ

    単なる少年ジャンプ的な選ばれし者系ではない。若い時に読んだら中2こじらせそうだけどよくよく読むと(はったりも含めた)リーダー論が満載。最後のネタバラシは微妙。
    女王の蛹がそのあとどうなるのか気になる!
    80年代にネットのブログ的なもので一般市民が政治的影響力を持つとの予測をしていたと思うと、あまりの正確さに戦慄。一方で、米ソ対立という冷戦構造はあえて?残されているので妙なレトロ感もあり‥
    SFは面白いと改めて感じました

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    2018年07月11日
  • エンダーズ・シャドウ(下)

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    『エンダーのゲーム』はエンダーの物語で、エンダーの天才性を描き出せればよかったのでサブキャラたちの描写はすごく薄くなっている。
    この本はそういった原典の薄さにつけこんで都合よくサイドストーリーをねじ込んだだけ
    ……といえばそうなのだが、それでもこれだけ面白いものを書けるのであれば大したもの。

    思うに、主人公はエンダーでなければだれでも良かったのだと思う。エンダーとは違った方向に天才性を発揮する人物ならだれでも。
    「コンピュータのような記憶と無限の洞察力を持つ天才ならこの状況からここまでの結論を出せるはずだ!」
    を突き詰めた思考実験小説で、つまり主人公はエンダーを超える天才なので読んでて大変爽

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    2017年10月20日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(下)

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    SFである意味を見いだせない。これたぶんミステリか何かだし、1970年アメリカ片田舎での物語、とかで十分なのでは……

    メインテーマはたぶん贖罪と救済とかその類いのやつで、ほとんど宗教的な強迫観念にかられた人間の、心の動きを描いている。
    未だに宗教がひとの心の拠り所になっているという舞台設定がそもそも意味わからん。
    なんでこいつらこんな禁欲的に生きてるんだ、その説明が「宗教」「宗教」「宗教」でしかないの、本当に読者を納得させられると思ってるのか。

    「興奮するとスペイン語が出てしまう」とかいうよくわからん設定がありそういうシチュエーションが本当に頻繁に登場するが、
    作者はスペイン語がめっちゃ好

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    2017年10月16日
  • エンダーズ・シャドウ(上)

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    ビーンの抜け目のなさと天才っぷりが面白い。エンダーとはまったく違う観点からバトルスクールをHackしていくので、視差小説としての面白さが十分に確保されている。
    一方ビーンの出生の秘密に関するくだりは後づけ感が否めず、今のところ不要であるとしか思えない。キリスト教に染まりっきたキャラを一人は出さないと気が済まないのだろうか。

    下巻に期待。

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    2017年10月16日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    ずっとバトルスクールだけの展開に飽き飽きしていたので、下巻のほうが面白かった。
    「卒業試験」のあたりでどんでん返しに気づいた。と同時にタイトルの意味を理解した。
    ここらへんは話としてよくできていると感じる。

    問題は死者の代弁者のところで、エンダーの放ったミームがどうしてこんなに影響力を持てるのか
    まったく全体説得力が感じられなかった。続編への繋ぎ? よくわからない。

    どうも映画版ナウシカみたいに、主人公が完璧に優しすぎる人物として描かれていて
    そこが話全体の説得力を歪めてしまっているようだ。
    エンダーが完璧である結論をどうやっても動かせないので、敵に対する扱いも完璧でなければならず
    その結

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    2017年10月11日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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     いかにもSFSFしたSF小説( ´ ▽ ` )ノ
    「宇宙の戦士」の少年(幼年?)版( ´ ▽ ` )ノ

     主人公が6歳(!)とか、普段着が全裸とか、ほんと「SF小説」の典型で、こういうのダメな人はダメだろうな( ´ ▽ ` )ノ(設定が飛躍し過ぎで、ガンダムとかスターウォーズとかアニメ・映画からSFに入った人はこういうところで挫折しがち……まあ、昔の自分自身がそうだったんだけど。SF入門書としては、クライトンとかクーンツとかもう少し一般小説寄りの作品の方がいいな)

     ついでながら、立体感・躍動感のないぺったりした表紙絵とか生硬な翻訳文とか、本としての体裁もまた典型的な、昔ながらの「SF小

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    2017年08月01日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    アダム・グラントの「ORIGINALS」の中でちょっと触れられていたので興味を持って読んでみました。なるほど、ちょっとハリー・ポッターに似てる(こっちの方が全然先発なので、失礼な表現ですが。。)。

    天才エンダー少年が、幾多もの障壁にもめげずに前へ進んでいく姿を描いた名作SF。
    舞台は異星人の侵略に備えて設立された艦隊指揮官育成用の学校。地球全体から頭の良い子どもを選抜して入校させ、訓練させて中でも更に選抜していく。
    ゲームに勝つには、固定観念に囚われていてはいけない。考えて、機転を利かせないといけないということを学ばせてくれる本。
    小学校高学年か、中学生なら問題なく読めそうなわかりやすさ、読

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    2017年01月28日
  • 無伴奏ソナタ〔新訳版〕

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    ネタバレ

    読んでて、エンタメってこういうものだったって思い出した。とくに「エンダーのゲーム(短編版)」。11才の少年が他の誰にも思いつかない戦術でめくるめく大活躍… って、そう、最近忘れてたけど、そういうのがエンタメだった。リアリティとかどうでもよくて、とにかく面白ければいいんだよ。

    「ブルーな遺伝子を身につけて」は、正統派SFっぽい顛末に加えて、宇宙服らしき「モンキースーツ」の語感がツボ。猿のスーツなんて不格好なはずなのに、何故かスタイリッシュ。

    「アグネスとヘクトルたちの物語」…ステンドグラスの絵の裏表をひっくり返して見ているような話。どっちも表だしどっちも裏。民族弾圧による死の運命から義両親に

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    2016年11月12日
  • 辺境の人々

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    SFとは思えない短編集だがいい味の作品もある
    表紙   6点田中 光
    展開   7点1989年著作
    文章   6点
    内容 650点
    合計 669点

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    2016年09月23日