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Posted by ブクログ
ビーンから見た「エンダーのゲーム」続編。あの「最終試験」がどのように行われていたのかが、ビーン視点で語られていることにより、よりはっきりとわかる。
ビーンはエンダーよりも頭がいい。切れ者だ。ただエンダーは物事を深く理解しているから、ビーンはエンダーの右腕という立場で終わるんだけど、それにしてもビーンが「エンダーのゲーム」を陰で支えていたのにはほんと感動した。
にしてもビーン、切ない。誰よりも頭がいいがために、すべてを知ったうえで、しかも誰にも打ち明けることもできずに事を進めなければならなかった。エンダーにしろ、ビーンにしろ、少年たちがあんな重責を背負わされているのを読むのは泣けてくる。でもラストのシーンで救われる。よかったね、ビーン!
でもアシルはどうなったのか……
Posted by ブクログ
『エンダーのゲーム』はエンダーの物語で、エンダーの天才性を描き出せればよかったのでサブキャラたちの描写はすごく薄くなっている。
この本はそういった原典の薄さにつけこんで都合よくサイドストーリーをねじ込んだだけ
……といえばそうなのだが、それでもこれだけ面白いものを書けるのであれば大したもの。
思うに、主人公はエンダーでなければだれでも良かったのだと思う。エンダーとは違った方向に天才性を発揮する人物ならだれでも。
「コンピュータのような記憶と無限の洞察力を持つ天才ならこの状況からここまでの結論を出せるはずだ!」
を突き詰めた思考実験小説で、つまり主人公はエンダーを超える天才なので読んでて大変爽快感がある。そういうつくり。
コマンドスクールに移ってからのストーリーはだいぶ早足で、さっさと終わってしまった。
ビーンのキャラクターが終盤ブレてきていて、よくわからん物語になっている点がマイナス。終わりに向けて辻褄を合わせに行った感じがとてもする。
アシルの話が尻切れに終わったのは残念だし、出生の秘密に関するくだりはやはり不要であったというのも変わらない意見。
完成度が今一歩あれば というところ。
Posted by ブクログ
『エンダ―のゲーム』をビーンの視点から描いた姉妹編。本編では描かれなかったビーンの生い立ちや葛藤が描かれている。以下、備忘。
・エンダ―の宿敵はピーター、ビーンの宿敵はアシル(ロッテルダムでビーンがポークに殺せと命じたがポークの温情で生き長らえ、後でポークを殺す足の悪い少年。)
・ビーンの頭脳はエンダ―以上。天才のインフレ化傾向が止まらない。
・リーダーシップの取り方やカリスマ性が及ばないため、ビーンはリーダーにはなれない。
・エンダ―がリーダー論だとしたら、ビーンは参謀論?リーダーの理解者論?
・エンダ―が本編以上に神格化されすぎているのが気になる。本編の位置づけと違うような…
・上巻までは冷徹だったのに、衣食足りて甘め思考になるビーン。最後には家庭が見つかってよかったね。
・ティーンの少年たちが中心なのに(そして上品とは言えないののしりあいも多いのに)性的な言及は極端に少ない。
・ビーンもエンダ―と同様、みんなから好かれていない状況がスタート地点でそこから信頼を勝ち得ていく。
・二人とも、別格扱いで基本的に孤独。数少ないエンダ―の支えは姉ヴァレンタイン、ビーンはニコライ?エンダ―とビーンは相互に信頼があるが、心の支えとまでは言えないように感じられた。
・タロ・モモエって桃太郎だよね?イトゥって伊藤だよね?
著者がモルモン教徒と後で知った。道理で尼僧やら神学的な隠喩やらが多いわけだ。
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小説・文芸
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