平澤朋子のレビュー一覧

  • 赤い髪のミウ

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    不登校だった僕はある日親の元を離れ、『神が宿る島』で集団生活をすることに決めた。
    そこは留学生を受け入れているという沖縄の離島だった。
     
     そこで赤い髪の少女ミウと出会う。
     
     ミウに翻ろうされたり、集団生活にも悩んだりする中、今までの生活とは違った素晴らしい自然から、またミウや仲間からも影響を受けながら成長していく姿が、ふるき沖縄の民話とあいまって物語は思わぬ展開に進んでゆく

    (ウィード)

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    2017年08月01日
  • ねこじゃら商店 世界一のプレゼント

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    「ねこ」じゃら商店なのに、ねこが店には入ってこない。しかも「のらねこの後ろについていけば、行けるかもしれない」というところの文章がおもしろくて、わくわくしました。「なんでも」という言葉にドキッとして次のページを開くと「はいはい、雨ですか。うちはなんでも屋です。おまかせください」とお店の主人、白ぎく丸がいって、雲をとってことにビックリしたので、他のシリーズも読んでみたいです。

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    2014年02月07日
  • 世界の果ての魔女学校

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    夢中になって読んだ。基本ファンタジーもカタカナ名前も苦手な私が、最初から引き込まれました。日常のすぐ隣にある、不思議で少しだけ怖い世界。この本に出てくる魔女は、子供の頃想像していた恐ろしいだけの存在じゃない。もしかしたら魔女は私かもしれない、と思うと違う意味で怖い。読み終えてもまた読み返したいと思う。味わい深い作品。

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    2013年05月23日
  • 世界の果ての魔女学校

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    不安、嘘、妬み―いろいろな負の感情が重なりあっています。
    読んでいてモヤモヤしたり居心地が悪くなったりしますが、それでも目がはなせません。
    「魔女」や「キリスト教」の実感は、日本人の、特に子どもたちにはあまりないかもしれませんが、その程度の認知くらいで大丈夫、というか丁度いいのね。
    だって、典型的な今時の日本人の女の子が主人公とか、読み手に近い設定だったら…かなり怖いです。怪談レベルです。
    何しろそれくらい、闇が濃い話じゃないかなと思うから。
    ファンタジーの世界の善き「魔女」ではなく、悪意の象徴としての「魔女」の活躍?はいっそ清々しく感じました。

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    2012年11月22日
  • きんいろのさかな・たち

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    現代の家族の問題。小6の女の子たちがでてくる短編集。
    あまり本を読まない、背伸びをしてる子にすすめたいかな。

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    2011年11月08日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    ネタバレ

    昔に書かれた話なので、導入部分がある。おもしろくなるまで頑張って読んでほしい話。
    最近の本はいきなり本題に入ったり、導入で掴みにかかる話が増えている気がする。昔の話は導入でおだやかな(?)日常を延々描くので、最近の話を読み慣れるととっつきにくいかもしれない。これもタイパなのかな?

    主人公カッレくんは、名探偵に憧れる14歳の少年です。自身も名探偵らしい行動をしようと、日々気になる事があると、よく観察し、メモしています。仲良しのエヴァロッタやアンデッシュには、時々冷やかされることもありますが、毎日楽しく遊んでいます。そんなある日、エヴァロッタの家に母親のいとこだという男、エイナルがやってきます。

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    2025年10月15日
  • クマと製鉄所 ニルスが出会った物語 3

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    ネタバレ

    最近クマのニュースが多いので考えさせられる。
    あと、もののけ姫っぽい(いや、もののけ姫がニルスっぽかったってこと?)

    人間が山の中に造った製鉄所のせいで、生活が困難になる熊。おそらく熊だけじゃないと思う。
    食べない代わりに製鉄所を燃やしてくるよう熊から脅されるニルス。

    ニルスとしては鉄がいかに人間にとって重要か分かっているし、職人達の技術にも尊敬の念を持っているどころか、製鉄所の炎を美しいとさえ感じているのが、ものすごく人間的で興味深い。

    逆に人間が動物の生息地を奪ったことも頭にはあるし、動物の命についても尊重できるようになったニルス。
    相反する気持ちで悩んでいる成長した姿にホッとするも

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    2025年09月10日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    挿絵がめちゃくちゃ素敵だし(甘すぎないクールな絵なのがよい)豊富で贅沢だった!
    思い切り遊ぶカッレたちのすがすがしさ、謎解きの面白さ、カッレたちの勇ましさが伝わってくるいきいきした文体などすべてあいまって、久々に本でわくわくした。

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    2025年09月08日
  • 風の魔女カイサ ニルスが出会った物語 2

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    ネタバレ

    父親の生き方に違和感を覚えつつも、それが正しいと信じて生きてきた息子は、家を継いで懸命にやってきた。
    子どもの頃飼っていた馬(すでに年老いている)と再会したり、父親のせいで孤児となった子ども達と対峙したことで、心が大きく揺さぶられ苦しむ。

    青年が親から解き放たれ、自分自身を確立するお話。
    とはいえ、父親のしてきたことも、その時代の中では簡単に否定できるものでもなかったのかもしれない。
    いつの時代も、親子間の大きなテーマなのだろう。

    タイトルにもなり、前説にまである“風の魔女”。はっきりと存在を示すのは2ヶ所しか無いが、巻末の解説を読んで唸らされる!物語のあちこちに、魔女はちゃんといた!

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    2025年08月26日
  • トムと3時の小人

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    ネタバレ

     夜中の3時に寝てる子どもの顔を懐中電灯で照らして遊ぶのはなしにしてくれと言われた時の、小人の言い分が良い。「そうはいかんよ。それがわしの【わしらしさ】ってやつじゃからな」。

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    2025年07月21日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    イスラエルに住むキリスト教徒のアラブ人女性ウンム・アーザルの1週間を描いた本。著者は日本人の文化人類学者で、アーザルの家に合計で三年ほど住んだ経験がある。コロナ禍などで現地に滞在できなくなった著者が住んでいた思い出や資料をもとに書いた本。彼女は料理が得意でさまざまな料理が紹介される。それらはアラブ料理でありトルコ料理にも近いことを知った。
    紛争下にあるイスラエルでのアラブ人の生活というとなかなか想像することが難しいが、この本は普通の人が普通に暮らしていることを伝えてくれる。
    長女のヴェラの長男がウクライナで医学を学んでいることは、ガザ地区のパレスチナ人イシアブハーエシュを描いた映画「私は憎まな

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    2025年04月18日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    年末の新聞で、どなたかが今年の3冊の1冊に選んでいた。
    イスラエル第三の都市ハイファに住む、ウンム・アーザルは修道院のまかないを仕事としている。
    ウンム・アーザルはアラブ人でキリスト教。
    イスラエルはユダヤ教の国で、キリスト教徒は1.4パーセント。アラブ人が差別される国で、キリスト教徒って、いろいろ苦労してきた模様。
    知らない世界の話が、小学生も読めるように書かれている。イラストも豊富で読みやすい。
    「自分でかせいだお金で生活していたい。」「本当は学校をやめたくはなかったの」「あの子にも勉強をつづけさせてあげたかった」
    作者のことばで、その後の一家のことを知れたのも良かった。
    菅瀬さん、病気が

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    2025年02月18日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    なんていったらいいのだろうか。
    地に足がついてる生き方の女性の話。ただ元気なだけのおばさんではなく背景にはいろいろあるようだが、家族への愛も充分にあるし、周囲の信頼も厚いようだ。
    こんな人になれたらいいと思いつつ。
    これ、小学校中学年くらいの子が読むより中高生に読ませるといいのでは。

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    2025年02月17日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    ニュースやSNSで眼にするものは、断片に過ぎない。真実を知ることの難しさと、実際に日々を暮らしている人たちの強かさが絵本の中から伝わってくる。

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    2025年01月09日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    私たちはイスラエルのことを、アラブ人のことを、どれだけ知っているだろう?

    この話に出てくるウンム・アーザルはアーザルのお母さん、という意味。
    アラブ人女性は男の子を産むと尊敬の念を込めてこう呼ばれるそうだ。
    日本で言うと、「太郎くんママ」の意味が近いかもしれない。
    ただ、ニュアンスはだいぶ違うはず。

    ウンム・アーザルの料理は実においしそう。
    彼女の勤務先の修道院の食事は、焼きナスのサラダ、鶏肉のハーブローストなど。
    料理上手ということがよくわかる。

    彼女は料理をすることで子供や孫を育てた。
    それは夫が働かなかったから。
    ひどい話だ。
    でもそうして育てた子供達は働き者でとても優秀な上に母想

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    2024年12月31日
  • 紫の女王

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    最近好きで「作家読み」している小森香折さんの「青の読み手」シリーズの最終巻。
    児童向けファンタジーが沢山あるなかでも、比較的年齢の低い子でも読める感じを目指している風で文章は平易、あっさりした読み口だけど、サンドラたち大人キャラの一筋縄でいかない感じなど、独特のえぐみ?のようなものがあって、個人的にはそこが好きです。
    このシリーズはこれで終わりですが、まだ読んでいない過去作もあるし、新作も楽しみにしています。

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    2024年12月03日
  • 風の魔女カイサ ニルスが出会った物語 2

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    装画が好みではなかったため、読まずギライをしてしまっていた。
    読み始めるまでに時間はかかったが、読んでみるとやはりおもしろい。
    弱きを助け強きをくじく「風の魔女カイサ」。
    カイサの姿は見えませんが、物語の鍵を握る存在です。

    どなたかの感想で、アニメ化していたということを知りました。
    観てみたいです。

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    2024年10月26日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    夏のスウェーデンが舞台。毎日仲間達とサーカスごっこやバラ戦争。めちゃくちゃ楽しそうだし、大人も優しく子どもを見守っている。子どもは本来これぐらい遊び倒した方がいいんだろうな、習い事で忙しい令和の子どもたちが窮屈に感じてしまった。
    無邪気な少年カッレくん、探偵スイッチが入った「名探偵ブルムクヴィスト」どちらも魅力的です。

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    2025年05月04日
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島

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    名探偵カッレシリーズ第三弾。
    夏休み、バラ戦争からの帰り道で白バラ軍の3人は教授とその息子ラスムスが誘拐されるのを目撃してしまう。白バラ軍が誘拐犯を追ってたどり着いたのはとある島だった。

    今作もスリリングな話が面白いことはもちろんのこと、スウェーデンの短く美しい夏の情景やカッレたちの今の10代にしかない煌きが眩しく愛おしい。
    なんでも喋ってしまうラスムスが可愛くてラストは微笑ましかった。

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    2024年08月25日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    イスラエルの都市ハイファのアラブ人キリスト教徒について調査している人類学者が、修道院のまかないの仕事に就く女性ウンム・アーザルを訪問。30人分の食事の準備を手伝いながら、彼女の話を聴きます。

    日曜日から土曜日という形で綴られるウンム・アーザルの暮らし。さまざまな料理のイラストが本当に楽しく、幸せな気持ちになれる一方で、ウンム・アーザルがハイファに住むことになった経緯、働き続ける理由に心が苦しくなります。

    自分の人生を自分の力で生きようとしている人への賛歌。

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    2024年06月21日