平澤朋子のレビュー一覧

  • 名探偵カッレ 危険な夏の島
    菱木さん改訳の名探偵カッレくんシリーズの最後の冒険です。最初に読んだ時と同じくらいドキドキしながら読み終えました。
    確かに今の時代の子どもなら、携帯電話があればすぐになんとかなるかもしれないけど、もしなかったら彼らと同じような機転が働くのだろうか・・・
    ニッケを本当の悪者に書かないところが今回心にし...続きを読む
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島
    カッレ、エヴァロッタ、アンデッシュの3人は白バラ軍として赤バラ軍のシックステンたち3人と「聖像」をめぐる戦争をしていた。6人ともこのバラ戦争が気に入って、夏の間の定番の遊びとなっていた。ある夜、古城で赤バラと対決した帰り道、白バラ軍は怪しい車を目撃する。「名探偵」として事件を解決したことのあるカッレ...続きを読む
  • ねこじゃら商店 世界一のプレゼント
    ねこじゃら商店の店主は、たくさんの人を好みのものを見つけてあげる、心優しいねこです。サンタさんがお店に来て、子供からの手紙を見せたら、とても難しいプレゼントでしたが、何とか解決をしました。
  • ねこじゃら商店へいらっしゃい
    主人公は猫で細い路地でなんでも売っている店を開いていました。色々困っている動物や人間に助けていくお話です。この続きの話があるようなので、読みたいと思います。
  • 名探偵カッレ 城跡の謎
    カッレ君を改訳した菱木さんの講演会に行って、是非読んでみたくなり読み返しました。
    私が読んできた尾崎義さんの訳は、もう50年も前とのこと。このままでは、リンドグレーンが子どもたちの手に取られなくなってしまう、という危機感を抱いていたそうです。
    私自身は尾崎訳でも問題ないのですが、やはり今の風を感じま...続きを読む
  • 名探偵カッレ 地主館の罠
    あー、これまたあらためてすばらしい。子どものころさんざん読んであこがれたけど、今回は大人目線で。

    事件は、1巻の宝石泥棒から殺人へと深刻さを増し、3人の直面する危機もさらに大きくなる。
    そして、前回は現行犯逮捕だったのが、今回は、容疑者として逮捕→否認→動かぬ証拠を突きつけられて自白、というステッ...続きを読む
  • 名探偵カッレ 城跡の謎
    新訳カッレくん。やっぱりすばらしい。彩度が増している気がするのだけど、旧訳と比較していないので、具体的にどこがどうとはわからず。こんどやってみよう。
  • 赤い髪のミウ
    不登校だった僕はある日親の元を離れ、『神が宿る島』で集団生活をすることに決めた。
    そこは留学生を受け入れているという沖縄の離島だった。
     
     そこで赤い髪の少女ミウと出会う。
     
     ミウに翻ろうされたり、集団生活にも悩んだりする中、今までの生活とは違った素晴らしい自然から、またミウや仲間からも影響を...続きを読む
  • ねこじゃら商店 世界一のプレゼント
    「ねこ」じゃら商店なのに、ねこが店には入ってこない。しかも「のらねこの後ろについていけば、行けるかもしれない」というところの文章がおもしろくて、わくわくしました。「なんでも」という言葉にドキッとして次のページを開くと「はいはい、雨ですか。うちはなんでも屋です。おまかせください」とお店の主人、白ぎく丸...続きを読む
  • 世界の果ての魔女学校
    夢中になって読んだ。基本ファンタジーもカタカナ名前も苦手な私が、最初から引き込まれました。日常のすぐ隣にある、不思議で少しだけ怖い世界。この本に出てくる魔女は、子供の頃想像していた恐ろしいだけの存在じゃない。もしかしたら魔女は私かもしれない、と思うと違う意味で怖い。読み終えてもまた読み返したいと思う...続きを読む
  • 世界の果ての魔女学校
    不安、嘘、妬み―いろいろな負の感情が重なりあっています。
    読んでいてモヤモヤしたり居心地が悪くなったりしますが、それでも目がはなせません。
    「魔女」や「キリスト教」の実感は、日本人の、特に子どもたちにはあまりないかもしれませんが、その程度の認知くらいで大丈夫、というか丁度いいのね。
    だって、典型的な...続きを読む
  • きんいろのさかな・たち
    現代の家族の問題。小6の女の子たちがでてくる短編集。
    あまり本を読まない、背伸びをしてる子にすすめたいかな。
  • 名探偵カッレ 城跡の謎
    名探偵カッレ.プロムクヴィストは事件に飢えていた。しかし大通りは夏の日差しの中で夢を見てまどろんでいるかのように、平穏そのものだった。やがて親友のアンデッシュがカッレの部屋に現れ、勇ましい女の子のエヴァロッタが加わると、三人はたちまち遊びに夢中になる。
    エヴァロッタのお母さんのいとこ、エイナルおじさ...続きを読む
  • 名探偵カッレ 地主館の罠
    名探偵カッレシリーズ第二弾。
    去年の夏、カッレは名探偵として活躍した。今年も何か起こらないかと思っても平和な町には何も起こりそうもない。
    仲間たちとバラ戦争に明け暮れる夏休みを過ごしていたが、なんと町で殺人事件が起こり、仲間との遊びをする中で犯人に迫る。
    またもやカッレが活躍!

    楽しくもハラハラす...続きを読む
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島

    前回の『地主館の罠』も、こりゃおだやかでないわと思ったけど、今回はまたほんとに危険でした!
    まさかまさかの銃で打たれる人が出ちゃうだなんて
  • 青の読み手
    これはまた、続きを追いたいシリーズが始まった。
    可愛げないけど心の強い王女の「安心しなさい。私はロゼではない」の台詞に、掴まれた。
  • まぼろしの町 ニルスが出会った物語 1
    2巻目の「風の魔女カイサ」を先に読みましたが、1巻から読んだほうがわかりやすいというものでもなかったので、どれを読んでもよさそうです。

    砂漠でニルスが銅貨をひろっていれば…と思わずにはいられません。

    すてきな挿絵のおかげで気にしなくてもいいかもしれませんが、「胸壁」「破風」という言葉は注釈があっ...続きを読む
  • 風の魔女カイサ ニルスが出会った物語 2
    「ニルスのふしぎな旅」
    確か子どもの頃アニメ化されていたと思うのだけど、見たことも読んだこともなくタイトルだけ知っていました。

    6巻シリーズになって、1冊ずつ挿絵もあり読みやすくなっているので、読書が特に好きではない子でも読めると思います。中学年の子たちにぜひ読んでほしい。
  • アゲハが消えた日
    すごくわかりやすく核戦争の怖さを伝えてもらった。
    児童書という括りだけど大人も読んでしっかり考えないといけないことだらけだった。
    核戦争がおこる未来を防げるのは今生きてる私たち以外いない。
    核戦争だけじゃなく、最悪の未来を防げるのは、やっぱり今生きてる人の使命。
    出来ることを少しずつ頑張ろうと思った...続きを読む
  • ねこじゃら商店 世界一のプレゼント
    白菊丸が営む
    なんでもそろうねこじゃら商店
    一度に帰る商品は一つ
    お代はその時持っているすべてのお金


    続編と知らずに読んだのですが、
    表題作の2話目が大人には沁みる…
    世界一のプレゼントを手に入れることができたのに、
    うっかり入っていたポケットの小銭のせいで、
    「今持っているお金全部を支払う」と...続きを読む