平澤朋子のレビュー一覧

  • おしゃべりねずみゴル・ゴーン・ゾラ

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    ネタバレ

    児童書ですが、3つの短いお話が入っていますと帯にあり、事前に分かってて空き時間に読む用に手に取りやすかったです。

    児童書とはいえ、しっかり読めて、大人も楽しめる作品でした。面白い。

    人の言葉を話せるネズミ、という設定がアレに繋がるとは。という3作目

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    2025年11月13日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    こんなに本格的なミステリーは、大人の本でもなかなか無いと思います。
    スリリングで痛快です!
    そして、うらやましくなっちゃうくらい楽しそうに遊ぶ、子どもたちには、こんな深い知恵があったんだ!と驚きました。
    菱木晃子さんの翻訳、平澤朋子さんの挿し絵も大好き!

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    2025年09月10日
  • まぼろしの町 ニルスが出会った物語 1

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    ネタバレ

    前説で簡単に“ニルスが小さい理由”と“ガチョウに乗って旅をしている”ことが書かれているので、原作を知らなくても楽しめるかと思う。

    ある夜ニルスが迷い込んだのは、住民達の傲慢さに天罰がくだり、海底に沈んだ町。
    自身の行動の選択によって、その町を助けることができなかったことに、悲しさと口惜しさをにじませるニルスに、成長を感じる(動物いじめてた子なのでね)。

    文章だけでも情景が胸の中に広がっていくけれど、はっきりとした色合いなのに柔らかさのある絵が、いっそう物語を引き立てている。
    ヨーロッパの風景写真もついた解説で、背景の理解もすすんだ。

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    2025年08月25日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    イスラエルに住むアラブ人キリスト教徒のウンム・アーザルの日常。
    知らない日常があることを知る。遠い国の人のことを考える。それだけでも世の中が少し良くなるのではないか。

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    2025年07月13日
  • 紫の女王

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    ちゃんと終わるんだろうか?!と心配していたシリーズが見事に完結しました。
    最近流行りの伏線回収のオンパレード
    ここでこの人が!あの時のあれがこれ!の爽快感が半端なく、「伏線回収」とはこういう事だぞ!って何度も叫びたくなりました。
    壮大な話をほんとに見事に納めたなぁと…「滅ぼすためではなく救うため」というフレーズも刺さりました。それぞれを思い合う気持ちにうるうるしてしまう場面もしばしば。
    ほんとうに児童書と侮ってはいけません。
    最高のファンタジーでした。

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    2025年04月21日
  • 青の読み手

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    ネタバレ

    シリーズ四巻の最後までハラハラドキドキでおもしろかった。貧民街育ちのノアと、一筋縄ではいかないサロモンの書。主人公の少年少女の成長もあり。それを支える魔女、修道士たちのキャラクターも良い。

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    2025年01月29日
  • まぼろしの町 ニルスが出会った物語 1

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    ニルスは読んだことなかった
    全編読むとめっちゃ長編らしい

    こんな本だったら
    絵本から卒業する子どもたちにピッタリですよね
    つい手に取っちゃうキレイな装丁

    イメージが固定されちゃうけど
    絵の美しさを楽しむのもいいよね

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    2024年10月19日
  • トムと3時の小人

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    表紙の雰囲気が好きで選びました♡
    絵はカラーで優しいタッチ。
    字も大きいしすごく読みやすいです。

    内容がとても面白くて、どうなったの?それで?!って気になってどんどん読み進められちゃいます。この本の中に本がもう1冊入ってますw
    最後もとてもいい〆で、大人も楽しかったー♡と明るい気分になれますよ♡(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

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    2024年10月08日
  • ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)

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    とても良い。ハイファに住むアラブ人キリスト教徒の食を中心とした日常生活が描かれている。ニュースでたびたび見かける国でも、そこに住む普通のひとの暮らしがイメージできることは重要。
    たくさんの子どもに読まれてほしい。

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    2024年06月11日
  • 青の読み手

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    貧民街で暮らす少年ノアが主人公。姉のように慕う少女を捜すために引き受けた依頼から、恐ろしい宿敵との闘いに巻き込まれていく。ノアを取り巻く、王女や僧侶、話すネズミなど、登場人物も多彩で、これからの展開に期待大の、第1巻。

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    2023年10月31日
  • 紅の魔女

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    『青の読み手』シリーズ第2弾。
    サロモンの書に浮かんだ『ナントの魔女』という言葉を頼りにパルメザンと旅に出たノア。途中、かつて魔女狩りが行われた街に立ち寄る。その街の権力者はある陰謀を企てていた。

    魔女狩り、拷問など恐ろしいワードも出てくるが陰謀に立ち向かうノアやパルメザンにハラハラドキドキして2作目もとても面白かった。伏線もあって楽しめた。

    ノアがなぜサロモンの書を読めるのか?はまだ明らかになってないし、今後の修行やノアをよく思ってない人々からの扱いはどうなるのか⁇
    謎はたくさん残ってて今後も非常に楽しみな作品。

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    2023年10月18日
  • 青の読み手

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    一冊の本を巡るファンタジー第一弾。
    貧民街の少年・ノアが一冊の本を修道院から盗むように男から依頼を受ける。

    読みやすく程よいページ数の中にファンタジーの楽しさがギュッと詰まってる。面白くてあっという間に読み終えた。

    平澤朋子さんの表紙がとても好み。中の挿絵も素敵だった。

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    2023年09月03日
  • 名探偵カッレ 地主館の罠

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    最高に面白い本だった!
    子どもたちみんなが、こんな子ども時代を送れたらいいのにな!
    バラ戦争で口汚く言い合いながら、友情で固く結ばれている。
    自分たちの掟(石ころを「聖像」ということにしたり、戦争中でも夕飯には遅れないように家に帰ったり、、)を持っていたり、山賊ことばを使ったり。そして、夏休みを有意義に過ごすために遊びつくす!
    そんな子どもたちの楽しい日々が、殺人事件と絡んでいく。その絡み具合が絶妙で、カッレくんの推理&化学実験と双璧をなしている。
    リンドグレーン天才だな!

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    2023年04月21日
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島

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    あー面白かった!
    今回、カッレたちが挑むのは誘拐事件。
    たまたま見かけてしまった人さらいの瞬間に、白バラの3人はどう立ち向かうのか?

    3作目は割と冒険色が強めで、ハラハラドキドキしながら読みました。誘拐されてしまう少年、ラスムスも可愛らしい。


    名探偵カッレ三部作、ぜひ子供たちにたくさん読んでもらいたい。

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    2023年01月09日
  • 紅の魔女

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    先日、『青の読み手』を読み終えて、まさか続きが出ていたことを知り、そのままの勢いで読みました。こういうお話好きだな〜

    今回は街を出てナントの魔女を探しにいくお話。
    ノラの賢さやずるさが、ただ正義まっしぐらな主人公でなくて、それもいいポイント。
    セシルも正当なおとなしくて品のある女王ではないところがいい。

    まだ続きそうな展開に今後が楽しみです。

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    2022年09月11日
  • 青の読み手

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    絵やお話の雰囲気から外国の絵本みたいだった。
    (ちょうどデルトラ・クエストなど読んだ後だったので)

    町ネズミのノアが消えてしまったロゼ姉さんを探しているところからさまざまな出来事に巻き込まれていく。

    書物がメインに来ているというのもそそられるストーリーだった。

    なにかで見つけて読もうと思ってからずいぶん経ってしまったけど、思いがけず、最近続編が出ていたようで、すぐに続きに入りたいと思う。

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    2022年09月10日
  • 紅の魔女

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    面白かった。
    ちょうどいいボリュームの児童向けファンタジー。
    未熟な主人公が、ブレずに自分の正義をもって、つまづきながら成長していく姿に好感が持てる。
    そして”悪”の正体がちらついている感じも、今後の展開がどんどん膨らんでいきそうでこちらにも期待。
    あまり長くなりすぎないで欲しいけど(笑)、シリーズの今後が楽しみ。

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    2022年07月30日
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島

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    面白かった!最終巻にふさわしく緊迫感のある展開が続く。
    5歳の男の子の口の軽さにはびっくりだけど、よく母親や父親から離れて、ほぼ初対面の子供や大人に強気で話せるなあと、その強さにも驚き。
    リンドグレーンの幼児のおててのやわらかさや、暴れた時の思いのほか強いちからの描写がすごい。伝わりすぎて心に迫るものがあった。
    挿絵も素敵やし、新装版の価値は高いと思う。ラスト、人攫いという犯罪者にも関わらず、ニッケに少しウルっと来てしまった。犯罪は憎むけど、ニッケの優しさもまたそこにあるんよなぁ。児童書は深いわ。

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    2022年06月15日
  • 名探偵カッレ 地主館の罠

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    名探偵カッレの2巻。薔薇戦争真っ最中でも、事件や不幸があれば即座に停戦して協力し合う赤バラ白バラ両陣営がすばらしい。
    前回の事件から一年たって、カッレが少し成長してる気がする。危ないことには近寄らないようにしてるし、警察のことも信頼してる。
    それでも、いざとなれば白バラの騎士として3人とも勇敢に戦えるんだから、カッコいい!
    カッレの住んでる町が夏場に簡単に住居侵入できるあたり、住民のおおらかさが伺える。リンドグレーンの子どもたちへの愛情が伝わる本。

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    2022年04月08日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    児童文学なので残酷描写や犯罪の凄惨さなどはマイルドになってるけど、探偵ものとしてかなりおもしろい。
    主人公カッレくんの推理はちゃんと筋道が立てられてて、肝心なところでちゃんと大人を頼ったり仲間に協力を求めるところもすばらしい。
    スウェーデンの爽やかな夏の情景も魅力的で、その世界に入りたくなる。
    子供の頃に読みたかったし、大人になった今読んでも楽しかった。子供たちが自由に遊べる古い城跡があるなんて羨ましい。

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    2022年04月08日