有川真由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とにかく38歳になる前に読み終えなくちゃと思って一気読み。
なんとか間に合った。
コンテンツが分かれてるのですごく読みやすくかったです。
内容もこれから生きていく上で役に立つぞ、と思うことがたくさん。
特にこれ↓
「戦わない8つの戦術」
1.「そういう人」だとあきらめる
2.相手の言い分を優先して聞き、理解を示す。その際、相手の名前を繰り返す。
3.お互いの共通点、同じように感じることを探って共感し合う。
4.長所を見つけて、ほめる。
5.自分の弱点や失敗談などを話して、お腹を見せる。相談も効果的。
6.相手が求めていること、情報などを提供する。
7.相手を肯定しつつ、「私は〜と思いますよ」と一人称でやんわり意思表示。
8.適度な距離感を保つ。
私みたいなタイプは「戦わない」という選択がきっと必要なんだと思う。いつも真っ向勝負をするからやられるんだよな、と再認識。
それからもう一つ↓
「許すはよし、忘れるはなおよし」
なるほどなー、と。
しなやかさを持つにはこういう考え方がやっぱり必要なんだなーと。
著者の有川さんは38歳で一度リセットをかけたと。私ももうすぐ38歳。新しい自分に出会えるようでなんだか楽しみになってきた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「なぜかあの人と話すと元気になる」「一方で、少し話しただけでどっと疲れる人がいる」という人間関係の差に着目し、周囲から愛され大切にされる人の共通点を解き明かした一冊。著者は、疲れる人の真の原因は性格の良し悪しではなく、「自分の機嫌を他人に取らせようとしたり、無意識に承認欲求や不満を相手に押し付けたりしていること」にあると喝破する。疲れる人は「不機嫌を表に出し、正論で相手を否定し、自分の話ばかりを続ける」。対して楽しい人は「自分の機嫌を自分で整え、相手の存在をそのまま肯定し、心地よいリアクションで話を広げる」といった対比の構造で実践的な型を提示。「愚痴や悪口を口にしない規律」「適度な境界線を引く距離感」「感謝と笑顔を先回りして差し出す姿勢」など、精神論を排して誰からも慕われる再現性の高い習慣を明快に解説する。
所感・深掘り
「一緒にいて楽しい人になるとは面白い話題で相手を喜ばせることではなく、他者の脳のメモリを浪費させる『感情の波への警戒』を先回りして消し去る『自己機嫌の調律と安心の設計』である」という本質を突きつけられ、日頃の立ち居振る舞いと関係性のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『感情の起伏や自己アピールを無防備に垂れ流す』姿勢そのものが、周囲に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。機嫌によって態度を変えたり、遠回しな不満を滲ませたりする人が一人いるだけで、周囲の思考メモリは「どう接すれば機嫌を損ねないか」という不毛な推測で飽和し、本来の集中力は麻痺してしまう。自らの感情を客観的な事実として切り離し、常にフラットな状態を保つ型を徹底すること。相手に無用な気遣いを強いない「透明な存在感」を維持することこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、自らが感情を安定させ、どんな言葉も穏やかに受け止める姿勢は、組織を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーが感情の起伏を露わにし、評価の視線で対峙すれば、現場には緊張と忖度が蔓延し、メンバーは「怒りを避けるための推測」という不毛なコストで自発的なエネルギーを奪われてしまう。指導者自らが私心を捨て、常に一定の機嫌と安心感の防波堤を先回りして差し出すこと。リーダーがブレない受容の土台を示し続けるからこそ、現場の仲間は安心して力を発揮でき、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
承認欲求の垂れ流しや感情的な振る舞いを捨て、楽しい人の習慣の型で日々のノイズを削ぎ落とし、整備された心理的安全を現場の自立へと還元し抜くこと。
日常の対人関係で気疲れを感じているビジネスパーソンはもちろん、組織風土と信頼関係構築の解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな安心と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき人間関係の教科書だ。