糸井のぞのレビュー一覧
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購入済み
ほっこり?
最初は主人公の生い立ちがヘビーで身構えましたが
初めての土地で少しずつ人間関係を築いていく姿に胸を打たれます。
肝心の親子関係は時間がかかりそうですが、少しは距離が縮まってる…のかな?
ちょっぴり緊張感のあるほっこりを堪能しました。 -
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ネタバレ1巻から3巻まで読み終わった。淡々とした主人公のとばりは、夫と離婚し、息子がいる。離婚後も義母との関係は良好で、離婚した今も夫の実家で過ごすなど、一般的には考えられない関係が続いている。感情の起伏がなく、息子も子供のくせに冷静。なのに、一回り年下の彼と出会ってから、とばりの中に、それまで生まれることのなかった感情が芽生え、愛するという意味をようやく知ることとなる。絵に好みがあると思うが、大人の恋愛事情、大人の気持ち、意地や大人としての見栄などが描かれていて、大人になりかけた人におススメ。枠にハマらない恋愛を知ることができると思う。
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Posted by ブクログ
はらださん天才か。
全体的に面白かった!シリーズ化して欲しい。まじで。
女子がキー(ウー)マンというか、攻受の間で重要なキーパーソンになってる作品には名作が多い、と、勝手に思ってるし、というか好きなんだけど。
どれも面白かったけどはらださんのは半端なく面白かったなー。ギャグセン高。
ビッチの話は今まで考えた事なかった展開だったので新鮮でした。
どんなBLでもハピエンっていう表舞台の裏ではひっそりと身を引いていった女達の存在があったよね、
と思うとラスト見開きの意味もぐっと
っていう。
そう、私達が幸せになったらこのお話はなりたたないから!
あと
「なんじゃこら」
くそかわいい。 -
Posted by ブクログ
BLに癒しを求めて読んでいるとは程遠い読者だが、これは癒されるわ…。糸井のぞさんはビジュアルが重なる(美形同士、と言う具合に)者同士を描かない傾向の作家さん、と言う認識なんだが、その重ならない具合にわざとらしさとか作為的なものが感じられないので、決して上から目線で物を言う訳ではないが、信用度が高い作家さんなのである。現実に居たらモブ的に周囲に埋もれそうな人物の魂を描くのが上手い、と言うのか。ジロさんの様にちっちゃくて真面目な人、って会社に居たりするから(笑)ちっちゃいだけじゃないぞ、って気付く瞬間とか、リアルに想像できるんだよなぁ。ほぼちびキャラっぽく描かれてしまうジロさんのちびキャラ具合が絶
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Posted by ブクログ
私が耽美が好きではない、と言うのは『ヴェニスに死す』を読んでいた時にも思っていたことだ。年寄と少年と言う対比と共に美醜の対比が残酷に突きつけられる時に、見ていた自分はアッシェンバッハに少しも同情心を持っていなかった。、老いて醜くなってしまった自分を恥じてじいさんの癖に化粧したりする様が無様である様を見せる映画が「耽美」ではあるまい、と思っていたのだが、タジオ(ビョルン・アンドレセンの)の美を愛でると言う意味では確かに耽溺であった。耽美とは、美しいものを愛でる方でしかない人間を指す言葉で、美そのものではない、と言う事なのだ。この差は大きい。映画を見ながらタジオのように美しくありたいと思うだけで、
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Posted by ブクログ
表題作よりも「君の喜ぶ顔が見たい」が好きである。没落貴族の一人息子でたった一人の当主である暎正の前に現れたヒタキ、暎正の現代にそぐわない時代遅れの家庭の事情も浮世離れしてるが(本人はきちんと社会人しているし、至って現代人なのだが)彼の前に現れたヒタキの浮世離れ感に一切の説明がないところがとてもいい。かと言って、ことさらに謎めかしている訳でもなく、「ヒタキ」と言う人物として存在している感じがいい。『コイノヒ』もそうだったが、糸井さんは浮世離れしてるんだけど過剰に演出だけ先走ってる感じがない登場人物がいい。あのさじ加減は感覚でやってんのかなぁ。
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Posted by ブクログ
良過ぎでしたは‥‥。
志村貴子先生のは他のタイトルと比べるとやっぱり漫画として突き抜けてました。一人次元が違う‥TLコミックとしてのBLではなく、一人だけ漫画としてのBLなってる‥‥。義兄弟!ですが、志村せんせーが義兄弟かくとこういうことになるんだへえーー‥と思いました。すごいい‥。いいお話でした。なんとなくハイキューの同人を読んでいるような気持ちになりました。絵柄が。
他も報われないお話もあればハッピーエンドのお話もあり、そんなに辛いばかりではありませんでした。
総じて作家陣のレベルが高いです!!若手(って程の人はむしろ少ないか?!)で実力のある作家さん層を知るいい機会になりました。
かなり