糸井のぞのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
可愛い!携帯サイトで連載していたそうで、1話が短い小話みたいな作品。いつもより更に柔らかいタッチで描かれる、ゴロウさんとジロさんのほのぼの同居物語。
出会ったのは、お互いの人生でたぶん一番淋しい日。
それからは、お互いの人生でたぶん一番楽しい日々。
真面目な普通のサラリーマンのジロさんちに転がり込んだ、キラキラ王子系のゴロウさん。二人でキャッキャしてたかと思うと、ふとした時に、ジロさんの事が大好きなゴロウさんの切なさや愛しさがジンワリ読み手に沁みてくる。
すごく可愛くて、たぶん糸井さん作品の中でも一番の愛らしさを放つ1冊。でも欲をいうと、二人がくっついてからのお話ももっと読みたかった~( -
Posted by ブクログ
ネタバレ木原さんらしさは味わえるけれど、あっさりしすぎで少し物足りなさを感じてしまう1冊。
ゲイのリーマン・宇野が学生時代密かに恋心を抱いていた男性、村上。彼が、当時からは想像できないような姿になって現れた。家に招き入れて、世話をしていくうちに少しずつ昔の彼に戻ってくる。叶わない願いなのにどうしても考えてしまう自分の愚かさに、家を出ていくように言うが突然の申し出にキレた村上によって、本当の気持ちを伝えてしまう。宇野に理解をしめした村上は体の関係を持ってあげてハッピーエンド。
宇野くんの彼への思いが、ただの初恋以上に
もっと重たい設定があったりすれば共感できて
感動的にもなったのかも。 -
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Posted by ブクログ
近所にこの本が全くなくて、小説の2ヶ月後に購入。 どうしても先にコミカライズが読みたかった…
噂に違わぬヒドい攻・村上。 頼れる人が誰も居ないボロ雑巾以下の状態を拾って貰ったら、宇野を神様みたい…って誰でも思うよね。 なんかその流れでセックスして終わってしまったので、私の心は救われないんですが…(´;ω;`)
宇野みたいに恋心を引きずった事もないし、正直再会した時の村上がホントヒドいので、共感度ゼロだったり(笑) でも、コミカライズ難しい話だったんじゃないかな〜と思った。 いろいろとハードル高い2人( ̄∀ ̄)
小説で続きが読めるとの事だけど、私の心は耐えられるかな? -
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Posted by ブクログ
短編が大前提のアンソロにしてはかなりな満足感! 作家陣も豪華だし、面白く読めた一冊♪
ただ、不憫の定義って難しい…(笑) 可哀想・不幸そうなって括りだけど、そう感じるのは読み手次第だしね(´・ω・`)
個人的に一番「うぉ〜っ!!!!」ってなったのは雲はる先生♪ ねこっけのハルくん×先生だなんて知らなかったよ〜o(≧∇≦)o 超嬉しい☆
これは「不憫」なのは振り回されてる先生だと思ったけど…開けっ広げな性格のハルくんからしたら、本音を言わない先生に黙って捨てられて「不憫」だったよね…
そんな感じで、良い意味で読み手も振り回される(笑) 初めて読んだ きよみず光さん は、上手いこと思い込まされ -
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Posted by ブクログ
臭い、汚い、狡猾、の3K攻と、鈍い、ぬるい、流される、の3N受の話。
木原節炸裂とまではいかないものの、いつもの嫌~な奴が
登場のお話です。泣けるBLで読んだときには、これから心の距離を
つめていって……と期待していましたが。
いやぁ……期待通りにしてくれるわけないですよね、木原さんだし。
後半は攻視点なんですが、もうこの男がはらわた煮えくりかえる
くらい最低男なんですよ。受がもし女だったとしたら、本当にリアル
にいそうな男だけに、じわじわくる。
別れた元カノと再会して、未練たらたらな攻というのはまだいいとして、
そんな攻を諦めようとして、前に進んだ受を責めたて、何が何でも
手放すまいと足 -
Posted by ブクログ
糸井のぞさんの初コミックス。 表題作+読み切り数作。
表題作はスゴい掴みどころのない話だった… しかも左右が思ってたのと逆でビビった(笑) オマケの4コマがないと、結構描き逃げみたいな印象かも。
そして一番好きだったのが、冒頭に入ってる『婚前旅行』 なんだコレ描きだしを裏切る内容だな!
でも凄く好き。 道徳観に苛まれて苦悩する姿見るのもBLの醍醐味だけど、ここまでエゴイズムを描き表すのも素敵だ。
タブーネタ込みなので苦手な人もいるだろうし、急展開に置いてきぼり感があるかもだけど、その翻弄されっぷりに快感を覚えた私は多分M(´・ω・`)
同士求ム(笑) -
Posted by ブクログ
初めて読んだ糸井のぞさん作品。 丸々一冊表題作で読み応えがあった!
しかし不思議な読後感。 シンタロー先生すっげー欲張りだなっ(`・ω・´) 安心と恋と性欲を、全部違う相手に望むなんて…一種の性格破綻者?
ただ言いたい事は凄くよくわかる。 楽しくて幸せで満たされてる時間て、長く続かないよね。 全部手に入れたと思った瞬間に、指の間から少しずつこぼれ落ち始めているんだ。 「おまえの娘になりたい」はビックリしたけど! 変わらない関係、変わらずに愛される対象としたら、本当に親子が一番なのかもね。
ある意味、登場人物がみんなエゴの塊で気持ちいい(笑) 橘高なんてスゴい懐が深くてシンタローの良き理解者だ -
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