公手成幸のレビュー一覧

  • ブラックライト(下)

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    とても衝撃的な終わり方で驚いた。

    上巻でスワガーさんの大暴れを期待したけど、あんまりならずということで星4。
    ただ色々な心理描写が事細かく書かれていて面白い。登場人物の背景をしっかり理解すればもっと面白いと思うけど先が気になって何となく最後までいってしまった。

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    2024年12月02日
  • Gマン 宿命の銃弾(下)

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    カッコいい。
    男の中の男ですね。
    ラストに向けてのリズムの付け方がうまい。
    徐々に激しく入れ替わる、現代と過去の話に
    一気に引き込まれました。

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    2024年07月19日
  • エンド・オブ・オクトーバー 上

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    未知のウイルスがグローバルな現代世界をパンデミックに陥れる。まるで新型コロナウイルスの惨禍を予見した、というと陳腐な表現だが、日常が少しずつ崩壊していく描写がこの先の展開として気になってしまう上巻である。

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    2024年02月28日
  • スナイパーの誇り(上)

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    大戦時のウクライナを
    舞台に、

    パルチザンとして独軍
    と闘った女性狙撃手の
    物語。

    戦争に家族を奪われて
    祖国からも裏切られた
    孤高の魔女。

    彼女の足跡を辿る現代
    の主人公たち。

    時代を超えて暗躍する
    闇。

    銃器の蘊蓄は難しくて
    ついていけませんが、

    硝煙が立ち昇る戦場の
    描写がリアルで迫力が
    あります。

    これは下巻も楽しみ♪

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    2023年09月08日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ネタバレ

    最初全然面白くなかったけどバドが車のタイヤ痕調査で家に行ったあたりからかなりおもしろい。そこからは続き気になって一気に読んじゃった。描写がかなり生々しくてつらいとこもある。リチャードが第二のラマーになっちゃった。こいつ出所したら大変だ。

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    2023年03月28日
  • 囚われのスナイパー(下)

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     “やられた”かと思ったスワガーだが、そうではなかった。

     ここからは敵味方にかかわらず、タクティカルメソッドに精通し、実践できたものが生き残るサバイバルタイムだ。そのやり取りの一つ一つがスリルに満ちて面白い。犯行を取り巻くFBIオフィサーの現場の状況も面白かった。

     物語の終盤まで面白い活劇でした。

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    2022年07月16日
  • 囚われのスナイパー(上)

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    ネタバレ

     伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーが前回の戦いに勝利したが、議会の公聴会に呼ばれ訴追の恐れが出てきた。最近の過剰なコンプライアンス感覚にアイロニーを織り交ぜながら、物語は進行する。このまま彼は収監されるのか?これが『囚われ』の意味か?

     並行してラフオペレーションが進行する。麻薬を運ぶトラックが強奪された末の、組織暴力の覇権抗争だ。

     上巻の終盤、だしぬけに並行する二つの物語が衝突し、一つのストーリーに収斂する。ザ・スナイパー、ボブ・リー・スワガーが囚われの身に陥ったのだ。
    と、ここまでが上巻。

     男前な価値観のもと、みんな待ってたぜ!ボブ・リー!

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    2022年07月01日
  • ベイジルの戦争

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     かつてパソコン通信で冒険小説フォーラムを運営していた頃、極めて人気の高かったスティーヴン・ハンター。作家歴は長く、数々の話題作を提供してくれ、とりわけアール・スワガー、とその息子のスナイパーであるボブ・リー・スワガーという二人の主人公による、二つの時代に物語を紡いできた力業は、未だに忘れ難い印象を残す。

     本編は、珍しく長編小説にしては短く、スピーディで、しかもテンポの良い独特の面白さを持ったもので、これまでのハンター作品の重厚さに対し、第二次世界大戦下の工作員の物語であるにも関わらず、どこか軽妙でリズミカル、かつスピーディな展開を見せる。

     英国工作員ベイジルを送り出す側の言わば<承前

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    2021年10月26日
  • スナイパー・エリート

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    アフガニスタンでアメリカ軍が演習中、イスラム過激派に襲撃され、ヘリ・パイロットのサンドラが捕虜になった。残虐な仕打ちを受ける彼女を収めたビデオがアメリカに送られ、高額の身代金が要求される。政府は対策を模索するが、極秘特殊部隊DEVGRU(旧SEALチーム6)の精鋭ギル・シャノンは、空軍パイロットである彼女の夫らとともに無許可で救出に向かう!『アメリカン・スナイパー』の共著者が描く冒険アクション小説。

    積読解消努力月間。頭を空っぽにして読むには最適かも。

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    2021年09月26日
  • 狙撃手の使命

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    サウジアラビアとイスラエルの平和条約調印が行なわれる英国の古城が、テロリストにミサイル攻撃された。その直後サウジで反乱が勃発、首謀者はロシアと手を組み、クーデターを起こそうとしていた。石油を狙って中国も動き出した。折しもサウジ国内に核ミサイルが五基あることが判明、カイルら極秘部隊のメンバーは、クーデター阻止と核ミサイル無力化のためサウジに赴く。だが、行く手には宿敵が! 白熱の冒険アクション小説。

    因縁の宿敵との決着は、ややあっけなかった。そこだけが残念。第4作は書かれていないのだろうか。

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    2021年09月18日
  • ベイジルの戦争

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    スティーヴン・ハンター『ベイジルの戦争』扶桑社ミステリー。

    スティーヴン・ハンターの新作はスワガー・シリーズではなく、どこかユーモラスな雰囲気もある1943年の戦時中のヨーロッパを舞台にしたスパイ冒険活劇小説だった。

    冒頭に描かれた主人公が少し緩い感じで一抹の不安を覚えたが、次第にエージェントとしての凄腕を発揮する。初期作品の『真夜中のデッドリミット』のような感じの作品であった。しかし、オチがあるのはどうかな。

    主人公の英国陸軍特殊作戦執行部のエージェント、ベイジル・セントフローリアンは、無類の酒好き、女好きだが、任務に当たらせれば並ぶ者のない凄腕だった。軍部に緊急招集されたベイジルは、

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    2021年08月05日
  • 狙撃手のゲーム(下)

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    やっぱりスワガー・サーガは面白い。それが第一の感想だ。
    今作のスワガーは70歳を超えた老人で、もはや激しい銃撃戦では前線に立てない、というか周りが必死に止めようとする。それはそうだろう。いかに鍛えていても、70歳の老人が特殊部隊とともにヘリボーンをしようと言い出したら誰だって止める。結局ヘリボーンはしてしまうのだけど。

    そんな本作で主題となるのは、アメリカ国内に潜入したテロリストの発見だ。作者自身の銃への深い造詣をベースに、現代社会ならではのガジェットを駆使した捜査の様子は一級品のサスペンスとなっている。

    詳細はネタバレとなるので伏せるが、鍵となっているのはAccuracy Interna

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    2020年12月14日
  • 狩りのとき(下)

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    ボブ・リー・スワガー初期4部作を読み終えた。
    確かに面白い。最後に、もう一捻りが良い。
    ただ、話が長い(笑)。
    もう少しコンパクトに話をまとめて欲しい。
    このシリーズは、今後読み続けるかと言うと、取り敢えず
    もうよいかなと思う。
    取り敢えず、僕の中ではお仕舞い。

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    2020年09月17日
  • 狩りのとき(上)

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    ダニーの心意気が気持ち良い。
    シエラ・ブラヴォー・フォーの活躍が凄い。
    そしてソララトフとの戦いも結果が分かっていても、
    その前哨戦が手に汗握る。下巻も楽しみだ。

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    2020年09月14日
  • ブラックライト(下)

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    ボブが話の中心になってきた途端、俄然面白くなる。
    微かに聞こえる飛行機の音から、敵の動きを全て予測して先手を打つ、ボブは超能力者か?(笑)
    可哀想なのはサムの老いが、自分の気力体力では、どうにもならない姿が悲し過ぎる。
    自分も決して若くないので、身につまされて切なかった。

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    2020年09月13日
  • シャーロック・ホームズ殺人事件 上

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    アーサー・コナン・ドイルの追いかける事件とアーサー・コナン・ドイルの日記をめぐる事件が交互に描かれる。まだ交錯点はないが、本館のラスト近くで接点らしきものが見える。それぞれの事件に関係はあるのか?

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    2020年01月30日
  • 狙撃手のゲーム(上)

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    ネタバレ

    ボブ・リー・スワガーシリーズの新作。
    此度のスワガーは御年70歳。
    それでも戦うのかよと愕然としますが、
    そこはスワガー軍曹。飄々とこなします。

    今回の舞台は中東~アメリカ。

    息子を敵狙撃手に殺された母親が狙撃のプロである
    スワガーに意見を求めるところから話は始まる。

    敵はシリア戦争にてアメリカ軍に甚大な被害をもたらした
    シリア軍人で狙撃の天才であり、現在行方不明。
    スワガーはモサドの特殊部隊とともにその狙撃手を追う。

    今回も例にもれず技術的な話が多くてちょっと疲れるが、なかなか面白い。

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    2019年12月16日
  • 狙撃手のゲーム(下)

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    もう何年もハンターを翻訳し続けているのに、いまだにこの人の文章はあちこち引っかかる。
    あと巻末の解説がよくない。無い方がましだ。

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    2019年11月29日
  • 狙撃手のゲーム(上)

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     盆と正月が来たみたいだという言い方があるけれど、冒険小説ファンにとっては今秋がそれにあたるのではないだろうか。8月にグレイマンシリーズ『暗殺者の追跡』、9月に本作、ボブ・リー・スワガーシリーズ『狙撃手のゲーム』発刊だ。秋の入り口で十分に楽しませてもらった。
     動のグレイマン、静のスワガーといった対比ができるだろうか。理詰めで敵対するスナイパーを追い詰めていく様はスリリングで、気持ちよく読み手を先に進ませる。少しづつ距離を詰めていき、最後に両者が邂逅し決着がつく・・・大団円・・・拍手・・・幕・・・。

     『狙撃手のゲーム』では精密射撃の世界が丁寧に書かれており、僕くらいの年代の人たちは、40年

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    2019年10月12日
  • Gマン 宿命の銃弾(下)

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    ネタバレ

    久々に「スワガー・サーガ」を読んだ。いつものハンター節で描かれるのは、なんとボブのおじいちゃん、チャールズ・スワガーである。

    舞台は1934年、世界恐慌の余波が残り、禁酒法が終わり、イタリアン・マフィアの全盛期にも陰りが見えてきた頃で、その影響で裏社会の秩序も乱れている。
    銀行強盗が盛んに行われたこの時代の、実話を下敷きにして、チャールズ・スワガーの活躍劇が描かれる。

    スワガー一家のマッチョぶりは、このチャールズも変わらず(というか、遺伝的には先)なんだが、彼には第一次世界大戦を退役して以降、大きな秘密を一つ抱えていて…とこれは主筋から離れていることなのだが…圧倒的強さを誇るチャールズが、

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    2019年09月21日