公手成幸のレビュー一覧

  • 囚われのスナイパー(上)

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     ハンターは好きな作家で、ほとんどの訳書は読んでいる。
     上巻だけで読後感もおかしいが、ちょっと書いておく。
     ボブ・リー・スワガーは、ジューバ・ザ・スナイパー(『狙撃手のゲーム』のターゲット」をはじめ、過去に政府のために行った狙撃についてその罪を問われることになった。
     告発したのは「マザー・デス」と呼ばれる下院議員。BLM(ブラックライヴズマター)の動きに乗って、狙撃の根底に有色人種に対する差別があるというものだ。選挙を有利に進めるためのいいがかりに過ぎないが、ボブは「非道危険行為(ウォンントン・エンデインジャメント)」として票決を受けることになる。

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    2023年01月07日
  • 瘢痕

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    「トマス・エンゲル」の長篇ミステリー作品『瘢痕(はんこん)(原題:Skinndod 、英題:Burned)』を読みました。

    「カリン・フォッスム」に続きノルウェー作家の作品… 北欧ミステリが続いています。

    -----story-------------
    【北欧の新星登場】
    公園にぽつんと張られた白いテント。
    昨日まではそこに無かったテントの中に、まさかあんなものが隠されていたとは――酸鼻をきわめる女子学生殺害事件の発生に、ネット新聞社は色めきたった。
    どこよりも先に特ダネ記事をモノにするんだ!
    火災で一人息子を亡くし、心と体に虚無を抱えたまま復帰したばかりの事件記者「ヘニング」も取材に奔走するが……はたして事件の真相を暴けるか?

    本書は、本国ノルウェーはもとより英米などでも絶賛され、シリーズ化されています。
    また映画化も進んでおり、著者「エンゲル」は、いま北欧でもっとも注目を集めている作家の一人です。
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    個人的にはノルウェー作家の第二弾作品… 600ページ近い大作でした。

    北欧ミステリではありがちなのですが、本作品でも殺害や暴行シーンが残虐なので、目で文字を追いつつも、頭ではあまり考えないようにしました… そのまま映像化されると耐えられないかも、、、

    殺害や暴行シーンは苦手な部類でしたが、内容はなかなか愉しめましたよ… 現在形で物語が展開するので理解しやすかったし、ほぼ主人公の「ヘニング・ユール」の視点で語られているので「ヘニング」に感情移入しながら読めましたね。


    ネット新聞「123ニュース」の事件記者「ヘニング」は、自宅の火災で幼いひとり息子の「ヨナス」を失い心に深い傷を負い、自らも全身にひどい火傷を負い顔には瘢痕が残っている、、、

    また、その事件が原因で妻「ノラ」と離婚し、傷の治療とリハビリのために休職を余儀なくされる… 2年間の休職期間を経て職場に復帰した初日に、センセーショナルな殺人事件が発生し、「ノラ」の現在の恋人「イヴェール・グンデルセン」を取材パートナーとして仕事を再開することになる。

    その事件は、オスロのエーケベルグ公園内に張られていた大きなテントの中で、若い女性の死体が発見されたという事件… 被害者はオスロの芸術系カレッジの学生「ヘンリエッテ・ハーゲルップ」で、死体は血にまみれで、半ば地中に埋められたうえに、片手が手首のところで切断されており、石をぶつけて処刑された痕跡があった、、、

    「ヘンリエッテ」の恋人でパキスタン人移民の「マームード・マーホニ」が容疑者として浮上し、警察は身柄を拘束して取り調べを始める… 「ヘニング」は、「ヘンリエッテ」が通っていたカレッジを取材するうちに「ヘンリエッテ」の友人「アネッテ・スコップム」と出会い、二人は「ヘンリエッテ」がシナリオ執筆、「アネッテ」が監督として、映画作品を撮影することを予定していたことを知るとともに、「アネッテ」が何かを恐れていると感じ、そのシナリオが事件と関係しているのではと推理する。


    その後、「ヘニング」は、「マームード」が兄弟で居住していた住まいを訪問し、弟の「タリク・マーホニ」にインタビュー取材を行っていたところ、突然、正体不明の男が侵入してきて「タリク」を銃殺… 犯人を目撃した「ヘニング」も命を狙われる、、、

    そんな中、「ヘニング」は警察内部の情報源「6ティエルメス7」から捜査情報を得ながら独自に調査を進め真相に近付いて行きます… 「ヘンリエッテ」の個人指導教官「ユングヴェ・フォルヴィーク」に接近した「ヘニング」は「ユングヴェ」の息子「ステファン」が自室で自殺しており、机の上には「ヘンリエッテ」が執筆したシナリオが残されているのを発見、そして「ユングヴェ」の妻「イングヴィル」が、「ユングヴェ」を「ヘンリエッテ」と同じように講演のテントの中で半身を地中に埋め殺そうとしているところに遭遇する。

    そこで、「ヘニング」は「ヘンリエッテ」を殺した犯人と、その動機を知ることになります、、、

    そこへ「アネッテ」が現れ、事件は思わぬ方向へ… そして、「アネッテ」の不可解な行動や、行動の変化に違和感を覚えた「ヘニング」は、そこから事件の全体像と、その黒幕を知る(推理する)ことになります。


    自分の手は汚さず、周囲の者を使って犯罪を犯すなんて… 許せないですねぇ、、、

    でも、犯人の動機に関する説明や動機付けが弱く、こんな動機でこれほどの犯罪を犯すとはあまり思えませんでした… その点は残念でしたね。


    火傷の影響でまだ身体が不自由にも関わらず、積極的に現場に出向き、警察とも協力(情報交換?)しながら、事件を解決しようとする「ヘニング」の行動に気持ちを重ね合わせながら読めたので、600ページ近い大作でしたが、意外と早く読めました。


    「ヘニング・ユール」を主人公にした小説は全6作のシリーズものになっているらしいんですよね… 翻訳されているのは本作のみ、、、

    プロローグで、次作では「ヘニング」の自宅が火事になった原因を探るという興味深いテーマを扱うことが示唆されており、続きがとても気になります… 続篇も是非、翻訳して欲しいものです。



    以下、主な登場人物です。

    「ヘニング・ユール」
     123ニュースの記者

    「ヨナス」
     ヘニングの息子

    「ノラ・クレメッセン」
     ヘニングの元妻。ヨナスの母親
     
    「コーラ・イェルトラン」
     123ニュースのニュース・エディター

    「ハイディ・ヒュース」
     123ニュースのニュース・エディター

    「イヴェール・グンデルセン」
      123ニュースの記者

    「ストゥーレ・シープルー」
      123ニュースの編集長

    「ヘンリエッテ・ハーゲルップ」
     女子学生。事件の被害者

    「マームード・マーホニ」
     ヘンリエッテのボーイフレンド

    「タリク・マーホニ」
     マームードの弟

    「アネッテ・スコップム」
     ヘンリエッテの友人

    「ユングヴェ・フォルヴィーク」
     ヘンリエッテの個人指導教官

    「ヘニング・エーノクセン」
     映画プロデューサー

    「トゥルルス・レイールヴォーグ」
     映画プロデューサー

    「ザヒールウッラー・ハッサン・ミントローザ」
     洗車場のオーナー

    「ヤセル・シャー」
     洗車場の従業員

    「オマール・ラビア・ラシド」
     タクシー会社の経営者
       
    「グンナル・ゴーマ」
     ヘニングの隣人

    「ビャーネ・ブルーゲラン」
     警部

    「エラ・サンラン」
     巡査

    「6ティエルメス7」
     情報源
       

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    2022年09月10日
  • エンド・オブ・オクトーバー 下

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    ネタバレ

    話が潜水艦になったあたりから、雲行きは怪しいと思い始めたのですが、ギリギリ荒唐無稽な話というところを避けられているのではないでしょうか?

    なぜに主人公が、体に障がいのあるウイルス学者なのか?と言う疑問は感じますが、逆に言えば、ウイルス学者はすべからず健常者であるという事は無いので、パラリンピック開催中の今と小説の中身はシンクロしているのかもしれません。

    この凶悪ウイルスの起源が、実は、過去から存在していて、(物語中では明確には描かれていませんが)地球温暖化の影響で現代に蘇ってきたという話は、ちょっと怖いかも。シベリアのツンドラ地帯が、どんどん溶けているという話を聞くと、そういう事も荒唐無稽では無いよね?と思ってしまいます。

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    2021年09月01日
  • エンド・オブ・オクトーバー 上

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    コロナ禍での出版という事もあり、現実と小説で描かれている状況の微妙なシンクロが気になりますよねぇ。

    しかも、そこに、イスラムの話が絡んでくる。ちょうど、アフガニスタンで状況が動いている状況ですが、それもまた、現実と小説で描かれている状況の微妙なシンクロを想起させます。

    とはいえ、上巻の最後の方が、ちょっと“物語”すぎる気も・・・?

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    2021年09月01日
  • 狙撃手リーパー ゴースト・ターゲット

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    死に神”―それがアメリカ陸軍最高の狙撃手であるハーウッドにつけられた異名だった。アフガニスタンで戦闘中に負傷し、記憶の欠落とPTSDを抱えて治療のため帰国したハーウッドは、新人スナイパーの訓練にあたっていた。だがその陸軍基地で、司令官である将軍が狙撃されるや、次々に要人が暗殺されていく。狙撃犯は何者なのか?容疑者としてFBIに追われるハーウッドは、追跡を必死にかわしながら真相を追う!

    別に狙撃手でなくても、物語は成り立つのでは?

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    2021年03月29日
  • 狙撃手の使命

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    前作に登場した因縁の相手との対決編。
    とはいえ、相手は割と政治的に動いているため、直接の接点は後半まで出てこないのですが。
    主人公であるところの狙撃手がいろいろなミッションを行う前半がかなりアクションものとして楽しいですね。
    あまり中だるみしないところもいいところ。
    逆に最後はちょっとあっさり気味に思えたかな。

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    2020年12月17日
  • ブラックライト(上)

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    ボブ・リー・スワガーサーガ4部作の3作目。
    極大射程が面白かっただけに、他の作品にも期待値が上がってしまった。
    その為に、ダーティホワイトボーイズは、やや期待外れだったので3作目にも不安が有ったけど、今度は良い意味でまたもや期待を裏切ってくれた。
    ダーティホワイトボーイズを読んでおいてよかった。
    思うのはボブが登場した途端に、話が面白くなる。
    ダーティホワイトボーイズを読んでおく事で、物語への理解が深まる。
    ダーティホワイトボーイズを読んでおいた為に、ブラックライトの面白さが引き立つのだ。

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    2020年09月06日
  • 狙撃手のゲーム(下)

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    狙撃手を追うスワガーだが、銃や弾丸の痕跡を追いかけていくうちに敵はすでにアメリカ領に侵入したことがわかった。

    狙撃の練習状況から想定した狙撃ポイントを必死にさぐり、狙撃手の意図を突き止めようとするスワガーとFBI。
    果たしては狙撃は食い止められるのか。

    後半は手に汗にぎるひりひり感がいい感じです。

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    2019年12月16日
  • 狙撃手のゲーム(下)

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     冒険小説が書店の正面の平積みスペースを飾っていた時代には、スナイパーものも決して珍しくなかった気がするが、今では、映画こそスナイパーをヒーローに据えた作品が途切れなく続いているものの、小説作品として花形になることは、本格ミステリーが復活している昨今ほとんどなくなってしまったようである。

     スナイパーものの書き手としては自身銃器に造詣の深いハンターは第一人者であると思うが、そのハンターも、シリーズ・ヒーローであるボブ・リー・スワガーも共に高齢化してしまった。もう一作登場があるかどうか、危ぶまれるほどに。

     寂しいことではあるが、時代は移ろい、時は流れる。ヴェトナム世代のスナイパーに今できることは何だろう。いまここにある危機、すなわちイスラムからアメリカに潜入したスナイパーを見つけ出し、その目的を探り、最後にはその狙撃を阻止することだ。

     かくもシンプルなストーリー。相手は聖戦の戦士ジューバ・ザ・スナイパー。かつてのボブ・リー同様に天分の才能を持つ狙撃手。その意図はアラーの神への深い信仰。ストレートで曲がらない弾丸のような揺るぎなさ。

     米国に潜入したジューバと彼をアシストする元メキシコ特殊部隊チーム、対するはボブ・リーやイスラエルの分析官までをも急遽交えて完璧を期した極秘捜索チーム。駆け引きとその行動と分析が面白い。かつて時代を謳歌した冒険小説の断面がここそこに見受けられる。

     ターゲットは誰であるのかも最後の最後までわからない。仕掛けられた伏線、知略の攻防、久々にスケールの大きな狙撃スパイゲームを読んでいる感触。誰にでも奨められる小説とは言えないが、銃器や弾薬やスコープに関する専門的かつ科学的な分析、それによって狙撃場所を特定してゆく、スワガー・サーガならではの推理と、追撃の様子が手に汗握る展開で眼を放せない。男の子の小説はこうだと言わんばかりの展開だが、最近では女子でもこういう作品に餓えている方がいるのではないだろうか?

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    2019年12月14日
  • 狙撃手のゲーム(上)

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     冒険小説が書店の正面の平積みスペースを飾っていた時代には、スナイパーものも決して珍しくなかった気がするが、今では、映画こそスナイパーをヒーローに据えた作品が途切れなく続いているものの、小説作品として花形になることは、本格ミステリーが復活している昨今ほとんどなくなってしまったようである。

     スナイパーものの書き手としては自身銃器に造詣の深いハンターは第一人者であると思うが、そのハンターも、シリーズ・ヒーローであるボブ・リー・スワガーも共に高齢化してしまった。もう一作登場があるかどうか、危ぶまれるほどに。

     寂しいことではあるが、時代は移ろい、時は流れる。ヴェトナム世代のスナイパーに今できることは何だろう。いまここにある危機、すなわちイスラムからアメリカに潜入したスナイパーを見つけ出し、その目的を探り、最後にはその狙撃を阻止することだ。

     かくもシンプルなストーリー。相手は聖戦の戦士ジューバ・ザ・スナイパー。かつてのボブ・リー同様に天分の才能を持つ狙撃手。その意図はアラーの神への深い信仰。ストレートで曲がらない弾丸のような揺るぎなさ。

     米国に潜入したジューバと彼をアシストする元メキシコ特殊部隊チーム、対するはボブ・リーやイスラエルの分析官までをも急遽交えて完璧を期した極秘捜索チーム。駆け引きとその行動と分析が面白い。かつて時代を謳歌した冒険小説の断面がここそこに見受けられる。

     ターゲットは誰であるのかも最後の最後までわからない。仕掛けられた伏線、知略の攻防、久々にスケールの大きな狙撃スパイゲームを読んでいる感触。誰にでも奨められる小説とは言えないが、銃器や弾薬やスコープに関する専門的かつ科学的な分析、それによって狙撃場所を特定してゆく、スワガー・サーガならではの推理と、追撃の様子が手に汗握る展開で眼を放せない。男の子の小説はこうだと言わんばかりの展開だが、最近では女子でもこういう作品に餓えている方がいるのではないだろうか?

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    2019年12月14日
  • 狙撃手のゲーム(下)

    購入済み

    以前に比べれば・・

    以前に比べればストーリー性は少し落ちたかなっていう気がします。そして、その分少し無理な設定が増えたような気がする。まあ、それにしても、シリーズものを読み続けてきて、スワガーはこんなに老いたのかという感慨もありますが、自分もともに年を取ってきたのだという感慨がひとしおですね。でも、読み終えた後、やはりスナイパーに復帰して、推理を働かせてほしいという気持ちがわいてきますよ。不思議だ。

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    2019年10月06日
  • カナリアはさえずる(下)

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    1人捜査を進めるサリーはやがて2人の大物麻薬ディーラーとの接触に成功する。しかし、その一方ではサリーがCIであることがばれつつあった。
    やがて両方の組織から命を狙われるよう担ったサリーは組織壊滅とラットのあぶり出しのための手を打つこととした。

    前半の頭脳戦から後半はハードボイルドな場面が中心に変わる。
    まあそれはよいとして、ケヴィンとマーティ親子の存在の中途半端さと、ラットの正体の当たり前さ、サリーがなぜ頑なにDの正体を明かさなかったのか、「パーティーマン」の正体は?などあと切れの悪さが残る。

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    2019年09月23日
  • Gマン 宿命の銃弾(下)

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    スワガーサーガは遂におじいちゃんの話になってしまいました。みんな同じような資質を持ち、みんなスナイパー。お父さんも悲惨な死に様だったけどおじいちゃんは輪をかけて可哀想。
    次はひいじいちゃんの話で、次は更にお父さん、行き着く先は南北戦争かな。

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    2019年03月18日
  • シャーロック・ホームズ殺人事件 上

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    世紀末ロンドン、コナン・ドイルが連続殺人事件に挑む!もう一方では、現代のシャーロキアンがドイルの失われた日記を巡る殺人事件を追う!といった二つの時代の話が交互に流れる。ドイルのパートナーとして、ちょいちょいブラム・ストーカーが出てくるのが個人的にはお気に入りなのだが、ブラムはそれほど活躍しないのが物足りなくも感じる。この二つの時代の事件が下巻で結びつくのだろうが、鈍い私はまだまだ謎解き犯人探しが出来ておらず(苦笑)。下巻へ進みます!

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    2017年05月18日
  • シャーロック・ホームズ殺人事件 下

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    ブラム・ストーカーがワトソン役としてドイルの相棒をつとめるのだが、これが中々良い。交互に構成された現代と過去の物語。変わりゆくロンドンの時代背景と共に物語が進む、過去の物語の方にはとても夢中になりました。しかし本作現代版のように、実際2004年にドイルの失われた執筆物が発見され、その発見者であるシャーロキアンが謎の死をとげるということが現実にも起こっていたことを著者後書で知り、とても興味をそそられました。そして、北原氏の解説にある盛り沢山の未読の小説たち…順繰りに読まねばです!

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    2017年05月18日
  • スナイパー・エリート

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    スナイパー活躍ものとしてはちょっと不満が残る、対ゲリラ戦もの。
    下士官が非公式な作戦を行うことがあるということを信じられるかどうかが、この話を楽しめるかどうかの分かれ目ですね。
    リアルに見えるかどうかの境目なので。
    痛々しいシーンが多いのですが、ゲリラなら本当にやりそうなので、その点はリアルなのかな。
    戦闘シーンについては、ちょっとランボーっぽい印象(2 作目以降のね)があり、ちょっとできすぎな印象もあります。
    全体的に、地味な感じがするのは前線と後方のそれぞれのパートの分量のバランスが悪いからかな?

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    2016年08月24日
  • 我が名は切り裂きジャック(下)

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    犯罪史上最悪にして最も有名な未解決の猟奇殺人。なんでまた切り裂きジャックなの?という疑問がまず最初にあったが、巻末の参考文献リストを見ると、作者のリサーチに費やした想いが見て取れる。

    ストーリーは、犯人の日記と記者の回顧録を交互に並べる形で展開する。上巻はスローペース。五人目の被害者以降に動き出すが、当時の時代背景や、記者としての葛藤などにページを割いてあるようで、謎解きよりもその世界観の方が印象に残った。正直、新犯人の解釈よりも時代考証の緻密さに脱帽した感じ。

    そして肝心の新犯人だが、あやふやに終わらせるのではなく、はっきりと断定している。今まで語られてきた数多くの犯人像とは明らかに異なる。そこに至る推理のプロセスも自然で違和感ないのだが、作者流のアレンジが加わっているため、やはりどこまでいっても小説の中における新解釈という感は拭えない。ま、フィクションなんだから当たり前か。切り裂きジャック関連の先入観はなしに、でも「小説」だという前提で読んでほしい作品です。

    最後に野暮だけど言わせて。やっぱりハンターはガンアクションがないとつまんねーわ。

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    2016年07月02日
  • 我が名は切り裂きジャック(下)

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    犯人像の浮かび上がる後半。いよいよその展開を楽しめるかと思いきや、意外とあっさりでした。内容はジャックマニアには物足りず、かといって推理やサスペンスものが好きでよく読む層には、ちょっと物足りなくなってしまうかもしれません。ジャックの犯行の描写はしっかりしていただけに、若干ホわっと終わっちゃった感。

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    2016年05月31日
  • 我が名は切り裂きジャック(上)

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    新聞記者の目線から暴かれていく犯人像だが、上巻はまだまだ史実に基づいている部分が多く、あまりフィクションとしてのドラマ性を感じられないが、そもそもが世界で一番といっていいくらい有名な通り魔事件なので、事実を述べるだけで十分楽しめる要素が満載で、飽きずに最後まで一気でした。

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    2016年05月31日
  • 第三の銃弾(下)

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    蘊蓄が多すぎて、エンターテイメント小説としてはテンポが悪すぎる。著者の力量からプロットはしっかりと構成されており、それなりには楽しめたが、この手の小説に求めるワクワク感が削がれてしまっているのが残念。

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    2016年03月27日