公手成幸のレビュー一覧

  • スナイパーの誇り(上)

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    イスラームについて勉強している流れでコーランを読んでいたのだが、なかなか、捗らない。飽きてきて積読していたハンターに手を伸ばした。

    面白い。ミステリーとアクション。スワガーシリーズのスタート地点。「極大射程」と通じる仕立てだ。

    70年前のソ連の美女スナイパーと現代がどうやって繋がるのか?

    後半が楽しみ!

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    2015年03月10日
  • スナイパーの誇り(下)

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     前作『第三の銃弾』でダラスを舞台にJFK暗殺の可能性としての新説を試みたハンターという作家。狩猟を趣味とし銃器に造詣が深い作家ということでオリジナルな道を歩んでいる昨今であるが、そもそもが傑作『真夜中のデッド・リミット』に代表されるような本質的には冒険小説作家である。強い権力に反発し、弱く、庶民の側であり、無名のヒーローに、命がけの活躍物語を与えることを得意とするのがハンターの神髄であると、ぼくは見ている。

     ボブ・リー・スワガーが名うての射撃手としてベトナム戦争を闘ったが、今では作者の分身のように60歳後半の老境でありながら、老いに逆らい今でも好んで冒険を求めて、歴史の謎に迫ってゆく。今

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    2015年02月02日
  • スナイパーの誇り(上)

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     前作『第三の銃弾』でダラスを舞台にJFK暗殺の可能性としての新説を試みたハンターという作家。狩猟を趣味とし銃器に造詣が深い作家ということでオリジナルな道を歩んでいる昨今であるが、そもそもが傑作『真夜中のデッド・リミット』に代表されるような本質的には冒険小説作家である。強い権力に反発し、弱く、庶民の側であり、無名のヒーローに、命がけの活躍物語を与えることを得意とするのがハンターの神髄であると、ぼくは見ている。

     ボブ・リー・スワガーが名うての射撃手としてベトナム戦争を闘ったが、今では作者の分身のように60歳後半の老境でありながら、老いに逆らい今でも好んで冒険を求めて、歴史の謎に迫ってゆく。今

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    2015年02月02日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ボブ・リー・スワガーシリーズの第二作。といってもボブ・リーは登場せず。まあ、関係は次作をお楽しみにということのようだ。
    登場する悪漢が何とも凄まじいワルなのだが、これが家族愛に満ちた人物だったりする。登場人物の殆どが家族に関する問題を抱えている、まさに家族がテーマなのだ。とはいえスピード感あふれる筆致は前作同様迫力がある。翻訳のまずさが指摘されているが、私はさほど気にならなかった。

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    2014年06月29日
  • 第三の銃弾(上)

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    久しぶりに硬派な出だし。
    傑作「極大射程」の登場人物が出てくるだけでゾクゾクする。「47人目の男」以来の低空飛行も遂に終わりか?!
    下巻に続く!

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    2014年03月14日
  • 第三の銃弾(下)

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    ボブ、ますます歳とったが、最近では一番らしく活躍している。
    極大射程とつながるとは!
    ハンターの謎解きも見事。
    さて、ほれでJFK暗殺事件の概要は頭に入ったので、続いてキングのJFKものにとりかかる。それにしても毎度のことながらキングは分厚いね〜。

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    2014年03月02日
  • 悪徳の都(上)

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    「極大射程」の主人公ボブ・リー・スワガーの父のアール・スワガーの物語。ハンターの物語は、大河小説のようです。

    さて、小説の舞台は実在の事件をもとに書かれていますが、随所に作家のアメリカンダンディズムが色濃く出てます。

    中味には関係ないが、第一刷は随所に誤植があり、珍しい・・・

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    2014年01月18日
  • 悪徳の都(下)

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    下巻には、息つく間もないほどのどんでん返しがいくつも仕掛けられていて、作者の構成力が巧みなことに改めて感心する。

    極大射程のラストと似たような設定シーンには、ネタ切れ感はありますが、それでも活劇としては、いい出来です。

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    2014年01月18日
  • 第三の銃弾(下)

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    今回も相変わらずカッコ良い、主人公。どんな相手も狩ってしまう、ボブザネイラー。
    男の子なら確実に心惹かれます。

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    2014年01月01日
  • 第三の銃弾(上)

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    ケネディ大統領暗殺の謎をとく、ボブリースワガー。
    大好きなシリーズ、大好きな主人公だけに、これは反則です。

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    2013年12月27日
  • 第三の銃弾(下)

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    ネタバレ

    ボブ・リー・スワガーの最新作は、何とJFK暗殺の謎に迫ります。
    何で今更JFKなのかというと、今年は暗殺後50周年だから、ということのようです。
    日本人にとってはあまりピンと来ない事件でしたが、アメリカ人にとってはトラウマとも言える出来事だったのでしょう。
    丁度日本人にとっての赤穂浪士討ち入りのようなものでしょうか。
    (そういえばスワガー・シリーズには赤穂浪士を題材にしたような作品もありましたw)

    実は本作の大きな部分を、暗殺の真犯人の独白手記が占めます。
    謎を犯人自らがバラすのってミステリとしてどうよ?と思って、前編を読んだ時点での星は2つにしました。

    しかし後編になると真犯人vsボブの

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    2014年04月08日
  • ハバナの男たち(上)

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    ネタバレ

    スナイパーとしてのアールが見られる作品。そしてフレンチーショートが帰ってきた。
    さらにさらに、スペスネフというソ連のエージェントがこれまた渋い渋い。それぞれにキャラが立っていてとても面白かった。いつものような銃撃戦もばっちりだったし。カストロがちょっと情けない男になっているところもいい。ヘミングウェイもしょうもない男として描かれていた。
    もう、アールが主役の話は書かれないのだろうか?
    ブラックライトを読み直したくなった。

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    2012年03月14日
  • 最も危険な場所(上)

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    ネタバレ

    アール・スワガーの第二弾。地獄の黙示録とランボー2を見ているような感じ
    だった。アールはとにかくタフ、の一言に尽きる。今回のバックストーリーは
    黒人差別、細菌兵器の開発などだが、もうそんなことよりも上巻でどれだけ怒
    りが蓄積して、下巻の最後にドバッと弾けるかだ。
    サムとアールが利用されまくりなのは、ちょっと気の毒だが。

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    2012年02月25日
  • 悪徳の都(上)

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    ネタバレ

    さすがにボブ・リーの親父さんだ。やることのスケールがでかい。ボブ・リーよりもずっと戦闘的で破滅的。自分の周りの人がどんどん不幸になっていくのはたまらないだろうな。しかし、フレンチーショートが憎めない。摘発チームの壊滅の原因はまさしくフレンチーなのだが、次回作以降でまたアールと絡んできて欲しいな、と思う。最後にチラッと出てきた、ジミーとバブのパイたちも同じく、次回作以降でも出演して欲しい。

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    2012年02月04日
  • ブラックライト(下)

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    芯の通った緊張感をベースに展開されるのが、父と息子の物語である。複雑な関係が悲しい結果に終わってしまった父子たちの家族ドラマの間に、事件の背後関係が見え隠れする。

    上巻は40年前の“その日”から始まり、ボブ・リー・スワガーが過去の真実と向き合う決心をする現在パートと、アール・リー・スワガーが殉職する銃撃戦までが交互に描かれる。この銃撃シーンが臨場感抜群で、暗く静かな現場という設定が逆に、張り詰めた緊迫感を増幅させているようで、すごく印象に残った。

    下巻はアクションシーンが多くなる。陰謀と謎が浮き沈みしながら、徐々に事件全容が浮かび上がってくる。ここにきて一気に、銃とスナイプに関するマニアッ

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    2011年07月07日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ボブ四部作の中では、外伝扱いかもしれないこの作品が一番好き。
    倫理的にどうかは抜きにして、魅力的な悪役の話は面白い。

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    2010年11月29日
  • ブラックライト(下)

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    面白かった。
    昔、田舎町の警官で殉職した男の事件を調べると意外な事実が。
    田舎町の警官ということで、スチュアート・ウッズの「警察署長」を思わせるが、あれは、大河ドラマ的な要素が大きかったのに対し、本作では、事件を調べる二人の現在と、カットバック的に入る当時の状況の書き方がうまい。

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    2010年11月09日
  • ブラックライト(下)

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    ボブ・リー・スワガーシリーズ
    ダーティ・ホワイト・ボーイズを先に読んでた方がよかったみたいだけど充分に面白かった。
    銃の描写が細かくてかっこいいです。父ちゃんもかっこいいな!

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    2010年10月20日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    バドをどうしても好きになれない。
    対するラマー。彼を全肯定する事はできないけど、バドと対比して非常に男らしく見える。個人的にはラマーに軍配を挙げたい

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    2011年09月30日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ラマーパイはワルなんだけど、なかなか魅力があり、あまりの運の悪さに、そこまでいじめなくても、と同情すら覚えてしまう。ピューティーといったいどっちが主役なのかわからなくなるほどで、実はラマーのほうがスワガーなのかと思ってしまったくらいだ。でも面白かった。

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    2010年05月04日