公手成幸のレビュー一覧

  • 第三の銃弾(下)

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    スワガー・サーガ以降のシリーズはイマイチだという巷の評判に惑わされて長らく手を出していなかったが、本作品の完成度は全盛期に匹敵するということで期待して読んでみた。結果的にはフツーの評価に落ち着いたが、なんとも言えぬ歯痒い読後感が後を引く作品ではある。

    上巻は吸引力が強い。ボブ・リーが老いたという軽いショックはあるにしても、サーガで経験した緊張感が蘇ってきてわくわくしながら読める。JFK暗殺という手垢のついた王道ネタの扱い方に、この作者のこだわりのスタンスが見て取れる。CIAやマフィアなどのザ・陰謀説には目もくれず、狙撃という観点のみで、あの日あの現場で何が起こっていたのかに迫っていく。この着

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    2014年02月22日
  • 第三の銃弾(上)

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    ボブ・リー・スワガーがJK暗殺の真相に迫る。基本的に「極大射程」の続編なのでこちらを読んでいないとストーリーを追えないかも。日本人にとってはJK暗殺は外国のひとつの事件だけど米国人にとっては自国の運命を変えるような重大事だったんだね。日本だと井伊直弼暗殺がこれに近いのかな (^◇^;)

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    2014年02月21日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    ボブ・リー・スワガーシリーズの外伝ということで『ブラックライト』を読む前に読んでみた。序盤はなんだかだらだらそれほど緊張感のない逃走劇という感じを受けたが、後半になるにつれ気付けば引き込まれていた。
    不倫をやめられないパドのだめっぷりに腹が立ち、反面ラマーの仲間思い(?)な所になんだかほっとする。でも悪役なんだよなと思う。愛着が沸くわけでもないし、頑張れとも思えない。ただパドもそうとも思えない。複雑な気持のまま最後まで読んで、結果としてはまぁ楽しめた。
    ボブ・リー・スワガーに関しては本当に2~3行、彼の父親がラマーの親父を殺したとか何とかで出てくるだけ。この作品が『ブラックライト』にどうつなが

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    2014年02月10日
  • 狩りのとき(上)

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    骨っぽい作品です。ある日、乗馬で散策中に家族が狙撃されるところから、この狙撃に関しての謎解きがはじまり、その謎解きが伝説のスナイパーとベトナム戦争時に彼のスポッターとそのフィアンセであり現在の彼の妻のそれぞれの過去を浮き上がらせていく。狙撃手は誰か?誰を狙ったのか?その目的は?目の前の謎を一つずつ解いてパズルを紐解く先にあるのは?スリリングな展開に知らず知らずに引きずりこまれる。

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    2014年01月18日
  • 狩りのとき(下)

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    遂に因縁のスナイパー同士の戦いの火蓋が暁に染まる雪山を舞台に切って落とされる。眼下には、ターゲットとなっている妻が隠れる山小屋があり、一刻も猶予が許されない。スティーブ・ハンターならではの硬質な文章が読み手を引き付ける。

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    2014年01月13日
  • ダーティホワイトボーイズ

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    スティーブン・ハンター著「ボブ・リー・スワガー」シリーズの2作目。といってもスワガー自身は本作には登場しない。1作目の「極大射程」で少し語られるスワガーの父の死がこれまた間接的に関わる人物が主人公。殺人犯罪者ラマーとこれに深く関わってしまうハイウェイパトロール隊員バドが対決する。犯罪者ラマーの人物像が丹念に描かれ読み進む内にラマーに感情移入させられるのが面白い。銃撃戦のリアリティは相変わらずで銃器を知り尽くしているのだろうハンターならでは。

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    2013年09月07日
  • 狩りのとき(下)

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    『極大射程』、『ブラックライト』でもちらっと触れていた、ベトナム戦争でのある事件の詳細がやっと語られる。

    上巻はダニーが主人公のような展開。彼の正義感やボブとの師弟関係など、読み応えはあるが、アプローチ部分が長すぎる(後々ここが重要になってくるのだが)のと、ベトナムでのパートがくどく感じたので、退屈のあまり飛ばし読みすることもしばしば。

    下巻に入ると一気に展開が加速する。背後に隠された策略と、それに迫るボブ。この辺りのプロセスはいつもわくわくしながら読んでしまう。事件の骨格が二転三転する時のハンドルさばきがスムーズなのは、読者にとって非常に有難い。

    そして大きな見どころは、スナイパー同士

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    2011年07月07日
  • 狩りのとき(下)

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    ボブ・リー・スワガーシリーズ(最後?)
    敵のロシア人がなんだか切ないです。
    でもなんかブラックライトより面白くなかったです。
    なんでかわかんないけど。

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    2010年10月21日
  • ブラックライト(下)

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    ボブ・スワガーシリーズ第2弾。
    殉職した父の事件を調べ始めたボブに何者かが襲いかかる。
    銃の蘊蓄は苦手だが、それをすっ飛ばしても面白かった。
    ボブは恐怖も迷いもある人間であることが描写されていてもやっぱりヒーローである。

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    2010年08月24日
  • ブラックライト(上)

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    スワガーシリーズのサイド・エピソードといった感じだが、スティーブン・ハンターは相変わらず読ませるのがうまい。ただ暗視スコープという題材が、デビュー作とは思えないほどおもしろかった魔弾と重なっているのが残念なところ。
    しかし、それにしてもアメリカ人は父子ものが好きだよなぁ〜日本には父帰るくらいしかない。。

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    2009年10月04日
  • ハバナの男たち(下)

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    相変わらず朴訥な父アールと、ロシア人工作員とのプロとプロが心を交わす瞬間。なんて、あるわけないでしょうが。

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    2009年10月04日
  • ハバナの男たち(上)

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    スティーブンハンターの一大抒情詩なのね。ボブ リー スワガーもの(極大射程)から入った私には、父物語に若干の違和感あり。ハバナという場面設定は魅力的だが、父のキャラクターは苦手。

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    2009年10月04日
  • ハバナの男たち(下)

    Posted by ブクログ

    アール・スワガー・シリーズの最新作。単独でも楽しめる内容になっているが、できれば「悪徳の都」「最も危険な場所」を読んでからの方が物語の背景がわかって良いかもしれない。

    しかしとにかく読むのに時間がかかってしまった。ストーリーのテンポも良いしそれなりに面白い展開ではあるのだけれど、一度本を閉じると再び開くのが億劫でなかなか進まなかった。読んでいる間は面白い、だけれども、閉じてしまうと続きが気になるほどの緊張感がなかったのだと思う。

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    2011年02月27日
  • ハバナの男たち(上)

    Posted by ブクログ

    アール・スワガー・シリーズの最新作。単独でも楽しめる内容になっているが、できれば「悪徳の都」「最も危険な場所」を読んでからの方が物語の背景がわかって良いかもしれない。

    しかしとにかく読むのに時間がかかってしまった。ストーリーのテンポも良いしそれなりに面白い展開ではあるのだけれど、一度本を閉じると再び開くのが億劫でなかなか進まなかった。読んでいる間は面白い、だけれども、閉じてしまうと続きが気になるほどの緊張感がなかったのだと思う。

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    2011年02月27日
  • ブラックライト(上)

    購入済み

    誤字脱字だらけ

    電子版だからなの? 誤字が尋常ではないほどあります。
    ここまで多いのは今まで読んできた本で初めて。
    電子版はチェックとか校正とか省いているのかな?

    肝心なところでしょうもない誤字がでてくる!
    せっかくの物語も興ざめですね。

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    2018年08月25日