あらすじ
ホームズ研究家団体〈ベイカー・ストリート・イレギュラーズ〉の大会会場で、著名シャーロッキアンが死体で発見される。彼はコナン・ドイルの失われた日記を発見し、その詳細をこの大会で披露する予定だった。現場に居合わせた若きシャーロッキアンのハロルドは、問題の日記が事件の鍵であると考え、記者のセイラとともにロンドンへと向かうが、それは彼らを予想外の冒険へといざなうことになる。一方1900年、コナン・ドイルは偶然から若い女性の連続殺人に遭遇し、友人のブラム・ストーカーとともに調査に向かっていた。ロンドンの裏街での冒険の行方は? 時空を超えたふたつの事件がからみあう、大型エンタテインメント!
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Posted by ブクログ
アーサー・コナン・ドイルの追いかける事件とアーサー・コナン・ドイルの日記をめぐる事件が交互に描かれる。まだ交錯点はないが、本館のラスト近くで接点らしきものが見える。それぞれの事件に関係はあるのか?
Posted by ブクログ
★3.5
作品中で描かれているのは、現代のシャーロキアンと、ホームズ作品を創作していたコナン・ドイルその人。コナン・ドイル以外の者の手によるシャーロック・ホームズ作品の事をパスティーシュと言ったりしますが、これは、パスティーシュなんですかね?どうなんだろ?
作者は、映画やテレビの脚本家なので、描き方は映像的な感じもします。現代と、過去(コナン・ドイル時代)が行ったり来たりしますが、読みにくいという事は無く、意外にスムーズに読み進めました。
上巻は、まぁ、どの作品でもそうですが、ほんの序章。下巻で謎が明かされます。