あらすじ
世紀末ロンドンに起きた連続殺人は、ドイルの調査によって思わぬ展開を見せる。ホームズばりの推理を働かせるドイルは、警察すらも振り向かない事件を解決に導くことができるのか? そして現代、ドイルの日記を追うハロルドたちの背後に、何者かの魔の手が忍び寄る。幻の日記の行方は? そしてそこには何が記されているのか? 『イミテーション・ゲーム』で第87回アカデミー脚色賞を受賞した著者が放つ、出色の歴史ミステリ!
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Posted by ブクログ
★3.5
純粋な小説というより、ドラマを小説化したノベライズ本を読んている様な気がするのは、作者が、元々脚本家であるという事と無関係ではないかもしれません。でも、中身は面白くないという事では無く、1900年代と2010年代の話がリズミカルに繰り返されるので、むしろスムーズに読めたかもしれません。
話としては、事実も取りまぜながら書き上げられたフィクション。シャーロキアンなら一目瞭然(一読瞭然)なのかもしれませんが、若かりし頃、シャーロック・ホームズを多数読んではいるものの、シャーロキアンという訳では無いので、描かれている背景とか、意味合いをつかむのがちょっと難しかったかも。でも、ホームズ作品の知識が皆無でも、この本を読み進めることは出来ます。
この次の作品もある様です。読んでみたいと思います。