平坂読のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白い。
そしてラノベというものについてつい色々と考えさせられてしまった。
同作者の『はがない』を読んでいる時は、後半から一気に作者が何かをこじらせていった様子が読んでいて興味深かった(ぎりぎり橋から落ちてなさそうで、でももう落ちちゃってるような具合だった)が、本作ではそのあたりを消化したうえで書いているようだった。
『はがない』のこじらせポイントとしては、ラノベのハーレムもので、ヒロインからの好意と主人公との関係性についてどう描くべきなのかや、一気にネタにされる頻度を高めた難聴系主人公などなど。
このあたりに対して、メタ思考と自己言及の渦に入り込んでいったのが『はがない』だったと思うが、 -
Posted by ブクログ
同作者の「僕は友達が少ない」が意外と面白かったのでこちらも読んでみた。
初期の「僕は友達が少ない」を読んだときとだいたい同じような印象で、無難に楽しめた。
この作者、「ライトノベルのお手本」のような文章を書くなぁと思う。
ライトノベルの読みやすさや親しみやすさを強調しつつ、ライトノベルの枠を逸脱しない安定感?みたいなのがある。
刺激が少ないのでちょっと退屈だけど、安心して読める気安さが特長かなぁ。
「はがない」でも途中から刺激物や爆弾を放り込んできて面白くなったから、この作者が「安定路線×刺激物」の方向で作品を作ってくれると俺的には楽しめるのかもしれない。
ところで。
主人公が少女のライトノ -
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Posted by ブクログ
これはなんと言えばいいのか、適切な表現を捻り出してみると、「しっちゃかめっちゃか」だろうか。
夜空の復活巻というか、吹っ切れ巻なのだが、そこには止まらない後半のゴタゴタは何とも言い難い。
良し悪しすら判断しかねる。評価は次の巻を見てから出すべきなのだろう。
というわけで、次は早くに出してもらいたいものである。(様々な事情があるのだろうが、正直、先の巻から間が空きすぎで関係性を思い出すのに苦労した)
小説としては大変楽しくて、良いジェットコースターだった。
さすがに見せ場の夜空が文語的過ぎたのと、小鷹が頭悪すぎた(口調という点で)ので、それも加味して星四つ半と評価したい。