あらすじ
物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた……! かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。
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「はがない」が傑作だったので、天才平坂を遡って読む企画。基本的にははがないと同じテンプレート。はがないほどのキレはないものの、ライトノベルに対する思いが伝わってくる良書。この頃からすでにうん●が出てきていて、そのぶれなさもさすが。
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再読
改めて読むと全体にかなり上手い出来でおどろき
『僕は友達が少ない』ともどもライトノベルてきなそれに
自己言及をごろりと肯定して提示しているのが面白げよ
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同作者の「僕は友達が少ない」が意外と面白かったのでこちらも読んでみた。
初期の「僕は友達が少ない」を読んだときとだいたい同じような印象で、無難に楽しめた。
この作者、「ライトノベルのお手本」のような文章を書くなぁと思う。
ライトノベルの読みやすさや親しみやすさを強調しつつ、ライトノベルの枠を逸脱しない安定感?みたいなのがある。
刺激が少ないのでちょっと退屈だけど、安心して読める気安さが特長かなぁ。
「はがない」でも途中から刺激物や爆弾を放り込んできて面白くなったから、この作者が「安定路線×刺激物」の方向で作品を作ってくれると俺的には楽しめるのかもしれない。
ところで。
主人公が少女のライトノベルを読むのは非常に久しぶりかもしれない。
近年読んだ中では西尾維新の化物語シリーズのいくつかはヒロイン視点で描かれてたはずだから「主人公が少女のライトノベル」だったかもしれない。
他に読んだことがあるとしたら、ヤマグチノボルのタバサの冒険とか。
アレは外伝だけど完全に少女ヒロインだった。
あとは・・・大昔に読んだ時雨沢恵一のキノの旅とか。
でも途中の巻を少し読んだだけだったから、つい最近までキノが女だって知らなかったんだよなぁ。
とにかく、主人公が少女のライトノベルってほっとんど読むことがないんで、今回そこが少しだけ新鮮に感じた。
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初ラノベ。ラノベ読んだことない人はこれから入るといいかも!ラノベに対しての偏見がなくなった。ラノベってなんだろう。という疑問が少し消えた。すごく良いこと言ってるので、借りた本だけど自分でも買おうと思う。リレー小説がマイナスポイント。
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なんだかもう、メチャメチャ楽しかった作品。
とある高校のライトノベルクラブでの日常を描いた本作、抱腹絶倒の笑いとサブカルネタのオンパレードで素晴らしい読書時間が体験できる。
ほとんどのシーン展開が、部室で進行するという密室劇にも関わらず、事件・心理合戦・妄想と、ファンタジーワールドをつくりあげている。
ライトノベルに関する解説や楽屋オチも楽しく、ライトノベル入門編としてはかなりいい感じです。
ライトノベルは読んだこと無いが、面白いものから手にとってみたいという方には是非オススメしたい一冊です。
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4コマ風短編集なので時間があまりない時でも気軽に読めます。読んでて吹き出してしまうような話が所々にちりばめられてるので、たとえカバーをしてたとしても電車などで読むのは危険です。
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いろんな小ネタ散りばめられてて面白かったです。オムニバス形式(であってるかな?)でちょっとした合間に読める手軽さも◎。
再読後感想
やっぱり読みやすい作品ですね。本屋のエピソードで初めて行くところに知ってる名前・語句があると何か嬉しくなる気持ちは分かる気がする。暦の小説家の知り合い(笑)の熱弁はラノベだけじゃなく、アニメ他にも当てはまる至言だと思うのは自分だけ?
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他のライトノベルレーベルの作品の話が結構出てくる。MF文庫Jの編集部はなかなかに寛容なのだなと思う。
作品の内容としては,アニメ,マンガ,ライトノベルが好きな人には何がしか共感できる部分があると思う。とはいえ,基本的にはライトノベルを読んで他愛もない会話をしているだけの内容なので,”動き”を期待して読むと的外れだろう。
いわゆる4コマ漫画で最近流行の日常系のライトノベル版である。
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生徒会の一存ににてる?
生徒会シリーズよりこっちの方が4コマ小説っぽさがある。
平坂読さんは好きな作者さんの一人なので注目していきたいと思います。
このラノにのるかな・・・。
とってもライトノベルになってる。
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ライトノベルを読むことを活動内容とする軽小説部、通称ラノベ部を舞台とする学園物語。ライトノベルの中の登場人物たちがライトノベルについて真剣に語り合う内容は面白かったです。
確かに、いざライトノベルって何?って聞かれると人それぞれ定義が違う気がします。
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はがない作者ということで、はがないの前作を読んでみました。
はがないよりも私は好きだなーと。
ギャグも笑えたし、たまにしっかりとしたテーマで書いているのもあります。
台詞まわしが上手で、作者の得意技なんだと思います(笑)。
ただ、たまにわざとらしくなっているので、それはまぁ仕方ないかなとも。
本当に何も考えずに読める部分もあるし、
短編集になっていてちょっとした時間に読めます。
Posted by ブクログ
個人的に、はがないよりも好き。
基本は部活動でだべっているだけだが、ギャグのキレはこちらの方がいいと思った。
ライトノベルの定義について(作者の考えで)触れており、単にキャララノベとしてだけでなく「ラノベ部」と銘打った理由も伝わってくる。
キャラはギャグ系の話なので、はがないくらいハッキリとしていた方が良いと思う。
セリフの書き方はちょっとわざとらしいかなーとも感じた。
三巻で終わるのがたぶんちょうどいい。
本当はもっと読みたい感じもするが、それ以上にグダグダになるのが恐い。
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ライトノベル愛に溢れる、日常系小説。読みやすく、一編あたり10~20ページなので取っつきやすい。元ネタのライトノベルが分かると嬉しい。
よう太さんのイラストは可愛いが、ちょっとロリすぎな気がした。可愛いからいいけど。
Posted by ブクログ
イラストで損してる?カラーで。
ただ、通常は主人公が眼鏡の龍君と思いきや女の子ってとこは通常のラノベらしからぬ。
まぁ「初心者」というキャラくくりでいうとありがちか。
続き読むのかなぁ。
暦はかわええ。いや部長も捨てがたい。
Posted by ブクログ
メタはメタだけど、あんまりそれを意識する必要のないところが良い。良くも悪くも肩の力を抜いていられる。しかしこれ、今日散々ツイートしてた日常系の小説、ってことになるのう……。
Posted by ブクログ
<物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた…!かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。>個性的な面子が揃う集団もの+オタクものということで私の好みだった。フツーに面白かった。