富野由悠季のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白い。TV版の、点でしかなかった要素を線でつなぐような理屈。記号でしか無かったキャラクターの体臭を感じさせるような生生しい内面描写(好き嫌いあるかもしれないけど)。あと、あまり情報過多になりすぎないような控えめな外見描写が、小説としての読みやすさになっていると思う。
(アニメキャラやロボットって、外見に特徴ありすぎるので、それをいちいち詳細に描写していたら、くどく感じてしまう)
しかし「~な子供であった」といった言い回しが多かったがそうか。フリットは大五郎で死生眼の持ち主であったのか。
あと、こちらのイワークさんは強いられていなかった。
デスペラードを駆り、ゼノの生首を掲げるフリットさん -
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Posted by ブクログ
ネタバレ4部はなかなかの名場面が多かった。
ダーカルでのシャアの長い演説。その節のタイトルが「道化」というのも意味深。シャアが演説している間、それを守るアムロというシーンのいいね。
また、悲劇の主人公ジェリドにとってのマウアーの死。Zガンダムはジェリドが可哀想で仕方ない。
そして、ジオンの亡霊、ハマーン・カーンの登場。
少女として書かれているから、おそらく、二十歳未満なんだろうか?
ハマーンは改めてるとなかなかにして美しく思える。その若年でありながら、ザビ家再興を胸に秘め、ミネバを支えている。
ミネバにも信用されていて、ただ利用しているだけではない様子。
次巻で最後。 -
Posted by ブクログ
Zガンダムのヒロイン、フォウの登場。
施設で4人目の実験体のためフォウ。もっとふっとんだ感じだったような気がしていたけど、小説では割と普通の女性に描かれていたと思う。
感じ合える異性という出会いが、カミーユとフォウを近づける。それをみていたシャアとアムロは、過去の自分達の過ちを思い出す。
そして同じ悲劇を起こさないためにカミーユを止めようとするが。。
今回はアポリー中尉がなかなかよかった。Zガンダムを運んで来て「おまえに使わせてやるよ」と兄貴のようにカミーユに渡したり、百式に操縦した際には「壊したら大尉に怒られる」と不安がったりと人間味を帯びていた。 -
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