矢立肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
終にゲルググ登場。
やっぱり、シャアがかっこいい。
ゲルググの立ちポーズもかっこいいが、
ガンダムとの対比がまた素晴らしい。
剛健さとしなやかさの描き分けが
ロボットにまで行き届いてる。
ゴーグの時に強く感じたが、
安彦さんは、ロボットの動かし方が半端ない。
どちらかと言うと、漫画よりアニメでこそ映える事だが・・・。
しかし、オリジナルデザインとなるとちょっと微妙。
ロボットに関しては、自分でデザインしたものより、
他人のデザインの方が上手く動かせてるところが
不思議なアニメ屋の性というものか・・・。
ジ・オリジンでいうと、ガンキャノンが安彦デザインらしい。
ま、ゴーグは佐藤と永野で良かっ -
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Posted by ブクログ
人間ほど、実体のないものにすがる生き物もいないという。
光、希望がなくては人は生きていけない。世界で絶望や不条理、不幸に遭遇すればするほど、人はそれでもまだ改善の余地があると信じさせてくれる光を必要とする。その改善の余地、理想が具現化したものが神であり、人間がすがるものなのだろう。
そんな神だからこそ、人は自らの神の唱える正義や価値観を唯一として硬直させ、
分かり合う可能性を殺し、狭い固定観念に陥っていく。自らの望む可能性が他人の可能性を殺す・・・これが誤解であり、争い、歪みの源だ。皮肉にも、理想を描く力が結果的に全体の歪み、不条理、誤解を生んでいるのだ。このようにねじれた世界から人は脱するこ -
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Posted by ブクログ
今度のガンダムは、武力によってこの世から紛争をなくそうとする集団のお話だそうです。
「沈黙の艦隊」?
いやいや、あれは、実際にはその武力を行使しないという縛りがあったのですが、直接、バンバン敵をたたきに行っています。それも、モビルスーツの圧倒的な性能差だけを頼りに。
もちろん、やっていることの矛盾については、作品中、気づいているのですが……今のところそれも、単なる負け惜しみという感じになっています。
これ、先の進み方によっては、メチャクチャ危ないマンガになると思うのだが……。理想が実現されても、実現されなくて殉教することになっても、イヤな展開になる予感がします。
富野 由悠季や、安彦 -
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