矢立肇のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
設定い違和感あり
・宇宙世紀の作品としては、初代官邸が宇宙に作られたという記述により過去の宇宙世紀作品と大きな齟齬を生んでいる点が、その後読み進める上でも、なんとなく納得できない引っかかりになるように感じてしまいました。
閃光のハサウェイの物語が、この後にあるとすると、これも違和感があります。
・作品自体は、引き込む力があり、心沸き立つシーンの描写も多々あります。
また、福井さんの作品のわりには、必要以上に武器の詳細の表現にページをさくことがなく読みやすいと感じました。
・読み物としてのレベルは高いと思うのですが、ガンダムの宇宙世紀の根幹にかかわるような設定に、不用意に触れて -
Posted by ブクログ
ガンダムネタ全開のシチュエーション・パロディ(って言うのか?)と、その真逆を行く妙にドロドロと生々しい人間関係や陰謀が混然として、凄まじくカオスな世界観を構築しているのは前巻以上。
しかしそのいびつな表現が一周回って、この作品を他作から徹底的に差別化してオンリーワンのものにしているのも事実。それがいいことなのかどうかは多分読者にゆだねられるのだろう。
巻末おまけの「ボツ企画」の生真面目でありつつどこかズレたコメントを見るに、作者はたぶん天然でこれをやっているように思える。芸術様式に例えるなら素朴派やアール・ブリュットのような「意図しない前衛」と言えるかもしれない。もちろん言い過ぎです。 -
-
-
-
-
-
-